【試合結果まとめ(1△1)】2019/4/13(土)19:00KO J1第7節 横浜F・マリノスvs.名古屋グランパス@日産スタジアム #横浜FM対名古屋



 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2019 明治安田J1 第7節 vs名古屋グランパス | 2019 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー

「アグレッシブに、両チームともいい試合ができたと思います。名古屋のような強いチームに対して自分たちからPKを与えてしまうと、やはり難しいゲームになってしまいます。
ですが、その後はしっかり切り替えて、自分たちのサッカーという部分でもうまくやってくれましたし、特に後半は自分たちがいい形をたくさんつくった中で、チャンスもたくさんつくれました。
本当に両チームとも、良い選手がそろっています。そんな名古屋を相手にミスをすると、それは大きなピンチにつながってしまいます。しかしその部分を含めても、自分たちは良いサッカーができたのではないかと思います」

質問:素晴らしいゲームでしたが。F・マリノスの良さや課題も全部出たのではなかったでしょうか?
「良い部分、悪い部分ということではなくて、川崎F戦もそうでしたが、早い時間帯に相手に得点を与えてしまうと、なかなか難しいスタートになります。やはり集中という部分で、しっかり入っていかなければなりません。
でも、毎試合チャンスはつくれていますし、これからもつくり続けていけると考えています。
ゴール前での判断という部分では、もう少し落ち着いてやらなければいけないと思います。自分たちの選手はまだまだ若いですし、経験が浅く、ゲームという部分でまだ試合をこなせていない選手もいます。ですがその中でも、うまくやれていますし、日々成長することが大事だと思っています。
今年は特に、最後の最後まであきらめずに勝ちに行くんだという意識を選手が出してくれています。今日も、三好選手が最後にゴール前まで行ってシュートを打ってくれました」

質問:最後のフィニッシュするという部分での、F・マリノスの武器については、どのように考えていますか?
「いろいろなチームがありますが、F・マリノスにはF・マリノスの予算があり、それを見ながらチーム構成をしなければなりません。限られた条件の中で、自分たちはチームとして、組織としてどう戦っていくのかというところを考えながら、今シーズンもチームづくりを行っています。
ご覧いただいたように、ウチのFWはジョー選手のような身長の高い大きなプレーヤーではありません。しかし、一人ひとりが、自分たちが目指すサッカーができるかどうか、信じてできるのかという点から出場する選手を選んでいます。そういう部分で、非常に良い選手がそろっていると思います。
自分は今53歳で、いつまで監督という仕事を続けられるかは分かりません。ですが自分が監督を始めてから、この攻撃的なサッカーを変えたことは一度もないのです。自分が信じるサッカーを、とにかくやりたい。そして見る側がワクワクするようなサッカーを常に続けたい。
もちろん結果は大事です。けれどもそれ以上に内容、自分がやろうとしているサッカーが、どこまで見る人に伝わって、喜ばせるような最高のサッカーができるのかというところを、自分は大事にしています。
コーチ陣も含めてチーム全員が、毎週毎週、全力で次の試合に向けて準備をしていますし、一人ひとりが妥協せずにベストを尽くしています。自分たちは何も変えることなくやり続けることが大事だと思いますし、そういう部分で、自分はこのF・マリノスというチームの指揮を執っているのだと考えています」

質問:今日の試合、PKを与えたシーンなど若い選手たちのミスもありました。どう意識づけをして、若い選手たちをどのように成長させたいと考えていますか?
「今日のPKに関していえば、判断のところだと思います。自分は、誰がミスを犯したということは重要視していません。自分が大事にしているのは、勇敢な気持ちを持って、どう立ち向かうかです。ミスを恐れずに、とにかく勇敢な気持ち、強いハートを持って、どうピッチに立つかだと思います。
そこには、経験があるとか・ないとかは重要視していません。誰にでも、ミスはあります。そこで個人を私が正すことではなく、自分たちで気づき、全体で伸ばしていく。次にやらなければいいということだと思います。そういう部分で、どう教えるかではなく、日々の成長だと自分は思いますので、そういうところに注意しながら、一人ひとりの選手を見ていきたいと考えています」

質問:今日、素晴らしいプレーをしてくれたパク イルギュ選手がチームに与える影響について、どう考えていますか?
「おっしゃったとおり、ジョー選手のシュートセーブも含め、素晴らしいプレーをしてくれたと思います。たくさんの好セーブをしてくれたのですが、GKというポジションはビルドアップもそうですが、局面局面でどう集中していくかだと思います。その部分で、今日パク イルギュ選手は、本当に集中を切らさず、勇敢な気持ちで止めてくれました。
彼が先発して3試合目ですが、うまくフィットしていますし、集中という部分で、驚くぐらいの良いパフォーマンスをしてくれています。
そして彼だけではなく、ウチのGKたちは全員一生懸命練習していますから、誰が出てもいい状況をつくれていると思います。チームのために何をもたらせるかと集中してくれていますので、これを続けていってほしいと思います」

選手コメント

チアゴ マルチンス

「難しい試合でした。相手は攻撃面でクオリティーの高いチームですが、五分五分の戦いはできたと思います。後半はウチの方がしっかり走って、相手にプレッシャーをかけていた。最後の最後まで勝つチャンスはありました。
ジョー選手はクオリティー、パワーともに素晴らしい選手ですが、空中戦では好きなようにさせなかったし、はっきりしたピンチは1、2回ほどでした。あとは、GKのパクイルギュが止めてくれたのが大きかったです」

