【試合結果まとめ(1●2)】2018/1/1(土)14:40 第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 決勝 セレッソ大阪vs.横浜F・マリノス@埼玉スタジアム2002



 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2017 天皇杯 決勝戦 vs セレッソ大阪 試合レポート | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

エリク モンバエルツ 監督
「最初に、C大阪を称えたいと思います。
このカップ戦、最後に優勝するのは一つのチームだけです。それがC大阪でした。彼らはルヴァンカップでも優勝しており、今シーズンのリーグ戦も素晴らしい成績をおさめています。
試合に関してですが、我々はいいスタートは切れました。最初の15分間は、しっかりボールをコントロールできました。そして素晴らしいゴールが決まりました。その後、今シーズン何度かあったことなのですが、得点した後で相手にボールをコントロールされすぎました。そして自分たちが下がりすぎる展開が続きました。それが、相手の得点には結びつかなかったのですが、ゲームをコントロールできませんでした。
その後、相手に同点に追いつかれました。そして、その後ゲームは拮抗した展開になって、延長に入りました。
そこで我々のミスもあって、C大阪に2点目を与えてしまいました。
その後、我々にも決定的なチャンスがあったのですけれども、得点に結びつきませんでした。C大阪に運があったのかもしれません。その運というのも、サッカーの一部です。
やはり、C大阪の良い守備を崩すだけの良い攻撃ができませんでした。連動性であったり、パス回しのスピードも足りなかった。ボールを失うことも多すぎました。それによって同点に追いつくことができませんでした」

質問:前半の山中選手の交代がなければ、別のプランも実行できたのではないでしょうか?
「確かにそうですね。あの時間での山中の交代は、予想していませんでした。試合の終盤には、多くの選手が疲労していましたし、ヴィエイラは今週ケガをしました、山中も準決勝で少し足を痛めていました。また天野の体調不良がありました。これらを言い訳にするつもりはありませんが、そういう中で、あの山中のケガがなければ、別の手は打てたと思います」

質問:今季も守備の中心を務めた中澤選手について、どういう感想を持っていますか?
「モデルになる選手です。彼のような素晴らしい選手に出会えて幸運だと思います。
彼は、一度もトレーニングを休んだことがありません。そして私の3年間でのすべてのリーグ戦に出場しています。特別な存在です。
そして年齢にもかかわらず、私の要求するプレースタイルに適応しようと、まだ成長を続けています。
ここまで、彼がF・マリノスに与えてくれた影響に対して、心からブラボーと言いたいですし、感謝の気持ちを示したいと思います」

質問:タイトルは奪取できませんでしたが、監督の3年間で、このチームに残せたものは何でしょうか?
「この3年の間、我々はあるプレーモデルを持って、それをチームに落とし込もうとやってきました。それが、この3年目で形になり始めたと思います。そして来シーズン以降、それが高い質のものになってくれるのではないかと思います。
多くの若い選手たちが成長しました。若手が伸びたということが重要なことです。
もちろん勝利という結果は大事ですが、そのために良いプレーをするという姿勢を示すことが重要です。それを残せたと思います。この今の方向性を、ぜひ続けてほしいと思います。
そして、この機会にサポーターについても話をさせてください。F・マリノスのサポーターは、本当に特別な存在でした。これからも私の心に残るような、F・マリノスのための素晴らしい応援を、サポートを続けてくれました。そのことに感謝したいと思います。
サポーターは、きっと今シーズン見せたパフォーマンスに対して誇りを持ってくれると思います。ピッチで選手が見せるパフォーマンス、全力を出す姿勢に対して喜んでくれること、誇りを持ってくれること、それが一番大事だと思います。これこそが、サポーターに対しての感謝のしるしだと思います。
そして、ここにいるメディアの皆さまにも感謝したいと思います。この3年間、親切に受け入れてくれましたし、皆さんと良い関係を築けたことに感謝したいと思います。
メディアの皆さんは、もちろん日本代表チームのサポーターでもあるでしょう。ワールドカップで私は、もちろんフランス代表チームを応援しますが、日本代表も応援したいと思います。ありがとうございました」

選手コメント

天野 純
「序盤から自分たちのペースでサッカーができていたので、いずれ点が取れるなと思った中で、先制できました。ゲームプランどおりだったんですけど、後半ちょっと押し込まれたところで耐えきれなかった。勝つ時は、そこで耐えれますし、今日はそうじゃなかったのがすべてだったと思います。
 後半に追加点を取れるチャンスが何度もあって、その中で最後の最後で相手も体を張ってきて、突き放せなかったので、そこは残念です」

中町 公祐
「リーグ戦のホームでセレッソと戦った時よりも、感触は良かった。ただ、それで勝てないところをもう一つ、F・マリノスとして積み上げなければいけないと、今は思うようにしています。
相手のメンバーも前回の対戦の時と違って、自陣に押し込まれるというよりは、比較的ウチもボールを持ちながら、ショートカウンターも決まったりしました。ある程度、手応えは良かったんですが…。
失点について、細かく突き詰めていかないといけないと思います。あとはゴールを取る、取れないとか、細かいミスとかも突き詰めないと。
今年は例年よりも経験値が低い位置からのスタートからだったので、自分もそうですけど、この経験を生かさないと、この決勝の意味がないし、今シーズンの意味がない。そこが来シーズンの課題だと思います」

