【試合結果まとめ(2○1)】2019/3/2(土)13:00KO J1第2節 横浜F・マリノスvs.ベガルタ仙台@日産スタジアム



 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2019 明治安田J1 第2節 vsベガルタ仙台 | 2019 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー

「ホームでの開幕という意味でも、すごくいい試合ができましたし、いいパフォーマンスをお見せできたと思います。2点とも素晴らしいゴールでした。
もっともっとチャンスをつくれたと思いますが、ガンバとの開幕戦、そしてホームでの開幕戦で2連勝というのはすごくいい結果です。良かったです」

質問:去年と今年でメンバーが大きく変わりながらも、これだけ成熟度が高いサッカーができている理由は?
「おっしゃるとおり、いいスタートが切れています。本当に自分が望んだ選手たちがチームに入ってくれました。彼らが、これだけ早くチームがやろうとしているサッカーを理解し、しっかりとピッチ上で見せられているということは非常に良いと思います。
そして我々は非常に若いチームになりました。CBはとも23歳、喜田は24歳、三好も21歳など本当に若いチームになりました。すごくいい形で進んでいると思います」

質問:今日2得点を挙げたエジガル ジュニオの評価と、彼のストロングポイントを教えてください。
「彼は他の選手よりも遅れてチームに合流したのですけれど、自分たちがやろうとしているサッカーという部分を、本当に早く学んでくれました。
今日2得点を決めましたけれども、彼以外も4,5回得点できるチャンスがありました。彼以外の選手たちも、本当に良くやってくれていると思います。
エジガル ジュニオ選手に関しては、特にメンタルが強く、しっかりと頭の中で理解しながらプレーしてくれています」

選手コメント

広瀬 陸斗

「(前半、左からのクロスにシュート)自分たちのポジショニングが結構変わるので、いつも味方のポジショニングを見ながらやっています。あそこはテル君のポジショニングの場面だったけど、決められたら良かったです。
PKを獲得した場面は、マルコスが開いて、あそこのスペースに誰もいなかったので、自分が入っていきました。いいワンツーができたと思います。
(後半のミドルシュートは)テル君にボールを出した時点で、センタリングのこぼれがあるなと意識していました。うまく詰められたと思います」

エジガル ジュニオ

「今日もみんな、勝点3を取るぞという強い気持ちで臨みました。1点目はマルコスがPKを取ってくれて、2点目はテルから速い、とっても素晴らしいボールが来ました。私は決めるだけ。とても感謝しています。
(2点目の場面は)純もニアに入り込んでくれたので、私はかぶらないポジションを取ることを意識しました。テルが自分を見ていたので、ファーで準備していました。
(母国のブラジルが2002年のW杯を戦った日産スタジアムでプレーして)感動的でした。すごく幸せです。ブラジルが優勝を決めたスタジアムでプレーし、しかも点が取れました。日本に来るチャンスを与えてくれた神様に感謝します」

喜田 拓也

「(試合後、表彰された感想は)自分の仕事は見栄え的にわかりづらいんですが、見てくれている人がいるんだなと思い、嬉しかったです。自分も周りに支えられている存在なので、周りの頑張りが勝ちにつながったと思います。
自分がずっとコツコツ意識して取り組んできたこと、練習でつかんできたことに手応えを感じます。攻守両面でチーム全体をオーガナイズすることを意識していますが、できている部分、まだまだの部分があります。去年は苦しみましたけど、今年はいいサッカーをするだけでは意味がない。勝ちに貪欲な集団を目指していきたい。
(100試合出場について)苦しんでもがいてきて、今があると思います。F・マリノスで育った身としては、このクラブで達成できたことを嬉しく思います」

Jリーグ.jp

横浜FMvs仙台の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2019年3月2日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 22,751人
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選手コメント

エジガル ジュニオ

--開幕2試合で3ゴールは素晴らしいスタートだと思うが?
今回の試合に関しては、強い気持ちで勝点3を取るということが頭の中にあったので、そういう気持ちで試合に臨んだ。最初のゴールはマルコス(ジュニオール)がファウルをもらって(得た)PKを決めることができた。2点目はテル(仲川 輝人)からの速いクロス、素晴らしいクロスだった。決めるだけだったので感謝している。

--2点目は動き出しのうまさが出たと思うが、感覚的にやっていたのか、周りを見て落ち着いてプレーできたのか。
見えていたし、あの形はマリノスのサッカー。ペナルティーエリアの中に人数をかけるのは練習からやっているし、(天野)純がニアに走り込んだのが見えたし、かぶらないポジションを取ろうと考えた。テルがしっかりと僕のことを見てくれて、パスを出してくれた。準備していたので決めるだけだった。

--ブラジル代表がW杯で優勝を決めた日産スタジアムでゴールを決めたことについて。
感動的だったし、すごく幸せな気持ちでいっぱいだった。僕の国が優勝を決めたスタジアムでゴールを決めることができてすごくうれしく思うし、日本に来るチャンスをいただけて神様に感謝している。今回だけでなく、毎試合このスタジアムで点を決めていきたいけど、自分のことだけを考えず、チームのために、マリノスのために何ができるかをしっかり考えてプレーしていきたい。

喜田 拓也

--マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたが?
準備はしていなかったし、自分の仕事は見栄え的に分かりづらいと思っていたけど、見てくれているということは当然うれしいし、自分も周りに支えられてああいう仕事ができると思うので、「いやあ、俺が頑張ったな」という気持ちもないし、周りの頑張りが勝ちにつながったのがすべてだと思う。

--結果が出ているが、チームは成熟しつつある?
勝ちへのアプローチというか、良いサッカーをするだけでは意味がない。裏を返せば、勝つための手法としてあれ(攻撃的なサッカー)をとっている。それをしっかり結果につなげていくことに関しては、去年の苦しんだ1シーズンの教訓があってのいまだと思う。苦しみながらも、もがきながらも進んできたからこそのいまがあって、まだ2試合だけど、勝ちが得られていると思う。苦しんだ1シーズンだけで終わらせるんじゃなくて、苦しんだぶん、今季は結果につなげていく。(シーズンの)最初にも言わせてもらったけど、勝つ集団にするつもりなので、勝ちにどん欲に、勝つことがすべてというぐらいのどん欲さがあってもいいと思う。何より結果ということを肝に銘じてピッチに立った。

