【試合結果まとめ(1○0)】2019/6/22(土)18:00KO J1第16節 横浜F・マリノスvs.松本山雅FC@日産スタジアム #横浜FM対松本



 
 

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横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2019 明治安田J1 第16節 vs松本山雅FC | 2019 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー

「すごく難しいゲームでした。なかなか良いスタートを切れずに、相手に心地良くプレーをさせてしまいました。それが、自分たちを難しい状況にしてしまったと思います。 そういうふうになってしまうと、自分たちがボールを持っても、やはり相手の強い部分である守備が機能してしまいます。 しかし、自分たちはやり続ける、自分たちのサッカーをやり続けると選手たちに伝えていました。そして結果がついてきて、今日のようなゲームになったと思います」

質問:相手陣内に持ち込んだ時に、サイドチェンジのボールが少なかったと思うのですが、その点はどうでしょうか?
「すごく難しい試合で、ボックスの中に松本はほとんどの選手がいて、なかなかスペースがありませんでした。そのなかでパスをつなぎ通すということは、特にアタッキングサードの部分では難しい展開だったと思います。 なぜ自分たちがここまで苦しんでしまったかというと、やはり前半で相手の陣地ではなく自陣でずっとパスをつないでしまったことにあります。なぜ前に行けなかったのか、そこでスローダウンしてしまいました。なるべく早くリンクの選手が入ってきてターンをし、そして相手の陣内でパスをすることが大事でした。前半は、そこがうまくできませんでした。 もう一度言いますが、非常に難しい試合でした。相手の11人全員が戻った状態でスペースのない中、崩すというのは簡単ではありません。けれども最終的には結果が出て良かったと思います」

質問:昨年であれば、今日のような試合は負けてもおかしくないような展開でしたが、そこで勝ち切ったのは、チームとしての成長を示しているのではないでしょうか?
「おっしゃったように、去年を想起させる場面もあった中で、去年だったら負けに等しい結果になったかもしれません。 しかし、今日勝てた、結果が出たというところは、成長が見えたのだと思います。やはり理解度も深まって、そして何よりもメンタルも強く持って試合に臨んだ点が大きかったと思います。 前節の逆転負けをして、すごく悔しい思いをしました。自分だけではなくチーム全体で、そう思っていました。そこから何を学んで、この試合に懸けるのか。どのような思いでピッチに立つのか。それらを頭に入れて、どうやって勝っていくのかを伝えてきました。 ホームでは連続で大量4得点しましたが、今日はこの難しい試合で、皆がハードワークをして、最後まであきらめず、勝点3が取れた試合だと思います」

質問:今シーズン、まだ連敗がありません。その理由については?
「先ほども少しふれましたが、負けた試合でどう学んで、どう成長して、どうリアクションを起こすのか。そういう部分を選手たちが理解をし、自分たち自身でそのようなリアクションを起こしてくれています。もうこの間のような試合はしないと臨んだ部分が、連敗をしていない理由の一つだと思います。 連敗をしていないというのは、もちろん自信にもつながると思います。負けた試合の次を試合に勝っていこうと臨んで、勝つことによって自信にもなりますし、続けていくことが大事です。 負けた次の試合、どのような気持ちを持ってやるかだと思います。去年は、大きな波がありました。良い時と悪い時の波が、激しかったと思います。ですが今シーズンは、その波も軽減されています。まだまだ完璧ではありませんが、その波という部分では、去年よりも良い時と悪い時のギャップが小さくなっていると思います。自信を持ってやることが大事だと思います」

質問:後半、天野選手を下げてボランチにしたように見えましたが、その狙いは?
「前半は自分たちの動きが良くなかったと思います。そこで松本は守備的に深い位置にいましたし、また前に来ようともしていました。そこで、我々は焦りが出てしまって、まだ整ってないのにミスが出てしまいました。 天野に関しては、前半は10本ぐらいしかパスを出していませんでした。通常であれば70本、80本パスをするような選手です。彼だけでなく、一人ひとりが自分のことしか考えていないようなプレーになると、もうF・マリノスのサッカーではありません。 どこのポジションでもいいんです。どこのポジションでも、互いに穴を埋める。動いて穴を埋める。止まっているわけではありません。自分のポジションはここだと固定するのはウチのサッカーではありません。 そういう部分で、後半は少しポジションを変えました。天野に関しては、タッチ数も増えましたし、パスの本数も増えたと思います。切り替えて、素晴らしいプレーをしてくれたと私は評価しています。 トップ下だろうが、ボランチだろうが、サイドバックだろうが、ゴールキーパーだろうが、自分にとってはポジションに固定はなく、自由に動き、そして頭を使ったサッカーを繰り広げるのが、自分が求めるサッカーです。固定したプレーをしますと、孤立してしまいます」

質問:エジガル ジュニオ選手が4試合連続ゴール、その好調の要因は? そしてエジガル ジュニオ選手だけでなくマルコス ジュニオールも数多くゴールを挙げています。彼らの今後の期待については?
「エジガル ジュニオはシーズンの最初から出ていましたが、良い調子で結果を残しているときにケガをしてしまいました。そのケガがなければ、もっとゴールが生まれていたと思います。 彼がケガをして李忠成を入れたのですが、李選手もケガをして、マルコス ジュニオールを通常のポジションではないFWで起用しました。そのような難しい状況でも我々は結果を残してきています。 そしてそのような状況でも、選手たちは楽しんでやっているという部分が見えます。一人だけでなく何人もの外国籍選手が、楽しんでプレーしていると私は思っています。 やはり日本に来た最初の年は何もかも違いますから、自分の経験も含めて非常に難しいと思います。3人のブラジル人選手も神戸でプレーしていたティーラトン選手も、本当に良くやってくれていると思います。これからも、どんどん、どんどん成長してくれると思います。期待しています」

選手コメント

遠藤 渓太

「相手は僕やテル君の良さを消してくる守備をしてきましたし、だからこそ後半のようにスペースをつくる動きがあった方が良かった。もっと早く気づけば、もっと早く攻略できたと思います。
後半、大津君が入って、あのスペースに走ってくれたので、やっとパスコースができました。試合のなかで、もっと考えてプレーできるようになりたいと思います。
(後半は連動から惜しいシュートがあって)マークに着かれていたからこそ、動いて動いて。シュートシーンは入れば良かったですけど、悲観することなく、次はしっかり決められるようにしたいと思います」

