夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノスまとめ(2019/01/15) #fmarinos


夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノス(まとめ)

(´-`).o0(2019/1/15(火)横浜市の成人式も荒れたそうで。横浜の成人式「はれのひ問題受け」購入者も – 産経ニュース)
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.今日の練見(れんみ)
3.Twitter / Instagram
4.Webニュースログ 
 
 

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

(´-`).o0(主たるニュース無し)
 
 

今日の練見(れんみ)


 
 

Twitter / Instagram


 
 

Webニュースログ

2019/01/15 横浜天野「つけたいと思って」10番背負い飛躍誓う – J1 : 日刊スポーツ

J1横浜は15日、横浜市内にある總持寺で必勝祈願を行った。選手、スタッフが参列した。

アンジェ・ポステコグルー監督は今季が2度目の祈願。最前列で、目をつぶって両手を合わせた。「去年からやっていることを続けて、よりよいサッカーをしたい。自分はチームに成功をもたらすために呼ばれていている」と、12位と不本意な順位に終わった昨季からの巻き返しに意気込んだ。

チームの核であるMF天野純(27)は今季、背番号が14から10に変わった。かつてMF中村俊輔(40=磐田)、MF斎藤学(28=川崎F)ら、チームの顔だった先輩たちによって受け継がれてきたエースナンバーだ。天野は「つけたいと思っていた。自分にプレッシャーをかけるためにも」と語り、J134試合5得点だった昨季の成績を上回る数字を目指す。

2019/01/15 横浜FM加入の李忠成はキューバで年越し「子供とサッカーをしたら驚かれた」 | サカノワ

–トリコロールの「20番」に袖を通し、新たなる航海に出る。

 浦和レッズから横浜F・マリノスに加入したFW李忠成が1月13日に日産グローバル本社で行われた新体制発表会で、2019シーズンのユニフォーム姿を披露。ホール内外に集まった1000人を超すサポーターの前で、「サッカーは『感動の瞬発力』を生むスポーツ。日本一の感動の瞬間をみんなで味わいましょう」と呼び掛けた。

 新加入選手が一人ひとりあいさつした際に、李は次のように語りかけた。

「僕はプロ生活16年目になりますが、こうして隣には1年目の選手たちもいて、すごく初々しくていいですね。

 16年やってきて、サッカー選手は本当に素晴らしい仕事だと実感しています。なぜなら、サッカーは『感動の瞬発力』と思っていて、瞬発的に感動を共有できるエンターテインメント、そんな素晴らしいスポーツだと思います。そこで日本一になる喜びが、最も好きな感動の瞬間です。

 横浜F・マリノスのサポーターの皆さん、そしてチームメイトと一緒に、日本一を取って感動を共有し合いたいです。僕も一生懸命走って頑張りますので、応援よろしくお願いします」

 ファンやサポーターのみんなに、日本一の喜びを提供するために闘う。その決意が伝わるあいさつだった。

 また、新加入選手に対する質問コーナーでの「年末年始はどのように過ごしましたか?」という問いに、李はキューバにいたと言い、「知り合いを通じて、今回、民泊を活用させてもらって、その雰囲気のいい家でサルサを踊りながら年を越しました」と明かした。

 1月でも気温25度前後という常夏の国で、快適な気候のなか過ごせたという。街中で少年とサッカーをする機会もあったそうで、「子どもたちとサッカーをしたら驚かれました」。

 日本の裏側に位置する、ある意味、最果ての地といえる国でスタートを切った2019年。その充電期間を経て、李は横浜FM入りを決断した。

 そしてこの日迎えた新体制発表会で、真新しいトリコロールの「20番」のユニフォームに袖を通して、新たなる航海に出た。視界は良好だ。

取材・文:塚越始

2019/01/13 愛称にタトゥーもクリリン。ブラジル人FWがマリノス移籍に「運命だね」 | サカノワ

–元U-20ブラジル代表マルコス・ジュニオールが「9番として、たくさんゴールを狙う」と決意。

 横浜F・マリノスに今季加入した元U-20ブラジル代表のFWマルコス・ジュニオールが1月13日の新体制発表会で登場し、背番号「9」の新ユニフォーム姿をお披露目した。