マルコス ジュニオール

今日は良い試合だった。自分たちのやり方でしっかり入ったし、しっかりボールを持ってパスをつなげていたし、ポジショニングも良かったと思う。自分もチームプレーの中で良いパスを受けてペナルティーエリアに入ることができた。何よりチームとして勝利を手にできたことが良かった。

--PKを奪ったが、キッカーがエジガル ジュニオ選手ということは決まっていた?
キッカーは決まっていた。監督からの指示でエジガルということは決まっているので、彼が決めてくれて良かった。ただ、エジガルがいない場合には蹴る準備ができているし、蹴りたいと思う。

--横浜FMの攻撃的なサッカーに適応できている?
だいぶ慣れてきた。ボールをつなぐ中で自分はサイドに開いてプレーしているけど、サイドばかりではなくて中に入って、中でもつなげるチームなので、しっかり外からと中からを混ぜながらやっている。攻撃的にやっているけどそれだけではなくて、ボールを失ったときには前からボールを奪うサッカーになっている。

 
 

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2019 明治安田生命J1リーグ 第2節 vs.ベガルタ仙台 ハイライト動画 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 エジガル2発!新戦力活躍で2季ぶり開幕2連勝― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜はFWエジガル・ジュニオ(27)が2戦連続ゴールを挙げ、仙台を2―1で下し、開幕2連勝とした。アンジェ・ポステコグルー監督(53)就任1年目の昨季は、残留争いに巻き込まれるなどリーグ12位と低迷。今季は新戦力のフィットも早く、古豪復権へ好スタートを切った。一方、浦和は公式戦3試合連続ノーゴールで、札幌に0―2と完敗。厳しい船出となった。

 サポーターが待ち焦がれたホーム開幕戦で、新加入のエジガル・ジュニオが実力を証明した。前半27分、ペナルティーエリア右で倒されると、獲得したPKを自ら決めた。ホーム通算700得点のメモリアルゴールで勢いに乗ると、同39分には速攻からFW仲川の右クロスを右足で合わせた。2戦3発と勢いに乗る助っ人は「素晴らしいサッカーを見せられた」と胸を張った。

 ホームでのプレーを待ちわびていた。02年W杯日韓大会。ブラジルがドイツを下し、5度目の世界一に輝いた場所が日産スタジアムだった。「僕の国が優勝を決めたスタジアムで点を決められるなんて感動的で幸せ」と感慨に浸った。

 2季ぶりの開幕2連勝にポステコグルー監督も「良い結果だ」とうなずく。昨季は守備的スタイルからハイラインを敷く攻撃的なスタイルに転換したが、戦術の浸透に時間を要して低迷した。オフにはDF中沢が引退を発表したほか、FW伊藤(鹿島)、DF山中(浦和)ら主力が相次いで移籍。影響が不安視されたが、選手は昨季の反省を生かしてポジションの近い選手同士で会話を増やし、スムーズな意思疎通を図った。エジガル・ジュニオのほか、MF三好、DF広瀬ら新戦力がフィットし、好調のチームを支える。アタッキングフットボールは、2年目を迎え成熟度を増している。

2019/03/03 【横浜】アタッキング・フットボールを支えるGK飯倉大樹の「動」から「静」への進化 | サッカーダイジェストWeb

 3-2で競り勝ったG大阪との開幕戦に続き、ホームに仙台を迎えた一戦は2-1の勝利を収めて、連勝を飾った。仙台戦も1点差の勝負を勝ち切ったが、スコア以上に内容で相手を圧倒。71.0%のポゼッション率で主導権を握り、仙台の3倍のシュートを放つ。ワンサイドゲームと言っても、おかしくはない戦いぶりだった。

 敵陣でのプレータイムが増えれば、それだけ失点のリスクは減る。アタッキング・フットボールを掲げるチームとしては理想的な展開だが、そうなると必然的に、守備の選手、とりわけGKがボールに触る頻度は少なくなる。

「今のサッカーをしていれば、GKのところは、なかなかボールが来ないなかで、時折あるピンチとかクロスに対処しなければならない。ぼんぼんボールが来て、リズムを作るというわけではないから、GKとしては少し難しい部分はある」

 横浜の絶対的守護神、飯倉大樹は現状をそう語る。たしかに仙台戦では、プレーに絡む場面は決して多くはなかった。

 それでも、何度か際どいクロスが飛んできても、キャッチングやセービングがブレることはなかった。終了間際にPKで失点を喫したとはいえ、試合を通じてプレー回数は少なかったにもかかわらず、最後まで安定感は保たれたままだった。

 それができたのは、ボールが来なくても集中力を切らさなかったことが大きい。そのためには、これまで以上にコーチングを意識することで、臨戦状態を整えているという。

「ちょっとしたズレのところを、細かく指示したり。ほんの少しのポジショニングの差で、相手も引かざるを得なくなる。そこの駆け引きはあるから」

 特に中盤やSBの選手には、「声が届く範囲で」ポジショニングの修正をコーチングする。

「(アンカーの)キー坊(喜田拓也)とか、(インサイドハーフの三好)康児とかが、いろいろ“出入り”していると、相手がくっついてきたり、こなかったりする。そこは本当によく見るようにしている。キー坊を前に出せば、例えば(相手の)2トップの片方がちょっと下がる。そうるすと、うちのCB、シン(畠中槙之輔)とかチアゴ(・マルチンス)が空いてきて、自然と相手の陣形も下がるし、カウンターを食らうリスクも減るから」

 相手の動き方によって、どこにスペースが生まれるか。そこを効果的に活用するために、フィールドプレーヤーにコーチングして、ポジショニングを微調整する。
「康児に『下がるな!』とか、(左SBの高野)遼に『出ていけ!』とか」