和田 拓也

「前半はポゼッションが低い位置になっちゃったんですが、チャンスはつくれていました。
(惜しかったシュートシーンは)思い切り打ちにいったんですが、ワクに入れなければいけなかったです。
後半はポゼッションが高くなって相手に狙われ出したんですが、点が取れたので良かったです。でも、もう少し意図的に崩すシーンがあっても良かったのかなと思いました」

天野 純

「(通算100試合達成について)F・マリノスの育成組織から大学を経てきて、まさか自分がF・マリノスで100試合を達成できるなんて、夢にも思いませんでした。感慨深いものがあります。周りの人たちが支えてくれたおかげだと痛感していますし、感謝しています。
(後半はボランチに下がって)相手が3ボランチできているので、そこでオレや康太が並んでいても、ボールはうまく回らなかった。監督には“もっとボールに絡め!”と怒られて(笑)、後半はキー坊と横並びで、後ろからしっかりビルドアップを助けて、ゲームをコントロールできました。
(前半のFKは感覚を取り戻せた?)そうですね。でも惜しいじゃ意味ないし、決めていれば試合を樂に進められたので。次のFC東京戦では、ああいうところを決めないと、今日みたいに難しい展開になってしまうので練習で突き詰めたいと思います」

Jリーグ.jp

横浜FMvs松本の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2019年6月22日):Jリーグ.jp
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選手コメント

エジガル ジュニオ

難しい試合だったし、相手は引いてブロックを固めてなかなかスペースがない中で前半はなかなかボールをもらえなかったけど、後半は動いてスペースを作って、(大津)祐樹が入ってハードワークして最後まであきらめずにあのプレーでパスが来てうまく決められた。相手を背負いながら反転してシュートを決めることができてすごくうれしかった。

--前節は悔しい負けだったと思うが、ホームに帰ってきて同じ結果にはしないと思った?
その気持ちはあった。チーム全体がどれだけ痛い気持ちだったか。そういう苦い思いが続かないように、チーム全体が「絶対に勝つ」という気持ちでピッチに入った。今日は難しい試合だったけど、それでも勝点3で終われたのはチーム全体としてうれしいことなんじゃないかと思う。

--得点ランク単独トップに立ったが?
マリノスを代表して得点ランクトップに立つということはすごくうれしいし、幸せなこと。でもそれはチーム全体が好調ということで、僕をサポートしてくれているおかげだと思う。引き続きこういうサッカーで好調を続けて、点を決められたらなと思っている。

大津 祐樹

--得点シーンについて。
(遠藤)渓太から出たボールで、フィフティー・フィフティーだったら自分でもっていけると思っていたので、先に体を当てて相手のバランスを崩して、中を見られる余裕もあったので、エジガル(ジュニオ)は難しい体勢だったと思うけど、しっかり決めてくれて良かった。

--得点シーンは今井 智基選手とのマッチアップだった。
普段から仲が良いし、アイツの特徴も分かっていて、絶対に体を当ててくると思ったので、逆に先に当てて相手のバランスを崩そうと思った。(柏で)一緒にやっていたがゆえにプレーも分かったので、それも良かったと思う(笑)。

--やはりスタメンで出たい?
もちろんスタメンで出たいという気持ちはあるけど、監督を信じているし、こうやってチャンスも与えてくれる。そういった中で自分たちが結果を出してチームを高めていくのが大事だと思うし、誰が出ても強いマリノスでいなきゃいけないと思う。そういった意味で、出られなくても日頃から良い準備をし続けることがチームを押し上げる、チームのレベルを高める意味ですごく大事になってくる。優勝するチームは全員がプレーできる良いチームだと思うし、そういうチームを目指している。

 
 

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2019明治安田生命J1リーグ第16節vs松本山雅FCハイライト動画 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜、暫定2位浮上 FWエジガル4戦連発、得点単独トップ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜はFWエジガル・ジュニオが4戦連発となる得点を挙げ、暫定2位に浮上した。
後半35分、左サイドを突破した大津からパスを受けると相手DFを背負いながら反転してシュートを決めた。

 得点ランキング単独トップに立つ一撃に「チームが好調だから。好調を続けてもっと点を決めたい」とご機嫌だった。

ニッカンスポーツ

横浜暫定2位浮上、松本好機生かせず/横ー松16節 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスは、FWエジカル・ジュニオ(28)の4戦連発弾で松本山雅FCに競り勝ち、暫定2位に浮上した。

前半から横浜がボールを保持し、前半11分にはU-20W杯日本代表MF山田康太(19)がシュートを放つが惜しくもポスト。直後の前半18分にはゴール右20メートル付近で獲得したフリーキックを、MF天野純(27)が直接狙ったがバーに阻まれた。

試合が動いたのは後半35分。途中出場のMF大津祐樹(29)が左サイドを突破し、ゴールラインギリギリからマイナスクロス。ゴール前のエジカル・ジュニオがトラップから落ち着いてシュートを打ち均衡を破った。松本も好機はつくったがゴール前の精度を欠き無得点に終わった。

横浜大津がV弾アシスト「余裕あった」三好から刺激 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスFWエジガル・ジュニオの得点ランク単独トップに立つ今季8点目となるゴールで暫定2位に浮上した。

途中出場の横浜MF大津祐樹が松本山雅FCの堅守を破った。左サイドをえぐってマイナスクロスを送り決勝点を演出し「中を見る余裕があった。しっかり決めてくれて良かった」と話した。

チームメートのMF三好が南米選手権のウルグアイ戦で2得点と躍動。祝福メールを送ったことを明かし「いい刺激を受けている。練習から高いレベルでやれているチーム状況」と手応えを口にした。

サンケイスポーツ

E・ジュニオが止まらない!華麗なターンからの4戦連発弾で松本下した横浜FMが今季ホーム無敗継続 (1/2ページ) – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田生命J1リーグは22日に第16節が行われ、日産スタジアムでは横浜F・マリノスが松本山雅FCを迎えた。

 前節清水エスパルスに2-3で屈して連勝を「3」でストップさせた4位横浜FMが、2位試合勝ちの無い14位松本をホームに迎えた一戦。日本代表MF三好康児やMFマルコス・ジュニオールらを欠く横浜FMは、FW遠藤渓太や今季リーグ初先発のM山田康太らを起用。対する松本も日本代表FW前田大然を欠き、FW永井龍やFW山本大貴らを送り出した。

 試合は、序盤から横浜FMがテンポよくパスを回しつつ効果的に攻め立てていく。得点にこそ至らないものの、8分に仲川輝人が、11分には山田がボックス内右の位置からシュートを放つ。さらに、18分にはボックス手前で得たFKの場面で天野純が直接左足で狙ったシュートがバーを叩く。

