【試合結果まとめ(1●2)】2018/9/16(日)16:00KO J1第26節 横浜F・マリノスvs.浦和レッドダイヤモンズ@日産スタジアム

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1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2018 明治安田J1 第26節 vs 浦和レッズ 試合レポート | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー 監督
「本当に勝つべき試合だったと思いますし、決定機が何回もあって、3点も4点も決める場面があったと思います。
その中でも勝つメンタリティーという部分に関しては、選手たちも責任を感じなければいけないと思います。そういうところを改善していかなければならないと思います。
ただ繰り返しになりますが、勝つべき試合だったと思います」

質問:残留争いのなか、攻撃的にチャンスをつくるところと失点のリスクについては、これから、どのようにバランスを取ろうと考えていますか?
「自分たちがやるサッカーには、まったくリスクがないと思います。今日の試合をみても17回、自分たちにチャンスがあり、相手は5回でした。
相手が20回チャンスをつくっているのであれば、リスクがあると言わざるを得ませんが、そうではないと思います。試合をみていただければ、自分たちはフリーキックであったりコーナーキックなどからも決定機をつくっていました。
先ほども言いましたけれども、勝つメンタリティーというところは、ゴールのシーンのところでは決め切ることが大事だと思いますし、逆にディフェンスではが止め切ることが大事だと思います。そういうところは変えていかなければならないと思っています」

質問:後半の決勝点を奪われたシーンについてのディフェンスラインについては、どのようにとらえていますか?
「あのシーンに関しては、少し守備ラインが低かったかなと思います。そういうところでは、本当にあのシーンだけではなくて、サッカーというのは全体を見なければいけないと思います。
そして、その中で先ほども言いましたけれども、勝つメンタリティーというところでは、まだまだ足りない部分があります。
こういう試合が初めてであれば、選手を全面的にほめていると思いますが、こういう試合が何回も何回も起こっている中で、たとえば自分たちはコーナーキック数がリーグで一番多いと思うのですけれども、決め切る、本当に決め切ろうという気持ちを、もっともっと出していかなければならないと思います」

質問:何度も監督の話に出ている勝つメンタリティーをF・マリノスが身に付けるには、どのようにしなければならないのでしょうか?
「そこの部分は、必ず変えようと思っています。
先ほども言いましたけれども、本当に残念なのは、観客数4万人以上という大変多くのサポーターが来てくれた中で勝てなかったことです。
この試合の敗戦に関して、アンラッキーだったと思っているのか、それとも本当に勝ちたかったのか。勝つ気持ちの本当にある選手を今後、メンバーに選んでいくと思います。
このサッカーをやるというのは、ただワクワクするサッカーを見せるとか、アタッキングフットボールをやりたいとか、そういうわけではありません。そうではなく、これが勝利に一番近い方法だからやっているのです。
今いる選手たちは、この目指すサッカーはできると思っています。けれども、その中でメンタルというのが重要です。勝ちたいのか、本当に悔しがっているのかというのをもう一回検証しながら見ていきたいと思っています。そして、その部分は変えていきます」

選手コメント

ユン イルロク
「自分が試合に入る前から、チームはかなりのチャンスをつくっていましたし、スタジアムも勝つためのいい雰囲気が出ていました。最後のところで、ゴールが遠かったです。
今日、勝つことができれば順位的にも上に追いつくことが可能だっただけに、残念です。
(山中と交代で入って)渓太がサイドバックに下がって、自分が前のポジションを取りましたが、渓太は攻撃の選手なので、彼を活かすために自分が中に入ってプレーしました。
サッカーで勝つためには、もうちょっとのところの踏ん張りが必要です。最後にガツンとやることが大事になってきます」

大津 祐樹
「純をできるだけ高い位置で自由にプレーをさせるように、自分は守備のことを考えた。相手の攻撃の芽を潰せていたんじゃないなかと思います。
チームの出来は悪いと思っていなかった。本当に失点のシーンで、ああいうセットプレーで取られたのは、すごく残念だと思います」

扇原 貴宏
「相手にも自分たちにもチャンスがあって、どっちに転んでもおかしくないゲームでした。失点しても自分たちのサッカーはできていたし、チャンスもつくれていただけに、悔しい試合でした。
内容は悪くないけど、結果が伴わない、こういうときこそチームは一つにならなければいけない。上を向いていくことが大事だし、誰も下を向いていません。
連勝できていないことが、勝点が伸びない原因。今日も連勝のチャンスだった。自分たちのサッカーのベースはできているので、あと少しのところを極めて、拮抗した試合をモノにしていきたい」

Jリーグ.jp

横浜FMvs浦和の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2018年9月16日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 41,686人
 └ フォトギャラリー

選手コメント

[ ウーゴ ヴィエイラ ]
--ゴールシーンはDFがバランスを崩すのを待っていた?
左サイドから(遠藤)渓太がドリブルしていてクロスが来た。打つふりをしてからトラップをして、ボールを運んで、GKが出てくるのが見えたので右に流し込んだ。残念ながら決勝点にはならなかったけど。

--負けてしまったことについて。
本当に悔しい。僕のサッカー人生では優勝争いをすることが多くて、残留争いをするチームにはあまりいなかった。でもいまはこういう状況に置かれているので、チーム一丸となってやっていかないといけないと思う。

