【試合結果まとめ(2△2)】2017/7/29(土)19:00 J1リーグ 第19節 横浜F・マリノスvs.清水エスパルス@日産スタジアム


アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2017 明治安田J1 第19節 vs 清水エスパルス 試合レポート | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

エリク モンバエルツ 監督
「非常にインテンシーの高いゲームでした。難しいコンディションでしたが、前半はいいプレーができたと思います。
本来であれば、2点差をつけて前半を終えなければいけませんでした。それができなかったので、清水に同点に追いつくチャンスを与えてしまいました。
我々に今できるのは、この引き分けで勝点1が取れたという点をポジティブに捉え、次につなげなければならないことだと思っています」

質問:引き分けでしたが、よくボールが前に動き、手ごたえも感じられた試合ではなかったでしょうか。
「プレーの内容自体は、クオリティーを出せていたと思います。
プレーの内容自体は良かったと思います。たとえばビルドアップのところ、そしてそこから相手の裏を取る部分、それらは非常に流れがあって、チャンスにつなげるところはできていました。
ただ、たくさんのチャンスがあったにもかかわらず、フィニッシュのところの効果的なプレー、ラストパスであったり、最後シュートを決め切るというところを改善しなければいけないと思います」

質問:齋藤はたくさんのチャンスをつくり、攻撃に貢献していました。ですがリーグ戦のゴールは今日も生まれませんでした。これは、時間が解決してくれるのでしょうか。
「学は、少し自分にプレッシャーをかけすぎているように思います。やはり最後のゴールを決めるというところは、テクニックよりも、むしろ感情のコントロールが必要になります。そこで、彼はあまりにも自分にプレッシャーをかけすぎてフィニッシュのところがうまくいっていないと考えています。ただ、この学の状況も、チームで彼を助けて、彼が次のステップに進む、ここから抜け出して次のステップに進めるように、チームで彼をサポートしていきたいと考えています」

選手コメント

扇原 貴宏
「後半の押し込まれた時間帯に、ボールをつないで落ち着かせるとか、相手の陣地にシンプルにボールを運ぶとか、そういう部分で選手間で曖昧だったかなと思う。今日に関してはそこが全然ハッキリしていなかったので、あの時間帯にちょっと押し込まれて、やられる空気になってしまいました。
自分はボランチなので、真ん中でコントロールできればよかったんですけど、あの時間帯はチームをコントロールすることができなかったので、本当にもったいない試合でした」

マルティノス
「(先制点は)学がボールをもったとき、自分のほうを見ていた。必ずパスが出ると信じて走りました。最初、学はダイレクトでボールを出してくるものと思ったが、彼は頭のいい選手なので、一瞬で一人抜いてからパスを出してくれました。
(ゴールシーンは)最初、右足で打とうと思ったが、相手がブロックしてきた。切り返して左足でもちかえたとき、瞬間的に学の姿が見えた。出そうとしたが取られると思ったので、フェイントを入れて左足でシュートを打ちました。
(キュラソー代表として参加したゴールドカップは)代表は、自分にとって特別な存在。去年から日本で、F・マリノスで結果を出してきたことが結びついたと思う」

齋藤 学
「(引き分けてしまったのは)自分の責任だと思うし、ホント、チームに迷惑をかけていると思う。広島戦もそうだし、今日も勝てていた試合だった。
だからといって、立ち止まるわけにはいかない。逃げるのは簡単なこと。しっかりと、もう一回立ち向かっていきたいと思います」

Jリーグ.jp

横浜FMvs清水の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2017年7月29日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 24,881人
 └ フォトギャラリー

選手コメント

[ 天野 純 ]
トップ下は点を取らないと評価されない。自分自身の課題も、ゴールを決めて違いを生み出すことだった。だからペナルティーエリア内に積極的に入るようにしていた。ヤマ(山中 亮輔)のクロスが速かったので考える時間がなかった。自然に体が動いたような感じ。(富樫)敬真が前で相手を引き付けてくれたので、とにかく枠に飛ばすことだけを意識した。今日は自分たちのゲームだったし、チャンスも多く作れた。もったいない引き分けだった。