 発表会後に取材対応したマルコス・ジュニオールは、ブラジルのフルミネンセFC時代にゴールを決めたあとに見せてきたアニメ「ドラゴンボール」の”かめはめ波パフォーマンス”について、キッカケなど背景を語ってくれた。

 ドラゴンボールはブラジルでも有名なアニメで、マルコス・ジュニオールは頭を丸めるようになった3年ほど前から、「クリリン」とニックネームで呼ばれるようになったという。

「自分もドラゴンボールをテレビで見て好きになっていきました。それに、みんなから『クリリン』と呼ばれるようになってから注目され出してまんざら悪くもないなと思いました」と、そのニックネームを気に入り、クリリンも必殺技とするかめはめ波のゴールパフォーマンスをするようになった。さらに来日前、左腕にクリリンのタトゥーも入れるほどの惚れ込みようだ。

 過去3年間のブラジル1部リーグの成績は、2016年27試合6ゴール、17年、18年はいずれも25試合3得点1アシスト。運動量を生かしてボールを引き出して、さらに前へ向かっていく。ゴールへの推進力を生み出すプレーが持ち味である。トップ下が主戦場で、サイドアタッカーやセンターフォワードもこなしてきたという。

 ただ、横浜FMではこれまで以上に、よりゴールに絡む仕事が求められていることは理解している。

「『9番』はブラジルではストライカー、点を取ることが仕事の背番号です。そのために選びました。たくさんゴールを狙っていきます」

 そのように1月19日には26歳の誕生日を迎えるマルコス・ジュニオールは、決意を示していた。

 ブラジルでは日本食もよく嗜んできたそうだが、「寿司もよく食べてきました。ニセ物でしたが(笑)。本物をたくさん食べてみたいです」。さらにドラゴンボールも、Jリーグ挑戦(日本行き)に少なからず影響したのか? そう聞くと彼は「もちろん」と答えた。

「運命は面白いもので、日本でプレーすることになりましたね」

 クリリンの逆輸入とも、サッカー界のクリリンが”運命”の来日を果たしたとも言える。何より横浜FMのファンとサポーターが楽しみにしているのは、1回でも多くのゴール後のかめはめ波パフォーマンスが飛び出すことだ。

 2年目の指揮を執るアンジェ・ポステコグルー監督はこの日、アタッキングフットボールをより追求しながら、「勝利にこだわる」という基本スタンスを示した。さらに――マルコス・ジュニオールのかめはめ波に、射手座の李忠成による弓矢、さらに……、今季の横浜FMはゴールパフォーマンスもより攻撃的になりそうだ。

取材・文:塚越始

2019/01/13 もう止められない♡ハマのスピードスター仲川選手に一問一答!

CanCamイチ押しのイケメンサッカー選手に聞いた♡ 女性に求める条件は? 付き合った時の特典は…?一問一答で回答!

Q.2018シーズンの感想、2019シーズンの意気込みを教えてください!
A.今年チームとして結果がついてこなかったので、ファンやサポーターの方々に自分として情けない試合をしてしまった印象があるので、来シーズンは悔しい気持ちを糧にして「常勝軍団」 「強いF・マリノス」を復活させるように頑張っていきたいなって思います。

Q.タキシードを着てみていかがですか?
A.初めてのタキシードなんですけど着づらいです(笑)。鏡で見て、意外に似合ってんのかな~て思いますけど、もうちょっと身長があればなーって思います(笑)。

Q.女性に求める条件3つを教えてください
A. 1.優しさ 2.キレイ好き3. 料理が作れる。生姜焼きとかハンバーグがいいっすね。

Q仲川さんと付き合った時の特典は?
A.ドライブが好きなので、行ってみたいって言われたところに連れて行きます。運転するのが好きだから、遠いところでも!

