【試合結果まとめ(1△1)】2017/7/8(土)19:00 J1リーグ 第18節 横浜F・マリノスvs.サンフレッチェ広島F.C@日産スタジアム


アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2017 明治安田J1 第18節 vs サンフレッチェ広島 試合レポート | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

「予想していたとおり、難しいゲームになりました。広島が低い位置に守備ブロックを敷いてくるというのは分かっていましたので、特に前半、相手のブロックをもっと動かさなければいけなかったのですが…。守備ブロックを動かしながらスピードアップしていくというプレーができませんでした。あと、中央でのモビリティ、動きですね、そこも足りませんでした。
後半に入って自分たちのプレーが出せたのですが、相手も同様に攻撃的なプレーが出てきました。そして我々の方が先制できたのですが、残り少ない時間帯で失点をして追いつかれて、非常に残念な展開でした」

質問:最後の失点は、広島の勢いを止め切れなかったということでしょうか?
「失点のシーンは、大樹の長いキックから始まっていたのですけれども、まずそこのところで我々が受身で誰も競らなかったというところがありました。また、このセカンドボールを相手の素晴らしいボールコントロールから攻撃につなげられて、サイドでスピードアップをされてしまいました。あそこで自分たちのアグレッシブな守備が足りずに、相手の攻撃を許してしまいました」

質問:今日も非常にゴールへの強い意欲を持ったプレーを披露してくれました齋藤選手ですが、今季初ゴールが生まれませんでした。この点については、どう考えていますか?
「得点はできませんでしたが、彼の今日のパフォーマンスは良かったと思います。アシストもしましたし、アタッカーとしては、もちろんゴールを決めることは大事ですけれども、今日のような決定的なパスを出すということも仕事ですので、十分に良いプレーをしてくれたと思います。
そして、今日はマルティノスがいないことで前線でのスピードを欠いていたのですが、それを補うためにも、学が持っているものを出してくれました。
さらに今日唯一といっていいくらい、裏へのプレーをしてくれたと思いますので、全体を通して、彼のパフォーマンスは良かったと思います」

質問:相手は、新監督の初の試合でしたが、やりづらさはありましたか?
「私も選手も、特に監督が代わったからといって混乱はありません。というのは、広島は彼らのプレースタイルを変えずに戦っていますので、特に変化はありません」

質問:後半、齋藤とバブンスキ―の位置を左右入れ替えましたが、これはベンチからの指示だったのでしょうか?
「まず、学が左もできるというのは、分かっていることです。なので、試合前から学は左右どちらともやる可能性がありました。その中で、ゲームのなかで選手が判断して代えたというところです。
また直輝もいますので、直輝を右に入れたときは学を左にするというのは考えていたことですので、最後、そのような形になりました」

質問:広島のディフェンスは、最終ラインを5人、その前に4人を並べ、時としてライン間を10メートル前後になるぐらい、動けるようなスペースはなかったと思います。そのなかでもブロックを崩して動かす、崩して動かすという方法としては、どんなものがあるのでしょうか?
「まずドリブルが一つ必要になります。その意味で、今日は1対1で突破できるマルティノスがいなかったというところがありました。またブロックにスペースをつくらなければならないのですが、たとえばウーゴに関しては、動きが足りませんでした。やはり動くことによってスペースを開けて、そこを突いていくことが重要ですので。
あとはサイドバックのオーバーラップです。左の山中は攻撃参加ができていたのですが、右サイドの方が少し足りませんでした。
これらを、より良くしていくことが必要だと思います」

選手コメント

ダビド バブンスキー
「簡単な試合ではなかったです。広島は自分たちがボールを持ったら後ろを5枚にして、自分たちにスペースを与えない守備をしてきます。なかなか打開するまで時間がかかりました。後半、残り少ない時間帯で先制できたんですが、不運にも同点ゴールを与えて残念な結果になりました。
(久しぶりの出場で)いい部分もありましたが、足りない部分も見つかりました。それはボールの運び方などの問題です。もっと球離れを早くしたり、判断を速くしなければなりません。後半は、学とポジションを入れ替わって、いい部分も出せましたが、伸ばさなきゃならない部分もありました」