飯倉 大樹
「ここまで、このチームで来られたことは良かったし、頑張れたと思う。でも、決勝となると実力がものをいう。先制しても、その後に形がつくれなかった。いつやられてもおかしくないという雰囲気のなか、どうにか耐えていたけど守り切れなかった。
この負けを糧に、次のシーズン、どうやってサッカーをしていくのか。組織として上積みできればいい。
今シーズンここまでやれたこと、みんなに感謝して、来シーズンに向けていい準備をしたいと思います」

Jリーグ.jp

C大阪vs横浜FMの試合結果・データ(天皇杯:2018年1月1日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 42,029人
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選手コメント

[ 中町 公祐 ]
ホームで最後に対戦したときよりも感触は良かった。その試合で勝てないところにマリノスとしての課題があると思うことにする。相手のメンバーが違うこともあるけど、押し込まれる場面は少なかった。ショートカウンターが決まるシーンもあったし、悪い内容ではなかった。失点のところのミスは突き詰めていかないといけない。ただ、それよりも2点目が取れたんじゃないか。そこで仕留めることに注力するというか、そういう感覚でやらないといつまでたっても優勝には届かない。今季は経験値が低いチームになって、そういう方向に舵を切った。この経験を次に生かさないと、今季もこの準優勝も意味がなくなる。

[ 飯倉 大樹 ]
人生は簡単じゃない。人生と同じでサッカーは簡単にはいかないと痛感した。チームとしてのクオリティーはセレッソのほうが上だったと思う。でも自分はこういう一発勝負のシチュエーションに強いと思っていたので、負けてしまった悔しさがある。すぐに切り替えるのが難しいのは、このメンバーで決勝までやってきて、このメンバーで戦うのは最後になるから。だから試合が終わってからすぐに立てなかった。

 
 

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【ハイライト】セレッソ大阪×横浜F・マリノス「第97回 天皇杯 決勝」 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜、120分間の激闘も無念…モンバエルツ監督、ラストマッチ飾れず― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 天皇杯決勝戦が行われ、13年以来4大会ぶりの優勝を狙った横浜はC大阪に1―2で敗れた。今季、C大阪とはリーグ戦、ルヴァン杯と3度対戦し、一度も勝てていなかった。4度目の直接対決でも一矢報いることはできなかった。

 前半8分にFW伊藤のゴールで先制したが、後半20分に同点とされ、延長前半5分にMF水沼の決勝点を許した。12月23日の準決勝・柏戦に続く120分間の激闘。試合終了を告げる笛が響くと、DF松原、GK飯倉はピッチに倒れ込みしばらく動けなかった。

 今季限りで退任することが決まっているモンバエルツ監督にとっては横浜でのラストマッチだった。「得点した後、相手にボールをコントロールさせすぎた。自分たちが下がりすぎる展開が続いた。同点に追いつかれ、ゲームは拮抗した展開になった。延長に入ったが、そこでC大阪が我々のミスもあって2点目を決めた。我々も決定的なチャンスあったが、得点できなかった」と振り返った。

 会見の最後にはチームを支えたサポーターに言及し、「マリノスのサポーターは特別な存在だった。これからも私の心に残る。マリノスのために素晴らしい応援をしてくれて、本当に感謝したい」と何度も「メルシー」と繰り返した。

横浜・伊藤、先制弾も痛い敗戦「シンプルに力負け。実力で向こうが勝っていた」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 天皇杯決勝で横浜はC大阪に1―2で惜敗した。13年以来4大会ぶりのいタイトルを逃し、横浜イレブンは悔しさをにじませた。

 前半8分に先制点を挙げたFW伊藤は「シンプルに力負け。実力では向こうが勝っていた」とうつむいた。12月23日の準決勝・柏戦でも貴重な同点弾を決めた。2戦連発を挙げたものの表情は硬く、「試合は90分、今日に限れば120分あった。その中で相手は余裕があった。もう1点取れば、向こうの余裕もかき消せたかもしれない。痛い敗戦になった」と振り返った。

 この日も随所に好守を見せたGK飯倉は「このチームでここまで来られたことは頑張ったと思うが、決勝になるとやっぱり実力ではC大阪が上だった」と話した。特に後半は攻め手を欠いたことに触れ、「自分たちがボールを持ってリズムを作ることがあまりできていなかった」と悔しがった。

横浜DF中沢 退任指揮官へV贈れず「足りないことたくさん」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 120分間の激闘を終えると、横浜のGK飯倉、DF松原はピッチに倒れ込みしばらく動けなかった。目前に迫ったタイトルはあと一歩のところでC大阪にさらわれた。今季限りで退任するモンバエルツ監督は「先制した後、相手にゲームコントロールをさせすぎた」と後手に回ったことを悔やんだ。