 自分の集中力を切らさないために、いつピンチが訪れても確実に防げるように、コーチングに重きを置く。そうすることで、オーケストラの指揮者のように、味方を動かして、試合を有利に運べるようにする

「それが上手くいくと、今日(仙台戦)の前半みたいに相手を押し込めるから。そういうのは楽しいかなと思う」

 フィードひとつとっても、細心の注意を払う。

「俺がすぐにサイドに出すと、そのままの流れで相手が出てきて、ハメられることもある。だから、中にいるキー坊とかにあえて出す。それで相手を食いつかせれば、次にパスを受ける人の角度ができるたりするから」

 飯倉のフィードひとつで、ビルドアップがスムーズになり、ポゼッション率も高まる。ボールを出した後に、「あっちのほうが空いていたかな」と考え直すこともある。それはそれで集中力を保つことにつながっているのだろう。

「去年はハイラインの裏をカバーしたりとか、言うなれば『動』だった」

 就任2年目を迎えたアンジェ・ポステコグルー監督が目指すアタッキング・フットボールの下、昨季の飯倉は“11人目のフィールドプレーヤー”として、チームの助けになるよう、自身も試行錯誤を繰り返した。だが、今季は「俺のコーチングだけで守るというか。それは監督からも求められているし、声でもプレーに関与する。それは続けていきたいし、配給ももっと工夫したい」とプレースタイルは変わった。「動」から「静」へのシフトチェンジだ。

「昔、誰かが『サッカーは頭を使うスポーツだ』と言っていて、そんなことないだろ、とかちょっと思っていたんだけど(笑)、最近はやっぱり頭を使うんだって、改めて考えるようになった。これまではどちらかというと感覚に頼る部分が大きかったけど、より頭を使うようになると、また違った面白さがある」

 開幕2連勝と好調を維持する横浜を、最後尾から下支えする飯倉には、もうひとつの変化がある。今年はワイルドなヒゲをたくわえているが、その理由はこうだ。

「ヒゲ? 凄いでしょ。アリソン・ベッカー(リバプール/GK)ね(笑)。あるいはオタメンディ(マンチェスター・シティ/DF)。まあ、エデルソン(マンチェスター・シティ/GK)ほどの飛び道具は俺にはないから、エデルソンより、やっぱりアリソン・ベッカーを目指そうかな。ヒゲからね(笑)」

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

ニッカンスポーツ

横浜がジュニオの2戦連続弾で開幕連勝/横-仙2節 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスがホーム開幕戦に勝利し、開幕2連勝を飾った。

アウェーのベガルタ仙台が5バックで守備を固めてきたが、横浜は右サイドから相手の守備網を攻略。

前半27分にはFWエジガル・ジュニオがPKを決め、2試合連続ゴールで先制。これがホーム通算700得点目となった。同38分にはFWジュニオが右からのグラウンダーのクロスを流し込んで2点目を決めた。

後半も横浜が主導権を握った。同21分にはFWマルコス・ジュニオールがゴール正面からシュートを放つなど決定機をつくったが、追加点は奪えなかった。仙台は終了間際の同44分にFW石原直樹がPKを決めて1点を返したが、昨季Jリーグ戦で2戦2敗13失点(4得点)を喫した天敵への苦手意識を払拭(ふっしょく)できなかった。

横浜ジュニオ「もっと点を」クラブ通算700得点目 – J1 : 日刊スポーツ

新加入の横浜F・マリノスFWエジガル・ジュニオが、ホーム通算700得点目を含む2得点を挙げた。

前半27分にPKでメモリアルを飾ると、同39分には右クロスに合わせて2点目を決めた。2戦3発の活躍でチームを2年ぶりの開幕2連勝に導き「そういう数字(700得点者)に名前が入るのはうれしい。もっともっと点を決めていきたい。マリノスのために何ができるかを考えてやりたい」と笑顔で語った。

サンケイスポーツ

横浜M・エジガルジュニオが存在感「日本に来るチャンスいただき、神様に感謝」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第2節最終日(2日、横浜M2-1仙台、日産ス)2連勝の横浜Mは新加入FWエジガルジュニオが存在感を示した。前半27分にPKを決めて先制し、同39分には仲川の鋭い右折り返しを押し込んだ。開幕節ではGKの飛び出しを外す巧みな浮き球でゴール。2試合3得点で、ペナルティーエリア内での質の高さを見せつけている。

 ワールドカップ(W杯)日韓大会で母国ブラジルが優勝を決めた日産スタジアムでのプレーを楽しみにしていた。「幸せな気持ち。日本に来るチャンスをいただき、神様に感謝している」と相好を崩した。

横浜M・エジガルジュニオ、2発でチーム700得点 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第2節最終日(2日、横浜M2-1仙台、日産ス)横浜Mはホーム開幕戦で新加入のブラジル人、FWエジガルジュニオが2ゴールを挙げた。前半27分にチーム通算700得点となるPKを決めて先制すると、同39分にはFW仲川のクロスを押し込んだ。「チームメートが僕を順応させようとしてくれている」と感謝を口にした。ここまで2試合3得点で、開幕2連勝の立役者だ。

スポーツ報知

【横浜M】採点&寸評…仙台に2―1で勝利 新加入のFWエジカルジュニオ2発で開幕2連勝 : スポーツ報知

 横浜Mはホーム開幕・仙台戦で2―1で勝利。新加入のブラジル人FWエジガルジュニオの2得点で、開幕2連勝を飾った。

GK〈21〉飯倉大樹【5・5】5・5キロ走る。最後尾のゲームメーカー

DF〈18〉広瀬陸斗【5・5】安定。でも序盤の決定機は仕留めたい
  〈13〉チアゴマルチンス【6・0】高くて強い。しかも動ける。希少
  〈44〉畠中 槙之輔【6・0】空中戦はお任せあれ。プレーに迷いなし
  〈16〉高野 遼【5・5】特殊な戦術にピタッとフィット。理解度高め

