【試合結果まとめ(2●3)】2020/11/3(火)13:00KO J1第31節 横浜F・マリノスvs.鹿島アントラーズ@日産スタジアム



 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2020 明治安田J1 第31節 vs鹿島アントラーズ | 2020 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー

「本当に残念な内容で、残念な結果になってしまいました。特に後半は、まったくゲームコントロールできない展開で、このような結果になってしまいました。本当に残念です」

質問:後半、鹿島がスタートから圧力を掛けてきて、それに対してF・マリノスがボールを支配する時間を取り戻すことができませんでした。それは、どういうところに原因があったのでしょうか?
「今おっしゃったように、後半なかなか自分たちがコントロールできず、相手が勢いに乗って来ました。その原因ですが、まずは自分たちのサッカーができていなかったことです。
相手のプレッシャーというのは、今日の鹿島だけではありません。他のチームもプレッシャーを掛けてきます。その中で自分たちのサッカーができなければ、やはり難しいゲームになります。そして、ああいう個のミスであったり、個のハードワークが出なかったりとか、1対1のデュエルの場面で強さが欠けてしまうと、ああいう形になってしまいます。仮に、自分たちが少ないチャンスを生かして勝ったとしても、自分たちのサッカーができていなかったという大きな問題は残ったでしょう。
鹿島がしっかりと強くプレッシャーを掛けるなど、彼らは勝ちに値するプレーをした、それだけだと思います」

質問:ゲームコントロールという部分ですが、9月の3連敗や今日の逆転負けなどもありました。どのように捉えていますか?
「自分としては、今シーズン、コントロールができなかったゲームが、たくさんあったとは思っていません。
ただ、とにかく今日のゲームに関しては、後半、特にコントロールができませんでした。もちろん今シーズン、後半に失点したことはありましたけれども、後半の45分間、すべてにおいて自分たちがなかなかボールをコントロールできなかったというのはなかったことだと思います。
自分たちがボールを持っていなければ、相手がボールを握っているということで、プレッシャーが掛かります。その中で自分たちは、メンタルやフィジカルに弱さが出たのかと思います。今日のように相手がボールを持っている展開になると、勝つのは難しくなります。
自分たちのサッカーが、今日の後半は出ていなかったと思いますので、そういう部分をしっかり見てやっていかなければいけないです」

選手コメント

水沼 宏太

「やっぱり、自分たちが90分間を通して“勝ちたい”という気持ちを、一人一人が出し切れなかったというところだと思います。
自分たちが勝つために何をしなければならなかったというところで、審判のジャッジに向いていくのではなく、自分たち自身に向き合ってやらなければなりませんでした。そういう所を狙っているのが鹿島なので、一瞬のスキを見せてしまったと…。やるべきことをやり切れなかったのではないか、という印象です。

(後半に流れが変わってしまった)ボクたちの距離感も良くなかったですし、自分たちがプレッシャーを掛けていっても、相手がシンプルに前にボールを蹴って来て、そのセカンドボールを拾って来るというやり方を徹底していました。ボクらがしっかりとセカンドボールを拾い、一つ目二つ目のボールをしっかりとつなぐことにフォーカスしてやっていれば、もっともっと前にボールを持っていくチャンスはあったと思います。一つ目二つ目に引っかかったことによって、二次攻撃・三次攻撃という形で押し込まれて体力を奪われてしまった部分もあったと思います。鹿島が、相手にとって何が嫌なのかという所を徹底してやって来たという印象もあります。

ボクらのサッカーをやり続けられなかったという課題もあると思います。前半は、すごく良かった時間もかなりあったので、1試合を通してのゲームマネジメントを意識してできれば良かったと思います。

スタジアムの雰囲気は、シーズン最初のころに比べて、普段のスタジアムに戻って来た印象もありますし、ファン・サポーターの皆さんの拍手だったりが力になったので、何としても勝ちたかったです。ボク自身も久しぶりのスタメンだったので、とにかく結果を残さなければならないという気持ちで臨みました。結果を残すというのは、チームを勝たせるプレーをしなければならないということです。それができなかったので、とにかく悔しい気持ちでいっぱいです。