遠藤 渓太

「(PKを与えた場面を)映像で見たんですけど、自分の反応が遅れていたのもありますし、ああいうところの上手さで負けたかなという感じです。
試合を通じて相手にチャンスをつくられましたけど、結果としてそのPK以外は、ディフェンス陣を含めて、みんなでゼロに抑えてくれた。自分のPKがなければ試合に勝っていたかもしれない。
それ以上にPKを与えたあと、もちろん取り返そうという気持ちでやりましたけど、そこで空回りしたし、上手く自分としてバランスを保てなかったのは、力不足かなと思います」

天野 純

「どっちに転んでもおかしくない試合だったけど、最後のところで自分が違いを出して勝負を決めなければいけなかった。
ゴール前までは侵入できているけど、最後の質が課題です。個々の力では名古屋の選手はうまいし、強い。そういった相手に互角のゲームができたのは収穫だと思いますけど、引き分けで全然満足していません。自分たちの個々のレベルアップを全員が目指していかないといけないと思います」

Jリーグ.jp

横浜FMvs名古屋の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2019年4月13日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 22,667人
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選手コメント

マルコス ジュニオール

--得点シーンについて。
相手のラインが高いことはスカウティングで分かっていたので、速いカウンター、速いパス回しからテル(仲川 輝人)にボールをもらって点を決めることができた。

--その後はなかなか決め切れなかったが、その課題をどうやって解決していくべきか。
集中力のところ。もうちょっと集中してトラップをして打ちやすいところに置いたり、ワンタッチで打つのかという判断のところだと思う。

--エジガル ジュニオ選手が離脱した中で中央でも結果を出せたが?
以前にもプレーしたことはあるけど、最近はサイドでのプレーが多いので難しいところもあったけど、日々の練習でもやっているので、エジガルが次の試合にも出ないのであれば準備はしている。

--今日も新しい技、元気玉をやったが、このペースだと技がなくなってしまうのでは?
1週間の間にどういう技があるかをしっかり調べてどんどん出していきたい(笑)。

--「マルコス選手が教えてくれないから違う技をやろうか」と話していた仲川選手が実際に隣で違う技をやっていたが?
今日に関してはテルには言ったけど違う技を出してきたので驚いた(笑)。でも、面白い絵になったんじゃないかと思う。

仲川 輝人

--得点シーンについて。
シン(畠中 槙之輔)がしっかりつないでくれたし、(三好)康児がツータッチぐらいで裏に出してくれたのでスムーズにいったし、自分でもいけたと思うけど、1点ビハインドだったし中のマルコス(ジュニオール)が自分よりフリーに近い状態だったので、もう少し前に出してあげたかったけどよく決めてくれた。

--三好選手のパスが仲川選手のスピードが落ちない絶妙なところに来たのでは?
毎試合、あそこのスペースというかCBとSBの間は狙っているし、康児と話し合いながらプレーしている。最高のパスを出してくれたし、それが点につながって、康児にもマルコスにも感謝している。

--ゴールパフォーマンスは事前に聞いていたようだが、違う技をやった。
マルコスが何をやるのかなと思っていたし、合わせるのは難しいと思ったので、自分からピッコロの魔貫光殺砲をやった。

--マルコス ジュニオール選手は「テル(仲川)には言った」と話していたが。
いや、試合中は全然聞こえない(笑)。

--試合中に言われた?
試合中に言われたんじゃないですか?いつ言ったって言ってました?

--試合前じゃなくて?
いや全然聞いてないです(笑)。分からないです(笑)。次は合わせようと思います。

 
 

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2019明治安田生命J1リーグ第7節vs名古屋グランパスハイライト動画 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

マルコス2戦連発!横浜 名古屋と1-1ドロー 指揮官は手応え― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1第7節は13日、2試合が行われ、横浜はホームで名古屋と1―1で引き分けた。開始早々にPKを与えて先制を許したものの、FWマルコス・ジュニオール(26)の2戦連続ゴールで追いついた。札幌は敵地でC大阪と対戦し、日本代表の森保一監督(50)が見守る中、1―0で競り勝った。

 合計27本のシュートが飛んだ乱打戦は引き分けに終わった。横浜のポステコグルー監督は「両チームとも持ち味が出た良い試合だった」と振り返った。PKから先制されたものの、前半20分に速攻からすぐさま追いついた。DF畠中が前方のMF三好にボールを送ると、三好はFW仲川に針の穴を通すようなスルーパスを供給。最後は仲川が左を並走するFWマルコス・ジュニオールに預け、この日1トップに入ったストライカーが冷静に右足でネットを揺らした。守備陣も元ブラジル代表FWジョーら屈強な個を封じ込め、価値ある勝ち点1を手にした。

ニッカンスポーツ

ランゲラック負傷 互いに譲らずドロー/横-名7節 – J1 : 日刊スポーツ

両者とも攻め合った1戦は1-1の引き分けに終わった。

先制点は名古屋グランパス。前半7分にPKを獲得し、FWジョーが落ち着いて左へ決めた。

対する横浜F・マリノスは11分にDF松原健がペナルティーエリア内の右よりから左足で狙うも、左ポストに直撃。すぐさま同点とはならなかった。

それでも20分に横浜が鮮やかなカウンターで同点とした。中盤のMF三好康児から絶妙なスルーパスがゴール前へ走るMF仲川輝人へ入る。さらに仲川と並走しながら受けたFWマルコス・ジュニオールが右足で決めた。

後半は一進一退の攻防に。マルコス・ジュニオールのシュートを途中出場の名古屋GK武田洋平が横っ跳びで止めると、横浜GKパク・イルギュもジョーとの1対1をストップ。互いに譲らず、最後までゴールは生まれなかった。

五輪世代の横浜三好が同点演出 海外修行の板倉刺激 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスはホームで名古屋グランパスに1-1で引き分けた。

東京オリンピック(五輪)世代のMF三好康児(22)は同点弾の起点になるスルーパスなど、攻撃の中心として気を吐いた。来年に迫った五輪を目指し、武者修業の地・横浜でまい進する。