--残り試合で勝利を重ねるためにやらないといけないことや変えないといけないことは?
一丸となることがすごく大事だと思う。一緒に戦わないといけないし、相手チームより走らないといけない。こんな偉大なクラブがこんな状況に置かれるのはおかしい。素晴らしいサポーターがいるし、サポーターのためにこれを抜け出さないとマリノスのためにならない。もっともっと一丸となって戦っていかないといけないと思う。

[ 天野 純 ]
--残念な結果になってしまったが。
前半からチャンスを作れていた中で決めるべきところで決めないとこういう試合になる。自分自身、もっと良いパフォーマンスを出さないといけないと思っているし、今日は最後のところで自分が違いを出せなかったので、責任を感じている。

--チームとして決定機も作っていたが決められなかったことが響いてしまった?
全体的にチャンスは作れていたので決めないといけなかったし、サッカーは一瞬の緩みで失点してしまうものなので、サッカーの難しさを感じた。

--先制できずにミスや集中が切れてしまったときに失点してしまうのは何度もあったが。
2失点目も自分のプレスが甘かったのもあるし、流れが悪いと言ったらそれまでだけど、そこをどうやって良い流れに、マリノスの流れに持っていくか。細かいところだけど、そういった部分をしっかり統一していかないといけないと思う。

--代表から帰ってきて強い思いを持って臨んで、それを発揮したかった試合だったと思うが。
そういった目で見られるし、今日は全然それに値するパフォーマンスが出せなかったので責任を感じている。

[ 伊藤 翔 ]
--相手は中が堅かった?
そんなに効果的に前にボールを運べていない感じがしたし、前半は特に前3人と後ろの距離が遠いなと感じた。

--前半の決定機は惜しかった。
そのとおりですね。

--得点を取り切れないと苦しくなることが多い。
前半は(遠藤)渓太のやつもそうだし、入っていればなんてことないこっちのゲームだったと思う。でも結局、取れなかったときに踏ん張れないのが弱いところだし、同点に追いついたあともそうだけど、雰囲気としてはまだ時間があるし逆転できそうだなという感覚は選手にはあって、その中であっさり失点してしまうので難しいゲームになってしまう。その繰り返しという感じだった。でも先制するのがベストなんだけど、そうじゃない。全部そんな試合にするのは無理だから。そうならないときにどう戦っていくのか。今日は戦い方を変える必要はなかったと思うけど、失点した時間も悪かったし、反省点がかなり多い試合だった。

 
 

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2018 明治安田生命J1リーグ 第26節 vs.浦和レッズ ハイライト動画 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 好機生かせず●…天野「決めないとこういう展開になる」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜は今季最多となる4万1686人の観客が集結したが、ホームで白星を挙げることはできなかった。

 0―1の後半24分、日本代表MF天野が裏へパスを送るとFW遠藤がつなぎ最後はFWウーゴ・ヴィエイラが押し込んで同点。しかし、同34分に勝ち越しを許した。天野は「決めるところで決めないと、こういう展開になる」と肩を落とした。

横浜 東松島サッカー少年団の子どもたち20人を招待― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜は16日、東日本大震災の復興支援の一環として、ホームの日産スタジアムで行われた浦和戦に東松島サッカー少年団の子どもたち20人を招待した。

 横浜は11年から継続して復興支援活動を行っており、これまでは仙台とのアウェーゲーム時に地元の子どもたちを招待してきた。しかし今年は仙台戦が平日ナイター開催だったため、日産スタジアムでのホームゲームに招待する形となった。試合は1―2で敗れたものの、子どもたちは試合後の選手と記念撮影や握手を行うなど交流の時間を持ち、笑顔をはじけさせていた。

ニッカンスポーツ

浦和武藤弾で勝利、横浜は反撃実らず/横-浦26節 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスは浦和レッズにホームで競り負けた。

前半から積極的に攻撃をしかけ、何度もチャンスはつくった。前半18分にはロングボールに抜け出したFW仲川輝人(26)の右サイドからのクロスボールにFW伊藤翔(30)がダイレクトで右足を合わせるも、惜しくもゴール右に外れた。20分にもスルーパスに抜け出した仲川がゴールキーパーとの1対1から右足でシュートを放つも、これは惜しくもポストに嫌われ、あと1歩のところでゴールを奪うことができない。

すると反対に43分、ゴール前での浦和のFKのこぼれ球をDF宇賀神友弥(30)に決められて先制を許した。ロスタイムには11日のコスタリカ戦で日本代表デビューを果たしたMF天野純(27)がペナルティーエリア左外で得たFKを直接狙うも、壁に当たって得点とはならず。1点リードを許して前半を折り返した。

降格争いから抜け出すためにも負けられない横浜は後半20分にMF大津祐樹(28)に代えてFWウーゴ・ヴィエイラ(30)を投入。するとこの交代策がピタリとはまる。わずか4分後の24分、スルーパスに抜け出したFW遠藤渓太(20)が左サイドからグラウンダーのクロスボールを送ると、これを受けたウーゴが巧みなステップで相手DF1人をかわしてシュート。これがネットを揺らして横浜が同点に追いついた。

横浜は熱狂するホームの大声援にも支えられ、一気に勝ち越し点を狙いに動く。しかし、34分にロングボールに抜け出した浦和のMF武藤雄樹(29)に胸トラップから決勝点となる勝ち越しゴールをたたき込まれ、再び勝ち越しを許す。

その後も同点ゴールを狙って攻め続けるも

横浜ポステコグルー監督「勝つため」珍し感情あらわ – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスのポステコグルー監督(53)は、敗戦に悔しさをあらわにした。