 そんななか、26分に松本に決定機が訪れる。右サイドからクロスが上がると、クリアを試みたGK朴一圭とチアゴ・マルチンスが味方同士で交錯。すると、ボックス内左でボールを拾った宮阪政樹が左足で素早くシュートを放ったが、バーに阻まれて先制点とはいかない。

 後半に入ると松本が中盤の強度をやや強め、横浜FMのフィニッシュシーンが減少する。しかし、松本もなかなかチャンスを作れず、中盤での攻防が続く。松本は57分に最初の交代カードを切り、山本に代えて中美慶哉を送り出す。対する横浜FMも、64分に山田にかえて大津祐樹を起用した。

 すると、66分に横浜FMの細かい連携からボックス手前中央の遠藤にボールが渡り、遠藤が思い切ってミドルシュートを放つ。しかし、これは枠を捉えず、均衡を破ることはできない。流れを変えたい松本は71分、永井に代えて高崎寛之に得点を託す。

 しかし80分、ついに横浜FMが試合を動かす。左サイドでボールを持った大津が右足のアウトサイドで中央に送ると、ボックス内のエジガル・ジュニオがDFエドゥアルドを背負いながらもワントラップして反転。至近距離で右足を振り抜き、貴重な先制点とした。なお、E・ジュニオにとってはリーグ4試合連続の得点となっている。

 結局、試合はこの1点が決勝点となって終了。この結果、横浜FMはリーグでの今季ホーム無敗を維持することに成功した。対する松本は連敗を喫することとなった。(Goal.com)

横浜M・エジガルV弾!得点ランク首位 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第16節第1日(22日、日産スタジアムほか)横浜Mが松本を1-0で下し、勝ち点30で2位に浮上した。札幌は最下位の鳥栖に3-1で快勝し、清水は名古屋に2-1で競り勝った。C大阪、G大阪は勝ち、神戸-大分は引き分けた。仙台-FC東京は23日に実施。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の影響で、広島-川崎、浦和-鹿島は7月31日に行われる。

 横浜Mがホームで松本を1-0で退け、暫定2位に浮上した。後半35分にMF大津が左サイドからパスを出すと、FWエジガルジュニオがDFを鮮やかなターンで外し、右足で決めた。直近4試合5得点、ランキングトップに立つ今季8ゴール目だった。南米選手権ではMF三好がウルグアイから2得点と活躍し、大津は「チームに良い刺激になっている」と語った。

スポーツ報知

【横浜M】採点&寸評 ドロー濃厚からエジガル弾で暫定2位!MOMは泥だらけのMF : スポーツ報知

 横浜Mは松本を1―0で下し、暫定2位に浮上した。0―0で迎えた後半35分、途中出場のMF大津祐樹が左サイドから中央に折り返し、FWエジガルジュニオが得点ランクトップとなる今季8点目で決勝点を沈めた。

 採点と寸評は以下の通り。

ポステコグルー監督【6・5】ついに勝利目前の時間稼ぎを本格導入。17チームにとってバッドニュース

GK朴一圭【6・0】無失点貢献。能力高く誰も何も言えない聖域化の恐れもあるチアゴとの口論はとても良し

DF和田拓也【6・0】ボール支配率高めの展開は長所が出しにくいが、決して短所も見せない中堅の味
DFチアゴマルチンス【6・5】背後カバー担当として獅子奮迅。前田大然との徒競走も見てみたかった
DF畠中槙之輔【6・0】開始早々にパスを相手に引っかけヒヤリ。前半の失点は今季の負けパターン。要注意
DFティーラトン【6・0】ボール支配率をジワジワ上げるポジショニングとテクニック

MF喜田拓也【7・0】新鋭の縦パスクリエイター。右に出しそうな体の向きからの中央ドスンパスは中田英寿を彷彿
MF山田康太【5・0】19歳とは思えぬ確実なプレー選択よりも、19歳全開のアクティブさが求められる試合展開だった
MF天野純【5・5】前半は各駅停車パスに終始も後半からはやや持ち直し。CKは大きくオーバーラン

FW仲川輝人【6・0】サイドのスプリントで3バックを広げたところで、3人の間をグサグサ刺す。DFを疲弊へ追い込む
FW遠藤渓太【5・5】アシストのアシストも立派な仕事だが。ボール受ける位置がゴールから遠いことも得点なしの理由の1つ
FWエジガルジュニオ【7・0】大津の精魂込めた執念パスを涼しい顔でちょちょいとゴールへ

MF大津祐樹【7・0】後半19分IN。決勝点アシスト。泥だらけのユニホームが何よりの勲章。MOM

木村博之主審【7・0】倒れる選手に冷ややかな視線、踏ん張った選手に笑顔、一線越えるとバッサリ警告。ここまで流して試合が荒れないとは。上手い

【横浜M】“三好代役”大津がVアシスト…絶妙スルーパスをエジガルジュニオ決めた : スポーツ報知

 横浜Mが松本を1―0で下し暫定2位に浮上。南米選手権ウルグアイ戦で2得点した日本代表MF三好康児(22)の位置で途中出場したMF大津祐樹(29)が決勝点をアシストした。

 横浜Mは三好不在の穴を感じさせない盤石の試合運びで暫定2位に浮上した。歓喜の瞬間は0―0の後半35分。MF三好の“代役”で途中出場したMF大津が相手DFに体をぶつけながらスルーパスに抜け出し、「中を見る余裕があった」と中央へクロス。FWエジガルジュニオがリーグ単独トップとなる今季8点目で試合を決めた。

 大津はブラジルの地で名をはせた後輩の活躍に「刺激を与えてくれますね」と目を細めた。驚きのあまり、試合中に三好へLINEを送ってしまったほど。三好不在の中でもベンチスタートだったが「誰が出ても強いマリノスじゃないといけない」と力を込めた。

 暫定とはいえ、第3節以降の2位は13年12月以来。三好はもちろん、出場停止のMFマルコスジュニオール、負傷のMF扇原ら主力を欠いての勝ち点3は大きな意味を持つ。次戦はF東京との首位攻防戦(29日・味スタ)。「優勝するチームは、全員がいいプレーをするチーム。いいチームが出来上がってきた」と大津。今季は“古豪復活”の気配が漂う。(岡島 智哉)

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜1-0松本|勝負を決めたE・ジュニオと大津を高く評価!松本は粘り強く守ったが攻撃陣は… | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 6
前半のチャンスを決め切れずスコアレスで折り返した後半はややトーンダウン。M・ジュニオールを出場停止で欠いたこともあって決め手がなかった。ホームでしっかり勝点3を手にしたのは大きいが、課題を残す試合でもあった。

