夏の移籍ウインドーがオープン中の今日この頃。
先日、興味本位で(?)Twitterでまとめてみたのですが、例外規定の部分を、改めてまとめてみました。
※[JFA]プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則(2017/4/13 改正)より
選手登録ができる「プロＡ契約」は1チーム25名
１－３プロＡ契約・プロＢ契約
①契約締結条件
次のいずれかを満たすことをプロＡ契約及びプロＢ契約の締結条件とする。
（１）試合出場
◆Ｊ１：４５０分
◆Ｊ２：９００分
◆Ｊ３・ＪＦＬ：１，３５０分
この場合において、試合出場時間は公式記録によるものとする。ただし、出場時間が１分未満の場合は、１分としてカウントする。
（２）プロＣ契約３年経過
出場時間が450分を超えるとＡ契約（年俸460万円以上）にできると思っていましたが、（２）にあるようにＣ契約が3年経過していればＡ契約にできるんですね。
ちなみに「プロＢ契約」は、Ａ契約ができる条件をクリアしているが、Ａ契約をしていないプロ選手…とのことです（年俸は460万円以下）
１－６選手の登録数
①プロＡ選手の登録数
（１）選手登録できるプロＡ選手は、第２種（ユース）登録選手も含め、クラブ全体で２５名以内（以下「２５名枠」という）とする。
（２）外国籍選手は「２５名枠」の対象とする。ただし、外国籍のアマチュア選手及びプロＣ選手は除く。
（３）ＡＦＣチャンピオンズリーグに出場するクラブは、当該年度に限り、プロＡ契約選手の「２５名枠」を「２７名枠」とする
ACLに出場するクラブは27名、それ以外のクラブは25名となります。
「25名枠」の例外にあたる事項は７つ
「１－６選手の登録数 ③「２５名枠」の例外」に規定されいます。１つずつ横浜F・マリノスに当てはめながら見てみましょう。
1.年度途中のプロＡ契約への変更
アマチュア又はプロＣ選手が年度途中でプロＡ契約に移行した場合は、その年度に限り「２５名枠」の対象外とする（外国籍選手も同様）。プロＢ選手が年度途中でプロＡ契約に移行した場合は、「２５名枠」の対象とする。
今シーズン、現在のところプロＣ契約からＡ契約になった選手は3人。
2017/03/29 中島賢星選手 プロA契約締結のお知らせ
2017/04/19 高野遼選手 プロA契約締結のお知らせ
2017/06/06 和田昌士選手 プロA契約締結のお知らせ | 横浜F・マリノス 公式サイト
2.自クラブの育成組織出身及び在籍選手
自クラブの第３種又は第２種の育成組織のチームに３年以上在籍した選手は、同クラブのチームに在籍する場合、「２５名枠」の対象外とする。ただし、外国籍選手はこれに含まない。在籍期間が１年を超え、超えた期間が１年に満たない場合は、当該超過期間は、本条の関係では、１年とみなして計算する。
第３種は「ジュニアユース」、第２種は「ユース」になります。
「こけまり」調べでは以下の選手がこれに該当します。
1.飯倉大樹(JY追浜-Y)
2.原田 岳(JY-Y)／Ｃ契約
3.栗原勇蔵(JY-Y)
4.金井貢史(JY-Y)
5.高野 遼(JY-Y)／ヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍中
6.喜田拓也(JY-Y)
7.齋藤 学(JY-Y)
8.天野 純(JY追浜-Y)
9.遠藤渓太(JY-Y)
10.吉尾海夏(JY-Y)／Ｃ契約
11.富樫敬真(JY)
3.ケガ・疾病等
ケガ・疾病等により年度中の復帰が不能と認められた選手は、その年度は「２５名枠」の対象外とする（ただし、医師の診断書を必要とする）。
現在はこれに該当する選手はいません。
—
急性白血病と診断されたアルビレックス新潟所属の早川史哉選手がそうなのかな？と思って調べてみたところ、現在は「契約凍結」という状態のようです。
（´-`）.o0（「7.その他」で対応してるのかな？）
4.海外研修からの帰国
海外研修している選手が所属リーグに事前に通知し日本の年度途中に帰国し再登録する場合、その年度に限り「２５名枠」の対象外とする。ただし、年度最初の公式試合前に帰国した場合は、「２５名枠」の対象とする。
これもいませんね。
5.期限付移籍の選手
期限付移籍の選手は、移籍先クラブでは「２５名枠」の対象とし、移籍元クラブでは対象外とする。
移籍元クラブでは対象外となります。現在、期限付き移籍中の所属選手は8名。
1.熊谷アンドリュー（ジェフユナイテッド市原・千葉）
2.和田昌士（レノファ山口）
3.田口潤人（藤枝ＭＹＦ）／Ｃ契約
4.カイケ（サントス）
5.中島賢星（FC岐阜）
6.仲川輝人（アビスパ福岡）
7.高野遼（ヴァンフォーレ甲府）
8.新井一耀（名古屋グランパス）
田口潤人選手は、現在Ｊ３ 18節終了時点で出場試合時間が1,162分なので、Ａ契約締結のＪ３出場1,350分まであと188分（2試合ちょい）となります。
2017/07/19 横浜F・マリノスからの期限付き移籍選手の近況まとめ(2017/7/18現在)
6.「２５名枠」の対象外となっているプロＡ選手が他のクラブへ移籍する場合、移籍先クラブにおいては「２５名枠」の対象となるものとする。
上記より、高野遼選手が横浜F・マリノスでは対象外ですが、甲府では25名枠の対象となります。
7.その他
上記のいずれにも該当しない場合は、Ｊリーグ理事会でその措置を決定する（ＪＦＬにも関係する場合は、本協会理事会で決定する）。
例外的な案件は理事会で。
現在の横浜F・マリノスで「25名枠」に該当する選手
以上より、「こけまり」調べによると「25名枠」に入るのは…
1.鈴木彩貴
2.杉本大地
3.パク・ジョンス
4.中澤佑二
5.下平匠
6.山中亮輔
7.松原健
8.ミロシュ・デゲネク
9.扇原貴宏
10.中町公祐
11.前田直輝
12.ダヴィド・バブンスキー
13.ウーゴ・ヴィエイラ
14.伊藤翔
15.マルティノス
16.イッペイ・シノヅカ
…以上、16名になる（と思います）
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