[ マルティノス ]
(齋藤)学が自分を見てくれていたので必ずパスが来ると思った。ダイレクトで来るかと思ったけど、彼は頭が良い選手なので一度キープしてから自分のところにパスが来た。最初は右足でシュートを狙おうと考えたが、相手がブロックに来ていた。そのあと学にパスを出すことも考えたけれど、相手が戻ってきていたので、左足に持ち替えた。相手が何枚かいてコースがなかったものの、一瞬だけスペースが生まれたときに打つことができた。

 
 

Twitter / Istagram


 
 


 
 

YouTube


2017 明治安田生命J1リーグ 第19節 vs.清水エスパルス ハイライト動画 – YouTube


【公式】ゴール動画:マルティノス(横浜FM)17分 横浜F・マリノスvs清水エスパルス 明治安田生命J1リーグ 第19節 2017/7/29 – YouTube


【公式】ゴール動画:天野 純(横浜FM)42分 横浜F・マリノスvs清水エスパルス 明治安田生命J1リーグ 第19節 2017/7/29 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 リーグ2戦ぶりの勝ち星ならず「もったいない試合だった」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜はホームで清水と2―2で引き分け、リーグ2戦ぶりの勝ち星獲得はならなかった。

 1―1の前半42分、DF山中の左クロスに反応したMF天野が強烈な左足ダイレクトボレーをネットに突き刺し、勝ち越しに成功した。前半終了間際にはMF斎藤がペナルティーエリアで倒されてPKを獲得。自らボールをセットし、小刻みな助走から右足を振り抜いたが、これはGK六反の好セーブに阻まれた。前半は横浜が主導権を握ったが、後半は清水に流れが傾く。ついに25分、右サイドを崩され、最後はFW鄭大世の同点弾を許した。

 試合後、選手たちは「もったいない試合だった」と口々に話した。天野は「今日は僕たちのゲームだったと思うので、もったいない引き分けだった。集中力が切れた70分以降をもう一度、皆で話して積み上げないと、上位争いが厳しくなる」と危機感をあらわにした。次戦は8月5日の新潟戦(デンカS)。後半戦は始まったばかり。下を向いている暇はない。

中沢 右足裂傷も…試合後処置し、次節出場には意欲― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜は2度追いつかれての引き分けに、試合後の選手たちは「もったいない」という言葉を繰り返した。

 DF中沢は後半29分、相手との交錯して右足甲に裂傷を負い、試合後に「縫った」と処置を行ったことを明かした。関係者によると、次節8月5日の新潟戦の出場には意欲を示しているという。スタジアムを去る前には「(斎藤)学が責任を感じてるみたいだけど、そんなことない」と前半終了間際にPKを外してしまった後輩を気遣った。

ニッカンスポーツ

横浜先制も2戦連続のドロー/横-清19節 – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスが、ホームで清水エスパルスと2-2で引き分けた。

 前半17分、カウンターからMFマルティノス(26)が先制点を決めた。相手CKのクリアからMF斎藤学を経由し、マルティノスが右サイドをドリブル突破。相手DFに勢いを止められたが、すぐに中央に切り込み、ゴール前の混戦の中で左を振り抜いてゴール左へ決めた。

 同24分に清水エスパルスFW長谷川悠にCKから頭で合わせられ、同点とされた。だが同42分には、MF天野純(26)の鮮やかなゴールで再び勝ち越した。左サイドからDF山中亮輔が放ったライナー性のクロスに、中央へ走り込んだ天野が、左足ダイレクトでゴールネットに突き刺した。同45分にはMF斎藤学が自ら得たPKを外した。

 後半25分には清水エスパルスFW鄭大世に同点弾を決められた。その後は、両チームとも得点を奪えなかった。横浜F・マリノスは2戦連続引き分け、9戦連続負けなしとした。

横浜斎藤「自分の責任」PK失敗、後半は決定機逃す – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスが、勝ち点を取りこぼした格好となった。