松本 6
序盤こそ横浜の速いテンポのパス回しに苦労したが、徐々に対応力を示していく。拮抗した展開に持ち込んだのは狙い通りだけに、何度かあったチャンスで仕留めたかった。0-1で惜敗したとはいえ、やるべきことはやった。
 
 
GK
1 朴一圭 6
クロスボールに対して味方のT・マルチンスと交錯したのは反省材料。それ以外の場面では安定感あるパフォーマンスを見せた。

DF
33 和田拓也 6
前線の選手を見ながら空いたスペースでボール回しに参加。36分の決定機は相手DFをかわすためにコースを狙い過ぎたか。

13 チアゴ・マルチンス 6
背後のスペースを突かれたシーンでは抜群のスプリント能力が生きる。欲を言えばセットプレーで脅威を与えたかった。

44 畠中槙之輔 6
守備は被カウンターのリスク管理が主な仕事。攻撃では持ち前の鋭い縦パスが数えるほどで、無難な球出しが多かった。

5 ティーラトン 6
中盤の形がワンボランチになったことでインサイド寄りにポジションを取る回数が増え、360度の視野を求められる状況になるなか、高いテクニックとパス能力を発揮。守備でも被カウンターの場面で自陣までスプリントするなどハードワークが際立った。時折見せる軽いプレーが玉に瑕だが、横浜の特異な戦術にすっかりフィットしている。

MF
8 喜田拓也 6.5
的確なターンから鋭い縦パスでチャンスメーク。天野と山田を高い位置に押し上げる配慮もさすがで、軸としての風格すら漂う。

10 天野 純 6
序盤は決定機を演出する好パスとバー直撃のFKで存在感。しかし後半は位置取りが低くなり、前半ほどチャンスを作れず。

14 山田康太 5.5(64分OUT)
コンビネーションプレーからエリア内に侵入した11分のシュートはポスト直撃。立ち位置を一変させるには結果が足りない。

FW
23 仲川輝人 5.5
マッチアップした高橋を抜き切れず。M・ジュニオールというパスの出し手を失い、これまでほど決定機に恵まれなかった。

MAN OF THE MATCH
30 エジガル・ジュニオ 6.5
献身的なポストプレーで攻撃の潤滑油となり、大津からの折り返しを受けて巧みなトラップ&シュートで今季4得点目を挙げる。

11 遠藤渓太 5.5
シュートが入らない、のひと言に尽きる。チャンスメークでの貢献度は高いだけに、アタッカーとして目に見える結果が必要だ。

交代出場
MF
7 大津祐樹 6.5(64分IN)
アグレッシブなランニングから身体を張ってボールを折り返して決勝点をお膳立て。持ち味を生かしてチームに勝利をもたらす。

監督
アンジェ・ポステコグルー 6
M・ジュニオールが出場停止のため決定打を欠きながらも、途中投入した大津のひと仕事で2試合ぶりの勝点3をゲット。

横浜が暫定2位に浮上!E・ジュニオの一発で松本を撃破 | サッカーダイジェストWeb

 J1リーグ16節の横浜F・マリノス対松本山雅FCが22日、日産スタジアムで行なわれ、ホームの横浜が1-0で勝利した。

 前半は横浜が多くのチャンスを作った。まずは開始6分、中央でボールを持った天野純が右へ展開し、パスを受けた仲川輝人がシュートを放ったがGKにセーブされる。さらに、10分には山田康太のシュートがポストを叩き、こぼれ球を拾ったティーラトンのクロスをエジガル・ジュニオがヘッドで狙うもGKの正面へ。17分の天野純の直接FKもバーを直撃し、35分には左サイドでスルーパスを受けた仲川の折り返しを和田拓也が右足で合わせたがゴール左へ外れた。

 対する松本は25分に右サイドからのクロスからセカンドボールを拾った宮阪政樹が左足でシュートを放つも、バーに当たって決定機を逃す。松本は横浜に決定機を作られながらもなんとかしのぎ、前半をスコアレスで折り返した。

 後半は横浜が天野を下がり目のポジションに配置して配球を任せた。これは思うように機能しなかったが、徐々に押し込んで迎えた80分に先制に成功する。

 左サイドでボールを持った遠藤渓太が前線にスルーパスを送り、これを受けた大津祐樹が相手DFと競り合いながら右足のアウトで折り返す。中央で待っていたのはE・ジュニオ。強靭なフィジカルを生かしてボールをキープすると、素早いターンから右足を振り抜いてネットを揺らした。

 この1点が決勝点になり、横浜が1-0で2試合ぶりの勝利。勝点を30に伸ばし、暫定2位に浮上した。

サッカーキング

【写真ギャラリー】2019.6.23 明治安田生命J1リーグ第16節 横浜F・マリノス 1-0 松本山雅FC | サッカーキング

フットボールチャンネル

横浜FM、E・ジュニオ4試合連続弾で松本下し暫定2位浮上。神戸と大分はドロー | フットボールチャンネル

 明治安田生命J1リーグ第16節の試合が22日に各地で開催されている。18時キックオフの試合では横浜F・マリノスと松本山雅FC、ヴィッセル神戸と大分トリニータがそれぞれ対戦した。

 ともに帰国中のアンドレス・イニエスタとルーカス・ポドルスキを欠く神戸だが、前半6分には早くも先制。前線でボールを奪うと、ウェリントンからのパスを受けたダビド・ビジャが右足のダイレクトシュートでゴールネットを揺らした。ビジャはこの時点で得点ランク暫定首位に並ぶ今季7点目のゴール。

 そのわずか2分後には大分も前線からのプレスで同点ゴールを生み出す。GKキム・スンギュのコントロールミスを突いてボールを奪い、小塚和季が落としたボールを最後はオナイウ阿道が蹴り込んだ。だが26分、神戸もウェリントンがGK高木駿からボールを奪い、2-1の勝ち越しゴールを押し込む。

 そのまま1点リードを守った神戸が2連勝を目前としていたが、89分には交代出場の小林成豪がスルーパスで抜け出して2-2の同点ゴール。昨季まで神戸に在籍していた小林の古巣相手のゴールで大分が2-2のドローに持ち込んだ。

 横浜FM対松本戦は終盤まで両チームスコアレスのまま推移したが、80分についに試合が動く。左サイドのゴールライン際に抜け出した大津祐樹がマイナスのボールを折り返し、中央で受けたエジガル・ジュニオが反転からゴール右へのシュートを決めた。