 前半は前線からの鋭いプレスでボールを奪い、何度もチャンスをつくった。前半8分にはDF下平のアーリークロスをFW伊藤が胸で巧みにトラップし、右足でゴールに流し込み先制。理想的な形でリードを奪ったが、後半に入ると流れは相手に傾いた。飯倉が「シーズンを通して追加点を取ることが課題だった」と話したように、2点目が遠い。セカンドボールが拾えなくなると、チャンスも激減した。すると後半20分、延長前半5分に隙を突かれ、13年度以来4大会ぶりとなるタイトルは手からこぼれ落ちていった。

 新シーズンは「リーグ優勝」を掲げ、ポステコグルー新監督の下で始動する。「タイトルに向けて足りないことがたくさんある。どれだけ、皆で補い合えるかだと思う」とDF中沢。惜敗を糧に復権への道を進む。

ニッカンスポーツ

退任の横浜監督「続けられる」中沢に現役続行の勧め – 天皇杯 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスのエリク・モンバエルツ監督(62)は、セレッソ大阪に敗れた決勝戦の会見で、来季で現役を終える意向を示している、元日本代表DF中沢佑二(39)をたたえた。

 「プロとしてモデルになる選手。彼のようなすばらしい選手と出会えたことは私にとって幸運。最後の1年と彼はいっているが、私は、もっともっと続けられると思う」と来期以降の現役続行を勧めた。

 モンバエルツ監督は、今季限りでの退団が決まっていることから、質疑応答の中で「最後だから聞きたい」と中沢について質問が飛んだ。同監督は「彼は1回もトレーニングを休んだり、抜けたことがない。(監督が指揮を執った)3年間、全ての試合に出場している。特別な存在ですね。そして、彼は年齢がいっている(年齢を重ねている)にもかかわらず、ロスタイムでも私の要求に応えようと、まだ成長している」と絶賛した。そして「ボンバー(中沢)がマリノスに与えてくれた影響に対し、ブラボーと言いたいし、感謝に気持ちを伝えたい」と賛辞を繰り返した。

 決勝では、前半8分にFW伊藤翔(29)のゴールで先制も、その後、C大阪に押し返され、2失点で逆転負けした。

 モンバエルツ監督は「前半15分までは試合をコントロールし、ゴールを決めた。その後、これもシーズン、何度かあったことだが、得点した後、相手にボールをコントロールされ、自分たちが下がる展開になり、ゲームをコントロール出来なかった」と振り返った。

 延長後半に1点リードを許した後、猛攻を仕掛け、あわやゴールという場面を何度か作った。「我々も決定機があったが…C大阪に運もあったのかな? それもサッカーの1つ。C大阪のいい守備を崩すだけの、いい攻撃、連動性、パス回しのスピードが遅く、ボールを失うことも多くゲームをコントロール出来なかった」と敗因を冷静に分析した。

 3年間、指揮を執ったが、タイトルにはあと一歩、とどかなかった。横浜に残せたものは? と聞かれると「あるプレーモデルを落とし込もうとやってきたが、3年目で形になってきた。来年以降、さらに高い質のものになってくれるのではないか?」と期待した。

 後任には、前オーストラリア代表監督のアンジェ・ポステコグルー氏(52)の就任が決まっている。モンバエルツ監督は「多くの若い選手が成長した。若さが伸びたことが1番、重要。もちろん、試合に勝とうとすること…そのために、いいプレーをする姿勢を残せたのではないかと思う。今の方向性を、ぜひ続けて欲しいと思う」と語った。【村上幸将】

横浜DF中沢V逸に「どこかに足りない部分あった」 – 天皇杯 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスは延長戦の末にセレッソ大阪に逆転負けし、4大会ぶりの優勝を逃した。

 DF中沢佑二(39)は「前からアグレッシブにボールを取りにいって、選手の距離感もよかったし、ボールもよく動いて、前半はすごくよかった」と振り返った。疲れの見え始めた後半途中から流れが変わったことを認め「後半にセカンドボールが拾えなくなってから、ちょっと相手のペースになって失点してしまった。2点目がとれなかったのが大きかった」と肩を落とした。

 また、今季のチームについて「みんな頑張っていたし、一体感もあるいいチームだった」と評した。チームへの提言も忘れず「タイトルをとるためには、強い決意が必要で、いろんなものを我慢するというか、捨てなければいけないと思う」と切り出し「優勝できなかったのは、どこかに足りない部分があったから。それをもう一度確認して、一致団結してやっていきたい。みんなで同じ方向を向いてね。そういうチームになれると僕は思っているので」と話した。

サンケイスポーツ

横浜M・飯倉、延長でほころび…準Vに終わるも「来季もチャンスはある」/天皇杯 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 天皇杯全日本選手権決勝(1日、C大阪2-1横浜M、埼玉)柏との準決勝で好セーブを連発して決勝進出の立役者となった横浜MのGK飯倉だが、延長でほころびが出た。山村のクロスに「中途半端に出た」とボールに触れず、水沼のヘディングから痛恨の失点を喫した。