試合終了の笛に、三好はピッチにあおむけに倒れた。後半ロスタイム、右サイドから約40メートルをドリブルで疾走し、ゴール正面で迎えたシュートチャンス。左足で放ったが、GK正面を突いた。そのままタイムアップとなり「ミートできなかった。自分が決めれば勝てた」と悔しがった。前半20分にはFWマルコス・ジュニオールの同点弾の起点となる絶妙なスルーパスも、勝ちきれなかった。

昨季、下部組織から育った川崎Fを離れて札幌へ期限付き移籍。2列目の主力としてリーグ26試合出場しチーム過去最高の4位に貢献した。今季は川崎Fに戻る選択肢もあったが、修業を続けることを決めた。目標の1つである東京五輪に臨めるのはわずか18人。下部組織時代からの同学年DF板倉はプレミアリーグの強豪マンチェスターCへ(現在は期限付き移籍でフローニンゲン所属)。仲間でありライバルのことも刺激にし、夢の舞台へ突き進む。【岡崎悠利】

サンケイスポーツ

横浜M、名古屋とドロー 今季ホームで4戦無敗 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田生命J1第7節、横浜M-名古屋(13日、日産ス)は1-1で引き分け。横浜Mは今季ホームで4戦無敗とした。

 先制したのは名古屋。ペナルティーエリア右でDF宮原が倒されPKを獲得。それを前半8分にFWジョーが冷静にGKの逆をついてゴール左へ決めた。

 追いつきたい横浜Mは同20分、相手のシュートをGK朴が弾くとそれを味方が回収。MF三好につなぐと前線で走るFW仲川にスルーパス。仲川が右からFWマルコスジュニオールに出すとゴール左へ同点弾をねじ込み前半を1-1で折り返した。

 ホームで勝ち点3を手にしたい横浜Mは追加点を奪おうと前線の3人が相手の裏へ抜け出し好機を何度も演出する。対する名古屋も同31分に相手と接触したGKランゲラックが負傷退場する不運に見舞われながらも、カウンターで応戦。ハイレベルなカウンターの打ち合いとなる。

 しかし、後半はともに守備陣が粘り、ゴールを割ることができずにタイムアップ。勝ち点を分け合い、横浜Mは12、名古屋は13に伸ばした。

2戦連発の横浜M・マルコスJ「どんどんゴールして新しい技見せたい」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第7節第1日(13日、横浜M1-1名古屋、日産ス)横浜Mはマルコスジュニオールが2試合連続ゴールと好調だ。1点を追う前半20分。仲川の折り返しを受けると冷静にGKの位置を確認し、左隅に流し込んだ。大好きな日本のアニメ「ドラゴンボール」の登場人物の技を披露するゴールパフォーマンスも定着しつつあり「どんどんゴールして新しい技を見せたい」と頬を緩めた。

 当初は左FWを任されたが、エジガルジュニオの故障を受けて中央で出場。小柄ながらスピードとシュートの巧みさを生かし、エースの穴を埋める活躍を見せている。

スポーツ報知

【横浜M】MF三好康児が同点ゴール演出…移籍し成長、同じ「41」家長の背中追う : スポーツ報知

 横浜Mはホームで名古屋に1―1で引き分けた。0―1の前半20分、U―22日本代表MF三好康児(22)がカウンターの起点となり同点ゴールを演出。同県内のライバルである川崎から札幌、横浜Mへと期限付き移籍した20年東京五輪のスター候補の成長を、田中雄己記者が「読み解く」。

 J屈指の攻撃力を誇る2チームの対決で、背番号41がひときわ輝きを放った。前半20分。カウンターを仕掛ける中、ピッチ中央でボールを受けたMF三好は「輝くん(仲川)のスピードを落とさないように」とダイレクトでスルーパスを出し、同点弾を演出した。

 私は川崎でプロデビューした15年から三好を見てきた。前方にはスペースが広がり、当時なら得意のドリブルで持ち込む姿も想像できたが、この日は相手に帰陣する時間を与えない最善の選択だった。

 今季担当する川崎と横浜Mでは、取材ノートのそこかしこに「41」が登場する。昨季リーグMVPの川崎MF家長昭博(32)と東京五輪世代の三好。背番号の数字として珍しく頭に残りやすいこともあるが、好機に絡む回数がとにかく多い。

 「川崎ユース最高傑作」とうたわれる三好は17年に家長と共にプレーしたが、出場機会を求め18年に札幌に期限付き移籍。外に出たことで発見があった。「いろいろな戦術の下で学び、自分の伸びしろは増している」。同点弾の起点となった場面も数的優位の形を好む札幌・ペトロヴィッチ監督(61)の下で“目”を鍛えられた影響があるだろう。

 移籍したことで指標となったのが、プロ16年で7クラブを渡り歩く家長。今でもよく食事に行く間柄で「常にチャンスの起点になるし、出し手にも受け手にもなれる。あのようになりたい」と札幌、そして横浜Mでも「41」をつけ、背中を追うことに決めた。家長も「戦術も環境も違う場所で出続けるのは並大抵なことではない」と“後継者”を認める。同じ東京五輪世代の板倉や堂安は海を渡ったが「今いる環境でどれだけやれるか」と覚悟は固い。

 試合会場からほど近い横浜アリーナでは、今年6月にデビュー「41」周年を迎えるサザンオールスターズがライブを行った。今年は「41」が熱い。(横浜M、川崎担当・田中 雄己)