 4試合連続ゴールで得点ランク単独首位となるE・ジュニオの今季8点目が決勝ゴールとなり、横浜FMが1-0で勝利。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の影響で今節の試合が延期されている川崎フロンターレと鹿島アントラーズを上回り、暫定2位浮上を果たしている。

ゲキサカ

エジガル単独トップの8点目!! 松本こじ開けた横浜FM、勢い持って首位攻防戦へ | ゲキサカ

 J1リーグは22日、第16節を各地で行い、横浜F・マリノスが松本山雅FCを1-0で破った。横浜FMが一方的にボールを支配しながら、松本も組織的守備からのカウンターで応戦したが、後半37分にFWエジガル・ジュニオが4試合連発となる決勝点をマーク。前節の痛い敗戦から立ち上がった横浜FMが、次節FC東京との首位攻防戦に勢いをつけた。

 ホームの横浜FMは前節の清水戦(●2-3)で退場したFWマルコス・ジュニオールが出場停止のため、U-20W杯に出場していたMF山田康太が今季初出場。対する松本は前節の仙台戦(●0-1)で負傷したDF橋内優也ら3選手に代わり、今季初出場のFW山本大貴、DFエドゥアルド、MFパウリーニョが入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は立ち上がりから激しい攻め合いの様相。前半6分、松本は右サイドをMF田中隼磨が崩すと、折り返したボールがGKチアゴ・マルチンスに当たってゴール方向に飛んだが、GK朴一圭が絶妙な反応で止める。横浜FMも同8分、MF天野純の縦パスにFW仲川輝人が抜け出したが、シュートはGK守田達弥がストップした。

 松本は前半10分、相手DFがロングボールの処理を誤ったのにつけ込み山本がシュートを狙うも枠外。横浜FMは同11分、DF和田拓也の縦パスを天野がつなぎ、山田がペナルティエリア右寄りを攻め込んだが、右足で狙ったシュートはゴールポストに阻まれた。同18分、ゴール約25m前からの天野の直接FKはクロスバーに直撃した。

 互いに決定機を多く作る中、松本は前半26分、DF今井智基のクロスをT・マルチンスがクリアできず、セカンドボールを拾ったMF宮阪政樹が左足ボレーを狙ったが、これもクロスバーに直撃。横浜FMは同36分、左サイドに位置取った仲川のクロスから和田が強烈なシュートを狙うも、わずかに左へ外れ、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

 後半も一進一退の攻防でスタートしたが、先に動いたのは松本の反町康治監督。持ち前のスピードをなかなか活かせない山本に代わってMF中美慶哉を2トップの一角で起用した。対する横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督は同19分、前半に絶好機を逃した山田を下げてMF大津祐樹を投入した。

 すると後半21分、横浜FMにビッグチャンス。中盤でボールを奪った仲川がドリブルで攻め込み、大津がつないだボールをFW遠藤渓太がシュート。しかし、ゴール右に飛んだボールはわずかに枠を外れた。さらに同25分、天野の左CKをDF畠中槙之輔が頭で合わせたが、これもゴール上へと飛んだ。

 やや劣勢となった松本は後半26分、FW永井龍に代えてFW高崎寛之を投入し、前線に攻撃の起点をつくろうと試みる。ところが同35分、横浜FMは大津が左サイドを突破すると、ゴールライン際で中央に折り返し、FWエジガル・ジュニオがトラップ。華麗なターンから右足でネットを射抜き、ついに松本の堅守をこじ開けた。

 E・ジュニオは今季8ゴール目。シーズン序盤に4試合の負傷欠場を経験したが、得点ランキング単独トップに立った。ビハインドを負った松本は後半37分、左サイド攻撃から宮阪がクロスを送り、ニアで高崎がつぶれて流れたボールに田中が大外から反応したが、シュートは惜しくも枠外。そのまま試合は終わり、横浜FMが大きな勝ち点3を奪った。

(取材・文 竹内達也)

4戦連発&得点ランク単独首位!! 横浜FMエジガル「チームが好調なおかげ」 | ゲキサカ

 エースの個人技が松本山雅FC守備陣をこじ開けた。横浜F・マリノスFWエジガル・ジュニオは後半35分、MF大津祐樹の折り返しに反応してニアサイドでトラップ。背中で相手ディフェンスをいなすと、振り向きざまにネットへ流し込んだ。4試合連続の今季8ゴール目。これで得点ランキング単独トップに立った。

 ボール保持率は70%を超えようかというこの日の横浜FMだったが、ゴールまでの道のりは遠かった。5-3-2の守備ブロックから連続的なプレッシングを掛けてくる松本に対し、持ち味のパスワークは本領を発揮できず。左右のポジションチェンジ、4-2-3-1へのシステムチェンジも試みたが、なかなかスコアを動かせなかった。

 そんな後半35分に決まった一撃。E・ジュニオは「相手がブロックを組んできてスペースがない中、なかなかボールをもらえなかったが、その中でも後半は動いてスペースをつくった。祐樹が走ってハードワークしてくれてあのプレーにつながった。背負いながら反転してシュートを決められて嬉しかった」と柔らかな表情で振り返った。

 ゴール数で並んでいたMFマルコス・ジュニオール(横浜FM)ら4人を突き放し、得点ランキング首位。それもシーズン序盤に4試合の欠場を経ながらの成績だ。暫定2位のチームを牽引するエースは「マリノスを代表して得点王に立つことができて嬉しいし、幸せなこと。ただチーム全体が好調でサポートしてくれるおかげ。引き続きチームの好調を続けて得点を決めたい」とさらなる量産を誓った。

(取材・文 竹内達也)

“旧友”振り切り決勝アシスト! 横浜FM大津「前半に試合を見ていて…」 | ゲキサカ

 ピッチ外から見ていた解決策をピッチ内で体現してみせた。横浜F・マリノスMF大津祐樹は後半19分、MF山田康太との交代でピッチに登場。そして同35分、FW遠藤渓太のスルーパスに反応して左サイドを切り裂くと、ゴールライン際のボールを折り返してFWエジガル・ジュニオの決勝点をアシストした。

 3-5-2の布陣で激しいプレッシングと固いブロックを使い分ける松本山雅FCに対し、なかなかゴールをこじ開けられなかったこの日の横浜FM。「前半に試合を見ていて、足元になるシーンが多かった。選手の特徴かもしれないけど、試合に出た時は背後に出てスペースをつくろうと思っていた」。背番号7のそんな姿勢が勝利に導いた。