 守り勝つスタイルが崩れて準優勝に終わったが「こういう戦いで勝つしか方法がなかった。ただ、それでも決勝まで来られた。もう少し上積みできれば、来季もチャンスはある」と前向きに話した。

横浜M・モンバエルツ監督「最初の15分はいいスタートが切れたが…」/天皇杯 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 サッカーの第97回天皇杯全日本選手権は1日、さいたま市の埼玉スタジアムに4万2029人を集めて決勝が行われ、C大阪が延長の末に横浜Mに2-1で競り勝ち、前身のヤンマー時代以来となる43大会ぶり4度目の優勝を果たした。

横浜M・モンバエルツ監督の話
「最初の15分はいいスタートが切れたが、その後はゲームをコントロールできなかった。スピードや連動性が足りず、ボールを失うことも多かった」

横浜M・中沢
「1点取るまでは理想的な展開だった。2点目が取れなかったのが大きい。山中が交代し、ためができずに相手のラインを下げさせられなくなった」

横浜M・山中(前半ロスタイムに右ふくらはぎを痛めて交代)
「前から違和感があった。そこをけがしてしまった感じ」

横浜M・天野(発熱しながら強行出場)
「前日に38度以上の熱があり、点滴を打った。食事もできず、体に力が入らなかった。それでもやるしかなかった」

スポーツ報知

【天皇杯】今季限り退任の横浜M・モンバエルツ監督「多くの若い選手が成長した」試合後会見全文 : スポーツ報知

 今季限りで退任する横浜Mのエリク・モンバエルツ監督が、最後の試合後会見に出席した。全文は以下の通り。

 ―試合の総括

 「まず最初にC大阪をたたえたい。カップ戦の優勝は1チームだけ。C大阪はルヴァンも取っています。リーグ戦でも素晴らしい成績をおさめました。C大阪をたたえたいと思います」

 「試合開始時はいいスタートが取れた。最初の15分はボールをコントロールできた。素晴らしいゴールも決まった。その後、今季何度かあったことだが、得点後に相手をボールをコントロールさせ、下がりすぎるという展開が続いた。自分たちがゲームをコントロールできなかった。そこでC大阪に我々のミスもあって点を与えてしまった。我々にも決定的なチャンスがあったが決められなかった。C大阪のいい守備を崩すだけの攻撃ができなかった。連動性、パス回しのスピードが遅かった。ボールを失うことも多すぎました」

 ―山中のけがが痛かった

 「あそこでの交代は予想していないことでした。他の選手も疲労があり、ウーゴは今週けがを、天野も体調不良でした。山中も準決勝で少し痛めていた。言い訳にするつもりはないが、もっと別の手を打つことができたかもしれない」

 ―中沢について

 「プロとしてモデルになる選手。彼のような素晴らしい選手に出会えたことは幸運だった。彼は1回もトレーニングを休んだことがない。3年間、リーグ戦全ての試合に出場した。特別な存在。あの年齢ですが、私の要求するプレーのスタイルに適応しようと、まだ成長している。彼は来季が最後の1年と言っている。私はもっと続けられる、もっとできると思っている。ここまでボンバーがマリノスに与えてくれた影響に、心からブラボーと言いたい。感謝の気持ちを示したい」

 ―このチームに残せたもの

 「この3年で、あるプレーモデルをチームに落とし込もうとしていた。3年目でそれが形になり始めた。来季以降、それが高い質のものになってくれるのではないかと思っている。多くの若い選手が成長した。そのことが私にとって重要なこと。今の方向性をぜひこれからも続けて欲しい」

 「それから、この機会をお借りしてサポーターについても話したい。マリノスのサポーターは特別な存在でした。これからも私の心に残っていくでしょう。応援でサポートしてくれた。本当に感謝したい。サポーターはきっと、マリノスの今季のパフォーマンスに対して誇りを持ってくれると思います。ピッチで選手が見せるパフォーマンスにサポーターが喜んでくれること、誇りに思ってくれることが一番」

 「そして最後になりますが、メディアの方々と良い関係を築けたことに感謝したい。メディアの皆さんは日本のサポーターでしょう。私もまずはフランスを応援しますが、日本代表も応援しますよ。フランス人のスタッフもいますし。W杯で日本のことも応援したいと思います。ありがとうございました」

サッカーダイジェスト

【天皇杯決勝|採点&寸評】MOMは決勝ゴールの水沼だ!山口、清武、山村らも… | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
C大阪 7
開始早々に失点を許してリズムを崩すも、後半はリスクをかけて攻撃に比重を置き、 しぶとく同点に。延長戦でも運動量を落とすことなく、見事に勝ち切った。苦しみながら獲得した今季2冠目は大いに称えられる。

横浜 5.5
前半は主導権を握るには至らなかったが、ワンチャンスを活かして先制に成功。押し込まれる場面でも粘り強く対応してリードを守った。同点弾を許した後半は攻撃にリズムが出る時間帯もあったが決めきれず。延長戦で逆転され、力尽きた。