攻め込みながらも、わずかなチャンスから2失点して競り負ける内容に「勝つべき試合だったと思うし、3、4点決めるチャンスはあった。そういった時に勝つというメンタリティーは選手たちも責任を感じないといけない。自分たちには17回チャンスがあって、相手は5回。FKやCKのチャンスなど決定機はあったと思うし、決めきるところだったり、止めきるところ、そういったところを変えていかないといけないと思う」と話した。

普段は冷静に受け答えをすることが多い指揮官だが、この日は質問に対して感情をあらわにする場面が多かった。同じような内容での敗戦を重ねていることについては「これがチームにとって初めてのゲームなら選手たちをほめるが、こういう試合が何回も起こっている。そういった中で(チャンスを)決めきる、そういう気持ちはもっともっと出していかないといけないと思います」とまくし立てた。

強い気持ちを持って戦うことの重要性も語り「本当に勝ちたいと思っている選手を今後、選んでいくつもりだし、このサッカーをやっているのは、勝つためにはこのサッカーが一番の近道だと思っているから。その中で(選手が)本当に悔しい気持ちをもってやっているのかをみていきたい」と選手の発奮を期待していた。

横浜天野「サッカーの難しさ感じた」残留へ悔し敗戦 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスの日本代表MF天野純(27)は敗戦に悔しさをにじませた。

決定機を多くつくりながらも競り負け「決めるべきところで決めないとこういう試合になる。自分も最後のところで違いをつくれなかったので、反省しています。(攻めながらも)少しの緩みで点をとられることはある。サッカーの難しさを感じました」と振り返った。

日本代表として11日のコスタリカ戦で途中出場してデビューを果たし、個人的にも注目の集まる試合だった。「そういった目で見られるに値するパフォーマンスはできなかった。CKは精度が悪かったし、そういった部分も含めて満足していない。責任を感じています」と反省を口にした。

それでも後半24分の得点シーンにつながる場面では、アシストしたFW遠藤渓太(20)へ鋭いスルーパスを送るなど、光るプレーもあった。今後の巻き返しを誓い「自分はマリノスで育っているので、残留しないといけないし、もっと活躍していきたい。監督のサッカーを信じて貫き通すことで結果はついてくると思う」と気持ちを切り替えていた。

横浜、復興支援に宮城県のサッカー少年団を招待 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスは16日、東日本大震災の復興支援活動の一環として、浦和レッズ戦が行われた日産スタジアムに宮城県の東松島サッカー少年団の選手ら30人を招待した。

横浜は11年から同少年団に東日本大震災の復興支援活動を継続して行ってきた。通常はアウェーでのベガルタ仙台戦へむけた宮城遠征の試合翌日に同少年団の選手らを招いてサッカー教室を行うなど、現地での恒例行事として交流を深めてきた。

しかし、今季はアウェー仙台戦が平日開催で、同少年団の選手らが集まれないことから3連休のこの日に横浜での試合に招待。スタジアムツアーや、ウオーミングアップ時のボールボーイを務めたほか、試合後には横浜の選手と写真撮影などで交流した。17日にも同少年団の選手20人が特別に日産スタジアムのピッチで試合を行う予定。

サンケイスポーツ

横浜M、浦和に敗れ残留争いに 指揮官「こういう試合が何回も起こっている」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第26節最終日(16日、横浜M1-2浦和、日産ス)一度もJ2を経験していない横浜Mは本拠地で勝ち点を伸ばせず、残留争いに巻き込まれた。得失点差で14位は変わらないが、16位柏などと勝ち点29で並ぶ。日本代表から戻った天野は中盤での奮闘も及ばず「責任を感じている」と厳しい表情で話した。

 シュートは浦和の倍近い13本で決定機も多かった。ただ、ゴール前での詰めの甘さと淡泊な守備は相変わらず。ポステコグルー監督は「勝つメンタリティーが足りない。こういう試合が何回も起こっている」と反省を促した。

横浜M、初のJ2降格危機に内紛勃発!?監督と選手間で… – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第26節最終日(16日、横浜M1-2浦和、日産ス)横浜Mはホームで相手を上回るシュート13本を放ちながら惜敗。ポステコグルー監督は「勝つべき試合だった。選手はメンタリティーをなおすべき」と勝負弱さを責めたが、ある選手は「監督も自省してほしい。戦術のすりあわせも柔軟性もない」とコミュニケーション不足を指摘。クラブ初のJ2降格の危機にひんし、チーム内に焦りの色が見える。

スポーツ報知

【横浜M】震災復興へ変わらぬ絆 東松島サッカー少年団を招待 : スポーツ報知

 横浜Mはホームで浦和に1―2で惜敗した。1点ビハインドの後半24分に、FWウーゴ・ビエイラの得点で追いつくも同34分に決勝ゴールを献上。順位こそ14位のままだが、自動降格圏(17位・G大阪)とは勝ち点2差になった。

 この日、横浜Mは東日本大震災の復興支援の一環として、宮城県の東松島サッカー少年団の選手約20人を招待。チームは震災があった11年から同少年団と継続的に交流を図り、これまではアウェー仙台戦に招待してきたが、今季は仙台戦が平日ナイター開催だったため、日産スタジアムのホームゲームに招待した。観戦した子供たちに勝利を届けることはできなかったが、試合後には選手たちがサインや記念撮影に応じ、笑顔で交流を深めていた。