天野 純
「(広島とはガマン比べの)こういう戦いになるのは分かっていました。先制して、いつもの勝ちパターンになったんですが、最後に失点してしまった。長いシーズン、こういう試合もあると思うし、負けなかったことをポジティブにとらえていきたいと思います」

中町 公祐
「最後を突き詰めなくてはいけない、ということをを教えてもらった試合だった。
細かいところ、今まで抑えてきた部分もあるけど、やはり試合終盤でボールロストしてはいけないし、試合の終わらせ方をチーム11人が感じないといけない。各々が、今日の勝点3をギリギリで逃してしまい、悔しい気持ちが大きいぶん、より考えるはず。そういう意味で、今後に生かしていきたいと思います」

Jリーグ.jp

横浜FMvs広島の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2017年7月8日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 23,517人
 └ フォトギャラリー

選手コメント

[ 前田 直輝 ]
(得点場面は)トラップが浮いてしまった。シンプルにトラップミス。オフサイドだと思ったので止まりかけたところだった。プロ初のヘディングゴール。前半から両サイドが仕掛ければ数的優位を作れるイメージがあったので、自分が入ってもやることは変わらないと思っていた。うまく試合に入れたけど、最後の精度が足りない。出場時間を考えるとここまで3ゴールは悪くないのかもしれないけど、出場時間が少ないのは何か問題があるから。今日もゴール以外は何もしていない。浦和戦や仙台戦もゴール以外に何かしたかと聞かれたら自信を持って言えない。

[ 齋藤 学 ]
自分のところでシュートまでいけていたけど点を取れなかった。1点目が遅かったところに責任を感じている。でも自分たちのサッカーができたことはポジティブに捉えたいし、何も変える必要はない。ただ、ちょっとのところで事故のような失点になってしまうので、そこは詰めていかないといけない。(ポジションが)左サイドになればアシストのような形を武器として持っている。試合前に監督にも話したけど、いい流れを崩したくないということだった。ハーフタイムのときから選手に左に行ってほしいと言われていて、後半が始まって少し様子を見て相手が崩れなかったら左に移ることを考えていた。

 
 

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【公式】ハイライト:横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 明治安田生命J1リーグ 第18節 2017/7/8 – YouTube


【公式】ゴール動画:前田 直輝(横浜FM)81分 横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 明治安田生命J1リーグ 第18節 2017/7/8 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 ドローで4年ぶり6連勝逃す…不発の斎藤「責任感じる」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜が4年ぶりの6連勝を逃した。

 後半36分にMF斎藤のパスを受けたMF前田が頭で押し込んで先制したが、試合終了間際の後半45分にMFアンデルソン・ロペスに同点弾を浴び、ドローに終わった。斎藤は両軍最多となる6本のシュートを放ったが得点には至らず、「自分が決めきれなかったことが大きい。責任を感じる」と悔しさをにじませた。

ニッカンスポーツ

広島が45分に追い付きドロー/横-広18節 – J1 : 日刊スポーツ

 互いに逸機の続く展開から終盤に1点を取り合って引き分けた。

 横浜F・マリノスは後半36分、斎藤のパスから前田がトラップで浮かせた球を頭で押し込んで先制。サンフレッチェ広島は45分にアンデルソン・ロペスがこぼれ球を左足で決めて追い付いた。

サンケイスポーツ

横浜M指揮官、最後の失点シーンを悔やむ「守備のアグレッシブさ足りなかった」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第18節第1日(8日、横浜M1-1広島、日産ス)横浜Mは6連勝を目前で逃した。後半36分にドリブルで切れ込んだ斎藤のパスを途中出場の前田が決めて先制したが、モンバエルツ監督が「最後の失点シーンは守備のアグレッシブさが足りなかった」と緩みから同点を許したことを悔やんだ。

 ただ、リーグ最少失点の守備を基盤に安定感は維持。積極的にドリブルで仕掛け、シュート6本を放った斎藤は「点を取れなかった責任は感じる。ただ、いいゲームができているので変えるべきことは何もない」と前向きに話した。