【横浜M】採点&寸評 名古屋に1―1でドロー。MOMは、好セーブ連発の朴 : スポーツ報知

 横浜Mはホームで名古屋に1―1で引き分けた。前半8分にPKで先制点を献上したが、同20分にカウンターから最後はFWマルコスジュニオールが押し込み、同点。J屈指の攻撃力を誇る両クラブの一戦は、痛み分けに終わった。

採点、寸評は以下の通り。

ポステコグルー監督【5・5】“矛矛対決”に気合。ピッチ上よりアクション多め

GK〈1〉朴一圭【6・5】MOM。好守連発。手足の指先まで神経研ぎ澄ます

DF27松原健【5・0】足でポストに当て、手(スローイン)で相手に渡した
 〈13〉チアゴマルチンス【5・5】勤勉さは伝わるが、大胆さも欲しい。ぜいたくか
 44畠中槙之輔【6・0】最後尾から起点。代表選手としてはもっと機転を
 〈18〉広瀬陸斗【5・5】走ってどこでも登場。決定力UPでスペシャルに

MF〈8〉喜田拓也【6・0】危険に駆けつける番犬。1チームに1人欲しい
  〈10〉天野純【5・5】両チーム一番走る献身性。あとは攻撃性と両立を
  41三好康児【6・0】名脇役にはなれた。シュートさえ入れば主役
  23仲川輝人【6・0】どんな道でも強行突破。できちゃうのが頼もしい

FW〈9〉マルコスジュニオール【6・5】元気玉パフォーマンス。元気集めなくても打てそう
  〈11〉遠藤渓太【5・0】PK献上。挽回試みるも、悩んで迷って時間経過

  〈6〉扇原貴宏【―】出場時間短く採点なし

※平均点は5・5~6・0。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜1-1名古屋|両チームのFWが期待通りのゴール。MOMは84分に好守を見せた守護神 | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 5.5
前半は名古屋の出足の鋭い守備に手を焼く。それでも後半は押し込む時間帯が長く、いくつかのゴールチャンスを作ってみせる。そこで決め切る力を示せず、勝ち切れなかった。

名古屋 5.5
多くのチャンスを作るも1点止まり。攻撃は機能したが、守備面では多くのピンチを迎えた。良い意味でも悪い意味でも“らしい”ゲームとなった。
 
 
【横浜|採点・寸評】
MAN OF THE MATCH
GK
1 朴 一圭 6.5
素早いリスタートで組み立てを後押し。84分のジョーとの1対1はファインセーブでしのぎ、勝点1獲得に大きく貢献。ハイボールの処理も安定していた。

DF
27 松原 健 5
パスの乱れなど全体的に安定感を欠く。11分の決定機はポスト。スローイン、もっと丁寧に。

13 チアゴ・マルチンス 5.5
軽率なパスミスもあったが、丁寧なつなぎでビルドアップに尽力。スピード勝負では負けず。

44 畠中槙之輔 5.5
ロングフィードや縦パスの質は高い。終了間際のゴール前でのボール逸はいただけない。

18 広瀬陸斗 5.5
攻守両面で積極的な姿勢を示す。アディショナルタイムの決定機は決めたかった。

MF
8 喜田拓也 6.5
狙いを定めた守備が効いていた。攻撃面でも機を見た攻め上がりで好サポートを披露。

10 天野 純 6
序盤のピンチは身体を張って阻止。守備で奮闘しつつ、正確なミドルパスを供給した。

41 三好康児 6
受けて、捌いて、のプレーでテンポアップを図る。最後のシュートはGK正面。

FW
23 仲川輝人 6.5
M・ジュニオールの同点弾をアシスト。敵の背後を狙い、右サイドから好機を演出した。

9 マルコス・ジュニオール 6.5
正確な右足ショットでネットを揺らす。それ以外でも見せ場を作り、脅威を与えた。

11 遠藤渓太 5(81分OUT)
痛恨のPK献上。チャンスになりそうな場面でも仕事ができず。アグレッシブさは見せたが……。

途中出場
MF
6 扇原貴宏 ―(81分IN)
ボランチでプレー。狭いスペースでも鋭いスルーパス。出場時間が15分未満のため採点なし。

監督
アンジェ・ポステコグルー 5.5
交代枠をふたつ残してドロー。ベンチワークでチームを活性化させることはできなかった。

横浜vs名古屋、白熱の攻防の末に1-1ドロー! 両ブラジル人FWがネットを揺らす | サッカーダイジェストWeb

ーー後半は互いにチャンスを作るも生かし切れず

J1リーグは4月13日、7節の2試合を開催。日産スタジアムでは、横浜F・マリノス対名古屋グランパスの一戦が行なわれ、1対1の引き分けに終わった。

 試合は立ち上がり、名古屋が敵陣に押し込みチャンスを創出。開始4分、長谷川アーリアジャスールのパスを受けたジョーが決定的なシュートを放つが、これはGK朴一圭の好守に阻まれる。しかし8分、名古屋は宮原和也が相手のファウルを誘ってPKを獲得。これをジョーが落ち着いて沈め、名古屋が先制した。

 だが横浜もすぐさま反撃。11分に松原健がカーブをかけたテクニカルな左足のシュートを放つもポストを直撃。それでも20分、自陣からカウンターを発動すると、三好康児のスルーパスに抜け出した仲川輝人が中央へ折り返しのラストパス。これをマルコス・ジュニオ―ルが右足で決めて横浜が同点に追いついた。

 30分、名古屋にアクシデント。守護神のランゲラックがボールを追った横浜の遠藤渓太と激突し、負傷退場となってしまう。名古屋はランゲラックに代えてGK武田洋平を投入した。

 前半を1-1で折り返した後半は、球際の攻防が激しく、一進一退の展開に。横浜は三好、名古屋はガブリエル・シャビエルの両レフティがチャンスを演出するが、決定的なシーンには至らない。