 2-1と1点リードで迎えた前半45分。主将のMF斎藤学(27)が自ら得たPKを、相手GKに止められると、後半はそれまでの攻勢ムードが失速。後半25分には同点とされた。

 斎藤は後半14分にも、中央で抜け出し相手GKと1対1となる決定機を迎えたが、これも止められた。試合後、斎藤は「自分の責任だと思うし、申し訳なく思っている。でも立ち止まっているわけにはいかない」と、必死に前を向いた。そんな様子に、DF中沢佑二は「(斎藤)学が責任を感じているみたいだけど、そんなことはない」と、主将をかばっていた。

横浜DF中沢、右足甲裂傷流血もフル出場「縫った」 – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスのDF中沢佑二(39)が、右足甲の裂傷で試合中に流血していたことを明かした。

 後半29分、CKで前線に上がった際、ゴール前で相手選手の足裏を、右足で蹴り上げる格好となり、3センチ程度の裂傷を負った。試合後には「流血していたので、縫ってもらった」と話し、包帯を巻いて引き揚げた。

 中沢はこの日で、142試合連続フル出場。自力で歩いて帰途に就いたが、フィールドプレーヤーとしてはJ1最長となる記録を継続中だけに、次節アウェーのアルビレックス新潟戦(8月5日)までの回復具合が気になるところだ。

サンケイスポーツ

清水、長谷川悠と鄭大世がそろい踏みもドロー…横浜FMはPK失敗が響く (1/2ページ) – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田生命J1リーグ第19節が7月29日に行われ、日産スタジアムでは横浜F・マリノスと清水エスパルスが対戦。試合は2-2の引き分けに終わった。

 横浜FMは勝ち点33で5位。上位を目指す上で勝利が求められる一戦となる。対する清水は勝ち点21で12位。残留争いに巻き込まれないためにも、アウェイで勝ち点を積み重ねたい。なお、J1第13節の対戦では、3-1で横浜FMが勝利を収めている。

 強い雨が降る中、キックオフ。横浜FMは序盤、J1第2節以来となる先発出場となったFW富樫敬真が積極的にゴール前に迫る。清水は、鄭大世と長谷川悠の2トップにボールが収まらず、守備に回る時間が長くなる。すると17分、横浜FMのMFマルティノスが自陣からドリブルで相手ペナルティエリア内に進入。相手DFをシュートフェイントでかわしてから左足でシュート。ボールはゴールネットに突き刺さり、横浜FMが先制する。

 横浜FMは先制の直後にも惜しいチャンスを作るが、MF齋藤学のシュートは枠を捉えられない。清水の反撃は23分。ペナルティエリアに走り込んだ鄭大世がクロスを折り返すも、これは相手DFに当たり、CKとなる。このCKを蹴るのはMF枝村匠馬。枝村のキックに長谷川が頭で合わせ、24分、清水が同点とする。清水は34分、CKからチャンスを作るが、ミドルシュートが相手に当たり、カウンター攻撃を受ける。最終的にはGK六反勇治がパスをキャッチし、事なきを得る。

 膠着したかに思われた42分、横浜FMは相手陣内深くまで駆け上がった左サイドバックの山中亮輔がクロス。これをペナルティエリアに走り込んだMF天野純が左足でダイレクトボレーシュート。これが決まり、横浜FMが勝ち越す。さらに44分、齋藤がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。今季無得点の齋藤が自らキッカーを務めたが、GK六反にセーブされる。前半は横浜FMのリードで終わった。

 ハーフタイムでの交代はなく、後半開始。試合開始前から降っていた雨の勢いは弱まっていた。前半と同様に、横浜FMが主導権を握る時間が続く。清水の小林伸二監督は61分、枝村を下げ、スピードのあるMF村田和哉を投入し、戦局の打開を図る。すると66分、鄭大世がペナルティエリア手前からシュート。これはクロスバーにはじかれるが、鄭大世と長谷川の2トップにボールが収まるようになる。