【J試合情報】横浜F・マリノス1-1サンフレッチェ広島 7月8日(試合後) – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

・横浜FMはJ1での直近8試合で負けなし。最後に同チームがJ1で8戦連続負けがなかったのは、2016年7月~8月(4勝4分)。

・齋藤学にとっては、J1では4月8日の磐田戦で2アシスト決めて以来の、アシストだったが、現在同カテゴリーではリーグ ・2位タイの数字を記録している(6)。

・前田直輝はJ1でのホーム戦で出場した直近2試合で共に得点を記録。

・アンデルソン・ロペスは今季J1で自チームが記録している直近5得点の内、4点を記録している。

・齋藤学は今節両チーム最多の5本シュートを放ち、内4本は枠内シュートだったが、得点を決めれず。今季得点を記録していない選手としては、リーグ最多のシュートを放っている(34)。

スポーツ報知

【横浜M】終了間際に広島に追いつかれる…斎藤「しっかり切り替えたい」 : スポーツ報知

 横浜Mは、終了間際に広島に追いつかれ、2013年以来のリーグ戦6連勝を逃した。前節まで16試合に出場していたMFマルティノスがキュラソー代表として北中米・カリブ海選手権出場中のため欠場。代役としてマケドニア代表MFバブンスキーを起用した。

 前半は守備を意識した静かな展開で0―0で折り返した。後半になると攻撃のスイッチを入れ、後半36分、バブンスキーに代わって途中出場したMF前田直輝が、MF斎藤学のスルーパスに走り込み、右足に当てて浮いたボールをヘディングで押し込んで先制した。その後は、リーグ最少失点の固い守備で逃げ切りを狙ったが45分、広島FWアンデルソン・ロペスに同点弾を許した。悔しい引き分けとなったが、順位は一つ上がり5位でリーグ中断期間に入る。斎藤は「自分が決めきれなかった。少し落ち込んだけどしっかり切り替えたい。(チームとしては)何も変える必要はない。しっかり続けたい」と前向きだった。

サッカーキング

横内暫定監督の広島、A・ロペスのロスタイム弾で土壇場ドロー…横浜FMの連勝は5でストップ | サッカーキング

 2017明治安田生命J1リーグ第18節が8日に行われ、横浜F・マリノスとサンフレッチェ広島が対戦した。

 5連勝中の横浜FMはマルティノスに代わり、ダビド・バブンスキーが7試合ぶりにスタメンに名を連ねた。横内昭展ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る広島は前節から2名を変更。高橋壮也とアンデルソン・ロペスが起用された。

 広島は76分にゴール前でセットプレーのチャンスを得ると、柴崎晃誠が意表を突くグラウンダーのFKで狙うが、わずかに枠の外。そしてスコアレスで迎えた81分、齋藤学がドリブルで切れ込みラストパスを送ると、途中出場の前田直輝が頭で決めて横浜FMが均衡を破る。

 試合終了間際の90分、広島は左サイドからチャンスを作るとアンデルソン・ロペスが決めて、広島が土壇場で同点に追いつく。

 試合は1-1で終了。横浜FMは連勝が5でストップ。対する広島は連敗を4で止めた。

 次節は29日、横浜F・マリノスはホームで清水エスパルスと対戦。広島は26日、2017JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ第2節でFC東京と敵地で対戦する。

前田直輝、起用に応える一発回答…“冷静さ”を装ったヘディング弾で均衡を破る | サッカーキング

 齋藤学から出たボールだった。相手選手を引き連れながら、右サイドから勢い良くゴール前に走り込んでくる。右足トラップでボールを浮かせた前田直輝は、“冷静に”頭で押し込んだ。

「人生初、いや、プロ初のヘディング(でのゴール)。ってか、あれ、ヘディングって言うの?(笑)」

 ベガルタ仙台戦以来の今季3ゴール目。71分にダビド・バブンスキーに代わってピッチに入った、10分後の出来事だった。扇原貴宏のパスを受けた齋藤がドリブルで左から右へと切り込んで行く。その動きに反比例するように、ウーゴ・ヴィエイラが右から左へ動く。そしてぽっかりできた大きなスペースに、「キターって思った」という前田が走り込んできた。