Q.体のケアで気を使っていることは?
A.交代浴、ストレッチ、食事ですかね。サラダとフルーツを多く摂るようにしてます。

Q.オフの日は何をしている?
A.基本ダラダラしてる感じなんですけど、ドライブが好きなのでちょっと遠いところに行ったりとか。

Q.サッカー観戦をする際にご自身の注目して欲しいポイントは?
A.スピード感あふれるドリブルを見て欲しいです。

Q.サッカー初心者に、サッカー観戦の楽しみ方を教えてください!
A.まずは友達と2,3人で行くことと……初心者というか初めて来る方でも楽しめるイベントだったりブースがあるので、気軽に来て欲しいなって思いますね。遊びに行くくらいの感覚で!

選手のプライベートが垣間見える8の質問、いかがでしたか?

仲川選手はカメラを向けると恥ずかしがりながらも、バッチリ決めてくれる瞬間は男前でした!

2019/01/15 酒も衣も口にせず…中沢佑二氏の恩師語る不変の情熱 – サッカー現場発 – サッカーコラム : 日刊スポーツ

「ボンバーヘッド」の愛称で親しまれた元日本代表DF中沢佑二(横浜F・マリノス)氏が8日、40歳で現役引退を発表した。左膝痛などに悩まされながら最後までピッチに戻る道を探った末に、きっぱりと決断した。

同日、自身のブログでも引退を発表。「ありがとう」のタイトルでつづられた中にこうあった。

村田先生

ブラジルに行きたい!プロサッカー選手になりたい!という夢に対して親身になって相談にのってくださり本当にありがとうございました。

先生がご馳走してくれた焼鳥は一生忘れません(笑)

(本文まま)

 ◇   ◇   

中沢氏に焼き鳥をごちそうした「村田先生」は、当時を懐かしく回想した。

「『好きなのを頼め』と言ったら、本当にメニューの端から全部頼んだんですよ。全部たいらげてました。でもお酒は一滴も飲まずに、20時半には『明日も練習があるので』と言って帰っていました」

三郷工技術高(埼玉)サッカー部監督として、高校時代の中沢を指導した村田義昭さん(61)。定年退職した現在は、非常勤で浦和東高のサッカー部を指導している。

地元の行きつけだった焼鳥屋に2人で入ったのは、中沢がヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)に正式入団する直前のこと。ブログにあった焼き鳥の記憶は村田さんもはっきりとあった。

お酒もまったく飲まないストイックさで知られる中沢氏。その姿は高校時代から変わらないという。

「食事でトンカツを食べに連れて行ったら衣は全部とっていた」

風邪をひいて練習を休むことも、自己管理がなっていないから。全国区の強豪とは言えない学校で、中沢氏ほどの向上心を持つ選手を村田さんは見たことがなかった。

自分に厳しすぎる性格は、知らぬ間に仲間にプレッシャーを与えた。

「彼が3年生で主将のときは、後輩が10人くらいやめてね」

主将の姿勢に、生半可な気持ちではついていけない。身を引く選手も少なくなかった。サッカーのために、どれだけのものを犠牲にするか。昨季も、入念なケアのため試合や練習の後に帰路につくのはきまって最後。注ぐ情熱は変わることはなかった。

中沢氏が高校卒業後にブラジルへ留学したのは有名な話だ。きっかけは高3の夏に行ったブラジル遠征。同国の強豪アメリカの下部組織と試合や練習を行い、食事の席もともにした。ブラジル選手の身体能力や技術に驚かされるばかりだった遠征の中、練習生として声をかけられたのが中沢氏だった。