 アシストの場面はDF今井智基とのマッチアップ。2015〜17年に柏で共にプレーした間柄だ。取材エリアでも「またLINEする」と旧交を温めていた大津は「普段から仲がいい。アイツの特徴として絶対に身体を当ててくると思ったので、先に当ててバランスを崩そうと思った。一緒にやっていたおかげでプレーも分かったので良かった」と笑みを浮かべながら明かした。

 昨季は主力級の立ち位置を築いていた大津だが、今季はわずか1試合の先発。なかなか満足のいく出番を得られていない状況だが、この日はMF三好康児がコパ・アメリカ参戦中、MFマルコス・ジュニオールが前節の退場処分により出場停止というチームの窮地で、しっかりとアピールに成功した。

「もちろんスタメンで出たい気持ちはあるけど、監督を信じているし、こうやってちゃんとチャンスを与えてくれる。そういった中で自分たちが結果を出してチームを高めていくのが大事だし、誰が出ても強いマリノスでいないといけない」。

 そう語った背番号7は「優勝するチームは全員がプレーしても良いチームなので」と高らかに宣言。1週間後に控える次節は首位のFC東京戦。コパ・アメリカでの三好の活躍にも刺激を受けているという大津は「お互いにいい刺激を高めて、良いチームが出来上がっている。次もしっかりと勝ち切りたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)

“インパクト”求めるも、あえて下がった横浜FM山田康太「相手を見てみようと…」 | ゲキサカ

 苦しい戦力事情があって掴んだ今季リーグ戦初出場、横浜F・マリノスMF山田康太は並ならぬモチベーションで試合に入っていた。すると前半11分、MF天野純のスルーパスに相手守備ブロックの脇で反応し、ビッグチャンスが訪れた。

「いろんなチーム状況があって出番が回ってきた」。U-20W杯に参戦していた背番号14が素直に認めたように、この日は代役としての出場だった。MF扇原貴宏の負傷、MF三好康児のコパ・アメリカ参戦、MFマルコス・ジュニオールの出場停止が重なっていたためだ。

 しかし、チャンスは思わぬところからやってくるもの。山田は「普通のプレーをしたらマルコスが次も出ると思うし、インパクトのある結果が欲しかった」と闘志を燃やし、4-3-3のシャドーポジションでピッチに立った。

 すると前半11分、まさにインパクトを示すには絶好のチャンスが転がり込んだ。低い位置でボールを持ったDF和田拓也のパスを天野がつなぎ、斜めのパスが山田の下に入ると、アグレッシブな前傾姿勢から迷わず右足を一閃。ところが、このシュートはゴールポストに阻まれてしまう。

 試合はまだ始まったばかり。決定機を逃した山田にも次なるチャンスが訪れるはず……とも思われたが、自身の気持ちは違っていた。「途中から変化が必要だと思って、自分が少し下がった位置で作ろうと純くんに話した」。チームがやや停滞した時間帯を迎えていた中、自らやや低いポジションを取るようにしたのだ。

「立ち位置で相手を見てみようと。自分が後ろに落ちたら相手がどうなるかを見てみたかった」。自己判断でのポジション変更の意図を説明した山田は「前に行ってゴールを狙いたかったけど、チームが勝つためにどうしたらいいかを考えた」と葛藤の結果だったことを明かした。

 前半を「一人ひとりが自分のことしか考えないプレーになると、もう横浜F・マリノスのサッカーではない」と評した指揮官に、山田のこの決断がどのように映ったのかは分からない。それでも後半スタート時、アンジェ・ポステコグルー監督は山田が判断したとおり、システムを4-2-3-1に変更したのも確かだった。

「前半の後半あたりはパス本数も増えて、自分たちのサッカーという中でテンポも出てきた。その中で後半の頭から純くんと喜田くん(MF喜田拓也)が2枚になって、自分がナンバー10のところに入った。監督がそれを見て今日は2ボランチのほうがハマると思ったのかは分からないですけど……」。

 もっとも、そんな手応えとは裏腹にどこか悔しそうな表情を浮かべていた。その後は消える時間帯が続き、後半19分にMF大津祐樹と交代。決勝点がそこからに生まれたためだ。「球際に相手が来ていて、背中から圧力を感じるプレーが多く、改善できなかったのは反省点」。冷静に自らを表現できた手応えと、結果につなげられなかった課題。どちらのほうが大きかったかは定かではないが、“日の丸”帰りの19歳が大きな経験値を手にしたのは間違いない。

(取材・文 竹内達也)

終盤にエジガル弾! 横浜FMがホーム4連勝で暫定2位へ(12枚) | ゲキサカ
4戦5発の横浜FMエジガルが得点ランク単独首位へ(4枚) | ゲキサカ
途中出場で千金アシストの横浜FM大津「次もしっかり勝ち切りたい」(4枚) | ゲキサカ
メモリアルゲームの横浜FM天野「まさか夢にも思わなかった」(4枚) | ゲキサカ

サカノワ

「大津ーエジガル」弾!横浜FMが松本を力でねじ伏せる | サカノワ

–エジガル・ジュニオは4試合連続通算8ゴールで得点ランクリーグトップに。

[J1 16節] 横浜FM 1-0 松本/2019年6月22日/日産スタジアム

 J1リーグ16節の横浜F・マリノス対松本山雅FCの一戦は、80分、ペナルティエリア内の左サイドをえぐった大津祐樹のパスをエジガル・ジュニオが反転しながらねじ伏せて先制に成功。これが決勝点となり、ホームチームが1-0の勝利を収めた。

 立ち上がりからアグレッシブに仕掛けるホームチームは幾度となく松本ゴールに襲い掛かる。11分にゴール前へ走り込んだ山田康太のシュートがポストを直撃。さらに18分、ゴール正面約25メートルの位置から天野純が放った直接フリーキックはクロスバーに嫌われる。

 さらに和田拓也、ティーラトンの両サイドバックも強烈なシュートを放つものの、松本ゴールを割ることができない。

 一方、松本もチャンスは作り出した。今季初出場の山本大貴と、永井龍が前線からのチェイスと背後を突く動きを怠らず、そこに中盤の選手たちも連動し、何度かショートカウンターを発動。しかし山本がフリーのシュートを外し、宮阪政樹のショットもバーを叩く。

 後半に入り、両チームともに選手を交代しながら攻撃の活性化を試みる。迎えた80分、途中出場の大津が5レーンのハーフスペースを突破で突き抜けクロスを放つ。これを受けたエジガル・ジュニオがシュートをねじ込み、ついに均衡を破った。

