【試合結果まとめ(2○0)】2017/6/4(日)17:00 J1リーグ 第14節 横浜F・マリノスvs.川崎フロンターレ@日産スタジアム


アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2017 明治安田J1 第14節 vs 川崎フロンターレ 試合レポート | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

エリク モンバエルツ 監督
「予測はしていましたが、川崎Fという素晴らしいチームに対して、自分たちはポゼッションしてゲームを進めるということはできませんでした。
しかし同時にもう一つ予測していた展開が、自分たちがしっかり良い守備をして、ボールを奪った後にスピードのある選手を生かしてカウンターを仕掛けるというものでした。特に後半、まさしく予測していた展開どおりになりました。
そして2つの美しいゴールが決まり、さらにもっと点差を広げるチャンスはあったのですが、やはり川崎Fという素晴らしいチームに対して2-0という結果は、満足できるものだと思います」

質問:二列目の齋藤とマルティノスの位置を、左右入れ替えましたが、その狙いは?
「まず、私が良い判断をできたことに満足しています。
少し前から考えていました。チームとして、より効果的な攻撃をするためにどうすればいいかと考えたときに、マルティノスと学の位置を逆にするという一つのオプションがあり、今日はその決断が良かったと思います。
今後はこのオプションも使いながら、元に戻したり、また別のオプションを使ったりしながらやっていきたいと思います。チームとして効果的に攻撃する判断を毎回していきたいと考えています」

質問:最後まで、非常に集中力した守備ができたと思います。その点については?
「川崎F戦において良い結果を出すためには、良い守備をすることが絶対に必要なことでしたので、そのための準備をしてきました。特に中央のゾーンをコンパクトにしてスペースをなくすこと、そしてラインとラインの間を狭くして相手にスペースを与えないことに気をつけていました。
そして選手全員が私のゲームプラン、私の指示を守ってくれたことが、チームとしてのパフォーマンスにつながったと思います。
F・マリノスというのは、守備のクオリティーを持っています。それはJのトップクラスでありますので、今日のゲームプランは、チームの特長にも合っていたと思います」

質問:攻撃面で、ハーフタイムにどのように修正の指示を与えたのでしょうか?
「前半は、あまりにも自分たちはボールを失うのが早すぎました。
チームとして、ボールを奪った後、常に速攻を仕掛けることはできません。速攻をするのか、それともキープしたほうがいいのか、その使い分けの判断が大事だと思います。
選手に要求したことは、ボールを奪った瞬間に相手の強いプレシャ-がかかりますので、そこで落ち着いてボールをしっかり持つことでした。
後半は、相手のプレッシャーが来てもボールを失う機会が減って、それによって自分たちがそこで一度プレッシャーをかわせたことで、前への、攻撃のチャンスにつなげることができました。
やはり前半はそこのところが満足にいかず、ボールを失っていました。
川崎Fは、自分たちがボールを失った後ですぐにプレッシャーをかけてくるやり方ですので、我々が奪った瞬間につなぐというのは簡単なことではないのですけれども、そのためのトレーニングは積んできました。
ただトレーニングと実際の公式戦では、プレッシャーの強さが同じというわけにはいきません。最初のうちは、川崎Fのプレッシャーに苦しめられたという部分があったと思います」

質問:美しいゴール、特に先制点のシーンは、監督にとって理想的なものだったのではないでしょうか?
「もちろんセットプレーからのゴールというものも素晴らしいのですが、あのゴールは流れの中から決めたものでした。
我々は、幸運なことにサイドを突破してクロスを上げる選手がチームにいます。そしてあの場面は、マルティノスが逆サイド、裏に良いポジションを取っていて、ワンタッチで折り返し、さらにウーゴのシュートもワンタッチ。ワンタッチが続いて生まれた素晴らしいゴールでした。
今後も、ワンタッチからのプレーでのゴールシーンを繰り返し出してほしいと思っています。
2つ目のゴールも非常に素晴らしかったと思います。あのような状況で、敬真が非常に落ち着いて冷静にゴールを決めたという素晴らしいフィニッシュだったと思います」

選手コメント

松原 健
「僕のプロ人生で初めてのダービーでした。大分、新潟のときはなかったので。だから、どういう雰囲気なのかわからなかったのですが、グラウンドに立った瞬間、両チームのサポーターがたくさんいて異様な雰囲気でした。そういったなかでプレーできたのは、いい経験でした。チームとしても、勝点3を取れたのは良かったです。
(松原自身も攻撃に絡むシーンが多いが)ああいうプレーを増やしていかないといけません。次の試合まで間が空きますが、まずは集中を切らさないようにしたいと思います」

天野 純
「(1点目につながるクロスを上げたが)あそこは学君に1回当てて、相手のサイドバックがプレッシャーに来るのがわかっていた。自分の前にスペースが空くなと思っていたので、前を向いたら逆サイドでマルちゃんがフリーでいるのが見えた。マイナスに落として、ウーゴが決めました。
今シーズン初めて、自分たちがイメージしていたとおりの攻撃から得点を決められたので、すごく手応えを感じました。
欲を言えば、もっと圧倒して勝ちたかった。そういう試合をもっと増やしていきたい。
それにしても、今日の勝利は勝点3以上の意味があると思っている。
(攻撃の形も増えつつあるが)マルちゃん、学君も調子がいい。彼ら両ワイドが攻撃の肝であることに変わりはない。そこを生かしつつ、中央のコンビネーションを高めてやっていきたいと思います」