【横浜M】オリジナル10、自動降格の危機 : スポーツ報知

 相手の2倍近い13本のシュートを放つも1点届かず。自動降格圏(17位・G大阪)とは勝ち点2差で、残留争いはし烈を極める。

 アンジェ・ポステコグルー監督(53)は「3、4点取れるチャンスはあった。勝つべき試合」と肩を落とし、日本代表MF天野も「チャンスを決めきらないと」と反省。93年のJ創立時から参戦している“オリジナル10”では鹿島とともに一度も降格がない名門の真価が試される。

サッカーダイジェスト

浦和が横浜を下して4試合ぶりの勝点3!武藤雄樹の今季2点目が決勝点に | サッカーダイジェストWeb

ーー青木のフィードを受けてGKとの1対1を制す

 J1リーグ26節の横浜F・マリノス対浦和レッズが16日、日産スタジアムで行なわれ、2-1で浦和が勝利した。

 試合は前半から互いにアグレッシブに攻撃を仕掛け、それぞれビッグチャンスを作った。ホームの横浜は天野純や扇原貴宏の配球で、スピードのある仲川輝人が最終ラインの背後を突く。一方、アウェーの浦和は、奪ったボールを素早く前線に展開し、興梠慎三の個人能力を活かしてゴールに迫った。

 実際に、横浜は仲川が、浦和は興梠が決定的な場面を迎えた。しかし、シュートはいずれも相手GKのファインセーブにあってゴールには至らない。そうして迎えた前半終了間際の43分、浦和がセットプレーの流れから先制点を奪った。ペナルティエリア付近のFKで武藤雄樹が蹴ったボールは撥ね返されたが、こぼれ球を拾った宇賀神友弥がエリア外から思い切ってミドルを放ち、ネットに突き刺した。

 後半は1点を追う横浜が前がかりな姿勢を強め、65分には大津祐樹に代えてウーゴ・ヴィエイラを投入。これが奏功する。

 天野のスルーパスを受けた遠藤渓太がエリア内に侵入し、DFを引き付けてから中央のH・ヴィエイラのパスを通す。ゴール前でボールを受けたポルトガル人FWは、シュートフェイクを入れてDFを外し、左足で同点弾を流し込んだ。

 しかし、浦和はその10分後、青木拓矢のフィードを受けて相手最終ラインの裏を突いた武藤が、GKとの1対1を制して追加点を奪う。武藤は今季リーグ戦2ゴール目だ。

 結局、このゴールが決勝点になり、浦和が2-1で勝利を収めた。浦和は22節のジュビロ磐田戦以来、4試合ぶりとなる勝ち星だ。

【J1採点&寸評】横浜 1-2 浦和|中盤の健闘が光った浦和が決定力不足の横浜に競り勝つ | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 5.5
ボールを握る時間は長かったが、セットプレーでリードを奪われる展開。後半に同点とするも、一瞬の隙を突かれて突き放される。試合を通じていくつかのゴールチャンスを作ったものの、この日は決め切る力が足りなかった。後半途中からの猛攻も実らず、手痛い一敗を喫した。

浦和 6.5
相手のポゼッションに対し、受けに回る形となったが、ワンチャンスをモノにして先制に成功。その後、追いつかれはしたが、シンプルな崩しで2点目を奪う。チーム全体で粘り強い守備を最後まで見せ、敵地で貴重な勝点3を手にした。

 
【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 5.5
9分、60分のピンチは前に飛び出して事なきを得たが、43分の宇賀神のミドル、79分の武藤の一発には懸命のセービングも届かなかった。

DF
26 イッペイ・シノヅカ 5.5
常に全力でプレーする姿は好感が持てる。マルティノスもしっかり監視した。だが、雑なプレーと不用意なファウルが散見されて流れを切ることも。

13 チアゴ・マルチンス 5.5
途中加入から5戦連続先発。味方のミスを素早くフォローするなど前半から集中したプレーを見せたが、武藤のゴールの場面では背後を突かれた。

2 ドゥシャン 5.5
出場停止明け。最終ラインからよくボールを動かし、攻撃の糸口を探る。終了間際のヘディングシュートはヒットせず。

24 山中亮輔 5.5(83分OUT)
中盤でイージーなボール逸はいただけない。一方、状況に応じたポジショニングで組み立てに参加。アーリークロスも良かった。

MF
6 扇原貴宏 5.5
チームメイトの位置取りを確認し、スペースを空けないポジショニングはさすが。ショートパスでリズムを整えたが、ロングパスの精度は今ひとつ。

9 大津祐樹 5(65分OUT)
攻守両面でアグレッシブに戦ったが、効果的なプレーは少なかった。見せ場をほぼ作れず、無念の途中交代。

14 天野 純 5.5
4分のニアゾーンを突いてからのクロスや、同点弾を導いたスルーパスは真骨頂。だが前半終了間際の好位置からのFKは相手の壁に阻まれた。

FW
19 仲川輝人 5.5
スペースを狙った鋭い走り出しで好機を演出。それでも、枠を捉えられなかった22分のシュートなど決定力不足が響いた。

16 伊藤 翔 5
18分に仲川のクロスに右足を合わせるが、これは決め切れず。周囲との連動性もいつもより少なかった印象だ。好調をキープしていただけに、ノーゴールは残念。

11 遠藤渓太 5.5
ワンツーとドリブルで何度もチャレンジ。岩波にブロックされた20分の絶好機は決めたかったが、左サイドからの突破でH・ヴィエイラのゴールをお膳立て。