 清水は70分、左サイドをDF松原后とMFミッチェル・デュークで攻略。鄭大世が中央への折り返しを左足で合わせ、2-2とする。横浜FMのエリク・モンバエルツ監督は73分、富樫とMF中町公祐を下げ、FWウーゴ・ヴィエイラとMFダビド・バブンスキーをピッチに送り出す。その直後、DF中澤佑二が足を痛めてピッチを離れるが、治療を受けてプレーを再開する。

 清水は終盤、主導権を握り、何度もシュートを放つが、精度を欠く。試合は2-2の引き分けに終わった。(Goal.com)

横浜M・斎藤、初ゴール遠く「自分の責任。本当にチームに迷惑掛けている」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第19節第1日(29日、横浜M2-2清水、日産ス)横浜Mの斎藤は今季の初ゴールが遠い。前半終了間際に自ら得たPKを失敗し、後半14分はドリブルから決定機をつくったが、シュートは決まらず。いずれもGKに防がれ、2点差に広げる好機を逸した。

 昨季10得点のサイドアタッカーは「自分の責任。本当にチームに迷惑を掛けている」と嘆いた。モンバエルツ監督は「彼は自分にプレッシャーをかけすぎている。チームで彼を助けないと」と話した。

スポーツ報知

【横浜M】清水と痛恨ドロー…斎藤学「自分の責任」 : スポーツ報知

 横浜Mが痛恨のドローを喫し、4位から暫定7位に後退した。

 キュラソー代表MFマルティノス、MF天野純のゴールで2―1で迎えた前半45分、ドリブルを仕掛けたMF斎藤学が相手DFに倒されPKを獲得。直後からゴール裏で発生した斎藤の応援歌を背にペナルティースポットに立ったが、左隅を狙ったキックは相手GKに止められた。後半に入ると攻め込まれる場面が目立ち、25分に右サイドを崩され同点に追いつかれた。

 斎藤は「自分の責任。(前節の)広島戦もそうだったけど、チームに迷惑をかけている。今日も勝てた試合。すごく責任を感じている。だからといって立ち止まるわけにはいかない」と話した。

 GK飯倉大樹は「少しずつ、自分たちの緩さで向こうのリズムになってしまった」と振り返った。MF中町公祐は「(チーム内の)競争が激しくなっているけど、チームが勝つための競争にならないといけない。自分たちの持ち味を出すことが結果につながっていない」と語った。

 エリク・モンバエルツ監督(62)は「2点差をつけるチャンスが十分にあった。決め切ることができずこういう結果になってしまった」と落胆した。

サッカーキング

天野純、日産でのリーグ戦初得点に万感の思い「感謝を込めてエンブレムを叩いた」 | サッカーキング

「F・マリノスは僕をずっと育ててくれたチームなので、この日産スタジアムでゴールを決めることが、僕の夢だった。それが今日初めてできたので、感謝を込めてエンブレムを叩いた」

 1-1で迎えた42分だった。扇原貴宏から出たボールを齋藤学が左へハタく。左サイドを駆け上がってきた山中亮輔が速いクロスを入れると、「体が勝手に動いた」という天野純が、ちょっと後ろ気味のボールをダイレクトで振り抜いた。

「(富樫)敬真が前で相手を引き付けてくれたので、僕のところが空くなとは思っていた。でも、まさかあんなに速いボールが来るとは思わなかったので、ちょっと後ろ気味だったし、とりあえず枠に入れようかなと思った」

 自分の体よりも少し後ろにある、しかも少し高めのボール。日産スタジアムでゴールを決めたいという強い思いが、天野をゴールへと駆り立てた。「何も考えていなかった」と語った天野は左足を強引に振り抜くと、そのまま走り出す。弧を描くようにホーム側のゴール裏に体が抜き直ると、何度も何度も左胸のエンブレムを叩いた。

 この日も、天野はトップ下でスタート。いつものように左側でプレーする機会が多かった。13分に富樫とのワンツーからシュートを放つと、86分にも齋藤の折り返しからゴールを狙った。放ったシュート数(5本)はチーム最多。「トップ下は点を取れないと評価されない。今の僕の課題は個人で試合を決められる選手になること。そのためにはゴール前に入っていく回数を増やして、得点のチャンスに絡みたい」と語気を強めた。