GK
21 飯倉大樹 5.5
6分の清武の際どい一撃をファインセーブ。ハイボールの競り合いでもアグレッシブさを見せながらゴールを守ったが、失点は止められなかった。

DF
27 松原 健 5
攻撃への高い意識を示すも、時間の経過とともに重心は後ろに。クリアボールを拾われて同点弾を許すなど、悔しい結果に。
22 中澤佑二 6
的確なカバーリングでピンチを未然に阻止。ラインコントロールも隙がなく、R・サントスとは見応えあるマッチアップ。
2 パク・ジョンス 6
鋭い出足と身体を張ったディフェンスが光る。後方でのパス回しも安定感があり、中澤との連係も問題なかった。
23 下平 匠 5.5
パスの出しどころに迷う場面が散見。水沼の決勝点も防ぎきれなかった。伊藤の先制点を導くクロスは見事だったが……。

MF
8 中町公祐 5.5
最終ラインからボールを引き出して展開。エアバトルでも引けを取らず、ミドルゾーンで奮闘したが、勝利には結びつけられなかった。
14 天野 純 5(106分OUT)
前半は攻守に中途半端な印象で、存在感を発揮できていなかった。47分の好位置からの直接FKはGKに止められた。
20 マルティノス 5.5
14分のボレーはミートできずにバーの上。右サイドから何度か良い形で仕掛けたものの、決定的なチャンスは演出できなかった。
33 ダビド・バブンスキー 5(69分OUT)
キープしようとしてもすぐに潰されるなど、思うように前を向いてプレーできず。ほとんど見せ場を作れないまま後半途中でピッチを退く。
24 山中亮輔 5.5(45+1分OUT)
攻撃面は今ひとつも、高い位置からの守備を献身的にこなした。前半の終了間際に負傷し、無念の途中交代。

FW
16 伊藤 翔 6
丁寧な胸トラップから勢いをもたらす先制点。一列下がって組み立てにも貢献するなど、精力的に動き回った。

交代出場
MF
18 遠藤渓太 4.5(45+1分IN)
山中の負傷交代を受け、2列目左サイドで途中出場。56分のフリーで打てたボレーはせめて枠に飛ばしたかった。守備もピリッとしなかった。
FW
7 ウーゴ・ヴィエイラ 5(69分IN)
常に最前線でスタンバイしてゴールを狙ったが、期待には応えられず。延長後半の決定的なヘッドもキム・ジンヒョンの好守に阻まれた。
MF
25 前田直輝 5.5(106分IN)
延長戦後半の頭からピッチに立つ。要所でプレーに絡み、攻撃のギアを上げる働きぶり。しかし、敵の守備網を崩せなかった。

監督
エリク・モンバエルツ 5.5
逆転された後、H・ヴィエイラ、前田と攻撃の選手を投入も功を奏さなかった。横浜でのラストマッチは勝利で飾れず、タイトルを逃した。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【天皇杯】落胆なきモンバエルツ監督。「彼のような選手に出会えて幸運だった」 | サッカーダイジェストWeb

 2018年1月1日に埼玉スタジアム2002で行なわれた第97回・天皇杯決勝は、C大阪が横浜を2-1で下すという結果に終わった。先制しながらも延長戦の末に敗れた横浜のエリク・モンバエルツ監督は試合後、落ち着いた表情でこう述べた。

「試合に関しては良いスタートを切れた。ボールをコントロールして、素晴らしいゴールも決めることができた。ただ、そのあと相手にボールをコントロールさせすぎた。自分たちが下がってしまったこともあって、試合を難しくした。追いつかれて、ゲームは拮抗した展開になって延長戦に入りましたが、そこでセレッソに2点目を与えてしまった。我々にもチャンスはあったが、決められなかった。その点でセレッソには運もあった。だが、それもサッカーの一部だ」

 しかし、運で負けたわけではない。モンバエルツ監督は「セレッソの良い守備を崩すだけの攻撃ができなかった。パス回しのスピードが遅くて、ボールロストも多かった」と敗因にもしっかり言及していた。ただ、この試合を最後に退任するからだろうか、悔しさを露わにするよりも選手やサポーターへの深い感謝を示していた。なかでも、印象深かったのは中澤佑二について語ったくだりだった。

「中澤はプロとしてモデルになる選手。彼のような選手に出会えて幸運。私がいた3年間の間に一回もトレーニングを休んだことがなくて、リーグ戦ですべての試合に出ている。特別な存在だ。あの年齢で、私の要求に応えようと成長している。『来季は最後の1年』と言っているそうですが、私はもっとできると思います。ここまでボンバー(中澤の愛称)がマリノスに与えた影響は心からブラボーと言いたい」

 どこかほっこりとしたモンバエルツ監督のラストメッセージ。これを、中澤はどう受け止めるのだろうか。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜】タイトルを掴むチームになるためには? 中澤佑二の考えは―― | サッカーダイジェストWeb