飯倉 大樹
「(2点目の起点となったキックについて)学がいい動きをしていたから、俺はそこに蹴っただけ。その前から、相手は攻撃に人数をかけていて、ディフェンスラインの前が少し空き始めていた。でも、それはキーパーとフィールドプレーヤーの関係性がないと難しい。学の動きはわかっていたし、あそこに落とせばいいと思って蹴った。運良く相手にポポーンと当たって、マルちゃんがつないでケイマンが決めてくれました。
相手がもう少し早めにアーリークロスとか上げていれば、イヤだったかもしれない。でもフロンターレが最後まで崩そうとしてきたので、回しているぶん、自分たちが戻る時間がつくれた。今日の勝利がベストとはいえない。相手も(ACLで)疲れていなかったら、また展開も違っていたと思う」

Jリーグ.jp

横浜FMvs川崎Fの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2017年6月4日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 42,483人
 └ フォトギャラリー

選手コメント

[ 富樫 敬真 ]
久々の試合だったけど、チャンスをもらえたので決めたかった。相手が(齋藤)学くんに引き寄せられていて、自分がフリーになるのは分かっていた。マルちゃん(マルティノス)とはコンタクトを取れていて、本当に良いボールが来たので、イメージどおりのゴールだった。でも、自分は久しぶりの試合のファーストタッチで決められる選手ではないので、2回の肉離れから復帰させてくれたトレーナーに感謝したい。

[ 天野 純 ]
(齋藤)学くんに一度ボールを当てて、相手のサイドバックがそちらにプレッシャーに行くことで自分の前にスペースができると思った。逆サイドのマルちゃん(マルティノス)が見えていたし、足が速いので少し前に出すことをイメージしていたら、うまく折り返してウーゴ(ヴィエイラ)が決めてくれた。今季初めてイメージどおりの攻撃から得点できたので、手応えがある。

今日は相手が相手なので、こういうサッカーになってしまう。欲を言えばもっと圧倒できる試合をしないと上に行けない。それにしても今日の勝利は勝点3以上の意味がある。学くんとマルちゃんの調子が良かったし、ワイドの選手が攻撃の肝になることは変わらない。

[ 扇原 貴宏 ]
こういう展開になることは分かっていた。みんなで我慢強く守れて、ピンチもあまりなかった。プランどおりゲームを進められた。最後に2点目を取れたことも大きかった。

相手はボール回しがうまいチームなので、食い付いてスペースを与えないことを意識していた。スペースを消しながら、最後のところで人に強く当たることができた。自分のタイミングで体をぶつけることもできた。しんどかったけど怖さはなかった。狙いどおりと言えば狙いどおりの展開にできた。

 
 

Twitter / Istagram


 
 


 
 

YouTube


【公式】ハイライト:横浜F・マリノスvs川崎フロンターレ 明治安田生命J1リーグ 第14節 2017/6/4 – YouTube
 
 

【公式】ゴール動画:ウーゴ ヴィエイラ(横浜FM)53分 横浜F・マリノスvs川崎フロンターレ 明治安田生命J1リーグ 第14節 2017/6/4 – YouTube
 
 

【公式】ゴール動画:富樫 敬真(横浜FM)84分 横浜F・マリノスvs川崎フロンターレ 明治安田生命J1リーグ 第14節 2017/6/4 – YouTube


 
 

久保竜彦 × 波戸康広 スペシャルトークショー ノーカット前編 2017/6/4 横浜Fマリノスvs川崎フロンターレ 日産スタジアム – YouTube


久保竜彦 × 波戸康広 スペシャルトークショー ノーカット後編 2017/6/4 横浜Fマリノスvs川崎フロンターレ 日産スタジアム – YouTube
 
 

「横浜F・マリノス 共にエールを!」篇 日清オイリオ – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 川崎Fに快勝“神奈川ダービー”に勝つ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜と川崎Fの“神奈川ダービー”は2―0で横浜に軍配が上がった。横浜は右かかとを痛めていたMF斎藤がリーグ2戦ぶりに先発復帰。左下腿肉離れで離脱していたMF中町も4月1日のC大阪戦以来となるリーグ戦復帰を果たし、J1通算150試合出場を達成した。

 0―0の後半8分、横浜は細かくパスをつないで攻め上がり、右サイドからMF天野がサイドチェンジ。ややボールは大きくなったが、MFマルティノスが滑り込みながらも足を伸ばして中に送ると、最後はFWウーゴ・ヴィエイラが左足で合わせ、ネットを揺らした。37分にモンバエルツ監督はウーゴ・ヴィエイラを下げてFW富樫を投入。するとその2分後、マルティノスがペナルティーエリア内に送ったパスに富樫が反応。冷静にループシュートを放ち、川崎Fを突き放す追加点を挙げた。