 1日でも早く、憧れのあの人に追い付くために……。「間でクサビを受けてシュートまで持っていく機会がなかったので、そこをもっと貪欲にやっていきたい。前を向いて違いを出せないと、トッププレーヤーには近付けない。だから違いを見せたい」

 6月18日のFC東京戦で、リーグ戦初ゴールを決めてから4試合目。F・マリノス愛を貫く天野が、日産スタジアムでのゴールという一つの夢を実現させた。

「学はまだまだ頑張れる」齋藤の初得点を阻んだ六反勇治の愛あるセーブ | サッカーキング

 齋藤学のシュートが決まらない。29日に行なわれた明治安田生命J1リーグ第19節、前半と後半に1本ずつ、絶好の得点機会が訪れた。しかし、齋藤の今季初ゴールの前にはかつてのチームメートで、清水エスパルスの守護神・六反勇治が立ち塞がった。

 天野純の勝ち越しゴールが決まった直後のことだった。齋藤自らがドリブルでエリア内に進入し、倒されて得たPK。中町公祐からボールを受け取り、スポットにセットする。「どういうキックが来るかなあ」と六反の頭をよぎった瞬間、齋藤は大きく息を吐いて走り出した。

「正直、最初の駆け引きでは負けたんです」と六反。「僕が先に動いて、ひざをついてしまった。でも、そこからもう一つ、体をジャンプすることができた」と齋藤の蹴ったボールに反応し、ひざをついた状態から上体を浮かせて、追加点のピンチを凌いだ。

 さらに59分のカウンターの場面。天野、富樫敬真とつなぎ、富樫が潰されながら齋藤に折り返すと、そのままドリブルで持ち込む。「学がいいドリブルをすることも、一人二人来てもああやってかわすことも分かっていたし、シュートまで来るだろうなっていうのはイメージできていた」。齋藤がスピードに乗ったドリブルからシュートを放つも、しっかりとコースを見切った六反がまたしても防いで見せた。

 横浜F・マリノスには2012年から3シーズン在籍した。齋藤とは、ともにシュート練習に励み、食事に行った仲だ。「今思えば、F・マリノス時代によく学のああいうドリブルからのシュートというのをやっていました。試合中はそんな余裕はなかったですけど、今思えば懐かしいですね。あの時の自分があって、今こうやって試合に出られているんだなあって感じています」。ベガルタ仙台を挟んで今年から加入した清水では、開幕から先発フル出場中。正GKとして苦しむチームを後ろから支えている。

 そんな六反だからこそ、かつてのチームメートに感じることがある。「もともとシュートがうまい選手ではない」と前置きした上で、それでも「あれだけ切り割ければ5点から8点ぐらいはJ1で毎年取れる選手」と認めている。当然、今季いまだリーグ戦では無得点であることも承知の上だ。

「キャプテンという重圧もありますし、やっぱり俊さん(中村俊輔)や兵くん(兵藤慎剛)といった今まで支えてくれていた選手がいなくなってしまったことは、彼の中ではすごく悩んでいる部分だと思います。学からラインが来る時は、多分悩んでいる時なんだろうなと。だからPKを止めて、叩き落してやりました(笑)。学はまだまだ頑張れると思うので。これを一つ越えることができれば、F・マリノスの中でも本当に一握りのサポーターの心に残る選手になれると思います。それができる選手だからこそ、頑張ってほしい」

 横浜FMを離れて3年。切磋琢磨して生まれた2人の絆は固く結ばれたままだ。「『また一緒に代表でやろうね』っていう約束もしているので、それを叶えられるように、僕自身も頑張らないといけない」。いつか、2人が約束を果たせるその日まで、ともに歩みを緩めることはないだろう。