MF〈8〉喜田 拓也【6・0】J1・100試合の経験から狩り場を熟知
  〈10〉天野 純【6・0】高精度の左足。背番号。雰囲気。ワクワク
  〈7〉大津 祐樹【5・5】スタイルを変えた昨季の衝撃はまだない
  〈41〉三好 康児【6・0】突破に加え、小気味よいパスで意表突く

FW〈23〉仲川 輝人【6・5】駆け引きを交えたドリブルは天下一品
  〈30〉エジカルジュニオ【6・5】(マン・オブ・ザ・マッチ)いるべき所にいる。ストライカー
  〈20〉李 忠成【5・0】まだまだ。ビハインドでこそ本領発揮しそう
  〈9〉マルコスジュニオール【5・5】PK誘ってきっちり獲得。仕事した
  〈11〉遠藤 渓太―出場時間短く採点なし

監督 アンジェ・ポステコグルー【6・0】競争あおり、チーム力向上。成果は顕著に

【横浜M】FWエジガルジュニオ、2発「これがマリノスのサッカー」 : スポーツ報知

 横浜Mはホーム開幕戦で仙台を2―1で下した。新加入のブラジル人FWエジガルジュニオが2得点し2戦3発。前半27分に先制PKを沈めると、39分には勢いよくペナルティーエリア内に進入し、FW仲川の高速クロスを右足でジャストミート。「ペナルティーエリア内に人数が入る。これがマリノスのサッカー」と胸を張った。

 02年日韓W杯で母国が優勝した日産スタジアムでプレーすることを心待ちにしていた。「感動的で幸せ。日本に来るチャンスをもらい、神様に感謝している」。チームは2年ぶりの開幕2連勝。前線からの守備も怠らない献身的な助っ人に、アンジェ・ポステコグルー監督(53)は「遅れて合流したが、すごく良いパフォーマンス」と称賛した。

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜2-1仙台|横浜のE・ジュニオと喜田が最高点の「7」。MOMは… | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 6.5
自慢の攻撃力でワンサイドゲームに持ち込む。前半で2点のリードを奪い、試合を有利に進めた。課題はフィニッシュの精度。多くの決定機をモノにしていれば、もっと楽に試合を終わらせることができたはずだ。

仙台 5
序盤から重心の低い陣形で横浜の攻撃に対処。しかし、前半のうちに2失点。マイボールにしてもイージーなミスでペースを奪うことができず。終了間際に1点を返すも、力の差を痛感させられる内容だった。
 
 
【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 6
終了間際のPKは逆をつかれ止められず。試合を通じてハイボールの処理は安定していた。

DF
18 広瀬陸斗 5.5
5分の決定機逸は減点ポイント。それでも、果敢に敵陣に入り込んで攻撃をサポートした。

13 チアゴ・マルチンス 6.5
激しくマッチアップした長沢を完封。素早い出足で相手に前を向かせないディフェンスも。

44 畠中槙之輔 6.5
エアバトルで簡単に負けず。自陣バイタルエリアでも最後まで集中力を切らさなかった。

16 高野 遼 6
攻守のバランスを崩さず、求められるタスクを堅実にこなして、勝利に貢献した。

MF
MAN OF THE MATCH
8 喜田拓也 7
高い危機察知能力でピンチを未然に防ぐ一方、リスクを恐れず攻撃にも積極的に顔を出す。球際でも激しく戦い、コーチングでもチームを鼓舞した。

10 天野 純 6.5(61分OUT)
自慢の左足で良質なラストパスを供給。ニアゾーンに侵入するタイミングもセンスあり。

41 三好康児 6
自由に動き回りながらボールに触り、リズムを作る。SBとの関係性も良好だった。

FW
23 仲川輝人 6
キレのある抜け出しからE・ジュニオの2点目をアシスト。守備も献身的にこなした。

30 エジガル・ジュニオ 7(64分OUT)
前半だけでPKを含む2ゴールを記録。最前線で基準点となるプレーも良かった。

9 マルコス・ジュニオール 5.5(86分OUT)
やや雑なプレーで流れを切ってしまうのは反省材料。PKを誘った突破は評価したい。

途中出場
MF
7 大津祐樹 6(61分IN)
1点を返された後、嫌な時間帯での身体を張ったプレーで勝利を手繰り寄せた。

FW
20 李 忠成 6(64分IN)
高さを活かして味方の決定機を演出。ただ、自身の移籍後初ゴールはお預けに。

FW
11 遠藤渓太 ―(86分IN)
左サイドからクロスを入れるも味方に届かず。出場時間が15分未満のため採点なし。

監督
アンジェ・ポステコグルー 6
最後まで攻撃的な姿勢を貫き、開幕2連勝を達成。上々の滑り出しと言っていい。

横浜が開幕2連勝!! 2戦3発のE・ジュニオ「これがマリノスのサッカー」 | サッカーダイジェストWeb

 J1リーグは3月2日、各地で2節の7試合を開催。日産スタジアムでは、横浜F・マリノス対ベガルタ仙台の一戦が行なわれ、2対1で横浜が勝利し、開幕2連勝とした。

 試合を決めたのは今季加入したブラジル人ストライカーの2発だった。27分、マルコス・ジュニオールがペナルティエリア内で倒されPKを得ると、これを「よく練習していて監督に指名をもらっていた」というエジガル・ジュニオが冷静に沈め先制。さらに39分には三好康児のチャンスメイクから仲川輝人が右サイドに侵入。その高速クロスにファーサイドで反応したE・ジュニオが流し込んで2点目を決めた。

 横浜はその後も安定した試合運びでリードを保ち、終盤に石原直樹のPKで1点を失ったものの、2対1で勝利を手にした。

 試合後、殊勲のE・ジュニオは2連勝に「すごく幸せ。まずは神に感謝したい。このホームで勝って2連勝したことはすごく嬉しいし、素晴らしいサッカーを見せているので、チームを讃えたい」と連勝スタートを喜んだ。