 指揮官は「今日はマリノスのサポーターも大勢集まってくれている。なんとか、彼らに満足してもらえるような試合をしたい」と意気込みを示していた。公式戦6連勝中と勢いに乗るライバルを一蹴し、詰めかけたサポーターに勝利を届けた。

横浜、学とマルティノス左右入れ替え サイドに張らす川崎F対策的中― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜の4―2―3―1の2列目は通常、左に斎藤、右にマルティノスだが、この日は左右を入れ替えた。後半8分、天野のサイドチェンジをマルティノスが中に送り、ウーゴ・ヴィエイラの先制点が生まれた。

 きっかけは前節の清水戦だ。右かかと痛で斎藤が欠場し、左にマルティノス、右に前田が入った。1―1の後半7分、マルティノスのアーリークロスをウーゴ・ヴィエイラがダイレクトに合わせ勝ち越しに成功した。

 手応えを得たモンバエルツ監督は「右利きの選手が左、左利きの選手が右に入ると、中に入るプレーが多くなる。今日はよりサイドに張ったプレーをしたかったので、2人の位置を入れ替えた」と意図を説明した。ポゼッションでゲームを支配する川崎Fに対し、横浜はブロックを組んでからのカウンター狙い。スピードある両翼をサイドに張らす狙いがはまった一戦だった。

ニッカンスポーツ

横浜が連勝、川崎F公式戦連勝止まる/横-川14節 – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスが川崎フロンターレに快勝し、2連勝とした。川崎フロンターレはMF大島僚太の欠場が響き、攻撃にリズムが出ず無得点に終わり、公式戦の連勝が6でストップした。

 前半を0-0で折り返し、試合が動いたのは後半7分。横浜マリノスは、MFマルティノス(26)が左サイドから倒れながら出したグラウンダーのクロスを、ゴール前のFWウーゴ・ヴィエイラ(28)が左足で流し込み先制した。川崎フロンターレは失点直後に鬼木達監督(43)が動いた。DF田坂祐介(31)とFW長谷川竜也(23)を下げ、FWハイネル(26)とDF登里享平(26)を投入。4バックから3バックに替え攻撃のスイッチを入れた。後半35分、MF阿部浩之(27)がマイナスクロスに飛び込みネットを揺らしたが、オフサイドの判定で幻に終わった。その直後、復帰したばかりのFW富樫敬真(23)がカウンターからゴールを奪い、試合を決めた。

横浜ヴィエイラ6戦ぶり先発で先制弾「結果残す」 – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスがFWウーゴ・ヴィエイラ(28)、FW富樫敬真(23)の2発でアジア・チャンピオンズリーグで8強に進出した川崎フロンターレを下した。

 ヴィエイラはこれまで、スーパーサブとしての起用が多かったが、4月22日の柏レイソル戦以来、6試合ぶりの先発起用。後半8分、MFマルティノスの折り返しを左足で合わせ先制ゴールを決めた。今季から横浜に加入したが、リーグでの先発出場は今回が5試合目。「守備面でてこずっていた。日々練習して理解しようとした結果が出て良かった」と振り返った。出場機会に恵まれていない間は「ストレスもたまっていた。試合に出られないと他のチームに行くしかない。出られない間、他クラブから(獲得の)話もきた」と胸の内を明かした。だが「クラブ(横浜)にここでやってほしいと言われた。引き続き結果を残していきたい」と切り替えていた。

サンケイスポーツ

横浜Mが“美しい2点”でダービー制す! 斎藤「川崎に勝つのは単なる1勝以上の意味がある」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第14節(4日、横浜M2-0川崎、日産ス)堅守が光った横浜Mは美しい2ゴールで神奈川ダービーを制した。

 後半8分、天野のパスを左のマルティノスが滑り込みながら折り返し、ビエイラが左足で先制点。「大事なゴールを奪って勝ち点3を取れた」と納得顔だ。終盤には故障明けで途中出場の富樫が「試合に出て最初のタッチで、イメージ通りだった」とループシュートでダメを押した。

 これで川崎とリーグ通算12勝4分け11敗。斎藤は「川崎に勝つのは単なる1勝以上の意味がある」と喜んだ。

横浜M監督、ダイレクトプレーを絶賛「本当に素晴らしいゴール」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田生命J1リーグ第14節、横浜F・マリノス対川崎フロンターレが6月4日に日産スタジアムで行われた。試合は2-0で横浜FMが勝利。試合後、横浜FMのエリク・モンバエルツ監督が記者会見に臨んだ。

 監督は「予測はしていましたが、川崎Fという素晴らしいチームに対して、自分たちはポゼッションをしてゲームを進めることはできませんでした。同時にもう1つ予測していたのは、自分たちがしっかり良い守備をしてボールを奪い、スピードを生かしてカウンターを仕掛けるという展開。特に後半はそういう展開でした。川崎Fという素晴らしいチームに対して2-0という結果は、満足できるものだと思います」とゲームを総括した。

 MF斎藤学とMFマルティノスのポジションを入れ替えた意図について問われると、「チームとしてより効果的に攻撃をするにはどうすればいいか、少し前から考えていました。その中でマルと学を逆にすることがオプションとしてあって、今日はその判断、決断が良かったと思います。その判断は毎回していかないといけません」と説明。