 前半に幸先良く先制しながらも、後半と延長前半に失点を許し、痛恨の逆転負け。C大阪とのファイナルを、中澤佑二は次のように振り返る。

「前からアグレッシブにボールを取りに行って、前半からはある程度、優位に立とうというサッカーができていた。でも、後半の10分過ぎぐらいかな、セカンドボールを拾えなくなって、ちょっと相手のペースになり、そこで失点してしまった。2点目を取れなかったのが大きかった」

 勝つチャンスは十分にあったが、追加点を挙げられずにいると、相手に渡った主導権を奪い返せず、試合をひっくり返されてしまった。

 決勝の舞台に立つ力は、今の横浜にはある。それでも、タイトルに手が届かなかったのは、やはり攻撃面に小さくない課題を抱えているからだろう。

「どんな形でもいいので、2点目を取る、ゴールに向かってしっかりプレーすることは、どのチームでもやらなければいけないし、やっていることだと思う。ディフェンスとしては、それが一番怖い。F・マリノスはどうしても、サイドを崩すところにすごくエネルギーを費やして、最後の部分、ゴール前で人数が少し足りなくなってしまう」

 ピッチ上での改善点を示したうえで、優勝を成し遂げるために、中澤には中澤なりの考えがある。

「強い決意が必要で、いろんなものを我慢するというか、捨てなければいけないと思う。1年間、サッカーにしっかりエネルギーを注ぐ。何かを我慢して、犠牲にして、でもだからこそ得られることがあるし、そっちのほうが大きい。今まで以上に全力で、妥協を許さずにやっていきたい」

 横浜はそうした厳しさを持って戦えるチームだと、中澤は大きな期待を寄せている。

「今季もみんな頑張っていたし、一体感もある良いチームだった。でも優勝できなかったのは、どこかに足りない部分があったから。それをもう一度、確認して、話し合って、一致団結してやっていきたい。みんなで同じ方向を向いてね。そういうチームになれると僕は思っているので」

 誰よりもストイックに、サッカーと向き合ってきた男の決意表明。横浜の不動のディフェンスリーダーは来るべき新シーズンに向けて、すでに走り始めている。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【天皇杯】「俺のミスでいい」横浜の守護神・飯倉大樹が潔く認めた2失点目の舞台裏 | サッカーダイジェストWeb

 勝負を決するゴールが生まれたのは、1-1で迎えた延長前半の95分だった。

 横浜から見た右サイド、C大阪の山村和也がキープすると、ややファーサイドを狙った山なりのクロスを放り込む。ゴール前でスタンバイしていた水沼宏太がこれに反応し、ヘッドで合わせてネットを揺らした。

 水沼の手前にいた横浜の左SB下平匠は競り勝てなかった。そして、GKの飯倉大樹は前に出てクロスをキャッチしようとしたが、ボールには触ることができず、ゴールをがら空きにしてしまった。

「俺のミスでいいと思います」。飯倉は潔く認める。水沼にヘディングシュートを許した下平の対応にも問題があるように見えたが、「俺が前に出た分、匠もストップしちゃった。出るなら触るべき」と、飯倉はチームメイトをかばう。

 一方のサイドで起点を作り、そこからの展開で逆サイドが入ってくる。C大阪の攻撃パターンのひとつとして、飯倉にはイメージがあったという。ともすれば、クロスをキャッチしようと前に出た件のプレーは無謀に映るかもしれないが、飯倉なりの準備があった。

 そもそも「自分の特長は、あそこでスピードを持って出るところ」だ。際どいハイボールをしっかりとキャッチし、敵の攻撃を寸断する場面は今季も何度もあった。

 今回は「ギリギリ触れるか、触れないか」の勝負で、「結果、良いボールが来た」。ジャンプしても届かない。そう判断してゴールに戻ろうとしたが「間に合わないと思った」。

「俺があそこで出なくて、ゴールのほうにポジションを取っていたら、どうなっていたんだろうなっていうのはありますけど」

 勝者と敗者を分けたワンプレーであり、ひとつの判断だった。それだけの大きな責任を背負って、飯倉はゴールマウスを守り続けている。タイトルを賭けた一戦ではゴールを割られてしまった。だが、柏との準決勝で、終了間際にキム・ボギョンの際どいオーバーヘッドを左手一本でかき出し、チームを“元日決戦”に導くビッグセーブを見せたのも、トリコロールの背番号21だ。

「ここまで来れたことが、まず勝負強さという点で、今までなかった部分というか。準決勝とか、その前の広島戦とか、難しい試合でも勝ち切れたのは、評価したい」

 タイトルは掴めなかったが、チームの確かな成長を実感している。その過程で飯倉が示した貢献は、決して小さくはない。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【天皇杯|戦評】“戦術マルティノス”の限界と“全員攻撃・全員守備”の底力 | サッカーダイジェストWeb

 前半途中までは横浜のゲームだった。マルティノスの個人技を頼りに比較的高かった敵最終ラインの裏を突いてリズムを掴むと、8分には下平匠のクロスから伊藤翔がまんまと先制点を奪う。これで優位に立った横浜は細かくパスをつなぎながら試合をコントロールし始めたのだ。