「今すぐ学校を辞めて、ブラジルにいきたい」。

またとないチャンスに目を輝かせる中沢氏。村田さんは背中を押した。

「ちょっと待て、卒業してからにしなさい。なんて言いながらね」

大学からも複数のオファーはあったが、教え子のストイックさと情熱にかけた。ブラジルでは契約がかなわず帰国も、99年にV川崎(現東京V)とのプロ契約にこぎつけた。

 ◇   ◇   

01年夏。村田さんは春日部東高にうつり、合宿を張っていた。横浜に移籍する直前だった中沢氏が訪れ、体力強化のためにインターバル走を繰り返す選手を見て聞かれた。

「ゲームはやらないんですか」

選手にとっては苦しい練習だが、冬の高校選手権に向けた積み重ねも欠かせない。

「夏なんて、死ぬための練習だよ」

冗談を返すと、もう一度すっと選手のほうに目をやった中沢氏は答えた。

「そしたら、僕も1本やりますよ」

汗まみれになって本気で走り、高校生に大差をつけてゴールした。

「あんなにムキになって…」

やると決めたら追い込まずにはいられない。そんな、変わらない教え子の姿がうれしかった。

練習後、2人で合宿所の食堂に向かった。冷たいたぬきうどんをすすりながら聞いた言葉を、村田さんは忘れずにいた。

「J1でだめになったら、いさぎよくやめます」

なにも言葉を返さず、胸にしまった。

 ◇   ◇   

昨季、出番がない教え子を案じていた。ただ、なにかを聞いたりすることはなかった。高校時代からそうだった。自分で考え抜いて決める姿を見守ってきた。だからこそ、引退の一報を静かに受け止めた。

「追い込みすぎるほどの気持ちはものすごいけど、体はぼろぼろだったなんじゃないかな」

夢だったJリーグで、04年には日本人DFとして初めて年間最優秀選手に。J1通算593試合出場は歴代3位だ。日の丸を背負い、2度のワールドカップ(W杯)に出場した。練習生の立場からしがみつくように勝ち取ったプロ契約から20年。すべてをサッカーに捧げてきた男が、プロサッカーの舞台から離れることを決めた。

「最後まで、自分に正直な男でした」

走りきった教え子を包むような、あたたかい声色だった。

◆岡崎悠利(おかざき・ゆうり) 1991年(平3)4月30日、茨城県つくば市生まれ。青学大から14年に入社。16年秋までラグビーとバレーボールを取材。16年11月からはサッカー担当で今季から主に横浜とFC東京、アンダー世代を担当。

2019/01/15 [特別トップ対談] ムンディファーマ×横浜F・マリノス 『イソジン®』ブランドの新商品は 理想的なパートナーシップから生まれた | サッカーキング

プロスポーツクラブと企業による“スポンサーシップ”の関係が、時代の移り変わりとともに変化し始めている。2017年からパートナーシップ契約を結ぶアメリカ発祥の製薬会社ムンディファーマと横浜F・マリノス。ムンディファーマ日本法人の社長の木村昭介氏とシティ・フットボール・ジャパン代表の利重孝夫氏(横浜F・マリノスが提携するシティ・フットボール・グループの日本法人)に、企業とプロスポーツクラブの理想的な関係について聞いた。

インタビュー・文=細江克弥

 横浜F・マリノスとムンディファーマの関係が注目されたきっかけは、昨年秋に新発売された『イソジン®のど飴』だった。
 アメリカ発祥の製薬会社で世界120カ国以上に展開するムンディファーマは、3年前から日本人なら誰もが知っていると言っても過言ではない“うがい薬”『イソジン®』ブランドのリニューアル展開に着手。2017年には横浜F・マリノスとパートナーシップ契約を結び、密接な相互関係を築いてきた。そうした活動の中で生まれた新商品が、『イソジン®のど飴』である。
 ユニフォームやピッチ看板にロゴを掲出するだけではない、現代的かつ理想的なパートナーシップとは何か。『イソジン®のど飴』誕生の背景には、そのヒントが隠されている。

–ファン・サポーターには特別な熱量がある

――まずは、2017年夏に始まった両者のパートナーシップについて、その経緯を聞かせてください。

ムンディファーマ 木村昭介社長(以下、木村) 弊社ムンディファーマは、グローバル事業のひとつとして横浜F・マリノスがパートナーシップを締結しているシティ・フットボール・グループ(CFG)傘下のイングランドのマンチェスター・シティとスポンサーシップを結んでいました。そうした背景をきっかけとして、2017年夏、日本法人である私どもも横浜F・マリノスさんとパートナーシップ契約を結ばせていただくことになりました。

 私たちは2016年から消費者向けのサービスを開始し、日本人なら誰もが知っている『イソジン®』というブランドをリニューアル展開してきました。しかし、残念ながら「ムンディファーマ」という社名については、ほとんど知られていません。そうした状況を少しでも変えるための手段のひとつとして、横浜F・マリノスさんとのパートナーシップ契約に至りました。

――いわゆる“B to C”を業態とする企業にとって、消費材のPR手段はいくつもあると思います。その中から“プロスポーツクラブとのパートナーシップ”を選択された理由はどのあたりにありますか?