 結局、後半は互いにチャンスを量産するも決め手を欠き、1-1のドローに終わった。 

【横浜】今季初先発で痛恨のPK献上…この悔しさを遠藤渓太は原動力にできるか | サッカーダイジェストWeb

–「次以降の試合で取り返す」

 痛恨のPK献上だった。

 7分、遠藤渓太は自陣エリア内で名古屋の宮原和也を倒してしまい、ファウルの判定に。このPKをジョーに決められてしまった。

「映像で見ましたけど、自分の反応が遅れてしまったし、ああいうところの“上手さ”で負けたかなという感じです」

 自らの失策を挽回しようと、その後はアグレッシブにプレーしたが「空回りしてしまった」。前半は特に気持ちの部分でPK献上を引きずってしまったという。「それが自分の弱さ。もう少し、やりようはあったはず」。左サイドからの果敢な仕掛けで攻撃を勢いづけるシーンもあったが、目に見える結果を残せず、81分に途中交代。不完全燃焼に終わった。

 前節のFWエジガル・ジュニオの負傷もあり、リーグ戦では今季初先発のゲームだった。「もちろん、今日の試合に対する想いは強かった」と、いつも以上に高いモチベーションで臨んだはずだったが、思うようなパフォーマンスを示すことができなかった。

「次以降の試合で取り返す」

 この悔しさを次にどう生かすか。東京五輪世代の期待のアタッカーのリバウンドメンタリティに期待したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜】最多得点の名古屋も大いに困惑!? 懐の深さを示した“守備の駆け引き” | サッカーダイジェストWeb

–対戦相手や状況に応じて柔軟に対応し、修正を施す

 失点はPKによる1点のみ。決定的なピンチもあったが、GK朴一圭のファインセーブもあり、追加点を許さなかった。

 ホームに迎えた名古屋は、リーグトップの得点力(14点/6節終了時)を誇るチームだ。そんな難敵に対し、攻撃的なサッカーを標榜する横浜が流れの中からゴールを割らせなかった点は評価したい。

 前半の途中には、プレーが途切れたタイミングで、アンカーの喜田拓也がタッチライン際でスタッフたちと話し合う姿があった。

「ビルドアップのポジショニングと、あとはリスク管理のところですね。(名古屋の攻撃陣は)けっこう攻め残っていたので。2トップに加えて、両サイドハーフも戻らない時があった。そうなると、人数が足りなくなる場面もあったので、そこで誰を下げるかを確認していました」

 名古屋からすれば、2トップと両サイドハーフの計4人が攻め残れば、必然的に自分たちの守備が手薄になる。横浜にとっては人数をかけて押し込むチャンスでもあるが、そこで不用意なボールロストがあれば、一気に形成は不利になる。

 仕掛けると同時に、守備の準備をする。「押し込んだ時に、引っ掛けられて、(攻め残っている選手に)スパーンとつけられたら、もう数的不利になる」(喜田)。そんなシチュエーションも想定しながら、横浜は中盤の攻防で人員をしっかりと確保し、名古屋の攻撃力を低減させるように努めた。

 名古屋戦は1-1と勝ち切れなかった。序盤にビハインドを背負うも、前半のうちにマルコス・ジュニオールのゴールで追いつき、後半は攻勢を強めていくつかの決定機を作れていただけに、悔しい結果だったと言える。ただ、リーグ屈指の攻撃力を持つ相手に対し、“守備の駆け引き”で隙を見せず、手堅く戦い抜いて敗戦は免れた。

『アタッキング・フットボール』というスタイルはブレていないが、対戦相手や状況に応じて柔軟に対応し、修正を施す――勝点1しか得られなかったとはいえ、懐の深い戦いぶりだった。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜FM 1-1 名古屋 PHOTO】白熱の攻防戦は両ブラジル人FWがネットを揺らすも決め手を欠きドロー終了・・・ | サッカーダイジェストWeb

サッカーキング

上位対決は1-1のドローに…横浜FM、名古屋ともに決定機を決められず | サッカーキング

 8分、宮原和也が遠藤渓太に倒されて獲得したPKをジョーが冷静に左隅に沈めて名古屋が先制する。

 20分、カウンターから三好康児のスルーパスに抜け出した仲川輝人が中央に折り返すと、フリーになったマルコス・ジュニオールが冷静に流し込んだ。

 しかしその後名古屋にアクシデントが発生する。GKのミチェル・ランゲラクが仲川のクロスを飛び出して防いだ際に、遠藤に頭部を蹴られる形となり負傷。武田洋平との交代を余儀なくされた。

後半に入ってからも両者が積極的な攻撃を見せる展開となり、M・ジュニオールやジョー、広瀬陸斗などが多くの決定的なチャンスを迎えたもののいずれもネットを揺らすことはなく1-1のドローとなった。次節は20日、名古屋はホームでジュビロ磐田と、横浜F・マリノスは敵地で北海道コンサドーレ札幌と対戦する。

フットボールチャンネル

名古屋ドローで首位奪還ならず。ジョーPKで先制も横浜FMに同点許す | フットボールチャンネル

 明治安田生命J1リーグ第7節の試合が13日に行われ、横浜F・マリノスと名古屋グランパスが対戦した。

 名古屋は前節の敗戦で首位の座を失ったが、首位と2ポイント差の3位。一方の横浜FMも5位につけており、首位浮上を射程圏内に捉えたチーム同士の上位対決となった。

 今季リーグ最多得点を記録している名古屋は序盤から積極的に仕掛け、前半8分には早くも先制点を奪う。宮原和也がペナルティーエリア右隅で遠藤渓太に倒されてPKを獲得し、ジョーが開幕戦の2得点以来となるゴールを叩き込んだ。