「オフサイドかなって思った。内心、こんなビッグチャンスを外したらやばいって思った。ビクビクしていました」と、実は“冷静さ”を装っていたことを明かし、メディアの笑いを誘った。

 それでもアウェイの清水エスパルス戦以来となる久々のリーグ戦出場に、イメージしながらベンチで試合を見つめた。「前半から学くんやバブンスキーがサイドでの一対一で、カバーリングが入っても仕掛ければ数的優位を作れるイメージを持っていたので、自分が入ってもやることは同じだと思っていた」

 ゴール後は、その勢いのままゴール裏へ。ファン・サポーター、控え選手を含めたチームメートととびきりの笑顔で喜びを共有した。

 前田の今季3得点は、チーム内では最多得点を挙げているヴィエイラ(6点)に次ぐ2番目。この事実に対し、「出場時間に比べれば、ですけど。まずは出場時間が少ない。それに得点以外で何かしたか? と言われれば全く何もしていない。浦和の時も、仙台の時もそう。だからそこの部分をもっともっとクオリティーを上げていかないといけない」と、反省も忘れなかった。

【写真ギャラリー】2017.07.08 2017明治安田生命J1リーグ第18節 横浜F・マリノス 1-1 サンフレッチェ広島(25枚) | サッカーキング

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜1-1広島|MOMはゴールを奪った前田でもA・ロペスでもなく、好守を見せた守護神に | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 6
前半は高いボールポゼッション率で相手を動かし、後半に広島に流れを握られても慌てず。決して多くはなかった決定機を決めて先制した。最終盤に同点に追い付かれたものの、次節以降も楽しみなパフォーマンスだった。

広島 5.5
後半こそ流れを手にして攻め込んだが、そんななかで先制を許すのはゲームコントロールに問題点があるからか。ただ、好調の横浜を相手に失点後に崩れず、しかも劇的な同点ゴールを挙げたことはポジティブに捉えたい。

【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 6.5
Man of The Match
前半早々に決定機をストップすると、その後も見事な反応を披露。華麗なキックフェイントで相手をいなす場面も。クリーンシートを逃したが、MOMに相応しい出来だった。

DF
13 金井貢史 6(78分OUT)
気の利いた駆け上がりでパスコースを確保するなど豊富なスタミナでチームを下支え。対峙した柏のドリブルに手を焼いたものの、それを補って余りある動きだった。

22 中澤佑二 6.5
素早い判断からの激しい寄せ、空中戦の強さ、巧みなカバーリングと安定したパフォーマンス。押し込んだ展開のなかでビルドアップでも貢献した。

2 パク・ジョンス 6
コンビを組んだ中澤と対照的に、若さの残るミスがあった。それでも慌てることなく、粘り強く広島攻撃陣に対応していた点は評価したい。

24 山中亮輔 5.5
前節・大宮戦の活躍から一転して低調な出来。高橋とのマッチアップで後手に回る。得意のアタックでもアピールする機会は数が限られてしまい、他の選手に比べると及第点にわずかに届かず。

MF
8 中町公祐 6
扇原との2ボランチは攻撃面でより威力を発揮。ある程度は舵取りを任せてスペースを自由に動きながら、相棒が前線へフリーランした際にはスペースを埋めていた。

6 扇原貴宏 6.5
長短織り交ぜたパスワークで攻撃のリズムを作り上げ、相手を押し込むキーマンに。卓越した戦術眼は守備面でも生かされており、危険なスペースを事前に潰していた。

10 齋藤 学 6.5
このゲームでもゴールは生まれず。しかし、ボールを持った際にはアンストッパブルなドリブルで広島守備陣の脅威に。急所を突くパス、そしてアシストでも観客を魅了した。

14 天野 純 6
相手最終ラインとボランチの間を主戦場に、守備側が嫌がる箇所を熟知した動き。ディフェンス時にも左右に広く動き回って圧力を掛けた。

33 ダビド・バブンスキ― 6(71分OUT)
チームとしてのアタックが左に偏り気味だったことにも起因するが、存在感を示す時間帯が少なかったか。ボールを呼び込む動きに工夫がほしい。一方で守備では献身的だった。