木村 おっしゃるとおり、より多くの人に知ってもらうという意味においては他にもいくつかの方法があると思います。例えば、テレビCMもそのひとつですね。

もっとも、このパートナーシップで私たちが重視したのは、ただ“知ってもらうこと”ではなく、知ってもらった上で“行動につなげること”でした。そうした意味において、プロスポーツクラブ、特に横浜F・マリノスを支えるファン・サポーターの皆さんには特別な熱量があり、ピンポイントに訴えかけた上での“行動促進”を期待することができる。それによって、私たちの活動とより密接な関わりを持っていただけるのではないかと考えました。

――プロスポーツクラブである横浜F・マリノスとして“できること”について、利重さんはどのようにお考えですか?

シティ・フットボール・ジャパン代表/横浜F・マリノス取締役 利重孝夫(以下、利重) プロスポーツクラブとしてできることは企業の業種やニーズによって異なりますし、そうした多様性や柔軟性こそがスポーツマーケティングの魅力なのではないかと考えています。木村さんがおっしゃられたとおり、ムンディファーマさんのように消費者向けのサービスを展開している企業様に対しては、我々の活動を通じて、ファン・サポーターの皆様に商品の魅力をダイレクトに伝えられるというメリットを提供できる。まずは、その部分が大きなフックになると考えています。

また、プロスポーツクラブにおける従来型のマーケティング手法として、やはりテレビによる試合中継がPR手段の中心に据えられる傾向が強くありました。しかし、時代の変化によって、今やプロスポーツクラブはオウンドメディアを通じたPRのバリエーション、あるいは可能性を広げています。クラブの公式HPには一定数のファンが集まりますし、公式SNSを有効活用することで発信力は高まっています。ファン・サポーターにダイレクトにアプローチできるという側面を活かすためにも、オウンドメディアをうまく活用することで、従来型のスポンサーシップとは違う提案ができるのではないかと思います。

木村 確かに、以前と比較するとスポーツマーケティングの“可能性”は大きく拡大しているように感じます。私自身は、ターゲットを絞ったマーケティングがやりやすくなったと感じています。

利重 プロスポーツクラブを支えてくださるファン・サポーターの皆さんには、特別な“熱量”があります。もちろん、スポンサードする相手がマンチェスター・シティという世界的ビッグクラブであれば“マス”に訴えることも可能ですが、横浜F・マリノスにそれはできなくても、無差別的なPR活動よりはるかに熱量の高いPR活動が期待できる。ムンディファーマさんとのパートナーシップは1年半を経過しましたが、その点については、木村さんにも実感していただけているのではないでしょうか。

木村 そうですね。間違いありません。

–両者の関係性がなければ新商品は生まれなかった

――ちなみに、木村さんは以前からサッカーとの関わりをお持ちなのですか?

木村 いえ、実はほとんどありませんでした。野球で育った年代ではあるので、サッカーとここまで深い関わりをもったのは、今回のパートナーシップが初めて。まだ1年半という短い期間ですが、本当にいろいろと勉強させていただきました。例えば、選手全員の名前を覚えたり(笑)。

利重 ありがとうございます(笑)。

木村 サッカーを見るようになって、まずは純粋に「面白い!」と感じました。実際にスタジアムに足を運ぶとよく分かるのですが、ファン・サポーターの皆さんのサッカーに対する気持ちが、想像よりもはるかに強い。私どものような製薬会社がどのように受け入れてもらえるのか不安だったのですが、まずはユニフォームの背中の裾部分に「イソジン®」のロゴを入れさせてもらい、ムンディファーマの社名を記したピッチ看板を置いていただくところからスタートしました。私自身が感じたのは、非常に好意的かつ前向きに、ファン・サポーターの皆さんが私どもを受け入れてくださったこと。それはSNS上でのコミュニケーションにも表れていたので、私どもが期待していた「打ち上げ花火のような一過性のものではないパートナーシップ」について、すぐに大きな手応えを感じました。

利重 これは私見ですが、そうしたサッカーファンの熱量の大きさは、“1点の重み”や“1勝の重み”が非常に大きいという特長にも由来している気がします。だからこそ、自分たちが応援するクラブをともに支えてくれるスポンサー企業に対しても、まるで“仲間”のような目線で接してくれる。もちろん他のスポーツにも共通するところがあると思いますが、特にサッカーの場合は“1点の重み”や“1勝の重み”が大きいからこそ、クラブを介してつながるファン・サポーターとスポンサーの密接度も高いのではないかと思います。

――ムンディファーマとして、この1年半の成果についてはどのように感じていますか?