 だが横浜FMもすぐさま反撃。11分には松原健のシュートが惜しくも左ポストを叩く。20分には自陣深い位置から長いカウンターを繰り出し、三好康児のスルーパスを受けた仲川輝人が右サイドからダイレクトで折り返すと、最後はマルコス・ジュニオールが今季4点目となるゴールを蹴り込んで1-1とした。

 名古屋は前半のうちに守護神ランゲラックが接触プレーで負傷し、交代するアクシデントに見舞われる。その後も両チームに決定機が相次いだが、前半は1-1のまま折り返した。

 後半も両チームが積極姿勢を維持して攻め合う展開。どちらに決勝ゴールが生まれてもおかしくない試合となったが、両GKの好守もあってスコアは動かず。勝ち点1を分け合う結果となった。

ゲキサカ

名古屋は守護神ランゲラックが負傷退場…横浜FMとの上位対決はドロー | ゲキサカ

 J1第7節、日産スタジアムで行われた横浜F・マリノス対名古屋グランパスの一戦は、1-1の引き分けに終わった。3位と5位の上位対決だったが、勝ち点1ずつを分け合い、名古屋が13、横浜FMが12となった。

 横浜FMは前々節よりGKを朴一圭に変更。すると、2戦連続無失点と好結果をもたらした。しかし前節の浦和戦でセンターFWとして出続けていたFWエジガル・ジュニオが左足ハムストリングの肉離れを発症。FW遠藤渓太が今季初先発となった。

 一方の名古屋は3戦連続でスタメンに変更なし。しかしベンチ入りメンバーではMF杉森考起とMF榎本大輝が復帰を果たした。[スタメン&布陣はコチラ]

 先制点は名古屋が決めた。前半8分、エリア内でDF宮原和也が遠藤に蹴られてPKを獲得する。これを蹴るのはFWジョー。開幕戦の2ゴール以来、ゴールのなかった昨年の得点王だが、GKとは逆の左隅にしっかりと蹴り込んで、6試合ぶりのゴールを奪った。

 ただ横浜FMもすぐに反撃。前半11分にDF松原健がエリア内から狙った左足シュートはクロスバーに嫌われたが、同20分、カウンターからMF三好康児がスルーパス。FW仲川輝人がダイレクトで折り返すと、FWマルコス・ジュニオールが流し込んで、同点に追いついた。

 そして同点とされた名古屋に更なる悲運が襲う。前半29分にクロスボールを処理したGKランゲラックと遠藤が激しく接触。ランゲラックは頭部を負傷してしまう。その場で治療が試みられたが、メディカルの判断は「×」。急きょ、GK竹田洋平との交代を余儀なくされた。

 1-1のまま入った後半。互いに決めきれない展開になる。後半17分に横浜FMはゴール前でFKを獲得。マルコス・ジュニオールが蹴った右足シュートは壁を越えるが、惜しくも枠左に外れる。名古屋は後半25分から投入されたMF相馬勇紀の再三にわたる仕掛けからチャンスを作るが、あと一歩詰め切れず。同39分のカウンターから迎えたジョーの決定機も、GK朴のビッグセーブに防がれてしまった。

かめはめ波、気円斬に続くゴールパフォ第3弾は…横浜FMマルコス「面白い絵になった」 | ゲキサカ

 かめはめ波、気円斬の次は元気玉だ。横浜F・マリノスは0-1の前半20分、鮮やかなカウンターから同点ゴールを奪った。

 自陣からDF畠中槙之輔が正確なロングパスを送り、MF三好康児が前を向いて前線に走り込むFW仲川輝人に絶妙なスルーパスを通した。仲川は並走するFWマルコス・ジュニオールにワンタッチでラストパス。これを冷静にマルコスが右足でゴール左隅に流し込んだ。

三好「槙くん(畠中)が自分の位置を見てくれていた。そこでボールをもらえて、パスはテルさん(仲川)がスピードを落とさないところに出そうと。そこは練習でも試合でもイメージを共有できているし、うまく合わせられた1点だった」

仲川「自陣の深い位置から槙(畠中)がよくつないでくれた。自分でも行けたと思うけど、中のマルコスも見えていたし、自分よりフリーに近い状態だった。もう少し前にラストパスを出してあげたかったけど、よくマルコスが決めてくれた。(三好が)最高のボールを出してくれた。(三好)康児にもマルコスにも感謝している」

 お互いのイメージが見事に合致した見事な連係からの一発。得点までは流れるようなコンビネーションだったが、得点後のパフォーマンスはそうもいかなかったようだ。「マルコスが何をやるのかなと。合わせるのは難しかった」と打ち明けたのは仲川だ。

 大の『ドラゴンボール』ファンで知られ、スキンヘッドの風貌もあって「クリリン」の愛称で親しまれるマルコスはフルミネンセ時代からゴールパフォーマンスでたびたび「かめはめ波」を披露してきた。実際、来日初ゴールを決めた3月10日の川崎F戦(△2-2)では仲川、FWエジガル・ジュニオと並んで3人でかめはめ波。ところが、川崎F戦以来の得点を決めた前節の浦和戦(○3-0)では突如、クリリンの必殺技である「気円斬」を披露したため、横にいた仲川は驚いてパフォーマンスをそろえることができなかった。

 そして、2戦連発となったこの日、マルコスが見せたのは両手を広げて天にかざす「元気玉」のパフォーマンス。そして隣では右手の指を眉間に当てる仲川の姿があった。「何をやるか分からなかったので、自分からピッコロの『魔貫光殺法』をやりました」と仲川。マルコスは「今日はテル(仲川)には(何の技をやるか)言っていた」と話したが、仲川は「まったく聞いてない」と首を振った。プレーでは抜群の連係を見せた2人だが、ここでは“コミュニケーション不足”があったようだ。