FW
7 ウーゴ・ヴィエイラ 5.5(90分OUT)
効果的なポストプレーをこなせず、裏へと抜け出す動作も多くない。縦パスを受ける際のポジショニングは良かっただけに悔やまれる。

交代出場
MF
25 前田直輝 6.5(71分IN)
崩しの切り札として、ウーゴ・ヴィエイラに代わって投入される。すると81分、期待に応える先制弾。勝利こそならなかったが、素晴らしいアピールとなった。

DF
27 松原 健 -(78分IN)
イエローカードをもらった金井との交代で途中出場。90分に同点とされたシーンは自身のサイドを抉られたことに起因する。

FW
17 富樫敬真 -(90分IN)
齋藤のクロスにタイミング良く飛び込んでシュートするも、ボールは枠の外へ。結果を出すにはプレータイムが少なすぎたか……。

監督
エリク・モンバエルツ 5.5
前田の投入は大正解だったものの、次の一手(右SBの交代)が同点弾を許す結果に。それだけではプラスマイナスゼロだが、下位チーム相手の取りこぼしを厳しく評価した。

【横浜】引き分けでも月間MVPらしい活躍ぶり。やはり“鉄人”中澤佑二は日本トップクラスだ | サッカーダイジェストWeb

 決して焦ることなく、冷静に、そして立ち振る舞いは雄々しく――。

 前節・大宮戦でフィールドプレーヤーとして歴代1位の140試合連続フル出場の偉業を達成した中澤佑二(最多は鹿島のGK曽ケ端準の244試合)。今節の広島戦で数字を「141」に伸ばした“鉄人”は、39歳にして、なお色褪せない。

 それはJリーグが7月7日に発表した6月度のJ1のMVPに選出されたことからもよく分かる。Jリーグ選考委員会は、中澤を「6月の3連勝、無失点という素晴らしい結果に貢献」と評価したが、この日も守備の要として奮闘していた。

 90分間しっかりと集中して、身体を張り続ける。まさに「言うは易く、行なうは難し」。さらにディフェンスリーダーとして最終ラインを統率し、声掛けやカバーリング、さらにビルドアップまでソツなくこなすのだから恐れ入る。

 もちろん、1点を守り切れなかったのは、中澤自身も納得いかないだろう。あと一歩を詰められなかった、と悔いているかもしれない。そうやって己に厳しくしてきたからこそ今がある。それでも、最後までパフォーマンスは悪くなかったのではないか。

 若い頃のように、身体は多少の無茶をきいてくれない。それはガッチリと固められた両膝のテーピングからも見て取れる。それでも、自分のやれるプレーを100パーセントで行なう。どんな言い訳も口にしない。

 スピードや跳躍力などフィジカル面での衰えは隠せないが、それを補う経験則は秀逸。どこに位置取るか、いつスペースを潰すか、どのタイミングで飛ぶか。中澤は年齢を重ねてなお、日本人トップクラスのCBであると言って過言ではないだろう。

取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)

ゲキサカ

森保前監督退任の広島が連敗ストップ、横浜FMの連勝止める劇的ドロー | ゲキサカ

 5連勝中の横浜F・マリノスは4連敗中のサンフレッチェ広島をホームに迎えたが、対照的な状況の両チームの対戦は1-1の引き分けに終わった。

 5連勝中の横浜FMは前節・大宮戦(2-1)から先発一人を変更。キュラソー代表としてCONCACAFゴールド杯に出場するためチームを離れたMFマルティノスが欠場し、代わってマケドニア代表としてU-21欧州選手権に出場していたMFダビド・バブンスキーが7試合ぶりに先発した。
 4連敗を喫した前節・浦和戦(3-4)後、森保一前監督が退任し、横内昭展ヘッドコーチが暫定監督として指揮を執る広島は浦和戦から先発2人を変更。右ハムストリングス筋損傷で離脱したMFミキッチに代わってMF高橋壮也が右サイドハーフで9試合ぶりに先発したほか、MFアンデルソン・ロペスが2試合ぶりに先発し、MF柴崎晃誠がボランチにポジションを下げた。