 また守備については「川崎Fに対しては良い守備をすることが絶対必要なことでした。中央のゾーンをコンパクトにしてスペースをなくし、ラインとラインの間を狭くして相手にスペースを与えない。選手全員がゲームプラン、指示を守ってくれたので、チームとしてのパフォーマンスにつながった。マリノスはJリーグの中でもトップクラスの守備を持っていますので、今日のゲームプランはチームとしての特徴にもなっていた」と高い評価を下した。

 攻撃面に関して問われると、「前半はあまりにもボールを失うのが早すぎましたので、ボールを奪ったときに落ち着いて持つことを選手に要求しました。後半はボールを失う機会が減って、攻撃のチャンスにつなぐことができました」と語り、得点については「もちろんセットプレーからのゴールも素晴らしいものですが、(1点目は)マルティノスが逆サイドで良いポジションを取ってワンタッチで折り返して、さらにウーゴ(・ヴィエイラ)もワンタッチで決めた。本当に素晴らしいゴールだったと思います。今後も選手はワンタッチからのプレー、ああいう得点を繰り返していってほしいと思います」と満足げに語った。(Goal.com)

横浜M・富樫、自身のゴールは「トレーナー陣にささげたい」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田生命J1リーグ第14節が4日に行われ、日産スタジアムでは横浜F・マリノスと川崎フロンターレが対戦した。試合は2-0で横浜FMが勝利を収めた。試合後、チーム2点目を決めたFW富樫敬真がゴールシーンを振り返った。

 リーグ戦では第2節以来の出場。それも途中出場で得点を記録したことについて聞かれた富樫は、「本当、久しぶりの試合でしたけど、チャンスに恵まれている」と気持ちを吐露。ゴールシーンについては「マナブくん(斎藤学)に敵が引き寄せられていたので、僕はもうフリーになるなと何となく分かっていた。それでマルちゃん(マルティノス)とコンタクト取れていて、本当にすごく良いボールが来た。GKも出るしかなかったと思うし、イメージ通りといえばイメージ通り」と解説した。

 チームが波に乗れない中、ずっとリハビリが続いたことに関しては、「プロに入ってここまで離脱したのは初めてだったし、アマチュアの時と違っていろんな感情も芽生えてきたのですが、その時にチームメイトとか友人とかいろんな人が応援をしてくれて、それ無しでは厳しかった。何が何でも今日は出たら『勝ちたい』という気持ちがあったので、勝てて良かったです」とチームメイトらに感謝しきりだ。

 さらに、「このゴールは、トレーナー陣にささげたいと思っています。日暮(清)トレーナーは、僕のリハビリ中、太ももの筋肉の数字やデータを見てお酒を飲むくらいの人なので、まずい酒を飲ませることはできないと思っていた」と続けた。

 チーム内でのポジション争いに話が向くと、「ウーゴ(・ヴィエイラ)選手は見習うところばかりだし、僕の好きな選手のタイプでもあるので、良いところを見習って、良い競争ができれば良いかなと思います」と語った。さらに、これからの自身に必要なものを聞かれると、「ゴールだけじゃなくて、僕ができることをちゃんと試合でやって、チームが勝てるようにその時、その時で、監督に求められることをやるだけ」とチームの勝利を優先する考えを示した。(Goal.com)

【J試合情報】横浜F・マリノス2-0川崎フロンターレ 6月4日 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

・横浜FMはJ1でのホームの川崎戦では3季ぶりの勝利(2014年8月22日2-0)。
・マルティノスは初めてJ1の試合で2アシスト記録した。
・今季マルティノスはクラブ最多の6得点に直接絡んでいる(2得点4アシスト)。
・川崎はJ1でのアウェイ戦直近4試合で1勝しかしていない(1分2敗)。
・川崎は2009年7月以降、J1のアウェイでの日曜開催試合直近26試合で16敗している(6勝4分)。
・今季J1デビューのウーゴ・ヴィエイラは、今節J1で初めて左足で得点を決めた。
・中町公祐は今節でJ1通算150試合出場を達成。
・川崎がJ1の試合で、枠内シュートを6本以上放ちながら無得点に終わったのは2015年7月以来。

スポーツ報知

【横浜M】“4万超え”の呪いから解放!今季観客動員ベスト3はいずれも勝利 : スポーツ報知

 横浜Mが川崎を2―0で下し、暫定7位に浮上した。

 後半8分にFWウーゴ・ヴィエイラ、同39分に途中出場のFW富樫敬真が決めた。守備陣も今季4度目の無失点試合で失点数をリーグ3位タイの少なさとした。

 相手が同じ神奈川県にホームを構える川崎ということもあり、スタジアムに駆けつけたサポーターは今季最多の4万2483人。2010年以降の4万人動員試合は6試合で2分け4敗と勝ちなしだったが、ついに大歓声を味方につける勝利をつかんだ。

 逆に今季は開幕の浦和戦(3〇2、3万9284人)、第6節磐田戦(2〇1、3万8803人)とこの日の川崎戦(2〇0、4万2483人)と、観客動員数ベスト3の試合でいずれも勝利。大声援を力にかえている。