「違う技を出してきたので驚いた」と笑ったマルコスだが、「でも、面白い絵になった」と、2人が並んで異なる必殺技を見せたことに満足した様子。かめはめ波、気円斬、元気玉と次々と必殺技を繰り出しているが、「1週間の間にどういう技があるか調べて、どんどん出していきたい」と、さらなるゴール量産と新パフォーマンス披露に意欲を見せ、仲川も「次は合わせようかな」と笑顔で話していた。

(取材・文 西山紘平)

PK献上の横浜FM遠藤渓太「取り返そうという気持ちが空回した」 | ゲキサカ

 PKを与えてしまったことも、そのプレーを引きずってしまったことも悔やまれた。試合開始早々の前半7分、横浜F・マリノスのFW遠藤渓太は自陣PA内でDF宮原和也を倒してしまい、PKを献上。これをFWジョーが決め、名古屋が先制した。

「映像も見たけど、自分の反応が遅れていたし、ああいうところの上手さでも負けたのかなと思う」。そう振り返った遠藤は「PKを与えたあと、取り返そうという気持ちでやったけど、それが空回りして自分を立て直せなかったのは力不足」と唇を噛んだ。

 チームは前半20分に同点に追いついたが、遠藤自身はなかなかリズムに乗れなかった。前半28分、FW仲川輝人のクロスに飛び込むと、GKランゲラックと激しく交錯。遠藤の膝が相手GKの頭部に当たってしまい、ランゲラックは脳震盪で途中交代した。前半33分にも宮原に対するアフターチャージでイエローカードを受けた。

「取り返そうという気持ちが空回して引きずってしまった。切り替えられるようにしないといけなかったし、後半は自分の特長を出してチャンスもつくれたけど、PKを与えた人間としてはそれ以上に取り返さないといけなかった」。結局、試合は1-1のドロー。「PK以外は(失点)ゼロに抑えていた。自分のPKがなかったら勝っていたかもしれない」と反省し切りだった。

(取材・文 西山紘平)

ジョーとの初対決を楽しんだ畠中槙之輔「こういう選手ともっとやりたい」 | ゲキサカ

 元ブラジル代表FWとのマッチアップを楽しんだ。横浜F・マリノスのDF畠中槙之輔は名古屋FWジョーとの初対決を終え、「ああいう体の大きな選手の戦い方、ボールの置き方は日本人と違う。それを試合で感じられたし、どうやったらボールを奪えるのか考えながらやれた。ジョー選手を通じて自分に足りない部分も見えてきた」と充実した表情を浮かべた。

 ジョーのPKで先制を許したが、その後は粘り強い守備で対抗。ジョーには5本のシュートを打たれたが、GK朴一圭も好セーブもあり、最少失点に食い止めた。3月のキリンチャレンジカップで日本代表に初選出され、3月26日のボリビア戦でA代表デビューを果たした23歳は「上を目指したいし、意識は変わった」と、高いモチベーションを維持している。

「代表に入っている選手はみんな個性がある。比べようがないけど、生き残っていくには自分の持ち味を磨いて、弱点をなくしていかないといけない」。0-1の前半20分には自陣深い位置から正確な縦パスをMF三好康児に通し、鮮やかなカウンターから同点ゴールの起点になった。

「監督も足元、足元にならず、一個飛ばして見ろとハーフタイムに言っていた。後半にも何回かそういうプレーを見せられたし、やりたいことが少しはやれた。(前半の得点シーンは)相手が前がかりになっていたところでうまく(三好)康児が顔を出してくれた」

 攻守で存在感を示した若きセンターバックはジョーとの対戦について「楽しみだったし、やってみてすごい選手だなと思った」と目を輝かせ、「こういう選手ともっとやりたいと思った」と意欲に満ち溢れていた。

(取材・文 西山紘平)

横浜FM、名古屋との上位直接対決は1-1ドロー(16枚) | ゲキサカ
攻撃サッカーの激突…熱戦をさらに盛り上げた横浜FMサポーター(16枚) | ゲキサカ
度重なる好セーブで横浜FMを救ったGK朴一圭(8枚) | ゲキサカ
ジョーと火花バチバチ! 横浜FM畠中「もっとやりたい」(4枚) | ゲキサカ
横浜FMの司令塔MF天野「自分が違いを出さなければ…」(6枚) | ゲキサカ
「映像も見た」PK献上シーンを振り返る横浜FM遠藤渓太(4枚) | ゲキサカ
“ダブル”元気玉ならずも…横浜FMマルコス「面白い絵になった」(8枚) | ゲキサカ
“異色コラボ”はなぜ生まれた?魔貫光殺法の横浜FM仲川「次は合わせようかな」(6枚) | ゲキサカ

スポルティーバ

2019/04/15 勇敢なF・マリノス。「本家」風間サッカーを超える攻撃志向|Jリーグ他|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

浅田真樹●取材・文

 まずは単純に、見ていて面白い試合だった。

 J1第7節、横浜F・マリノスvs名古屋グランパスは、1-1の引き分けに終わったが、お互いがチャンスを作り合い、ゴール前での際どいシーンが繰り返された試合は、「どっちにも勝つチャンスがあった。(勝敗が)どっちに転んでもおかしくなかった」(横浜FM・MF喜田拓也)。

 名古屋の風間八宏監督曰く、「すごく緊迫したいいゲーム」。また、横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督曰く、「両チームともアグレッシブに攻め合ったいいゲーム」。両指揮官とも、勝てる試合だったという悔しさを吐露しつつも、この一戦をそう評した。

 試合前から好ゲームの期待はあった。

 前節終了時点、勝ち点12で3位の名古屋と、勝ち点11で5位の横浜FMの上位対決というだけでなく、ボールを保持して攻撃的に試合を進めることを得意とするチーム同士の対戦だったからだ。