 エジガル・ジュニオは4試合連続通算8ゴールで、J1得点ランキングトップに立った。

 その後、松本は田中隼磨が決定的なシュートを放ったものの枠を捉えきれず……。最後までシュート精度を欠いてゴールをモノにできず、その差が結果となった。

 横浜FMは前節清水エスパルスに敗れたものの連敗せず、最近5試合4勝1敗。一方、松本は2連敗で最近3試合勝ち星なし。

【横浜×松本】天野純が「監督から怒られた」理由とは?ポジション変更で奮い立つ | サカノワ

–惜しかったFKは、次節FC東京戦との大一番に向けて、改めて磨き込む。

[J1 16節] 横浜FM 1-0 松本/2019年6月22日/日産スタジアム

 横浜F・マリノスのMF天野純が、16節の松本山雅FC戦に先発し、J1通算100試合出場を果たした。ゴールまで約25メートルの直接FKはクロスバーに阻まれたものの、前半はインサイドハーフ、後半はボランチに入ってボールを引き出し、1-0の勝利に貢献した。

 ハーフタイム、アンジェ・ポステコグルー監督から”雷”が落ちたという。

「監督に怒られて(苦笑)。『お前、もっとボールに絡め!』『ボランチに入れ!!』と。前半は少し前目な位置で、相手のギャップのところに残って縦パスを引き出そうとしましたけれど、相手も元気だったこともあり上手く行きませんでした。後半は指示を出されたので、しっかりと後ろからビルドアップを助けながらゲームコントロールする役割に重点を置き、そうすることで勝利に持ち込めました」

 横浜FMは立ち上がりの4-3-3から4-2-31に布陣を変更。天野が1列下りる形にした。その理由について、ポステコグルー監督も「本来70、80回ボールを触る選手なのに、前半は10本ほどしかパスをしていなかった」と、松本が施してきた”マリノス対策”の打開策として施したことを説明していた。

 天野もその狙いを理解したうえで、スペースに顔を出しながらパスを散らしていった。

「相手が3ボランチ気味で来て、前半は俺と(山田)康太のシャドーで並んでいても上手くボールが回らず、俺とキー坊(喜田)が横並びになることで、3ボランチを引き出してギャップを突くことができました」

 80分の得点シーン。天野自身はボールに絡んでいないものの、彼のいたサイドから打開している。

 空間に顔を出して松本の選手たちを引き寄せ、天野がパスコースにもなり得る選択肢の一つになりながら、大津祐樹の突破による打開とエジガル・ジュニオのゴールを後方からサポートした。

「祐樹くんの頑張りのお陰で、あそこまで進入できました。もちろん(得点を決めた)エジも良かったですけれど、あそこに入り込めた祐樹くんのプレーが、あの場面ではすべてだったと思います」

 そのようにチームとしての”崩し”を体現した大津の豪快な突破を称賛していた。

 また、19分、クロスバーを叩いた直接FKの場面。横浜FMの10番は悔しさを噛み締め、次節でこそ、と決意を示す。

「ちょっと(体、ボールが)回りきらなかったので、そこは練習から突き詰めていきたいです。惜しいでは意味ないし、あれを決めていれば、より確実に勝てていました。次は(首位)FC東京戦。あのような場面で決め切らないと勝てない」

 そして天野はJ1通算100試合出場を達成した。「マリノスの下部組織から育ってきて、大学を経由して(100試合目を)迎えられて感慨深いものはあります。本当に周りの人に支えられてここまで来られたと痛感しています。まず、その方たちに感謝したいと思います」と、節目の試合を勝利で飾れたことを喜んでいた。

「勝ち切ったことにチームの成長を感じますし、優勝を狙えるんじゃないかな、という雰囲気が少しずつ漂ってきていると感じます」

 マルコス・ジュニオールが出場停止、三好康児はコパ・アメリカ(南米選手権)の日本代表遠征で不在。そのなかで掴んだチームの総合力をも示す勝点3となった。

 6月29日、リーグ戦の対戦一巡目の終わりとなる。首位のFC東京との味スタ決戦は、チームにとって、天野にとって、そしてサポーターにとって、現在地を知る意味でも、楽しみな”大一番”となる。

取材・文:塚越始

theWORLD

[MIXゾーン]監督に怒られた天野純 松本山雅戦後に語った“自身の課題”とは|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

–松本山雅戦の後半はボランチでプレイ

横浜F・マリノスのMF天野純が、22日の明治安田生命J1リーグ第16節(松本山雅FC戦)での自身のプレイを振り返った。

同試合終了後、天野はミックスゾーンで報道陣の囲み取材に対応。ハーフタイムにアンジェ・ポステコグルー監督より叱られていたことを明かしたうえで、ボランチでのプレイを命じられた後半に意識した点について語った。

「監督に『もっとボールに絡め』と怒られました。前半はあえて前(敵陣ゴール前)に残りながら味方からの縦パスを引き出そうとしたんですけど、『(後半から)ボランチに入れ』と監督に言われたので、後方からビルドアップを助けて、ゲームをコントロールする役割に重点を置いてやりました。その結果1-0で勝てたので良かったと思います。相手が3ボランチ気味([5-3-2]の布陣)で、そのまま2シャドーで俺と(山田)康太が前で並んでいてもうまくボールが回らなかったので、後半は俺とキーボー(喜田拓也)がボランチで横並びになって相手の3ボランチを引き出そうとしました。後半は相手の3ボランチを引き出しながらギャップを突くことができていたと思います」

また、天野は同じくミックスゾーンで『theWORLD』エディターのインタビューに応じ、松本山雅戦で浮上した自身やチーム全体の課題について語ってくれた。

─敵陣に侵入した際、サイドチェンジのボールを使って相手守備陣の体の向きを変えるプレイがチーム全体として少なかった印象があるのですが、その点についてどうお考えですか。

天野 「ロングボールを使うというのは(基本的に)自分たちのスタイルではなく、しっかり下で繋いでギャップを作りながら(徐々に)逆サイドに展開していくのがメインなので、必然的にサイドチェンジ一発というのは少なくなると思います。ただ、時にはそういったプレイが必要だとも思っているので、自分やキーボーといった真ん中の選手がサイドチェンジのボールを増やしていくことで怖さが出てくるのかなと感じています」

─今日の試合については、もっとサイドチェンジのボールを増やした方が良かったですか。それとも、そこまでその必要性は感じませんでしたか。

天野 「自分がボランチに入った時には、一発のパスで相手の背後をとるということをしていかないと怖さというものは出てこないと思います。そこはもっとやっていかないといけないなと感じましたし、おっしゃる通りそういったパスを増やせれば、逆にもっと(チーム全体で)ボールを繋げるようになると思うんで、そこはバランスを考えながらやっていきたいです」