 MF斎藤学は試合後に自身の公式SNSを更新し「たくさんの人の応援が力になりました」。負傷欠場となったMF喜田拓也も「マリノスを愛するたくさんの人の後押しは間違いなくチームの力になってた。皆で良いチームを作りたい。まだまだ良いチームになっていける。応援ありがとうございました」と書きつづった。

サッカーキング

横浜FMが完封で“神奈川ダービー”制す! 攻撃陣沈黙の川崎は4戦ぶり黒星 | サッカーキング

 2017明治安田生命J1リーグ第14節が4日に行われ、横浜F・マリノスと川崎フロンターレが対戦した。

 8位の横浜FMが5位の川崎をホームに迎えて行われる今季最初の“神奈川ダービー”。2連勝を目指す横浜FMは齋藤学やマルティノス、ウーゴ・ヴィエイラらが先発起用された。一方、4連勝がかかる川崎は中村憲剛や家長昭博、小林悠らがスタメンに名を連ねた。

 前半はアウェイの川崎がボールを支配してチャンスうかがったが、横浜FMがしっかりと守備ブロックを敷いて決定機を作らせず、スコアレスのまま折り返した。

 後半に入ると横浜FMがやや攻勢を強め、53分に先手を取る。右サイドの天野純がペナルティエリア内左にロングボールを供給。走り込んだマルティノスがダイレクトで折り返し、最後はウーゴ・ヴィエイラが左足のシュートをゴール右に流し込んだ。

 終盤に入り80分、川崎は左からのクロスをファーサイドの阿部浩之が胸で押し込んでネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴールとなった。

 すると84分、横浜FMはGKのパントキックからカウンターを仕掛け、マルティノスがエリア内へ浮き球のラストパスを通す。抜け出した富樫敬真がGKの頭上を抜くループシュートを決め、スコアは2-0となった。

 その後は川崎が猛攻を仕掛けたが得点には結びつかず、試合はこのままタイムアップ。横浜FMがダービーを制し、リーグ戦2連勝を飾った。一方の川崎はリーグ戦4試合ぶりの黒星となった。

 次節、横浜FMは18日にアウェイでFC東京と、川崎は17日にホームでサンフレッチェ広島と対戦する。

【スコア】
横浜F・マリノス 2-0 川崎フロンターレ

【得点者】
1-0 53分 ウーゴ・ヴィエイラ(横浜FM)
2-0 84分 富樫敬真(横浜FM)

復帰戦でゴールの横浜FM富樫敬真、“ちょっと変わった”トレーナーに感謝 | サッカーキング

 華麗なリーグ復帰戦だった。83分に先制点を挙げたウーゴ・ヴィエイラに代わってピッチに投入されると、その1分後に見せた。GK飯倉大樹のゴールキックに追い付いたマルティノスがクロスを挙げる。そこに入ってきたのが富樫敬真だった。

「(齋藤)学くんに相手が引き寄せられていたので、自分がフリーになるとなんとなく分かっていた。それでマルちゃん(マルティノス)とコンタクトを取れていて、すごくいいボールが来たし、相手GKも出るしかなかったので、イメージどおり」

 マルティノスからのボールが出た瞬間、相手GKが前に出てきたところを見逃さなかった。右足を振り切ることなく、落ち着いてボールにちょこんと当てる。相手GKの頭上をボールが弧を描いて、ゴールに吸い込まれた。

 肉離れを起こし、戦線離脱したのは4月中旬のことだった。その後、復帰間近での再発。そんな自分自身のふがいなさに頭を丸めた。それで何かが解決するわけでなかったが、切り替えるためのスイッチが必要だったのかもしれない。

「プロになってここまで離脱したのは初めてだったし、アマチュアの頃とは違っていろいろな感情も芽生えてきた。チームメイトや友人、いろいろな人が応援してくれたので、それなしでは厳しかった」と当時の苦しさを吐露した。

 それでも、富樫には献身的にリハビリをサポートしてくれた“ちょっと変わった”日暮清チーフトレーナーがいた。「日暮トレーナーはリハビリ時の、太ももの筋肉の数値を見ながらお酒を飲むぐらい変態なので(笑)、まずい酒を飲ませることはできないと思っていた。いい状態でケガなくゴールを決めてというのは、うまい酒が飲めるという話だったので良かったかなと思う」

 ファーストタッチでのゴールというなかなか派手なゴールに、「僕は約3カ月ぶりに出て、ファーストタッチで点を決めるほど特別な選手じゃないので」と本人は謙遜したが、「今回ばかりは日暮トレーナー筆頭に、F・マリノスのトレーナー陣が最善を尽くしてくれたので、トレーナーが特別なんだと感じた」と感謝の言葉を述べた。

 12試合ぶりのリーグ戦復帰、そして12試合ぶりのリーグ戦でのゴールに、ど派手なゴールパフォーマンスこそなかったが、待ちくたびれたゴール裏のサポーターに向けて、威風堂々と自分の存在を見せ付けたように見えた。