 だが、試合は少々意外な形でスタートした。

 低い位置からパスをつなぎ、攻撃を組み立てようとする横浜FMに対し、名古屋は前線からボール保持者にプレッシャーをかけてパスコースを限定し、パスカット、あるいは、横浜FMのミスを誘って、チャンスを作り出した。

 試合開始8分にして名古屋が奪ったPKによる先制点も、そんな流れのなかで生まれたものだ。

 もし、ここで横浜FMが名古屋のプレスを嫌がり、ひとまずロングボールでその場をしのぐ戦略を採っていたら、試合はまったく異なる展開になっていた可能性もある。面白い試合にはならなかったかもしれない、ということだ。

 しかし、あくまでも横浜FMは、自分たちがボールを保持して試合を進めることにこだわった。喜田は、さも当然のように語る。

「状況によってはクリアも必要だが、勇気を持ってつなぐことが大事。相手が(プレスを)ハメてくるのに対して、どうビルドアップするか。(事前に分析しても)試合が始まってみないと、相手がどう出てくるのかわからないが、チームとして少しずつアジャストしていけた」

 前半20分の横浜FMの同点ゴールは、電光石火のカウンターアタックから生まれたものだったが、その起点となったのは、押し込まれる展開のなかでも、DF畠中慎之輔が落ち着いてMF三好康児へと通した縦パスである。

 一見、試合は名古屋が優勢に進めていたように見える。横浜FMは思うようにパスをつなげず、苦しんでいた。

 だが、見方を変えれば、ボールを保持していたのは、常に横浜FMのほうだ。名古屋の風間監督が語る。

「とくに前半は、何人かの選手が相手を受け入れ、”相手のパズル”になってしまい、ボールを持つことを止めていた」

 いかにも風間監督らしい表現だが、要するに、うまく相手のパズルを解いている(プレスをかけている)ように見えても、パズルを作っているのは、ボールを保持している側である。その意味で言えば、主体的にゲームを進めていたのは、横浜FMのほうだった。

 つまりは、ポゼッションにこだわった攻撃志向の強いチーム同士の対戦が、期待どおりの好ゲームとなった最大の要因は、横浜FMが自分たちのスタイルを貫き通したことにある。

 従来、ポゼッション重視の攻撃的スタイルと言えば、川崎フロンターレを率いた時代から続く、風間監督の代名詞だったが、その”本家”を後手に回らせるほどの、横浜FMの徹底ぶりだった。柔軟なポジション取りで横浜FMの攻撃を支えた、DF広瀬陸斗が語る。

「相手に関係なく、今までどおりの立ち位置で、いつもどおりのサッカーをやっただけ。プレッシャーがかかっても、スペースを見つけて連動してパスをつなぐ。(相手のプレッシャーを避けるため)蹴ろうと思えば、いつでも蹴れるが、自分たちのサッカーをして勝たないと意味はない」

 ポステコグルー監督は感情を顔には出さず、淡々とした口調ながらも、自信に満ちた言葉を口にする。

「自分は監督として、今まで攻撃的なサッカーを一度も止めたことがない。信じるサッカーを続けるだけ。もちろん結果も大事だが、見る人がワクワクするサッカーをやりたい」

 横浜FMの徹底したこだわりは、1-1で迎えた試合終盤の選手交代にも表れていた。

 後半25分、先に動いたのは名古屋だった。ボールを収めることのできるMF和泉竜司に代え、ドリブラーのFW相馬勇紀を投入。もう1点を取るための手としては一般的で、非常にわかりやすい交代策である。

 一方、横浜FMは後半36分、FW遠藤渓太に代えて、MF扇原貴宏を投入。中盤を厚くし、よりボール保持率を高めたうえで、相手を押し込むことを狙った。結果として、どちらがより有効だったかはともかく、自らのスタイルへのこだわりという意味では、ここでも横浜FMは”本家”以上に際立っていたように見える。

 もちろん、そこには、「我々にはビッグクラブのような予算はなく、そのなかでチーム編成をしなければならない」(ポステコグルー監督)という事情もある。

 指揮官は「(個人に頼るのではなく)チームとしてアタッキングフットボールを目指す」と言うが、FWジョー、MFガブリエル・シャビエルといった、J1屈指の助っ人を獲得できる名古屋などとは手持ちの駒が違う以上、そうせざるを得ない面があるのも事実だ。

 MF天野純が「ゴール前までは進入できているので、(それを得点につなげるために)個人の質を上げることが大事」と話すように、スタイルの確立が実感できているだけに、それが得点に結びつかないもどかしさも、確かにある。今季J1での、これまでの7試合を振り返っても、チャンスの数とゴールの数が釣り合わない試合が少なくない。

 だが、平均年齢24.64歳(名古屋戦の先発メンバー)という若いチームは、右肩上がりの成長途上にあり、今後の楽しみも大きい。悔しさの残る引き分けも、現時点では、「名古屋は個人個人がうまく、強かった。その相手と互角のゲームができたことは収穫だった」(天野)と、考えていいのではないだろうか。

 ポステコグルー監督は、何度も「courage(勇敢)」という言葉を口にして言った。

「自分たちが目指すサッカーを信じ、ミスを恐れず、勇敢に立ち向かうことが重要だ」

 少なくとも、横浜FMの勇敢さを示すに十分な試合であったことは間違いない。

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2019マッチレポート | 4月13日 vs 名古屋 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

こけまりログ

2019/04/12/ 【スタジアム観戦情報まとめ】2019/4/13(土)19:00KO J1第7節 横浜F・マリノスvs.名古屋グランパス@日産スタジアム #横浜FM対名古屋
 
 

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