交代出場
FW
7 ウーゴ・ヴィエイラ 6(65分IN)
巧みな足技でマウリシオをかわし、一時は同点に追いつくゴールをゲット。後方からのロングボールに反応して、CKを取るプレーも。

FW
25 ユン・イルロク ―(83分IN)
左サイドからチャンスをうかがったが、思うような形に持ち込めず、期待された仕事は果たせなかった。

監督
アンジェ・ポステコグルー 5.5
攻撃サッカーは表現できていた。ただ、守りを固められた時にこじ開けるための圧力とパターンが乏しかった。

天野純が好位置のFKを決められず。槙野智章の“あの一言”が影響した? | サッカーダイジェストWeb

–「かなりプレッシャーをかけていた」(槙野)

 前半終了間際だった。横浜がFKのチャンスを得る。直接狙える距離だった。

 ボールをセットするのは天野純。そこに、槙野智章が近寄り、何かを言う。だが審判に促されて、槙野は守備に戻った。

「かなりプレッシャーをかけていた。『天野く~ん』とか『じゅーん、じゅーん』とか(笑)」

 槙野のプレッシャーが影響したかどうかは分からないが、天野の一撃は浦和の壁に阻まれてゴールならず。「若さが出たね(笑)」と槙野はしてやったりの表情だった。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜】絶妙スルーパスも「全然ダメ」とバッサリ。天野純から滲み出る強い責任感と覚悟 | サッカーダイジェストWeb

–これぞ「針の穴を通す」というスルーパスだったが…

 1点を追う69分、横浜が同点に追いつく。左サイドを抜け出した遠藤渓太が左サイドからグラウンダーのクロスを供給。これを受けたウーゴ・ヴィエイラが目の前のマウリシオをかわし、左足で流し込んだ。

 特筆すべきは、遠藤を走らせた浮き球のスルーパスだ。

 センターサークル付近でキープした天野純は、少しタメて、自慢の左足を振り抜く。放たれたボールは浦和守備陣の隙間を完璧に射抜いて、遠藤の足もとに収まった。

 これぞ「針の穴を通す」という表現がピタリとあてはまるスルーパス。「狙いどおりと言えば、狙いどおりです」と語る天野の非凡な技術が詰まった“アシストのアシスト”だった。

 しかし、天野に笑顔はない。自らの活躍で試合を振り出しに戻したが、その後に2点目を奪われて、チームは悔しい敗戦を喫した。

「90分を通して、自分的には全然ダメなパフォーマンスだった。それもあって、今日も負けてしまったと思うから。そこはすごく責任を感じている」

 代表活動の後で、たしかに天野のプレーにはやや疲れが見えたように感じた。天野自身もそれを否定しない。だからといって、低調なパフォーマンスの言い訳にするつもりもない。

「そういうなかでも、自分で何か違いを出さないといけない立場だと思うので。まったく満足できない」

 チームの命運を背負う強い責任感と覚悟。それはとてつもなく大きなプレッシャーにもなるはずだが、天野は自分が置かれている立場を理解したうえで、周囲の期待に応えようと必死に戦っている。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜|浦和戦 戦評】弱いから負けた。ただそれだけ。だから、信念を貫くしかない | サッカーダイジェストWeb

–指揮官は「勝つべき試合だった」と繰り返したが…

 試合終了直後の率直な感想は、「力負け」だった。

 前半終了間際にセットプレーの流れから、宇賀神友弥にミドルを決められて先制を許す。だが、69分には天野純の精緻なスルーパスが前を走る遠藤渓太に通り、遠藤のクロスから途中出場のウーゴ・ヴィエイラが左足で流し込んで同点とする。

 これで勢いづくかと思われたが、79分に一瞬の隙を突かれる。青木拓矢のロングパスを阻止できず、最後は武藤雄樹に勝ち越し弾を決められる。その後は猛攻を仕掛けるも、身体を張った浦和の強固な守備をこじ開けられなかった。

 前半のいくつかのチャンスを決め切れずにいると、追いかける展開を強いられ、粘り強く食らいついたものの、再び突き放されると、もう一度、試合を振り出しに戻すことはできなかった。空中戦の勝利数やデュエルの勝率で相手より劣り、アフター気味のファウルが目についたのも、試合を通じて後手に回っていた証拠だ。

「強いものがいつも勝つとは限らない」とは、元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータの言葉だが、この日の横浜にとっては慰めにもならない。

 アンジェ・ポステコグルー監督は「勝つべき試合だった」と繰り返したが、そうは思えない。決定機が何回もあったかもしれないが、それは浦和も同じ。GK飯倉大樹の好守で大量失点を免れただけだ。

 いずれにしても、横浜は弱いから負けたのだ。力が足りなかった。「3ポイントを取るためには必死に戦わないといけない」(槙野智章)という浦和にねじ伏せられた。それ以上でも以下でもない。

–ブレずに戦うことはできている。それは大きな強み

 救いがあるとすれば、自分たちのサッカーを貫いたことだ。ポゼッション、敵陣でのパス成功率、クロス本数、シュート本数、いずれも相手を上回った。掲げるアタッキングフットボールはピッチ上で表現できていた。

 狭いスペースでも、スルーやワンタッチパスを駆使した連動性とアイデアに富む仕掛けで、中央から崩そうと試みる。両サイドからのスピーディな仕掛けも見られた。開幕当初ほど全体のラインを高く設定していないが、4バックの背後を狙われても、飯倉が果敢に飛び出して相手にシュートを打たせなかったワンプレーは見事だった。SBが中に絞ることでできるサイドのスペースを、アンカーの扇原貴宏が埋めるポジショニングもオートマティックだった。