横浜FMウーゴ・ヴィエイラ、家族の存在が「特別な得点」の原動力に | サッカーキング

「最初、中央に入ったけど、クロスが来た時に(ボールが)超えるなと思って、マルティノスを見たら、届くなと思った。だからちょっと下がって横に動いて、ここに来るだろうと思った。合わせられて良かった」

 前節の清水エスパルス戦で決めた2発のスーパーゴールを受けて、この日は6試合ぶりの先発復帰。53分に右サイドで天野純がボールを持った瞬間、ウーゴ・ヴィエイラはゴール前に位置を取った。しかし、天野のボールは左のマルティノスへ。マルティノスがダイレクトで折り返すと、動き直していたウーゴ・ヴィエイラが左足で決めた。

 ウーゴ・ヴィエイラにとって、今日のゴールは特別だった。来日して初めて経験する神奈川ダービーに家族を招待していた。何より、3月下旬に日本で産まれた愛娘が見守る中、決めたゴールに「やはり特別な得点でした。娘が初めて見に来て、その中で決められた。スペシャルな瞬間だった」と表情も明るかった。

 挨拶代わりの開幕連続ゴールで、決定力の高さを見せ付けたウーゴ・ヴィエイラだったが、コンディションが整い、スタメンで出るようになってからはゴールから遠ざかった。次第にベンチスタートとなり、試合に出られない日々が続いた。「ストレスは溜まったし、日本に来たのは試合に出るためだから、試合に出られないということは、僕を必要としている他のチームに行かなきゃいけないのではないか」。そんな葛藤もあったという。

 それでも「違う国から来て、守備とか慣れなきゃいけないことも多くて。それに負けずに日々練習してきた」と努力を惜しまなかった。キャプテンの齋藤学も、「ペナ(ルティーエリア)の中での動きはいいけど、他のところで貢献する動きが最近は高まってきている」とウーゴ・ヴィエイラの変化を指摘する。

 ケガからの復帰を果たした富樫敬真との交代で、83分にピッチを後にしたが、「敬真は素晴らしい選手。試合に出る時には『絶対に点を決めろよ』と声を掛けている」とワントップの定位置を争うライバルながら、後輩を気に掛ける兄貴肌の一面も見せた。

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜 2-0 川崎|完勝のトリコロール。唯一の「7」でMOMに輝いたのは… | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 7
ラインの高低を常に微調整しながら、コンパクトな陣形を保ち、川崎の攻撃をシャットアウト。後半に攻撃の強度を上げ、シンプルなアタックから効率良く2ゴールを奪う。狙い通りの戦いで神奈川ダービーを制した。

川崎 5
ボールは握るが、横浜の堅守の前に攻めあぐねる時間帯が続く。失点後、システムを3-5-2にして圧力をかけたが、決定機をなかなか作れず、一瞬の隙を突かれて2点目を献上。持ち味は出してはいたが、結果に結び付けられなかった。
 
 
【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 6.5
際どいクロスやミドルシュートを難なく処理。安定したプレーで味方に安心感を与えた。64分のハイネルの強烈なミドルシュートは、巧みなフェスティングでCKに逃れた。

DF
27 松原 健 6
右に回ってきた齋藤との連係も問題なし。基本的に重心は後ろだったが、前半終了間際には長い距離を走って前に出て、シュートを放った。

MAN OF THE MATCH
22 中澤佑二 7
隙のないラインコントロール。高さではまず負けず、飛び出してくる相手もしっかりケア。貫禄あるディフェンスを随所に披露し、鉄壁の守りを構築した。後半の勝ち越しにつなげる前半の無失点――その中心的存在であり、タイムアップまでパフォーマンスは落ちなかった。

34 ミロシュ・デゲネク 6.5
小林との勝負は分が悪かったが、それ以外ではハイボールに対して盤石の強さ。屈強な身体で何度も撥ね返した。

13 金井貢史 6
簡単に相手に食いつかず、自分のエリアを確実に守る。奪ってからの素早いフィードや、クロスではなくフィニッシュを意識したオーバーラップも光った。

MF
8 中町公祐 6.5
5節・C大阪戦以来の出場。一発で裏を取るフィードや、鋭いパスを配給し、攻撃を加速化。フリーで打てた60分のミドルは残念ながら枠を外れた。

6 扇原貴宏 6.5
高い位置に顔を出した時のプレーは今ひとつだったが、中盤から後ろでは最後まで献身的に振る舞う。終盤、猛烈なプレスバックから小林をクリーンに吹き飛ばしたタックルは鳥肌ものだった。

10 齋藤 学 6
前半は守備とパス出しに徹したように見えた。73分、中村をかわして中央からドリブルで切り崩したプレー以降は“らしい”突破力を何度か見せた。

14 天野 純 6.5
この日はボランチではなくトップ下でプレー。広い視野で攻撃を組み立て、先制点につながるサイドチェンジも。セカンドボールもよく拾った。

20 マルティノス 6.5
少なくとも2回、ピンチを招いてもおかしくないパスミスがあった。それを帳消しにする2アシスト。決定的な仕事で勝点3に貢献した。

FW
7 ウーゴ・ヴィエイラ 6.5(83分OUT)
5試合ぶりのスタメン。前を向く強い意識で推進力をもたらしつつ、技巧的な左足のボレーで値千金の先制点をゲット。エリア内でのポジショニングも良かった。