リーグ戦、ボクらは他のチームよりも残り試合が少ないのですけど、とにかくやり切るということが大事です。期待してくれている・応援してくれているファン・サポーターの皆さんのために、もっともっと感謝の気持ちを持って、責任を持ってプレーしたいと思います」

エリキ

「後半、自分たちのサッカーができなかった要因としては、やはりパスミスが多かったことだと思います。スタメンで出た11人、交代で入った控えの選手も全員、パスミスが多かった、集中力が欠けている部分はあったと思います。
このように自分たちのサッカーを見せることができないと、こういう残念な結果に終わってしまう。サッカーというのは、そうなり得る競技だと思います。

(後半の、エヴェラウド選手への対応については)
特に相手の特定の選手にどう対応するかというのは、チームとして一番大事な部分ではなかったと思います。後半、ボクが左から右にサイドを変えたのも(相手への対応ということではなく)、チームとしても個人としても、今までどおりのサッカーをしようという狙いでした」

チアゴ マルチンス

「非常に難しい試合でした。相手チームはクロスが得意なチームですけど、自分たちはそれを止めることができず3点も許してしまいました。
次の試合まで一週間空くので、休みをしっかりとって、今日感じた足りない部分をしっかり練習をして、点を取られないようにしたいです」

Jリーグ.jp

【公式】横浜FMvs鹿島の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2020年11月3日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 20,515人

選手コメント

水沼 宏太

90分間通して、勝ちたいという気持ちを出し切れませんでした。勝つために審判に矢印を向けるのではなく、自分たちに矢印を向けないといけません。そのスキを狙っているのが鹿島です。スキを見せてしまったというか、やらなければならないことをやり切れませんでした。

自分たちの距離感も良くなかったですし、鹿島はシンプルに蹴ってきて、セカンドボールを拾うやり方を徹底してやってきました。自分たちは1つ目、2つ目のボールをつなぐことにフォーカスしてやれれば、もっと前にボールを運べるチャンスはあったはずです。そこで引っかかり、押し込まれて体力を奪われてしまいました。鹿島はイヤがることを徹底してきた印象もありますし、僕たちのサッカーをやり続けられなかったことも課題としてあります。前半、良かった時間帯を1試合通してやれれば良かったです。

自分はスタメンで出ようが、控えから出ようが活躍したい気持ちはもちろんあります。とにかく結果を残さないと信頼を得ることができません。まだまだそれが足りていないから、先発が10試合にとどまっていると思います。もっと結果を残して、チームを勝たせるプレーヤーにならないといけません。

エリキ

後半、自分たちのサッカーができなかった要因はパスミスが多かったからです。最初から出た11人、あとから入った選手も含めて全員がミスが多く、集中を欠いてしまいました。サッカーという競技は自分たちのサッカーができないと、こういう残念な結果になってしまいます。

--後半、ポジションを移した右ウイングでの役割として、鹿島のエヴェラウド選手のケアはチームとしてどう考えられていましたか。
僕がポジションを変えた理由としては特にそこは関係ありません。今までどおりのサッカーをするだけでした。

 
 

Twitter / Istagram


 


 
 

YouTube


【横浜F・マリノス×鹿島アントラーズ|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第31節 | 2020シーズン|Jリーグ – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜・水沼、本拠1号も逆転負け「勝ちたい気持ち出し切れなかった」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜MF水沼がホーム初ゴールを記録。2万人を超える観衆の前で幸先よく先制したが、勢いを継続できなかった。後半は常に劣勢で13本のシュートを浴びて逆転を許し「90分間を通して勝ちたいという気持ちを一人一人が前面に出し切れなかった」と反省した。