 自身は2試合で3ゴールと絶好調の気配を漂わせている。仲川からのクロスに飛び込んだ2点目には「イメージできていたし、準備できていた。これがマリノスのサッカー。速い攻撃、サイドからの攻撃。上手く合わせられて良かった」と振り返る。

 また、ブラジル人であるE・ジュニオには、ブラジルが優勝した日韓ワールドカップで決勝の舞台となった日産スタジアムには特別な想いがあるようで、「この歴史のあるスタジアムでプレーするのを誇りに思っている。1試合1試合勝つことで優勝に近づけると思っている」とさらなる連勝を誓っていた。

【横浜】喜田拓也の“意外な発言”に、開幕2連勝の勝因が見えてきた | サッカーダイジェストWeb

 悪い意味ではなく、意外な発言だと思った。こう言ってはなんだが、横浜の選手が発することに少なからず違和感を覚えた。

 前節はアウェーでG大阪に3-2で競り勝ち、今節のホーム開幕戦では仙台に2-1で勝利し、連勝スタートとなった横浜の喜田拓也が言う。

「勝つ集団にしていきたい。“勝ち”に貪欲に。勝つことがすべてぐらいの貪欲さがあってもいい。何よりも結果。そこは肝に銘じてピッチに立ちました」

 まるで鹿島の選手が言うようなコメントだ。国内随一の常勝軍団である鹿島は、とにかく勝利にこだわって、これまで断トツの20ものタイトルを積み上げてきた。

 喜田に件の発言の真意を訊いた。どんな心境の変化があったのか?

「去年、苦しんだぶん、あれをただ、苦しいシーズンだったね、で終わらせたくない。無駄にしたくないし、みんなで共有した悔しい気持ちを、次につなげるためにはとなったら、もう結果しかない。

 面白いサッカー、良いサッカーをするよね、だけじゃなくて。結果を手にすることで、自分たちが取り組んでいるものがより評価されていくと思う。それは強く感じたこと。自分たちのサッカーにこだわりつつも、なりふり構わず勝ちに行く。その姿勢も絶対に大事。

 そういうものをみんなが持ってやれているからこそ、今の結果につながっていると思う。そういう気持ちがないと、絶対に、勝てるほど甘くはない。勝利にこだわるという“発信”は、みんなの口からも出ている。僕も強く発信していきたい」

 仙台戦についても、喜田は昨季からの確かな変化を感じている。

「ベンチの選手とか、試合前にアップから帰ってきた時も、声をかけてくれる。それは絶対に勝つためのこと。そういう声を聞いていても、『今日もいけるな』って気がした。そういう雰囲気って、このチームにはそこまで多くはなかったと思うんですよ。

 試合に出られないのは悔しいはずなのに、その気持ちを押し殺してでも、出ている選手のために頑張れる。それは、間違いなく勝ちにつながると俺は信じている。自分は今日はピッチに立てたけど、サブやベンチ外の選手の姿勢には、本当に頭が下がる思いです。

 みんなが勝つための行動、各々が何をすべきかを考えて行動する。それがちょっとずつできてくれば、もっと上に行けると思う」

 見応えのあるアタッキング・フットボールを極めると同時に、結果も追い求める。タイトル奪取を目標に掲げる横浜は、着実に変わってきている。残留争いに巻き込まれた昨季の悔しさも原動力に、“勝つ集団”になることを期待したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜】「自分の中で熟知し始めてきている」“新10番&主将”天野純の充実 | サッカーダイジェストWeb

 自慢の左足から繰り出される精度の高いラストパスはもちろん、ニアゾーンに侵入するタイミング、パスコースを作るポジショニング、相手のカウンターをケアする高い守備意識。圧倒的な攻撃力でワンサイドゲームに持ち込み、2-1で勝利した仙台戦での天野純の好プレーを挙げればキリがない。

 得点もアシストも、ない。しかし、インサイドハーフの一角で先発した天野の存在感は際立っていた。シンプルにパスを捌いていたかと思えば、機を見て縦に鋭くランニングし、攻撃を加速させる場面もあった。

「ハーフスペースの使い方とか、自分の中で熟知し始めてきているというか。相手が3バックの時、4バックの時で、どこが空くかは違うけど、そこも整理できている。どの相手に対しても、スペースを有効活用できている」

 3-2で競り勝った開幕のG大阪戦と同様、インサイドハーフでは新戦力の三好康児とコンビを組んだ。この小柄なテクニシャンは自由に動き回りながら、攻撃のテンポアップを図り、ゴールへの突破口を開こうとする。一方の天野は、やや引き気味に構えて、より全体をオーガナイズしていく。

「康児が相方なので、自分がちょっと引いた位置で守備にも重点を置きながら、セカンドボールも拾っていく。そこは去年と若干、役割が違いますけど、今はそれがフィットしている」

 仙台戦は61分でお役御免。左足を少し痛めて大事をとった形だが、「今日は自分が6割か7割のパフォーマンスだったけど、それでもこのクオリティのサッカーができるのは凄い。そこも去年とは違うところ」とチームの成長にも手応えを感じているようだ。

 もっとも、基本的には攻撃的なアタッカーだ。「本当は、もっとやりたいことがあるけど、チームのバランスを考えると、『ここは行けないな』とか。その葛藤は多少、あります」と本音を吐露する。

 だが、ワガママに振る舞う気はさらさらない。「徐々に良いバランスを見つけられれば」というスタンスだ。

――ある意味、今は本来の力というか、能力を少しセーブしているとも言えるのかな。この時期にピークを持ってくる必要もないし、中盤戦以降にセーブしていたものを思い切り出す感じ?