 ただ、誤算はそのパス回しに怖さがなかった点だろう。試合後にエリック・モンバエルツ監督が「セレッソの良い守備を崩すだけの攻撃ができなかった。パス回しのスピードが遅くて、ボールロストも多かった」と話していたように、先制パンチを成功させながらも追撃に失敗した。結局のところ、これが試合の流れを決定づける大きな要因となった。

 この日の横浜の攻め手はひと言で表現するなら「マルティノス」だったが、このブラジル人MFのフィジカル能力、突破力頼みの崩しではさすがに限界があり、時間の経過とともにボールの主導権はC大阪に移っていった。

 事実、リードされながらもC大阪の水沼宏太に焦りはなかった。そんな彼が「先にゴールを決められたけど、良い意味で落ち着いていた」のは、17年11月にルヴァンカップを制した経験があったからでもあるだろう。ユン・ジョンファン監督も「ミーティングでその部分(ルヴァンカップでの優勝)を強調した」と言うとおり、今のC大阪には“全員攻撃・全員守備”という拠りどころがあった。

 今季のC大阪がルヴァンカップで優勝できたのも、リーグ戦で3位に食い込めたのも、特定の誰かに依存しないサッカーで戦ってきたからだ。だから、エースの杉本健勇を怪我(左足の負傷など)で欠いた今回の天皇杯決勝でも彼らの戦い方にブレはなかった。

 私的な見解を述べさせてもらうなら、後半途中からは“戦術マルティノス”対“全員攻撃・全員守備”という様相を呈していたように見えた。攻撃を特定の個に依存していた印象の横浜が、山村和也のゴールで追いつかれてから流れを失うのは必然の流れだったかもしれない。

 1-1になって以降のC大阪は豊富な運動量を武器に横浜を追い詰めていった。そのアグレッシブなサッカーの象徴が、ユン・ジョンファン監督の“愛弟子”と言うべき水沼宏太だった。

 相手に倒されてもすぐに起き上がり、帰陣する。そうしたアクションを何度も繰り返すことでチームにエネルギーを注入した水沼が延長前半の5分に見事なヘッドで決勝弾を叩き込んだシーンこそ、あらゆる意味で、この試合の最大のハイライトだった。

 正直、今回の横浜戦、C大阪は先制されたら厳しいと考えていた。しかし、試合巧者の横浜を相手に堂々の逆転勝利。ルヴァンカップを制した経験でひと回り大きく成長したチームは、今回の天皇杯制覇でまた大きな自信を手にすることだろう。

 こうした積み重ねを来季もできれば、いずれ彼らも常勝軍団と呼ばれる日がやってくるはずだ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

【天皇杯】「やってやるという気持ちも、一瞬で打ち砕かれた」力不足を痛感した遠藤渓太は現実にどう向き合うか | サッカーダイジェストWeb

 期待に応えられなかった事実は、本人が一番理解している。それは遠藤渓太自身のこんな言葉からも容易に推察できる。

「シーズンの後半から良い感じの流れで来れていたし、やってやるという気持ちだったけど……それが一瞬で打ち砕かれました」

 前半の終了間際、山中亮輔の負傷交代で急遽、出番が回ってきた。「あの時間帯で出るとは思っていなかった」が、左サイドハーフで遠藤は途中出場する。

 だが、試合にうまく入り切れなかった。攻撃でも守備でも小さなミスが目立ち、「流れを止めてしまった」。56分には、右サイドからのクロスをボレーで合わせる決定的なゴールチャンスが訪れるが、「落ち着いて打てれば良かった」と反省するように、ミートできずにシュートはバーの上を超えた。

 延長戦を含めれば、70分以上のプレータイムがあった。それでも、輝きを放つ瞬間はなかった。

「これまで、残り10分とかで結果を残してきましたけど、先発とか時間が多いなかで、自分はなかなかできなかった。その課題を、結局は最後の最後まで詰められなかった」

 タイトルを賭けた大きな舞台で、改めて自分の力不足を痛感させられた格好だ。「悪い流れになると、それを変えられない」。20歳のアタッカーは悔しそうに言葉を絞り出した。

 不完全燃焼のまま2017年シーズンを終えたが、次の戦いは目前に迫っている。短いオフを経て、U-21代表の一員として、今月中国で開催されるU-23アジア選手権に参戦する。

「オフでこの敗戦をしっかりと整理して、切り替えてやるしかない。そこで監督の目に留まるようなプレーを見せたい」

 代表で確かな手応えを掴み、クラブでの新シーズンを迎えたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【天皇杯決勝PHOTO】延長戦を制したC大阪がルヴァン杯に続き2冠達成! | サッカーダイジェストWeb

ゲキサカ

天皇杯の得点王に大学生…“ジャイキリ”立役者の筑波大FW中野&横浜FMヴィエイラが最多タイ5得点 | ゲキサカ

 第97回天皇杯全日本サッカー選手権の決勝が1日に埼玉スタジアムで行われ、セレッソ大阪が延長戦の末に横浜F・マリノスを2-1で下し、Jリーグ発足後初となる優勝を飾った。