 なかなか思うように勝点を得られず、選手たちのフラストレーションも溜まっているかもしれない。ただ、ブレずに戦うことはできている。それは大きな強みだ。

 最も避けたいのは、置かれている状況に尻込みして、消極的な戦術にシフトチェンジした末に、結局は勝てず、降格することだ。それではあまりにも無様だ。

 これまでの自分たちを否定するような戦いは見たくない。「弱い」かもしれないが、信念を貫くことで得られる「強さ」があるはずだ。

 残された時間は少なくなり、今が正念場であることは、選手たちが誰よりも理解しているのは間違いない。

「やるしかない」

 静かに呟いた天野純の不退転の決意を信じたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜1-2浦和 PHOTO】浦和が4試合ぶりの勝利!一方横浜は降格圏が迫る痛い敗戦 | サッカーダイジェストWeb

サッカーキング

【写真ギャラリー】2018.9.16 明治安田生命J1リーグ第26節 横浜F・マリノス 1-2 浦和レッズ | サッカーキング

フットボールチャンネル

浦和が横浜FM下して連敗ストップ。宇賀神先制&武藤雄樹が決勝弾 | フットボールチャンネル

 明治安田生命J1リーグ第26節の試合が16日に行われ、横浜F・マリノスと浦和レッズが対戦した。

 2連敗中の浦和は試合前の時点で暫定11位に位置していたが、プレーオフ圏の16位柏レイソルとの差はわずか3ポイント。14位の横浜FMは柏と勝ち点で並んでおり、両チームともに勝ち点3を加えて安全圏へ浮上したいところだった。

 前半20分には横浜FMに絶好のチャンス。代表帰りのMF天野純からのスルーパスを受けてFW仲川輝人がペナルティーエリア内右側に抜け出し、自ら放ったシュートは右ポストを直撃。ゴール前にこぼれたボールをMF遠藤渓太が押し込もうとしたがDF岩波拓也が必死のブロックで阻んだ。

 前半終了間際の43分、先制点はアウェイの浦和に生まれた。左サイドからのFKを跳ね返されたあと、MF宇賀神友弥がこぼれ球を拾ってエリア手前からミドルシュート。密集の中を抜けたボールがゴール右隅に突き刺さった。

 反撃を試みる横浜FMは65分にFWウーゴ・ヴィエイラを投入すると、この采配が的中。出場から4分後、天野のスルーパスで左サイドに抜け出した遠藤からのクロスをエリア内中央で収めたウーゴ・ヴィエイラは、狭いエリアでのドリブルから左足シュートを決めて今季10点目を記録した。

 だがその10分後、再び浦和がリードを奪う。MF青木拓矢がピッチ中央から正確なロングボールを供給し、FW武藤雄樹が反応。胸トラップで受け、GKとの1対1から冷静に低いシュートを流し込んだ。

 その後もFW伊藤翔やDFドゥシャンなどのシュートでゴールを脅かした横浜FMだが、2度目の同点ゴールはならず。横浜FMは勝ち点を伸ばせず14位にとどまっている。連敗を止めた浦和は前節終了時の9位を守った。

ゲキサカ

浦和が競り勝ち連敗ストップ!横浜FMに3季ぶり勝利 | ゲキサカ

 浦和レッズが敵地で横浜F・マリノスを2-1で下した。連敗を2で止めた浦和は勝ち点を35に伸ばして9位に浮上。横浜FMは2戦ぶりの敗戦で降格圏16位の柏と同勝ち点の29、順位は変わらず14位のままとなった。

 横浜FMはDF松原健が累積警告で出場停止。代わって右SBではDFイッペイ・シノズカを起用。出場停止明けのDFドゥシャン、MF大津祐樹が2試合ぶりに先発復帰。アジア大会に出場したU-21日本代表FW遠藤渓太も6試合ぶりに復帰した。なおMF久保建英は2試合連続のベンチスタートとなった。

 対する浦和は左膝前十字靭帯損傷、内側半月板損傷で全治7か月と診断されたFWファブリシオがに代わってMFマルティノスが先発復帰。中盤ではMF長澤和輝が2試合ぶりに先発メンバーで起用された。なお、2試合ベンチ入り停止のオリヴェイラ監督に代わり、この試合まで大槻毅ヘッドコーチが代行を務める。

 最初のビッグチャンスは横浜FM。前半20分、MF天野純が後ろからプレッシャーをかけられながらもスルーパスを通すと、右サイドからDFの裏に抜け出したFW仲川輝人がGK西川周作と完全に1対1になる。しかしシュートは惜しくも右ポスト叩くと、跳ね返りを押し込んだ遠藤のシュートもDF岩波拓也にブロックされてしまった。

 すると前半終了間際、今度は浦和がゴール前でチャンスを迎える。FKをFW武藤雄樹が蹴ると、これはDFにブロックされてしまうが、こぼれ球を拾ったMF宇賀神友弥がエリア外から思い切って狙う。これが混戦をすり抜けてゴール右隅に収まり、浦和の先制点になった。

 1点をリードして折り返した浦和は、後半開始からマルティノスに代えてDF荻原拓也を投入。流れをがっちりと掴みに行く。しかし後半15分の武藤の絶妙なスルーパスから抜け出した興梠のシュートがGK飯倉大樹にブロックされるなど、追加点は奪えない。