 そう天野に投げかけてみる。今季から新たに伝統の10番を背負い、キャプテンの重責も担う27歳のレフティは、「そうですね。今はそういう感じで見ていてください」と柔らかい笑顔を見せてくれた。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜 2-1 仙台 PHOTO】横浜がエジガル・ジュニオの2発で開幕2連勝を飾る!! | サッカーダイジェストWeb

サッカーキング

横浜FMの新たな“アクセント”に…マルコスJr「自分たちの攻撃的なサッカーができた」 | サッカーキング

 横浜F・マリノスはベガルタ仙台を2-1で下し、2年ぶりの開幕連勝を飾った。今季新加入のマルコス・ジュニオールは切れ味鋭いドリブルで“アタッキングフットボール”の新たなアクセントとなっている。

 25分には広瀬陸斗との連係から抜け出すと、先制点につながるPKを奪取した。「今日は自分たちの攻撃的なサッカーができたし、いい試合だったと思う。その中で自分もいいパスを受けてPKを獲得できた。けど、何よりも良かったのはチームが勝てたこと」と勝利の立役者は胸を張った。またアンジェ・ポステコグルー監督が掲げる攻撃的なスタイルにも「慣れてきた」と手応えを感じ始めている。

「基本は左サイドに開いているけど、サイドに張るだけではなく、中央に入って行くプレーも心掛けている。中と外を混ぜながらできているし、ボールを失ってからの切り替えも速い。そこはチームとして上手くできていると思う」

 次戦は川崎フロンターレとの“神奈川ダービー”。前所属のフルミネンセでは宿敵フラメンゴとのダービーマッチをはじめ、「ここぞ!」という場面でゴールを決め、サポーターから愛される存在だった。来日初ゴールに期待はかかるが「自分のゴールばかりを考えていると決めれないもの」と本人は至って冷静だ。「いい準備をして、自分たちのサッカーをすればゴールは生まれるし、自分にもそのチャンスが巡ってくると思う。ただ、何よりも大事なのはチームの勝利」とフォア・ザ・チームの精神で、J1王者との一戦に臨むことを誓った。

文=三島大輔

悩み抜いて決めた復帰…横浜FMアカデミー育ち、高野遼が念願の日産デビュー | サッカーキング

 ベガルタ仙台戦の83分、横浜F・マリノスの左サイドバック高野遼はピッチ中央にポジションを取り、味方とのパス交換から前線へと疾走。前線の選手を追い越してDFの裏を取り、決定的なシーンを迎えた。惜しくもシュートは外れたものの、ホームのサポーターを沸かせると同時に、成長した姿を見せつけた。

 ガンバ大阪戦で初のJ1開幕スタメンに抜擢されると、第2節の仙台戦でも先発に名を連ねた。課題を口にしながらも「前回よりもいいプレーができた」と一定の手応えを掴んだ。開幕2戦連続での先発出場について「正直、すぐに出られるとは思わなかった」と苦笑いを見せるも、ここまでは期待に応えるパフォーマンスを披露していると言えるだろう。

 高野は今季のキャプテンの一人である同期・喜田拓也とともに、横浜FMのプライマリーからジュニアユース、ユースへとステップアップ。しかし喜田が18歳でトップチーム昇格を勝ち取った一方で、高野は狭き門をくぐることができず、日本体育大学でサッカーを続ける道を選んだ。それから4年、高野は特別指定選手を経て2017年に横浜FMに加入。再びトリコロールのユニフォームに袖を通したが、十分な出場機会を得られずシーズン途中にヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍。それから1年半にわたって武者修行を続けた。

 プロ3年目となる2019シーズン、高野はキャリアの岐路に立たされた。別のJ1クラブからオファーが届き、そこに移籍するか、それとも横浜FMに戻るか悩んだ。その段階では不動のレギュラーだった山中亮輔(現浦和レッズ)が在籍しており、「移籍に気持ちが傾いていた」。しかし、横浜FMから「熱意を持って『戻ってこい』と言ってもらって、悩んだ末に復帰することを決めた」

 そして2019年3月2日、アカデミー時代から憧れていた日産スタジアムのピッチに初めて立った。「目標としていた場所。喜田と同じピッチでプレーしたいとずっと言っていて、それが現実になり、勝つこともできてめちゃくちゃうれしい」。大興奮とはいかないまでも「やっぱりすごい場所だと改めて思った」と感慨深げに語った。

 アンジェ・ポステコグルー監督のもとでは、サイドバックはライン際に張るだけでなく、流れによって中央にポジションを取ることも要求される。「(天野)純くんやマルコス(ジュニオール)の状況を見て、間に入っていくことを求められているけど、中央は景色が全く違って難しい」。それでも「ようやく見慣れてきた」ことで冒頭のシュートシーンが生まれた。また、後半は何本か効果的な縦パスでチャンスを演出した。50分には中央から斜めに入ってきた三好康児にキレイに縦パスを通したが、「あのシュートの形も、ああいう縦パスも、狙ってはいたけど、実際にできたのはおそらく初めて」。実戦に勝るものはない、とはまさにこのこと。試合の中で成長の跡を見せた。

 もっとも、高野のポジションは約束されたものではない。横浜FMは昨季ヴィッセル神戸でプレーしたタイ代表のティーラトンを獲得した。負傷によりチームから離脱していたものの、すでに練習に復帰。「足元がうまいし、キック精度も高い」と称える強力なライバルとの熾烈なバトルが始まろうとしている。甲府では「ポジショニングやセンターバックとの距離感、相手への寄せ方など、守備の基本的なことをたたきこまれた」。そしてコンスタントにプレーを重ね、「自信を得られた」。定位置争いにおけるストロングポイントを問うと、「体の強さ、運動量、スピード。フィジカルの部分では負けていない」と豪語する。

 少年時代からの想いを成就させ、日産スタジアムでのキャリア第一歩を踏み出した背番号16には、これから大きな壁が立ちはだかる。しかし2試合で掴んだ自信と勢いは大きな助けになるはず。本人も現状に満足することなく、「もっともっとこのピッチに立ちたい」と固く誓う。