交代出場
FW
17 富樫敬真 6.5(83分IN)
ピッチに立ってすぐ、マルティノスのお膳立てから鮮やかなループでネットを揺らす。抜群の得点感覚で勝負を決定づけた。

監督
エリク・モンバエルツ 6.5
2列目の左右を入れ替えて、左に入ったマルティノスが2アシストし、途中投入した富樫が追加点。コンパクトにした陣形で無失点と、川崎対策を完璧に遂行した。

横浜が川崎との神奈川ダービーを制す! ポルトガル人FWの今季5点目で先制! | サッカーダイジェストWeb

 横浜が後半の2ゴールで川崎を下した。

 川崎は5日前のACLでベスト8に勝ち上がり、リーグ戦でも3連勝と波に乗る。一方の横浜もここ3戦で2勝1分けと、ともに良い流れで「神奈川ダービー」の一戦を迎えた。

 試合は立ち上がりから川崎がポゼッションで上回るが、横浜の堅い守りに決定的なチャンスを作れない。対する横浜も齋藤、マルティノスを起点にカウンターを発動するが、ビッグチャンスにはつながらない。

 前半はともに得点なく、0-0で折り返した。

 後半に入り、横浜がより攻撃的な姿勢を強める。ウーゴ・ヴィエイラ、マルティノスが立て続けにシュートを放つが得点には至らない。

 しかし53分、横浜は天野のクロスをマルティノスがファーサイドで折り返すと、これをH・ヴィエイラが左足で合わせ、ゴールネットを揺らす。ポルトガル人ストライカーの今季5得点目で横浜が先制点を奪う。

 横浜の堅守をなかなか崩し切れない川崎は80分、左サイドからのクロスを阿部が押し込み、同点かと思われたが、これはオフサイドの判定となりゴールは認められず。

 逆に横浜は84分、GK飯倉のゴールキックを起点にカウンターを発動。マルティノスの絶妙なラストパスを途中出場の富樫がゴールに流し込み、追加点を奪う。横浜が2-0とリードを広げる。

 横浜は中澤、ミロシュ・デゲネクのCBコンビを中心に堅い守りで最後まで得点を許さず、クリーンシートを達成。2-0で川崎を下し、勝点を23に伸ばし暫定7位に浮上した。

4万人超えの神奈川ダービーを制した横浜。フランス人指揮官が語った勝因とは? | サッカーダイジェストWeb

 4万2483人を集めた「神奈川ダービー」を制したのは、堅守速攻が機能した横浜だった。

 横浜のモンバエルツ監督は試合後のフラッシュインタビューで、まずは「勝利できたこと、サポーターに勝利を届けられたことが嬉しい」と、大観衆の前での勝利を素直に喜んだ。

 さらに、試合について触れ、難敵との一戦を次のように想定していたことを明かした。
「我々がフィジカル的な強さを持っていることは分かっていた。後半の残り時間が少なくなったところで勝敗が分かれてくると予測していた」

 横浜は指揮官の見立て通り、終盤の84分にGK飯倉のゴールキックを起点に、カウンターから富樫が貴重な2点目を奪い、勝利を大きく手繰り寄せた。

 平日にACLラウンド16の負けられない試合を挟むなど、厳しい連戦が続いていた川崎に対し、おそらくは体力的な面で優位に立っているとの認識は指揮官のなかにあっただろう。事実、川崎の鬼木監督も「身体も気持ちの面も疲れ切っているところもある」と連戦での疲労があったことを認めている。

 そして、モンバエルツ監督は、試合を振り返り「しっかり守備をするなかで、スピードのある選手を活かして攻撃をするということ。ここが上手くいったと思う」と、堅守速攻が狙い通りにハマったことを勝因に挙げた。

 横浜は勝点を23とし、暫定7位に浮上している。

【戦術考察】“アジア8強”の川崎を、横浜はいかにしてシャットアウトしたのか | サッカーダイジェストWeb

 ポゼッションに勝る川崎を相手に、ボールを持たれる展開は想定内だった。だから「しっかりと守備から入る。無理に前から取りに行ってスペースを空けるよりは、自分たちは構えて、スペースを与えないことを意識した」(扇原)。

 もっとも、“ベタ引き”でもなかった。押し込まれても、ペナルティアーク付近で最終ラインを保ち、コンパクトな陣形を崩さない。「とにかくバイタル(エリア)に入れさせない。2ボランチを中に絞らせて」(中澤)、真ん中を固めた。

 それでも縦パスを入れられることもあったが、中盤が素早くプレスバックして挟み込んで、事なきを得る。ドリブルで運ばれても、「結局は、パスで落としてからのシュートとか。だから、そこで落とさせないようにというか、出所をしっかり押さえておけば」(金井)と、慌てずに対応した。

 攻めあぐねる川崎は、外にボールを動かして、サイドに突破口を求める。ただ、この展開は横浜からすればある意味、狙い通りでもあった。クロスを放り込まれても、高さでは自分たちに分があるからだ。