 横浜FMは前半3分、バブンスキーの縦パスを受けたMF齋藤学が素早い反転から右足を振り抜くが、シュートはGKの正面。その後はボールを保持するものの、守備を固める広島を崩せず、膠着した展開が続いた。

 前半24分には広島MF森島司のバックパスがミスになって齋藤に渡るが、カバーに戻った柴崎がスライディングタックルでカット。ピンチを逃れた広島は同34分、右サイドからのアーリークロスに森島が飛び込んだが、ヘディングシュートはゴール左へ。互いに決め手を欠き、前半はスコアレスで折り返した。

 後半最初の決定機も横浜FMがつくる。後半13分、MF天野純のワンタッチパスに反応した齋藤がPA内左から左足でシュート。GKが弾いたボールは目の前のFWウーゴ・ヴィエイラの胸部付近に当たって跳ね返ったが、わずかにゴール左へ外れた。

 後半に入ると、徐々に広島がパスを回して攻め込む時間が出てきたが、横浜FMの堅守をこじ開けるには至らない。後半20分、MF青山敏弘の縦パスをFW皆川佑介がワンタッチで落とし、森島が左足を振り抜いたが、GK飯倉大樹が正面で弾いた。

 横浜FMは後半26分、バブンスキーに代えてMF前田直輝を投入。同33分にはDF金井貢史に代わってDF松原健が右サイドバックに入った。広島も同35分に最初のカードを切り、柴崎に代えてMF茶島雄介をピッチに送り込む。両チームのベンチが動いて1点を取りに行くと、後半36分、ホームの横浜FMがついに均衡を破った。

 左サイドのタッチライン際でパスを受けた齋藤が鋭いドリブルで中に切れ込み、斜めのスルーパス。PA内に走り込んだ前田のトラップは浮いてしまうが、自らヘディングで叩き、ゴール左隅に流し込んだ。

 5試合ぶりの出場となった前田の6試合ぶり今季3ゴール目で先制に成功した横浜FM。対する広島は直後の後半40分、皆川と森島を下げ、FW工藤壮人とMFフェリペ・シウバの2人を同時投入し、交代枠を使い切った。

 すると後半45分、1点を追う広島はアンデルソン・ロペスが中央をドリブルで駆け上がり、PA手前でつぶされたこぼれ球をフェリペ・シウバがつないでMF柏好文がPA内左に進入。グラウンダーの折り返しがDF中澤佑二に当たり、ゴール前にこぼれたボールをアンデルソン・ロペスが左足で蹴り込んだ。

 試合終了間際の劇的同点ゴールで1-1の引き分けに持ち込んだ広島は連敗を4でストップ。6試合勝ちなし(2分4敗)となり、厳しい状況は変わらないが、次につながる勝ち点1を獲得した。一方の横浜FMは連勝が5でストップ。それでも8試合負けなし(6勝2分)となっている。

(取材・文 西山紘平)

シュート6本も空砲…アシスト記録も今季初ゴールならず齋藤学「責任感じる」 | ゲキサカ

 両チーム最多のシュート6本を放ち、後半36分の先制点もアシストした。何度もチャンスに絡んだ横浜F・マリノスのMF齋藤学だが、またしても今季初ゴールはならず、チームも後半45分に失点。連勝が5でストップする悔しいドローとなった。

「自分のところで何本もシュートを打っていた。1点目が遅かった、2点目が取れなかったということには責任を感じている」。前半3分にオープニングシュートを放つと、同32分にも右足でミドルシュート。後半13分にはMF天野純のパスから決定機を迎えたが、左足のシュートはGKの好セーブに阻まれた。

 後半36分、左サイドからドリブルで中に切れ込み、絶妙なスルーパスでMF前田直輝の先制点をアシストしたが、2点目を取り切れず、試合終了間際に失点。「ちょっとのことで事故みたいな失点が起こる。自分が決め切れなかったのも大きい。ちょっと落ち込んだので、しっかり切り替えたい」。背番号10は自らを責め、唇を噛んだ。