 前節の広島戦に続く連敗を喫し、2試合で計6失点。2点目を決めたFWエリキも「全員にパスミスが多く、集中力が欠けていた」と肩を落とした。

ニッカンスポーツ

鹿島鮮やか逆転劇、横浜リード守れず/横-鹿31節 – J1 : 日刊スポーツ

鹿島アントラーズが0-2から鮮やかな逆転で、横浜F・マリノスを破り、勝ち点を48に伸ばした。

鹿島は、前半17分に横浜のMF水沼に先制点を許すと、同27分にもカウンターからFWエリキに押し込まれた。反撃は同39分。後方からのボールをFW上田が右足でコントロールし、そのまま、ペナルティーエリアの外からゴール右へ突き刺した。後半に入ると、守備からペースをつかみ、33分にFWエヴェラウドの豪快ミドルで同点。39分には、後半から途中出場したMF遠藤が、右サイドからの折り返しを左足の華麗なボレーで決め、試合を決めた。

サンケイスポーツ

横浜M、リード生かせず 終盤に失点重ね逆転負け – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第31節第1日(3日、横浜M2-3鹿島、日産ス)横浜Mは2点のリードを生かせなかった。躍動感あふれる攻撃を見せた前半から一転、後半は押し込まれ、終盤に失点を重ねて逆転負け。ポステコグルー監督は「後半は全く試合をコントロールできなかった」と嘆いた。

 週2試合の過酷なペースで試合をこなしてきた。ようやく中5日で迎えた一戦だったが、出足の鋭いプレスを受けた後半はミスが目立った。水沼は「90分通して、勝ちたいという気持ちを出し切れなかった」と振り返った。

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜 2-3 鹿島|スーパーボレー炸裂のベテランがMOMに!絶妙トラップで魅せた上田綺世も高評価 | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 5.5
前半は勝利に値する内容だった。後半は相手の圧力に屈し、思うようにゲームコントロールできず。

鹿島 6
ファインゴール3つで逆転勝利をもぎ取る。相手のミスや隙を逃さない試合巧者ぶりはさすが。
 
 
【横浜|採点・寸評】
GK
32 高丘陽平 5.5
ビルドアップで進捗を見せたものの、失点時はいずれも素晴らしいシュートに手も足も出せず。

DF
27 松原 健 5
1点リードの時間帯に痛恨のトラップミスから失点に関与。やや気持ちが入り過ぎていたかもしれない。

13 チアゴ・マルチンス 5.5
戻りながらのディフェンスシーンでもナイスクリアでチームを救ったが、失点時に何かするのは難しかった。

15 伊藤槙人 5.5
上田に決められた場面はお手上げだろう。全体的には集中力を高く保ってプレーできていた。

25 小池龍太 5.5
不慣れな左サイドでも右と変わらないパフォーマンス。持ち前の積極性からアシストに成功した。

MF
8 喜田拓也 5.5(81分OUT)
常に次の展開を予測した動きで味方をフォローする。守備時も危険なエリアに顔を出していた。

6 扇原貴宏 5.5
的確な判断と正確な技術で攻撃のテンポを作る。欲を言えば前半終了間際の決定機を決めたかった。

9 マルコス・ジュニオール 5.5
正確なミドルパスでカウンターの起点に。だが相手ゴール前では本来のキレと精度を発揮できず。

FW
18 水沼宏太 6(81分OUT)
抜群のタイミングでの飛び込みから先制点をマーク。倒れながらの咆哮に横浜愛が詰まっていた。

37 ジュニオール・サントス 5(81分OUT)
相手の厳しいマークになかなかボールを収められず。前を向いた場面での突破も不発に終わる。

17 エリキ 6.5
こぼれ球に反応して今季13ゴール目。守備でも相手のカウンターに自陣深くまで戻って対応する。

交代出場
MF
39 天野 純 ―(81分IN)
同点に追いつかれたタイミングで登場したが、すぐに失点。難しい展開と状況になってしまった。

FW
38 前田大然 ―(81分IN)
左ウイングの位置から積極果敢に仕掛けたが、勝ち越しを許してからは高い位置にスペースがなかった。

45 オナイウ阿道 ―(81分IN)
中央にこだわることなく動いてチャンスを作ろうと試みた。だが相手ゴール前でのチャンスに恵まれず。

監督
アンジェ・ポステコグルー 5.5
連戦ではないことから交代は少なく、時間も遅かった。後半はもう少しチームを活性化する手もあったか。

 
 