木村 具体的なデータを算出するのは難しいのですが、実感としては非常にポジティブな成果を得られていると実感しています。例えば、横浜周辺のエリアでF・マリノスさんを絡めたイベントを実施すれば、ほぼ例外なく対象商材が飛ぶように売れてしまう。昨年9月にはイソジン®ブランドの新商品となる『イソジン®のど飴』を発売したのですが、やはりSNS上では、F・マリノスのファン・サポーターの皆さんが「(スポンサードしてくれている)ムンディファーマの新商品だ」というリアクションを取ってくださり、『イソジン®のど飴』の存在を広く拡散してくださいました。私たちにとっては、とても嬉しい出来事でした。

――『イソジン®のど飴』については、F・マリノスさんとの関わりから生まれた商品であるとお聞きしました。

木村 私たちにとっても非常に嬉しい誤算でした。『イソジン®』については「茶色のうがい薬」として多くの方に知っていただいていると思うのですが、やはり、時代の変化とともにうがい薬の市場は縮小傾向にあります。そうした状況における“新たな可能性”について、ある日、F・マリノスさんとブレインストーミングのようなミーティングをさせていただいたのです。その中で、「ムンディファーマは製薬会社だが、新商品がいつも薬である必要はない」「日本人にはのど飴文化がある」という話が出て、さらに、F・マリノスさんから「日頃から激しいトレーニングを積んでいる選手たちは、練習後に免疫力が低下して、風邪をひきやすくなってしまう」という話をお聞きしました。であれば、いつでも誰でも手軽にできる感染対策として、のど飴はとても理想的な商材なのではないかと。「そのアイデアは面白い」という話から、あっという間に商品化に至りました。

――発想としては、意外な盲点だった。

木村 そう思います。だからこそ、F・マリノスさんとの関係性がなければ生まれない商品でした。『イソジン®』はとても認知度の高い商品であると自負していますが、我々はブランドホルダーとして、それを古びたものにしない努力をしなければなりません。そうした意味においても、のど飴は理想的な商材でした。イソジンは直接的に“のど”を連想させる商品ですから、のど飴になってもまったく違和感がないですよね。

――確かに。しかも、イソジン®ブランドは他にもいくつかの商品を展開していますが、それらをPRするという意味においても、『イソジン®のど飴』の発売は大きな転機になったのではないかと。

木村 3年前にブランド戦略について見つめなおし、私たちは「総合感染対策」というテーマを掲げてイソジン®ブランドのリニューアルに努めました。そうした背景から、『イソジン®除菌ウェットシート』や『イソジン®薬用泡ハンドウォッシュF』、『イソジン®きず薬』や『イソジン®軟膏』などを展開し、イソジン®ブランドの拡大を続けてきたのです。今回、F・マリノスさんとのパートーナーシップを通じて『イソジン®のど飴』を発売したことで、“うがい薬以外”のイソジン®ブランドについて知ってもらう機会を作ることができましたし、「イソジン®が何か面白いことをやっている」と思ってもらうことができました。その効果は、弊社にとってとても大きかったと感じています。

–相互的に価値を高め合える理想的なパートナーシップ

――プロスポーツクラブとスポンサー企業によるパートナーシップの新たな可能性として、利重さんは大きな手応えを感じているのではないかと思います。

利重 もちろんです。ただ、少しできすぎですね(笑)。スポンサー企業様の新商品開発そのものに関わらせていただいたのはあくまでムンディファーマさんとの“呼吸”が合ってこその成果かと。ただ、プロスポーツクラブと企業のパートナーシップが、そうした可能性を秘めていることは間違いないと思います。