【写真ギャラリー】2017.07.29 2017明治安田生命J1リーグ第19節 横浜F・マリノス 2-2 清水エスパルス(23枚) | サッカーキング

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜 2-2 清水|痛恨のPK失敗の齋藤だが2点に絡む活躍ぶり。MOMはチームを救った清水のエース | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 5.5
前半終了間際の齋藤のPK失敗は痛恨だったが、2-1のリードで迎えた後半も良い入り方ができていた。ただ、押し込む時間帯で3点目を奪えずにいると、相手にペースを握られ、立て続けに決定機を作られて同点弾を許す。途中出場の選手も機能せず、引き分けが精一杯だった。

清水 6
常に先行される苦しい展開だったが、粘り強く試合を振り出しに戻して、敵地で価値ある勝点1を獲得。2-2とした後も、攻め込まれる場面はあったが、チーム全体で身体を張って3点目を許さなかった。

【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 5.5
長谷川のヘッドはノーチャンスだったが、右サイドを崩されて、最後はニアを抜かれた鄭のシュートは止められなかった。

DF
27 松原 健 6
本職の守備では危なげないプレーを見せ、周囲と連動しながら果敢に前に出て行ったが、決定的な仕事はできなかった。

22 中澤佑二 5.5
相手のプレスにも慌てずボールを動かす。局面の勝負では強さを発揮してピンチを潰したが、同点の場面ではクロスをブロックできなかった。

34 ミロシュ・デゲネク 5.5
5試合ぶりの先発。当たり前のことを当たり前にこなす安定感は相変わらずも、イージーなミスも散見された。

24 山中亮輔 6
スピードに乗ったドリブルで左サイドを駆け上がり、狙いすましたクロスで天野のゴールをお膳立て。32分のミドルはバーの上に。

MF
8 中町公祐 6(73分OUT)
質の高いパスでアタッカー陣を走らせる。守備面では、素早く攻守を切り替えて、鋭いプレスバックでDF陣を助けたが、ピンチを招く軽いプレーも。

6 扇原貴宏 5
テンポ良くボールを出し入れしてゲームを作った一方、1失点目は長谷川を自由にさせ、2失点目は目の前にいた鄭のシュートに間に合わなかった。

10 齋藤 学 6
良くも悪くもこの日の試合を決した男。先制点にも2点目にも絡み、前半終了間際には自らのドリブル突破で得たPKのキッカーに。しかしこれをまさかの失敗。今季初ゴールはまたもやお預けに。

14 天野 純 6.5
良い形でパスを受けた13分のシュートは決められなかったが、42分の決定機は鮮やかなボレーでネットを揺らす。後半の途中からはボランチでプレーし、最後まで攻守に奮闘した。

20 マルティノス 6
左サイドで先発も、先制点の場面では右サイドから仕掛け、カットインから自慢の左足でねじ込む。しかし、2失点目はアシストした松原をストップできなかった。

FW
17 富樫敬真 5.5(73分OUT)
久々のスタメン出場。積極的にフィニッシュに絡み、前線の基準点として奮闘。しかし、肝心のゴールは奪えなかった。

交代出場
MF
33 ダビド・バブンスキー 5(73分IN)
トップ下に入り、バイタルエリアの手前でボールを受けたが、相手の集中したディフェンスの前に見せ場なく終わった。

FW
7 ウーゴ・ヴィエイラ 5(73分IN)
求められるのは勝点3を引き寄せるゴール。しかし、なかなか前を向かせてもらず、期待には応えられなかった。

監督
エリク・モンバエルツ 5.5
70分以降の劣勢を押し返す策を打てず。同点とされた後、トップ下とCFを同時に代えたが、欲しかった決勝点は奪えなかった。

横浜は9戦負けなしも、齋藤が痛恨のPK失敗…清水は敵地で価値あるドロー | サッカーダイジェストWeb

 リーグ戦で8戦負けなしと好調をキープする横浜は、齋藤学の今季初ゴールに期待が掛かる。一方の清水は、前節のG大阪戦に続いて長谷川悠がスタメン出場し、鄭大世と前線でコンビを組んだ。