鹿島が上田綺世&エヴェラウド&遠藤康の3発で鮮やか逆転勝利!横浜は2点先行も痛恨2連敗 | サッカーダイジェストWeb

— 水沼は今季2点目で、ホームでは復帰後初ゴール

 J1リーグは11月3日、各地で8試合を開催。日産スタジアムでは7位横浜F・マリノスと6位鹿島アントラーズの一戦が行なわれた。

 勝点1差の上位対決となったこの試合。立ち上がりから互いに激しく身体をぶつけあい、序盤は五分の展開が続く。

 試合が動いたのは17分。エリキとの連係で左サイドを攻略した小池龍太がゴール前にクロス、これを水沼宏太が上手く足で押し込み、先制に成功する。水沼は今季2点目で、ホームでは復帰後初ゴールとなった。

 勢いに乗ったホームチームは27分に追加点。カウンターからゴール前混戦となり、こぼれたところをエリキがゴール右に冷静に流し込んだ。

 一方、まず1点を返したい鹿島も左サイド永戸勝也らを中心に反撃を試みる。30分にはCKからキッカー永戸のクロスに上田綺世がヘディングシュート。シュートは枠をとらえるが、加入後2試合連続先発のGK高丘陽平の好守に遭い、ものにできない。

 それでも39分、土居聖真の裏へのパスに反応した上田がワントラップから右足一閃。今度は鮮やかにゴールネットを揺らし、点差を1点とする。

 前半は2-1で、横浜リードで折り返す。

 後半開始同時に勢いを持って攻め込んだのは劣勢のアウェーチーム。積極的にゴール前にボールを送り込むも、フィニッシュに精度を欠き得点には至らない。

 対して、横浜はセカンドボールを回収され、自陣で守備に回る機会が多くなる。

 中盤以降も試合は鹿島ペース。しかし、相手の必死の守備もあり1点が遠い。63分には三竿健斗を投入し、打開を試みる。

 そして78分、ついに鹿島が同点に追いつく。エヴェラウドがペナルティエリア手前で右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴールネットに突き刺さった。 

 息を吹き返した鹿島は84分。伊藤翔の柔らかいクロスに遠藤康がボレーシュートでゴールに沈め、同点から6分で勝ち越しに成功する。

 その後、横浜も反撃を見せるが、試合はそのまま終了。鹿島が見事な逆転勝利を収め、横浜は2連敗となった。
 
 次戦は横浜がアウェーで湘南ベルマーレとの神奈川ダービー、鹿島がホームで首位川崎フロンターレとの対戦となる。

ゲキサカ

今季2ゴール目も空砲に…横浜FM水沼「チームを勝たせられる選手にならないといけない」 | ゲキサカ

 今季2ゴール目で先制点をもたらしたが、またしても勝利にはつながらなかった。横浜F・マリノスMF水沼宏太は試合後、「もっと結果を残して、チームを勝たせられるプレーヤーにならないといけない」と力を込めた。

 0-0で迎えた前半17分、左サイドを突破したDF小池龍太からのグラウンダークロスがゴール前に送られると、反応したのは逆サイドの水沼だった。DF永戸勝也との走り合いを制したMFは、最後は右足を伸ばしてアウトサイドでシュート。このボールがゴールマウスに吸い込まれ、10月17日のC大阪戦以来4試合ぶりの今季2ゴール目が決まった。

 もっとも、0-4から1点を返すのみにとどまったC大阪戦と同様、このゴールも勝利には結びつかなかった。横浜FMは前半27分にもFWエリキのゴールで追加点を奪ったものの、同39分にわずかなスペースを突かれてFW上田綺世にボレーシュートを決められると、後半にも2つのスーパーゴールを献上。ホームゲームで痛い逆転負けを喫した。

「90分通して勝ちたい気持ちを一人一人が前面に出しきれなかった。勝つために何をしないといけないか、審判に矢印を向けるんじゃなく、自分たちに矢印を向けていかないといけないし、そういうところを狙ってくるのが鹿島。一瞬のスキを見せてしまったし、やるべきことをやり切れなかった」。