だからこそ、私は両者の関係性におけるベースとなる部分がとても大切なのではないかと思います。ユニフォームの背中の裾部分に「イソジン®」のロゴを入れていただいたこと、新商品発表の場に選手を登壇させていただくこと、その他にもF・マリノスというクラブに対して“タッチ”していただけるポイントはたくさんあります。そうしたいくつもの接点を持ちながら、少しずつ関係性が深まり、新しいアイデアが生まれる。『イソジン®のど飴』も、まさにそうしたベースから生まれたものではないかと考えています。

――F・マリノスと言えば国内屈指のアカデミー組織を有していることでも知られていますが、そこにもパートナー企業としての“タッチポイント”があったのでは?

木村 おっしゃるとおりです。「感染対策」に関する商品は年代カテゴリーを問わずに必要とされるものですから、例えば、うがいや手洗いに関する商品を提供してその重要性を訴求することや、子どもたちに対するうがい教室を実施することもできます。トップチームの選手にも感染対策の必要に応じて製品を使っていただいているので、改めて我々の商材との相性の良さを実感しました。

――プロスポーツクラブと企業の理想的なパートナーシップについて、おふたりはどのようにお考えですか?

利重 時代背景が大きく影響していることは間違いありませんが、まずは、両者の関係性が「スポンサー」ではなく「パートナー」として大きく変化していることが言えると思います。プロスポーツ界における従来型の“スポンサーシップ”とは、極端に言えば、企業がクラブに“見返り”を期待しないものがほとんどでした。それはバブル期の“余裕”に由来しており、ある意味では慣習的に続いてきたものだと思います。でも、今は時代が違う。ただお金を出してもらうスポンサーとしてではなく、ともに利益を得る、あるいは互いの価値を高めていくパートナーとしてタッグを組むわけですから、その関係性が一方的なら長続きしません。ですから、まずはより強固で、より深い相互的な関係を築くことが理想的であると考えています。

木村 そうですね。加えて、そうした相互的な価値の高め合いを、決して作為的ではなく自然発生的に享受できる関係が理想的であると思います。私どもも、そもそもの動機として「横浜F・マリノスを応援したい」という思いがありました。その上で、「ところで、こういうアイデアがあるのですが」という話から関係性が発展し、お互いにとってプラスに作用する可能性が生まれる。そうした意味において、やはり根幹にはプロスポーツクラブを支えるファン・サポーターの皆様の熱量があると思います。「イソジン®のど飴」もその熱量によって自発的に誕生した商品だと思っていますし、そこに、プロスポーツクラブとのパートナーシップを結ぶ大きな魅力があると感じています。

――組織の経営に携わるおふたりは、さまざまなチャレンジをしているという印象を受けます。

利重 チャレンジ自体を目的としているわけではありませんが、やはり、クラブとして何らかの特長を持つことの重要性は感じています。そうした特長が、パートナーシップを結ぶ企業様にとっても魅力に感じてもらえればより良い関係が築けると思いますね。

木村 私の場合はチャレンジそのものが付加価値につながると考えていて、保守的と見られがちな製薬業界において、だからこそ立ち止まらずにチャレンジし、新しい価値を生みたいと考えています。頭で考えているだけでは何も始まらないから、とにかく動くこと。そこから見えたことを反省材料として軌道修正し、少しずつ独自の価値を見いだしていく。それがやがて企業のDNAとなる。そうした活動の根源にあるのが、チャレンジ精神であると思っています。

――『イソジン®のど飴』は、そうしたチャレンジ精神を象徴する商品と言える気がします。

木村 そうかもしれません。これは1年前のプランにはまったくなかった事業ですから、少なくとも製薬業界ではあり得ない展開なのかなと感じています(笑)。そうした我々の姿勢と、スポーツ業界、とくにサッカーやJリーグ、横浜F・マリノスさんとの相性はとてもいい。スポーツ業界の動きはとても速く、変化に対応できる柔軟性が常に求められている。『イソジン®のど飴』も、そうした姿勢を持つ横浜F・マリノスさんとのコラボレーションによって誕生した商品ですから、まさに今の我々が掲げる企業精神を象徴する商品であると思います。


 
 

 
 

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