 横浜は3分、扇原貴宏の縦パスを受けた天野純が強烈なシュートを放つが、GKの六反勇治に防がれる。5分にも裏に抜け出した富樫敬真が左足で狙うも、ゴールはならない。

 横浜は17分に先制する。カウンターからマルティノスが得意のドリブルで仕掛けると、最後はDFをシュートフェイントでかわし、左足でシュートを突き刺した。

 先制を許した清水は23分、右からのCKに長谷川が頭で合わせてゴール。早い時間にセットプレーから同点に追いつく。

 38分、清水は鎌田翔雅が長谷川とのパス交換から、右足で強烈なシュートを放つが、ボールは枠を外れる。

 42分、横浜は山中亮輔の左足のクロスを天野が左足で合わせてゴール。勝ち越しに成功する。さらに44分には、齋藤がペナルティエリア内で倒されPKを獲得する。しかし、齋藤のキックはGKの六反に防がれ今季初ゴールはならず。前半はこのまま終了する。

 後半に入っても横浜の猛攻は続く。58分、富樫のパスを受けた齋藤がドリブルで侵入。最後は右足で狙うもDFのブロックに遭う。

 清水は66分、相手DFのミスを突くと、こぼれ球を拾った鄭が狙うがボールはクロスバーを叩く。しかし、70分、ペナルティエリア内での細かいパス交換から、最後は鄭が松原后のクロスに合わせて同点ゴールを奪う。

 追いつかれた横浜は73分、富樫に代えてウーゴ・ヴィエイラ、そして中町公祐を下げてダビド・バブンスキーをピッチに送り込む。

 79分、清水は途中出場の村田和哉の鋭いドリブルから、最後は鄭が右足で狙うが横浜DFに防がれる。82分にはクロスのこぼれ球を村田が狙うが、ボールを吹かしてしまう。

 その後もオープンな展開が続いたが、互いにチャンスを決めるには至らず。試合は2-2で終了。9試合負けなしの横浜だが、勝ち切ることはできなかった。一方の清水は、2度のビハインドを追いつき、敵地で貴重な勝点1を獲得した。

【横浜】PKでも決まらないのか…今季初ゴールが遠い齋藤学の無念さと責任感 | サッカーダイジェストWeb

 試合終了後、ピッチから降りてきた齋藤学は、階段の下で両手を膝について、がっくりとうなだれていた。しばらくして立ち上がり、ロッカールームに戻ろうとするが、その足取りは重かった。

 前半終了間際、持ち前のドリブル突破で奪ったPKのチャンス。自らキッカーを務めたが、元チームメイトの六反勇治にストップされる。

 2-2で終わった清水との一戦、結果論だが、2-1で迎えたこのPKが決まっていれば、横浜が勝点3を収めていた。齋藤が責任感を覚えても不思議ではない。

 ミックスゾーンに姿を現わした横浜の背番号10は、一見するとサバサバとしていたが、その言葉からは無念さが滲み出ていた。

「自分の責任だし、迷惑をかけていると思う。勝てた試合だった。だからといって、立ち止まるわけにはいかない。逃げるのは簡単なので。もう一回、立ち向かっていきたい」

 中澤佑二は「学が責任を感じているみたいだけど、そんなことはない」と10番を慮る。カウンターから奪ったマルティノスの先制点も、左サイドを崩した天野純のチーム2点目も、齋藤が起点となっている。

 今季初ゴールはまたもやお預けとなったが、依然として確かな存在感を放っているのは事実。この日の悔しさは、必ず次の勝利の原動力となるはずだ。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

ノーゴールに苦しむ齋藤学に鄭大世が持論を展開。「取れる時は必ず来る」とエールも | サッカーダイジェストWeb

–「こういう時は、逆にPKを蹴らないほうがいい」

 点を取るのが仕事であるストライカーだからこそ、今季いまだにノーゴールの齋藤学の苦しみが、手に取るように分かるのだろう。

 チームを敗戦から救う値千金の同点弾を決めた清水のエース鄭大世は、この日、PKというビッグチャンスさえもモノにできなかった横浜の10番の現状について、持論を展開してくれた。