 6連勝は逃したが、8試合負けなし(6勝2分)とし、首位C大阪とは勝ち点5差の5位につけている。「いいサッカーはできていた。何も変えずにやっていきたい」。連勝が止まったとはいえ、過度に悲嘆することなく、前を向いた。

(取材・文 西山紘平)

“トラップミス”からのゴールに自虐?「『前田直輝にはヘディングもあるぞ』と…」 | ゲキサカ

 トラップは浮いたが、冷静に頭で押し込んだ。横浜F・マリノスは後半36分、MF齋藤学が左サイドからドリブルで中に切れ込み、絶妙なスルーパス。PA内に走り込んだMF前田直輝はトラップが浮いたところを自らヘディングで叩き、ゴール左隅に流し込んだ。

「こんなビッグチャンスを外したらやばいと思ってビクビクした」。得点シーンを振り返る前田は「プロ初のヘディング(でのゴール)」と苦笑い。東京V時代、松本時代を含め、これまでにJ1で7ゴール、J2で4ゴールを記録していたが、すべて利き足である左足で決めていた。頭で決めた初めての得点となったが、「これで『前田直輝にはヘディングもあるぞ』とはならないけど」と自虐気味に笑った。

 最近4試合はベンチ入りも出番なし。5試合ぶりの出場で6試合ぶり今季3得点目を記録したが、「得点以外、何をしたかと言われたら何もしていない」と、自己評価は厳しい。今季得点した2月25日の浦和戦(3-2)、5月20日の仙台戦(1-1)を含め、「浦和戦も仙台戦もそう。そこ(得点)の部分以外のクオリティーを上げないといけない」と貪欲に話していた。

(取材・文 西山紘平)

横浜FMの羅針盤、MF扇原が描いたゴールへの航海図(8枚) | ゲキサカ
鉄壁“ハマの要塞”、最後に陥落…横浜FM飯倉は好守連発も土壇場で失点(4枚) | ゲキサカ
打てども打てども…齋藤学は“不名誉な記録”さらに更新(12枚) | ゲキサカ
横浜FMの鉄人DF中澤、連続フル出場記録はまだまだ続く(8枚) | ゲキサカ
先制点守り切れず…横浜FMは連勝が5で止まる(20枚) | ゲキサカ
絶好調の横浜FMを後押ししたトリコロールの大サポーター(20枚) | ゲキサカ
「自信を持って言えない」横浜FM前田直輝は図らずも“プロ初”ヘディング弾(8枚) | ゲキサカ

Football ZONE WEB

6人の間を抜く華麗なスルーパス 横浜・斎藤が指揮官も唸らせるプレーでゴール演出 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ

–得意のカットインでDFをかわし、針の穴を通すようなパスで前田のゴールを演出

 横浜F・マリノスは8日、J1リーグ第18節でサンフレッチェ広島と対戦し、ホームで1-1と引き分けた。この試合、横浜のゴールはMF齋藤学の鮮やかなスルーパスから生まれている。

 横浜は0-0で迎えた後半36分、左サイドでボールを受けた齋藤はドリブルを開始した。得意のカットインでDFをはがして中央に侵入すると、逆サイドでフリーとなっていたMF前田直輝が手を上げているの確認。右足を一閃すると、放たれたボールは広島の選手が6人構える間を縫うようにすり抜け、ぴたりとゴール前の前田のもとへ。前田のトラップはやや乱れたが、冷静に頭で押し込んで先制点を奪った。

 後半45分にゴールを奪われ、勝利こそならなかったが、横浜のエリク・モンバエルツ監督はキャプテンのセンス溢れるスルーパスを「アシストは良かった。決定的な仕事をしてくれた」と高く評価。観る者を魅了するハイレベルなプレーだったのは間違いない。

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2017マッチレポート | 7月8日 vs 広島 | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~

こけまりログ

2017/07/07 【スタジアム観戦情報まとめ】2017/7/8(土)19:00 J1リーグ 第18節 横浜F・マリノスvs.サンフレッチェ広島F.C@日産スタジアム

2017/07/08 今週の「横浜駅みなみ西口」のプロモーションポスターまとめ(第18節 サンフレッチェ広島F.C戦)
 
 

今週の他会場など


 
 

 
 

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