 後半20分には互いに交代カードを切る。横浜FMは大津に代えてFWウーゴ・ヴィエイラ、浦和は橋岡に代えてDF平川忠亮を投入。そしてこの交代があった直後の同24分に大きな動きをみせることになる。横浜FMは裏を取った遠藤が中央にクロスを送ると、ウーゴ・ヴィエイラがボールコントロールからDFを外して左足で蹴り込み、スコアが振り出しに戻った。

 だが浦和は後半34分、MF青木拓矢の浮き球パスで裏を取った武藤が胸トラップで収めると、左足でGKとの1対1をしっかりと流し込む。追いつかれた浦和だったが、再びリードを奪うことに成功。浦和はこのあとMF阿部勇樹と投入するなどして逃げ切った。

 なお浦和が横浜FM戦で勝利するのは15年4月18日の対戦以来で3季ぶり。日産スタジアムでは14年の対戦以来となった。

(取材・文 児玉幸洋)

A代表デビュー後の一戦…横浜FM天野「責任を感じている」 | ゲキサカ

 横浜F・マリノスはホームで浦和レッズに1-2で敗れた。MF天野純は「しっかり守ってカウンターでチャンスは作れていたので、その意味では良かったけど、勝ち切らないといけないゲームだった。ゼロポイントは痛い」と唇を噛んだ。

 天野は森保一監督の初陣を迎えた日本代表で初招集。11日のコスタリカ戦では後半30分から途中出場してデビューも飾った。また14日には13日に一般女性と入籍したことを発表。公私ともに充実した中で迎えた一戦だった。

 前半20分には絶妙なスルーパスを通してFW仲川輝人の決定機を演出するなど、存在感を見せた天野だが、チームの敗戦に言葉少な。「CKの精度も低かった。パフォーマンスに全然満足していない。責任を感じている」。チームの勝ち点はプレーオフラインの16位の柏と同じ29のままだ。

(取材・文 児玉幸洋)

サカノワ

「それが弱いところ」横浜FM伊藤翔が唱えた”プランB”の必要性 | サカノワ

–先制できないと、柔軟性を欠く展開がずっと続く。

 横浜F・マリノスのFW伊藤翔は浦和レッズ戦で、前節の柏レイソル戦(〇3-1)に続くゴールが期待されたものの無得点に終わった。試合後、彼は自分の中で整理するように、いくつかのチームの課題を挙げていった。

「前半はそんなに効果的にボールが運べず、特に前3人と後ろ3人の距離が遠いなとは感じていました。それでも、(自身が決定機を逸してしまった場面など)本当に1点入っていれば、こっちのゲームになっていたが、取れなかったときに、結局踏ん張れない。それが弱いところ」

 伊藤はそのように”ここからだ”とギアを上げたときに踏ん張り切れない……それが繰り返される現状を嘆いた。

「同点に追いついたあともそうだけれど、時間もあり雰囲気的に逆転できそうだという感覚を選手たちは持っていました。その中であっさり失点してしまい、また難しいゲームになってしまう。その繰り返しでした」

 彼はそのように悔やんだ。そして今季積み重ねてきたスタイルを大切にするなかで、戦況や時間帯など柔軟に応じた「Bプラン」「Cプラン」を全員で共有することの必要性も説いた。

「先制点頼みで、ゲームプランを立てるのはもちろん一番のベストだけれど、全部そんな試合は無理だから、そういかないときに、どのように戦っていくのか。もちろん、戦い方(スタイル)を変える必要はない。けれども、今日は失点した時間帯がすごく悪かったし、反省点がかなり多い試合だったんじゃないかなと思います」

 勝機はあったが、一瞬の隙を突かれ、結果的にまたも敗れた。確かに0-1、1-1、1-2とスコアが動くたび、選手間で戦い方が共有できていない印象を受ける(ボールの奪い方、奪いどころ、仕掛ける優先順位など)。

 中澤祐二のようなリーダー不在も影響しているのだおる。チーム内の約束事で何を優先し、どのようなときに共有できていないのか。そういった整理の必要性は感じられる。逆に言えば、その少しの対応力を統一できれば、様々な課題が解消される雰囲気はある。

取材・文:塚越始

THE PAGE

横浜F・マリノス降格危機のなぜ? | THE PAGE(ザ・ページ)

 マイクを介した声のトーンが、何の前触れもなくはね上がった。日産スタジアム内の記者会見室。ひな壇に座っていた横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督が、メディアから投げかけられた「リスク」という言葉に対して敏感に反応。珍しく感情を露にした。

 浦和レッズに1‐2で競り負けた16日の明治安田生命J1リーグ第26節。オーストラリア代表を率いてハリルジャパンとも対戦したこともある、53歳の指揮官を刺激したのは「野心的なサッカーでチャンスも作っているが、失点のリスクもある――」という質問だった。

「私たちのサッカーには、まったくリスクはないと思っている。今日も17回のチャンスを作り出し、相手は5回だった。これが20回もチャンスを作られれば、リスクがあると言わざるを得ないが」

 自信満々の言葉とは対照的に、8勝5分け13敗と大きく負け越したマリノスが置かれた状況は、J1残留へ向けて予断を許さなくなりつつある。勝ち点29でサガン鳥栖、柏レイソルと並び、得失点差でかろうじて上回って14位につけているものの、自動降格圏となる17位のガンバ大阪には勝ち点でわずか2ポイント差に追い上げられている。