 試合をそう振り返った水沼は「とにかくチームとしてミスをする場所が悪かった。ゴールから近い場所でミスをすると危険なので、そこを重点的に課題として考えるべき」と敗因を指摘。自らにも責任の矢印を向けつつ「結果を残さないと信頼を得られない。足りないから先発が10試合でとどまっている。もっと結果を残して、チームを勝たせられるプレーヤーにならないといけない。次もチャンスをもらえるのであれば責任感を持って、チームを勝たせられるようにプレーしたい」と奮起を誓った。

サッカーマガジンWEB

「宿命」の大逆転! 鹿島が0-2から3ゴールで昨季王者を敵地で撃破◎J1第31節 – サッカーマガジンWEB

— 「まったくコントロールできなかった」

「宿命の一戦」とクラブが命名する対戦だけあって、ダイナミックな好ゲームになった。

 前半から特徴を出し合う戦いだった。サイドに起点を作りながら人数をかけて攻略、フィニッシュに持ち込む横浜FMに対して、鹿島は高速クロスをどんどんゴール前に送り込み、パワーとスピードで対抗していった。

 早々に攻撃を実らせたのは横浜FM。まずは17分に左サイドをエリキとのワンツーで破った小池龍太が低いセンタリング、中央で相手DFの前に出た水沼宏太が押し込み、軽やかなサイド攻撃で先制に成功した。今度は右から。27分に鹿島の攻撃を防いでからのカウンターで右サイドの水沼へ、これを中央に送るとエリキが収めて短くジュニオール・サントスへ。一度は相手に取られかけるが最後はエリキの前にこぼれると、冷静に右足で右スミに流し込んだ。

 フアン・アラーノを出場停止で欠く鹿島は、エヴェラウドを左サイドMFに配して臨む布陣。直線的にゴールに迫ってははね返されていたが、39分に一瞬のスキを突いた。ハーフウェーライン付近でボールを収めた土居聖真が顔を上げると、上田綺世が斜めに走り出す。そこへ最高のボールが送られてきて、柔らかなトラップから右足でうまくコースを射抜いて、ゴール右に流し込んだ。

 この「1点差」という状況が後半の色を決めた。追いつきたい鹿島は遠藤康を投入して攻撃にパワーを掛けて押し込むと、ほとんどハーフコートゲームに。一方的に攻め立てた勢いが、78分に結果に出る。相手DFのトラップミスを目ざとく奪ったエヴェラウドが、そのまま持ち出してから強烈な右足シュートを突き刺して同点に。そのわずか6分後には、交代で入っていた伊藤翔の右からのセンタリングに、遠藤がていねいに左のボレーで流し込む逆転弾を決めてみせた。

 横浜FMは後半に相手の前への強さを真っ当に受けてしまった格好で、それをひっくり返すことができなかった。アンジェ・ポステコグルー監督は「後半はまったくコントロールできませんでした」「個のミス、個のハードワーク、デュエルの強さに欠けるとああいう形になってしまいます」「鹿島がしっかり強くプレッシャーをかけてきて、勝ちに値するプレーをしただけだと思います」と負けを認めるしかなかった。

 迫力ある逆転劇を演じた鹿島は、後半に仕掛けた「遠藤効果」を実感。ザーゴ監督は「前半はどうしてもボールが前で収まらずに、全体を押し上げようとして失ってしまい、出ていこうとしてできたスペースを使われて失点しました。ですから、まずは前で収めることを求めました。遠藤はもともとそういうタイプですし、前で収めることで攻撃に厚みができて、チームが余裕を持って攻撃に専念する時間ができたと思います」と逆転への下地づくりに満足げだった。

現地取材◎平澤大輔

 
 
【横浜FM】水沼宏太の「悔しくて」と「勝たせるプレーヤーに」の迫真 – サッカーマガジンWEB

— 「一瞬のスキを見せてしまった」

「悔しくて」の気持ちが、言葉からも、表情からも、全身からもあふれ出てくる。水沼宏太は「チームを勝たせるプレーヤーにならなければいけない」と、鹿島アントラーズに食らったまさかの逆転負けによって改めて強く思うのだった。