昨年は[4-3-3]の布陣のインサイドハーフで起用されることが多かった天野だが、今季はボランチに入ることが増え、自陣後方でパスを捌きながら相手MFを引き出すというタスクをポステコグルー監督より与えられている。「たとえボランチで出たとしても敵陣ゴール前で攻撃に絡んだり、貪欲にゴールを狙うということはしていきたい」と、先月31日の湘南ベルマーレ戦(J1リーグ第14節)終了後にも語っていた同選手だが、監督から求められている役目を全うしつつ、得点やアシストなどの目に見える結果を残すことができるだろうか。プレイの幅を広げつつある同選手の更なる進化に期待したいところだ。

スポルティーバ

横浜FMが暫定2位に浮上。「攻撃は最大の防御」の着地点を発見か|Jリーグ他|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

「堅牢さ」――それは1995、2003、2004年に、横浜F・マリノスがJリーグの王座に就いたときの代名詞だった。堅い守備で相手を跳ね返す。その安定感が攻撃を回していた。GK川口能活、DF井原正巳、小村徳男、松田直樹、中澤佑二らは、日本代表でも守りの中心だった。2004年のJリーグ制覇以来、最も王位に近づき、天皇杯を獲得した2013年のチームも、難攻不落を誇っていた。

 ソリッドな戦い方は、横浜FMの伝統と言える。

 しかし、2018年にアンジェ・ポステコグルーが監督に就任すると、横浜FMはエキセントリックな攻撃サッカーを信奉するようになった。昨年は連勝後に連敗を繰り返し、不安定な戦いぶりだった。能動的に攻め続けるも、その裏を取られる形で、失点を増やした。

 だが今シーズンは、その着地点を見つけつつある。最多得点を誇りつつ、強力な攻撃が守備を旋回させているのだ。

「パスの本数は意識しています。(パスを素早く回すことで)相手を攪乱できる、というのは選手も実感している」

 横浜FMの下部組織で育った19歳のMF、山田康太の言葉だ。新たな発想の戦いは、チームの新時代の代名詞になるのか――。

 6月22日、日産スタジアム。4位の横浜FMは14位の松本山雅を迎え、正念場となる試合を戦っている。勝てば首位争いに踏みとどまるが、負ければ一歩後退する。前半の折り返し前、覇権を得るには負けられない一戦だった。

「7対3、もしくは8対2でボールをつなげられても、引き込んでのハーフコートゲームはやりたくなかった。相手の(ボールを回す)ストロングはウィークにもなる。それに見合う選手を選び、準備してきた」(松本・反町康治監督)

 横浜FMは序盤、中盤の中央を厚くした松本の守備に手こずった。同時に、高いラインの裏を狙われる。セットプレーも要注意だった。

 もっとも、プレッシングを抜け出し、高い位置でボールを受けると、相手を易々と押し込んでいる。サイドバックがプレーメーカーのような位置を取って、攻撃の起点になった。サイドから中へ人を引き連れることによって、スペースを創り出す。その空間を連動して使う選手がいて、チームのオートマチズムがあった。

 前半8分、中央のMF天野純にボールが渡った時、右サイドバックの和田拓也が中に走ってマーカーを引き連れる。それにより右サイドでフリーになったFW仲川輝人にパスが渡ると、決定機を迎えた。続いて前半11分、右サイドバックの和田が中央に切れ込みながら、ワンツーで中の人を動かし、右でフリーになったMF山田にパス。シュートはポストを叩くが、セカンドボールを拾った左サイドバックのティーラトンが、左足のクロスを送り、FWエジガル・ジュニオに合わせた。

 どちらも得点には至らなかったが、攻撃の連動性の高さを見せつけた。

 一方、2バックに等しいほど前がかりになるため、一発を放り込まれ、崩れる可能性もあった。事実、昨シーズンは守備の乱れで失点を重ね、リズムを失い、連敗した。波が大きかった。

「(戦術的に去年よりも)理解が深まっているし、メンタルも強くなってきた。前節(清水エスパルス戦)は逆転負けして悔しい思いをした。そのなかで選手自身が、どう戦うべきか、あらためて考えてくれた。去年のような、いいときと悪いときの差が小さくなっている。自信を持ってプレーできているのが大きい」(ポステコグルー監督)

 横浜FMは松本の頑丈さに手を焼いた。しかし、攻め続けることで、確実に相手を消耗させていたのだろう。64分にFW大津祐樹を交代で投入すると、攻撃の強度はさらに上がって、その優位が露わになった。

 80分だ。バックラインでパスを回した後、DF畠中槙之輔が左タッチラインのFW遠藤渓太に展開。松本はこれに対応するが、疲労からか出足が鈍る。外へのパスで中のスペースを作り、遠藤のパスが再び中へ入る、そこを大津が走り抜け、1対1で走り勝つと、エリア内のエジガル・ジュニオに折り返した。エジガルは相手選手を背負いながら、力と技で反転してかわし、右足でシュートをゴールに叩き込んだ。

 最後は個の強さが出たが、それはチームとして攻め続けた”報酬”だった。

「相手はブロックを作って守ってきて。なかなかスペースをもらえなかった。自分たちが動いてスペースを作りながら、ハードワークを続けた。そこに(大津)祐樹が入って、粘ってクロスをもらって、反転からシュートを決められた」(エジガル・ジュニオ)

 この1点で勝利した横浜FMは、暫定ながら2位に浮上した。エジガル・ジュニオは8得点でゴールランキング単独首位。チームは27得点でリーグ最多を誇っている。一方で失点は20点と下から7番目に多く、攻撃力が顕著だ。

「(松本戦を)勝ちきったのは成長と言える。でも、次は首位のFC東京(との対戦)なので、決めるべきところを決めないと難しい」(天野)

 はたして、横浜FMは攻め続けて王位に就けるか。

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横浜F・マリノス 2019マッチレポート | 6月22日 vs 松本 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

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2019/06/15 今週の「横浜駅みなみ西口」のプロモーションポスターまとめ(第16節 松本山雅FC戦)

2019/06/23 今週の「横浜駅みなみ西口」のプロモーションポスターまとめ -その2-(第16節 松本山雅FC戦)

2019/06/21 【スタジアム観戦情報まとめ】2019/6/22(土)18:00KO J1第16節 横浜F・マリノスvs.松本山雅FC@日産スタジアム #横浜FM対松本
 
 

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