 Jリーグが産声をあげた1993シーズンから参戦し、鹿島アントラーズとともに一度もJ2への降格経験のないトリコロール軍団を苦しめているのは攻守のアンバランスさだ。総得点でJ1最多の「43」を叩き出している一方で、総失点も同ワースト2位に並ぶ「45」を数えている。

 昨シーズンの第26節終了時の総失点が「21」だったから、マリノスの伝統として謳われてきた堅守がいかに崩壊しているかがわかる。実際、ワールドカップ・ロシア大会による中断から明けた初戦でベガルタ仙台に8‐2で大勝したかと思えば、直後にFC東京に2‐5、サンフレッチェ広島には1‐4と続けて惨敗するなど、大味で不安定な戦いをここまで続けてきた。

 昨シーズンまでとの違いは、就任1年目のポステコグルー監督が導入した斬新な戦術となる。最終ラインをハーフウェイライン付近にまで上げて相手を押し込み、守護神・飯倉大樹(32)もペナルティーエリアを大きく飛び出て広大なスペースをケア。足元の高い技術を生かしながら、11人目のフィールドプレーヤーとしてビルドアップにも積極的に参加する。

 押し込みながらも、一本のパスからあっさりと失点する。何度も繰り返されてきたシーンをシーズンの終盤になって目の当たりにしても、指揮官は強気な姿勢を崩そうとはしない。しかも、声のトーンを上げたまま、勝ち点を伸ばせない一因をピッチ上の選手たちの心にも求めた。

 両サイドバックは中盤でゲームメイクに加わり、相手に対して常に数的優位な状況を作っていく。開幕直後こそセンセーショナルを巻き起こしたスタイルはしかし、すぐに対策を講じられる。ボールを失った直後に、無人と化したゴールを超のつくロングシュートで何度狙われたことか。

 最終ラインの背後をロングパスで突かれるパターンも然り。レッズ戦の後半34分に喫した決勝ゴールは、センターサークル内から放たれたMF青木拓矢(29)の縦パスに、オフサイドぎりぎりで抜け出したMF武藤雄樹(29)に決められたものだ。

「このスタイルを見せるのはただ単にワクワクするサッカーをするためでも、攻撃的なサッカーをするためでもない。これが勝つことに一番近い方法だからであり、いま所属する選手たちで私がやろうとするサッカーはできると思っている」

「勝利のメンタリティーというところで、まだまだ足りない部分がある。これが初めての試合であれば選手たちを褒めていると思うが、こういう試合が何回も何回も起こっているなかで、チャンスでゴールを決め切る、あるいはシュートを止め切る部分で選手たちも責任を感じなければならない」

 試合後の取材エリアで、選手たちは各々に責任を口にしながら努めて前を向いた。
 8月にパルメイラス(ブラジル)から期限付き移籍で加入したDFチアゴ・マルチンス(23)は「見ての通り、明らかなミスがあった」と最終ラインの頭上を通された武藤への縦パスを悔やんだ。

「リスクがある、ないは関係なく、選手の立場としては監督が求めることをしっかりと実践して、日々成長していかなければいけない」

 森保一新監督(50)に率いられる新生日本代表に追加招集され、11日のコスタリカ代表戦で国際Aマッチデビューを飾ったMF天野純(27)は「最後のところで違いを出せなかった」と、得点に絡めなかった自らのパフォーマンスを責めた。

「2失点目も自分のプレスが甘かった部分がある。マリノスを勝利に導く個の力という部分で、自分がそれを出していかないといけない。ここから強くなっていきたい」

 ポステコグルー監督としても選手たちの発奮を促す意味も込めて、会見の席であえてメンタリティーに触れたのだろう。ただ、受け止め方によっては、責任を転嫁されているのでは、という誤解を招きかねない。
 実際、指揮官の言葉をメディアから伝え聞いたFW伊藤翔(30)は「こういう結果にしてしまったのは、もちろん選手ですけど」としながらも、さすがに驚きを隠せなかった。

「公の場で言うことではないのかな、と。熱くなるのはわかりますけど、そこは監督が自制してくれないと。(会見は)オフィシャル(・サイト)などに掲載されるんだろうけど、他の選手たちには聞かせたくないレベルの話ですよね。負けたという結果を次にどう生かすか、ということが今年はあまり反映されていない気がする。選手もそうだし、監督もそうだし、チームの全員が考えていかなければいけないことだと思っています」

 シーズンも残るは8試合。そのなかには上位につけるベガルタ仙台、北海道コンサドーレ札幌、FC東京との対戦もあれば、残留を争うガンバ大阪、V・ファーレン長崎、サガン鳥栖との直接対決も含まれる。クラブが一丸となって、目の色を変えて臨まなければ状況はさらに悪化しかねない。

「4万人以上も入ったサポーターの前で勝てなかったことをアンラッキーだったと思っているのか、あるいは本当に悔しがっているのか。この点はもう一度検証しながら見ていきたいし、本当に勝ちたい気持ちがある選手を今後は選んでいくと思う。メンタリティーの部分は必ず変えていきたい」

 会見の最後で、ポステコグルー監督は不退転の決意をにじませた。同じ失敗を繰り返したくないという思いから、伊藤も前出のコメントを口にしながらちょっぴり語気を強めた。勝ちたい思いは全員に共通するもの。胸突き八丁の終盤戦へ向けられた太く揺るぎないベクトルが、未曽有の大混戦となった残留争いで生き残るカギを握る。
(文責・藤江直人/スポーツライター)

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