文=安田勇斗

【写真ギャラリー】2019.3.2 明治安田生命J1リーグ第2節 横浜F・マリノス 2-1 ベガルタ仙台 | サッカーキング

フットボールチャンネル

横浜FMが仙台下して開幕2連勝発進。新戦力E・ジュニオが2試合3得点 | フットボールチャンネル

 明治安田生命J1リーグ第2節の試合が2日に行われ、横浜F・マリノスとベガルタ仙台が対戦。ホームの横浜FMが2-1で勝利を収めた。

 横浜FMは開幕戦ではガンバ大阪を3-2で振り切って白星発進。一方の仙台は浦和レッズと0-0で引き分けていた。

 昨季の仙台戦ではアウェイで8-2、ホームで5-2と大量点を奪っていた横浜FMは今回も序盤から攻勢。前半5分には左からのクロスを逆サイドで受けた広瀬陸斗がフリーで決定的なシュートを放ったがこれは枠を捉えられなかった。

 27分には横浜FMに先制点が生まれる。ワンツーで右サイドに抜け出したマルコス・ジュニオールがエリアに入ったところで背後から富田晋伍に倒されてPKを獲得。これをエジガル・ジュニオが確実に成功させた。

 さらに39分、仲川輝人の右サイドからの低く速いクロスに合わせたエジガル・ジュニオが追加点。開幕戦でも1ゴールを挙げていた新加入のブラジル人FWはこれで2試合3得点となった。

 後半も横浜FMが優位に試合を進め続けたが、仙台は終盤にようやく反撃。ゴール前でボールを拾った石原直樹が倒されてPKを獲得し、自らこれを決めて仙台の今季初得点を記録した。だが追いつくには至らず、横浜FMが開幕2連勝を飾ることに成功している。

ゲキサカ

新戦力エジガル早くも3点目!! 昨季残留争いの横浜FM、仙台下して開幕2連勝 | ゲキサカ

 J1リーグは2日、第2節2日目を各地で行い、横浜F・マリノスはベガルタ仙台を2-1で破った。新加入のブラジル出身FWエジガル・ジュニオが2試合連発となる2ゴール。昨季から積み上げてきた攻撃的なスタイルで終始相手を圧倒した横浜FMが2年ぶりの開幕2連勝を果たした。

 ホーム開幕戦の横浜FMは前節G大阪戦(◯3-2)と同じスターティングイレブン。開幕戦から3得点を奪った攻撃的なスタイルで連勝を狙う。対する仙台は前節浦和戦(△1-1)から1人を変更。FWハモン・ロペスがメンバーを外れ、モザンビーク出身の新加入MFシマオ・マテが先発でJリーグデビューを迎えた。

 試合は4-3-3で幅を取ってボールを保持する横浜FMに対し、前節の3-4-2-1から3-5-2に変えた仙台が受けに回る構図。前半5分、横浜FMがさっそく好機をつくる。DF畠中槙之輔の縦パスをFWマルコス・ジュニオールがつなぐと、裏に抜けたMF天野純がグラウンダーのクロス。大外からDF広瀬陸斗が走り込んだが、ダイレクトシュートは右に外れた。

 最初のチャンスを生かせなかった横浜FMだが、その後もボールを持つ時間が続き、MF喜田拓也やFW仲川輝人が果敢にシュートを狙うなど、仙台守備陣を一方的に押し込む。すると前半25分、広瀬のパスに抜け出したM・ジュニオールがMF富田晋伍に倒されてPKを獲得。開幕節でもゴールを奪ったFWエジガル・ジュニオがこれを決め、先制に成功した。

 今季初の失点を喫した仙台は前半30分、MF関口訓充が遠い位置からシュートを狙って反撃をスタート。ところが同38分、カウンターからFW石原直樹が出ようとしたところを奪われ、MF三好康児の突破を許す。最後は右サイドを切り裂いた仲川のクロスにE・ジュニオが合わせ、横浜FMが2点のリードを奪った。

 後半最初のシュートチャンスは仙台。DF永戸勝也のFKがゴールを襲ったが、GK飯倉大樹が難なくキャッチした。その後は横浜FMが前半同様に主導権を握り、後半4分にはDF高野遼の縦パスに三好が抜け出し、クロスは相手に当たってファーに流れるも、仲川のシュートはGKシュミット・ダニエルに阻まれた。

 横浜FMは後半16分、天野に代わってFW大津祐樹を投入。対する仙台はFW長沢駿、富田の2枚を一挙に下げ、MF梁勇基とFWジャーメイン良を入れて劣勢を打開しにかかる。横浜FMは同19分、運動量の落ちてきた2得点のE・ジュニオを下げ、FW李忠成に1トップを託した。

 その後は持ち直した仙台がセットプレーで相手ゴールに迫ると、横浜FMは両サイドバックの惜しいシュートが見られるなど、一進一退の攻防が続いた。すると仙台は後半43分、4バックへのシステム変更でサイドを使った分厚い攻撃から、PA内で石原が倒されてPKを獲得。同44分、これを石原が自ら決めて1点差に迫った。

 アディショナルタイムは4分。終盤の得点により勢いに乗りたい仙台だが、横浜FMは敵陣深くに侵攻しつつ時間を使って主導権を相手に渡さず、そのまま最後まで攻め切ってタイムアップ。昨季は得失点差による残留劇を演じた横浜FMが開幕2連勝を果たした。

(取材・文 竹内達也)

圧巻だった前半45分間…横浜FM三好「場所を守っているだけでは自分たちは止められない」 | ゲキサカ

 前半45分間で一方的に主導権を握り、圧倒したまま2点のリードを奪ったホーム開幕戦の横浜F・マリノス。「ボールを持てる時間が長いのは分析から分かっていたので、どう崩すかがポイントだった」(MF三好康児)。そんなゲームプランを最後まで遂行し、2年ぶりの開幕2連勝に結びつけた。

 低い位置で9人がひしめく相手守備ブロックに対しても、昨季から積み上げてきたポゼッションスタイルを貫いた。それは今季から加わった三好も同じ。移籍2戦目にして「相手は人にプレスに来るというより場所を守るフォーメーション。相手を外すこと、スペースに動くことを意識すれば外れると思っていた」と自信はあったという。