 前半は順調だった。小池龍太とエリキのコンビネーションで左を破ると、小池がセンタリング、突っ込んできた水沼が相手の前に体をねじ込むようにして右足でボールを流し込んだ。17分の先制ゴールだ。水沼にとっては今季、「再移籍」してきてホームでは初めてとなる記念の一発だったから、倒れたまま両手を天に突き出して歓喜の雄叫びをあげた。

 Jリーグ開幕から唯一、対戦が続くこのカードを「ザ・クラシック」と銘打ったゲーム。父・水沼貴史も開幕当時から横浜マリノスでプレーしているだけに、その歴史を体現する象徴として、息子である宏太のこのゲームでの活躍は何よりふさわしかった。

 10分後には、カウンターから右サイドに出て受けた水沼が中央に送ったところから、エリキの追加点につながった。余裕の試合運び、と思いきや、終わってみれば2-3の逆転負け。特に後半は鹿島のパワーをいなせずにナイーブに受けてしまった格好で、ほとんど攻めることができずに、ただただ鹿島の攻撃をはね返すばかり。

「90分を通して勝ちたい気持ちを、一人ひとりが前面に出しきれなかったところだと思います。勝つために何をしなければいけないか、審判ではなくて自分たちに矢印を向けないといけないんです。それを狙っているのが鹿島で、一瞬のスキを見せてしまったと思います」

 メンタル面での反省が口を突くが、鹿島の戦略に対抗できなかったことも敗因として認識している。

「こちらの距離感が良くなくて、鹿島はシンプルに前に蹴ってきてセカンドボールを拾うやり方を徹底してきました。こちらがセカンドボールを拾っても、一つ目、二つ目をつなぐことにフォーカスしてやれればもっともっと前に持っていくチャンスもあったと思います。そこで引っかかって、相手の2次攻撃、3次攻撃で体力を奪われてしまいました」

「鹿島は、相手にとって何が嫌なのかということを徹底してきました。逆に僕たちは自分たちのサッカーをやり続けられなかったことが課題です。前半良かった時間はかなりあったので、1試合を通したゲームマネジメントを意識してできなければ」

 責任感と男気の塊のような男だから、「期待してくれるファンやサポーターの皆さんに恥ずかしくないようなプレーをしなければ。応援してくれていることに、もっともっと感謝の気持ちと責任感を持ってやっていきたいです」と唇をかんだ。

 アジア・チャンピオンズリーグに出場するため、J1の残りは4試合。ホームゲームは11月14日の浦和レッズ戦を残すのみとなった。

「スタメンで出ようがベンチから出ようが、僕は結果を出して信頼を残さないといけない立場です。勝たせるプレーヤーにならないといけない。とにかく悔しくてしょうがないので、次にチャンスがあったら責任感を持って戦いたいと思います」

取材◎平澤大輔

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2020マッチレポート | 11月3日 vs 鹿島 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

SPORTERIA

J1 第31節 横浜FM vs 鹿島のデータ一覧 | SPORTERIA
 
 

こけまりログ

2020/11/02 【スタジアム観戦情報まとめ】2020/11/3(火)13:00KO J1第31節 横浜F・マリノスvs.鹿島アントラーズ@日産スタジアム ※観客上限31,000人

2020/11/03 今週の「横浜駅」での横浜F・マリノスのプロモーションまとめ(2020年 J1第31節 鹿島戦)
 
 

今週の他会場など


 
 
2020/11/02 2020明治安田生命J1リーグ 第26節 ベガルタ仙台 vs. 柏レイソル 開催中止のお知らせ:Jリーグ.jp※一部抜粋

本日、柏レイソルにて、新型コロナウイルス感染症の検査で1名に対し陽性の診断がありました。
また、検査結果が得られていない2名について濃厚接触疑い者を特定するプロセスが試合開催までにとれないことが確認されたため、Jリーグは、11月3日(火・祝)開催予定の、2020明治安田生命J1リーグ 第26節 ベガルタ仙台 vs 柏レイソル(13:00キックオフ/ユアテックスタジアム仙台)の中止を決定しました。
代替日については決定次第お知らせします

 
 

 
 

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