「焦り? めちゃくちゃ分かりますね。だから、こういう時って、逆にPKを蹴らないほうがいいと思うんですよ。絶対決めるやつほど、決まらなかったりするし。後半にも、ドリブルから決定機を作ったけど、力んでシュートはGKの真ん中だった。

 あれなんて、サイドキックで蹴れば入るのに、力むからインステップになる。インステップで蹴ると、内転筋の力で真ん中に行っちゃうんですよ。普通にサイドキックでコースに流し込めば、絶対に入ると思う。

 ゴールを取れていないと、焦って、力んでしまうんですよね。つまり、シュートを打つ時に冷静じゃなくなる」

 自身もおそらくゴールから遠ざかる時期を経験しているはずで、それでも今もFWとして第一線で活躍する男の見立ては傾聴に値する。だが、鄭は「気にしなくていい」とも語る。

「遅かれ早かれ、ゴールが取れる時は必ず来る。取ったら取ったで、ああこんなもんか、なんで今までこんなに悩んでいたんだろうって思うはず」

 何よりも、鄭は齋藤というアタッカーの実力を認めている。

「別に点を取らなくても、プレーの影響力はハンパじゃないんで。彼ひとりいるだけで、DFはきりきり舞いにされるし、本当にシンドイ。何回もスプリントさせられますから。ゴールできなかったからといって、責任を感じる必要はまったくないですよ」

 試合後は、肩を落として落胆を隠せなかった齋藤だが、相手に与える脅威は依然として大きいようだ。そして、いずれ訪れるはずのゴールの瞬間まで、気持ちを切らさずに、前を向いて戦うしかない。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

ゲキサカ

齋藤学、痛恨PK失敗で今季初ゴールならず…横浜FMは粘る清水とドロー決着 | ゲキサカ

 横浜F・マリノスと清水エスパルスの一戦は、2-2で引き分けに終わった。これで横浜FMは9試合負けなし(6勝3分)。清水は今季2度目の2連勝とはならなかった。

 試合は前半17分に動いた。横浜FMは自陣からカウンターを仕掛け、MFマルティノスがドリブルで一気に持ち上がる。そのままPA内に侵入し、ボディフェイントで相手DFに飛び込ませず、左足を振り抜く。これがゴール左に突き刺さり、横浜FMが先手を取った。

 だが、ここまであまりチャンスを作れなかった清水がすぐさま同点に追いつく。前半23分、MF枝村匠馬の右CKからFW長谷川悠が打点の高いヘディングシュートを決め、試合を振り出しに戻す。39分には、長谷川のポストプレーからDF鎌田翔雅が右足ミドルシュートを放つが、クロスバーを上を越えていき、逆転とはならなかった。

 横浜FMは前半42分、左サイドからDF松原健が正確なクロスを供給。ゴール前に走り込んだMF天野純が鮮やかな左足ボレーで合わせ、2-1と勝ち越しに成功する。さらにアディショナルタイム1分、MF齋藤学が自ら獲得したPKをゴール左に蹴り込む。突き放す絶好のチャンスだったが、GK六反勇治に止められ、齋藤は今季リーグ戦初ゴールを逃した。

 突き放したい横浜FMは後半14分に齋藤、19分にはFW富樫敬真がシュートを放つが、決めきれないでいると、徐々に清水に流れが傾く。21分には、高い位置でボールを奪い、FW鄭大世がPA手前から右足一閃。弧を描くようなシュートがゴール右に飛んだが、クロスバーを叩いた。

 それでも清水は後半25分、左サイドで仕掛けたDF松原后がMFミッチェル・デュークとのワンツーでPA左深くに侵入し、中央に折り返す。これをニアの鄭大世が難しい体勢だったがうまく合わせ、清水が再び同点に追いつく。38分には、左サイドから松原が上げたクロスはGK飯倉大樹のパンチングに阻まれたが、こぼれ球をMF村田和哉が右足狙うが枠を捉えることができなかった。

 終盤も鄭大世が鋭いミドルシュートを放つなど、清水が攻め込んだが逆転ゴールは生まれず、2-2のままタイムアップ。勝ち点1を分け合う結果に終わった。

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