 密集の中で複数の選手がローテーション気味に動き回るが、選手同士のポジションが重なることはない。「スペースが空いてない場合は自分だけの動きじゃ外せないので、場所を守るディフェンスに対しては全員で動いて空けるしかない。全員で動きを共有することで合わせられる」(三好)。そんなコレクティブなパスワークを終始繰り広げた。

 相手を深く押し込むことで、仙台の反撃をほとんど許さず、焦って前に出てきたところから2点を奪った。「場所を守っているだけでは自分たちは止められない」。そう自信を示した背番号41は「相手はどこで誰をつかめばいいか分からないし、相手にとって嫌だろうなと思う」と戦いぶりを誇った。

「常に選択肢が多いので、常に顔を出してくれるし、GKから全員がボールを受けられる。ボールロストの少ないサッカーだと思う」。新天地のスタイルには早くも手応えを感じている様子。その一方で「まだ2試合。どこも修正してくるし、研究してくるので、これからが大事」と自らも成長していく姿勢は崩さない。

 この日も、後半の試合運びに目を向けて「欲を言えばもっとあったチャンスを決め切れれば圧倒できたし、これからずっと得点のところはこだわっていかないといけない」と課題を指摘。移籍後初戦で豪快なミドル弾を決め、2戦目では淀みないコンビプレーも見せた21歳だが、求めるものはまだまだ先にあるようだ。

(取材・文 竹内達也)

プロ6年目のJ1個人昇格…フル出場続く横浜FM広瀬陸斗「違和感なくやれている」 | ゲキサカ

 J2リーグからの“個人昇格”ながら、早くもレギュラーの座を確保。かつては世代別代表で日の丸を背負った横浜F・マリノスDF広瀬陸斗が堂々のキャリアアップを遂げている。徳島で培った戦術的素養を武器に新天地のスタイルにも適応し、開幕から2試合連続でのフル出場を果たした。

「決めなきゃね……」。第2節仙台戦の試合後、報道陣から真っ先に問われたのは前半5分のビッグチャンス。最終ライン起点の素早いパスワークからMF天野純のグラウンダークロスが送られてきたが、フリーでのダイレクトシュートはまさかのミスに終わった。

「結構ポジショニングが変わることが多いので、輝くん(FW仲川輝人)のポジションとか(MF三好)康児のポジションとかをいつもビデオで見ていて、あそこは輝くんのポジションだった。うまく入れたけど、決めれたら良かった」。

 試合に敗れていれば、後悔が残っていたであろうシュートミス。だが、先制点のPK獲得に絡み、2-1で勝利したという結果を踏まえたうえで、開始早々から左サイドの速攻にフィニッシュで参加できていたという点では、チーム戦術への適応力を感じさせる場面でもあった。

 サイドの局面ではローテーション気味にポジションを取る横浜FMにおいて、サイドバックがインサイドハーフ、はたまたウイングの役割を務めることは珍しくない。「輝くんのポジション」「康児のポジション」とはそういった意味合いがある。

「やりにくさは全くない。練習の時からずっとそういう感じでやっているので、そこは阿吽の呼吸というか、空いているスペースに入っていく感じ」。前所属徳島での経験も生きており、「自由に中の人と動いてというのをやっていたので、こっちに来てからも違和感なくやれている」と手応えを口にする。

 浦和ユースから水戸に加入し、徳島を経て横浜FMに移籍。プロ入り6年目のJ1初挑戦だが、行き過ぎた気負いはない。「J2やJ1は関係なしに、自分を必要としてくれるチームに所属してきた。J1でやりたい気持ちはあったけど、J2の中で結果を出そうと常に100%やった結果。それがあってマリノスでやれている」。

 とはいえ、J1初のホームゲームの雰囲気には「最高でした」と笑顔も見せる。「J2の時はいっても1万人くらいだったけどその倍くらい入っていて、サッカーをしていてさらに楽しい気持ちになった」。トップリーグのスピード、正確さには差も認識しているようだが、J2育ちの23歳は横浜の地で充実の時を過ごしている。

(取材・文 竹内達也)

カナロコ

マリノスひと言 | スポーツ | カナロコ

ポステコグルー監督 ホーム開幕戦でいい試合、いいパフォーマンスを見せることができた。もっとチャンスをつくれたとは思うが、初戦に続いていいスタートが切れた。自分が望んで入ってくれた選手が、やりたいサッカーを理解してピッチで表現してくれている。

チアゴマルチンス 開幕2連勝はすごく大事な結果だし、試合を重ねるたびに連係も良くなっている。今日はリズムよく試合に入れたし、やりたいサッカーができた。

飯倉 勝つことが全て。1失点はしたけれど、終始ゲームの主導権を握っていたと思う。相手の体力があった前半のうちに2点を取れたのもポジティブにとらえたい。

畠中 ピンチというピンチはほぼなく、自分たちのやりたいサッカーができた。前線はボールを受けたい選手が多いので、なるべく早く自分のところから縦パスを入れることを心掛けた。

喜田 (プロ7年目でJ1通算100試合出場)苦しんだ時間も長かったし、もがいて進んできた結果。マリノスだけで100試合を達成できたことにも意味があると思う。感慨深い気持ちもあるが、これで満足したら偉大な先輩たちに笑われる。去年は苦しいシーズンだったけれど、もがきながら進んできたことで今の勝ちを得られていると思う。これからも、勝つことが全てという貪欲さを求めていきたい。

仲川 (右クロスでエジガルジュニオの2点目をアシスト)去年までマリノスでやってきた形だし、精度は上がっている。あの2点目はでかかった。いいところは継続していいし、それが結果につながって良かった。今のマリノスは誰が出ても質の高いプレーが出せる。2連勝だけど満足しちゃいけないし、クリーンシート(完封)で締めなきゃいけなかった。それは課題だと思う。

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2019マッチレポート | 3月2日 vs 仙台 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

こけまりログ

2019/03/01 【スタジアム観戦情報まとめ】2019/3/2(土)13:00KO J1第2節 横浜F・マリノスvs.ベガルタ仙台@日産スタジアム
 
 

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