 今大会得点ランクトップタイの5ゴールを記録していたFWウーゴ・ヴィエイラは後半に途中出場したが、無得点で終了。これにより、筑波大のFW中野誠也がウーゴ・ヴィエイラと並んで最多得点者となった。

 ユニバーシアード日本代表の経験もある中野は今大会、1回戦のYS横浜戦(2-1)で2得点、2回戦の仙台戦(3-2)で1得点、3回戦の福岡戦(2-1)で2得点と、Jクラブを相手に3試合連続ゴールを達成。4回戦の大宮戦(0-2)は無得点で敗れたものの、合計5ゴールで“ジャイアントキリング”の立役者となり、準々決勝終了時点で得点ランク単独首位に立っていた。

 なお、中野は2018年シーズンよりユース時代を過ごしたジュビロ磐田への加入が内定しており、昨年7月から特別指定選手として同チームに帯同している。

先制弾も勝利に結び付かず…横浜FM伊藤翔「実力で向こうが勝っていた」 | ゲキサカ

 鮮やかな先制点を奪ってチームに勢いをもたらした。しかし、この得点が勝利に結びつくことはなかった。タイトルを逃した横浜F・マリノスFW伊藤翔は、「痛い敗戦となった」と悔しさを滲ませた。

 試合が動いたのは前半8分だった。左サイドからDF下平匠が送ったピンポイントのクロスに反応したのは伊藤。「(直前のプレーで)山中(亮輔)から来たボールでオフサイドになったけど、そのときからあそこは空くと思っていた」というスペース。いち早く抜け出してトラップでボールを落ち着けると、右足のシュートでネットを揺らしてスコアを1-0とした。

 だが、「空くと思っていた」スペースも、「2回も同じところにボールが来れば相手も修正してくる」。スペースを消されるだけでなく、チームが押し込まれ始めたことで、伊藤が好機に顔を出す回数は限られていった。

「もう一つ奥を使えれば良かったかも知れない。試合を通して自分たちの形ではなかった」

 後半8分に同点に追い付かれたチームは、1-1で迎えた延長前半5分に決勝点を献上。試合終了のホイッスルが吹かれるまで、同点ゴールを狙ったものの、C大阪に逃げ切りを許して1-2で敗れた。

「シンプルな力負けだと思う。普通に実力で向こうが勝っていた」。勝利したC大阪を素直に称えつつ、「もう1点取れれば向こうの余裕をかき消せると思ったけど、追加点を取れなかった」と2点目を奪えなかったことを悔いた。

(取材・文 折戸岳彦)

敗戦に肩落とす横浜FM遠藤渓太…4日後にはU-21代表合流「切り替えてやらないといけない」 | ゲキサカ

 出番は急遽巡ってくる。前半アディショナルタイム、負傷した横浜F・マリノスDF山中亮輔がプレー続行不可能と判断されると、MF遠藤渓太がピッチへと送り込まれる。だが、「あの時間に自分自身も出るとは思っていなかった」と語る20歳のアタッカーは、自身が納得するプレーを披露することができなかった。

 持ち場となる左サイドハーフの位置に入ると、得意のドリブル突破で状況を打開しようと試みる。だが、「対面の選手に止められるシーンが多く、流れにうまく乗れなかった」。さらに後半11分にはMFダビド・バブンスキーのラストパスから好機を迎えたものの、シュートをジャストミートさせることができずに「落ち着いて打てれば良かった」と肩を落とした。

 前半8分に先制していたチームだが、後半20分に同点に追い付かれると、1-1で迎えた延長前半5分に決勝点を奪われて、タイトルを逃すことになった。

 約75分間の出場機会を与えられながらも、結果を残せなかった。「残り10分とかからの出場で結果を残してきた」今季だったが、「出場時間がある中でどうやってやるかは、自分の課題。今シーズン成長できなかった部分かなと思う」と唇を噛む。

 チームでのシーズンは終わりを迎えたが、10日に初戦を迎えるAFC U-23選手権に出場するU-21日本代表に招集されており、4日後の5日にはチームに合流する。「チームと代表は違う。3日間あるので、そこで整理したい。(森保一)監督の目に留まるようなプレーをしないと残っていけないと思うので、切り替えてやらないといけない」と敗戦をひきずらずに代表に合流しようとしている。

(取材・文 折戸岳彦)

指揮官の花道飾れず…横浜FMは逆転負けで4年ぶりV逃す(20枚) | ゲキサカ
隙を逃さないゴールハンター、横浜FM伊藤翔は2試合連続弾(12枚) | ゲキサカ
120分激闘フル出場も…横浜FMの39歳DF中澤は無念の表情(8枚) | ゲキサカ
涙に染まったトリコロール、横浜FMサポーターはタイトルの喜び味わえず(12枚) | ゲキサカ

こけまりログ

2017/12/31 【スタジアム観戦情報まとめ】2018/1/1(土)14:40 第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 決勝 セレッソ大阪vs.横浜F・マリノス@埼玉スタジアム2002
 
 

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