「(ある程度、クロスを上げられても)いいかなと思った。アーリークロス気味に入れられて、ニアに走り込まれるとやっかいだったけど、それもあまりなかった」(中澤)。

 事実、川崎の中村も「サイドの高い位置を取った時、単純にクロスを入れたりとか。もう少し相手が『おっ』と思うような攻めをしないと」と反省を口にしていた。

 下がり過ぎないリトリート戦術で、ソリッドな守備を構築。選手同士の距離感も良く、横に動かされても、全体で遅れずにスライドできているから、ボールサイドに近い選手は、自分の背後を気にせず、思い切って奪いに行ける。局面の勝負でも個々が粘りを見せ、「最後のところはみんな身体を張って」(金井)決定機を作らせない。

 とりわけ前半の45分間は、守備に関してはほぼパーフェクトだった。我慢強く守ってゼロで抑え、迎えた後半にH・ヴィエイラと富樫のゴールで勝負あり。

「狙いのカウンターも効いていたし、プラン通りにゲームを運べた」(扇原)

 堅守を伝統とする横浜らしい完勝劇だった。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜】万全の川崎対策――中澤佑二が語る「憲剛のスルーパスに対しては…」 | サッカーダイジェストWeb

 抜群の攻撃力でACLの8強進出を果たした川崎を相手に、堅守を誇る横浜は完封勝利を達成。熟練のディフェンスを披露したディフェンスリーダーの中澤佑二は、次のように試合を振り返る。

「バイタルエリア(の守備)と、憲剛からのスルーパスに対してはしっかり閉じるってところは、みんな意識を高く持ってやってくれていた」

 強固なブロックを組んで、川崎のパスワークに対抗した。「フロンターレに回される想定で一週間、練習してきた」(中澤)成果は随所に見られ、不用意に食いつかず、しっかりとスライドしながらスペースを埋め、縦パスが入った瞬間、素早い寄せで奪いにかかる。

 90分間、横浜の守備陣は最後まで集中し、ほとんど隙を与えなかった。その奮闘に、ウーゴ・ヴィエイラ、富樫ら攻撃陣がゴールで応える。攻守が噛み合った見事な勝利だった。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜】“デュエル”なタックルでピンチを阻止。ボランチ扇原貴宏の充実ぶり | サッカーダイジェストWeb

 激しくも、クリーンなタックルだった。

 終盤、川崎の小林悠がカウンターで抜け出すと、CBの中澤佑二が対応する。1対1の局面。横浜の背番号22は、相手を遅らせようと一発では飛びこまない。一瞬の空白――その瞬間だ。後方から猛然とプレスバックしてきた扇原貴宏が、小林にタックルをかましてボールを奪ってみせた。

「(中澤が)うまくこっちに追い込んでくれた。あとはしっかり自分のタイミングで身体をぶつけれたので、上手くボールが取れた」

 どちらかと言えば線の細いタイプだけに、意外なプレーだった。そんなぶしつけな記者の質問に対し、扇原は少しだけ頬を緩めて答えてくれた。

「まあ、見た目は細いですけど、トレーニングはしっかりやっていますし、そういう部分ももっともっと強くなって、上を目指してやっているので」

 日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督の言葉を借りれば、これぞ“デュエル”なディフェンスだった。その印象も伝えると、「デュエルで勝てる回数を増やしていきたいですね」と応じる。

 このプレー以外でも、サイドチェンジから生まれたウーゴ・ヴィエイラの先制点の場面では、しっかりとゴール前に詰めていた。

 攻撃でも守備でも、ボランチの位置から深いエリアにまで顔を出す。左利きの技巧派ボランチは、以前に比べて逞しさが増している。

「しっかりと90分、走れたと思う。チームも2連勝。中断明け以降も良い戦いを続けていきたい」

 その“2連勝”でどちらにもフル出場している扇原は、ますますその存在感を高めているのは間違いない。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

ゲキサカ

阿部の4戦連発は幻に…横浜FMが好調の川崎Fを下し神奈川ダービー制す | ゲキサカ

 J1リーグは4日、第14節を行い、日産スタジアムでは横浜F・マリノスが川崎フロンターレを2-0で下し、今季3度目の2連勝を飾った。3試合連続完封勝利中だった川崎Fはリーグ戦の連勝が3でストップ。ACLを含めた公式戦連勝も6で止まり、公式戦7試合ぶりの黒星を喫した。

 横浜FMは前節・清水戦(3-1)から先発3人を変更。清水戦で2ゴールのFWウーゴ・ヴィエイラが6試合ぶり、故障明けのMF齋藤学も2試合ぶりの先発となり、左下腿肉離れで長期離脱していたMF中町公祐も4月1日のC大阪戦(0-2)以来、9試合ぶりの復帰を果たした。
 ACLで準々決勝進出を決めるなど公式戦6連勝中の川崎Fは5月30日のACLムアントン・ユナイテッド戦(4-1)から先発1人を変更。DF谷口彰悟が公式戦2試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は一進一退の攻防が続き、互いにシュートの少ない膠着した展開となった。川崎Fは前半20分、MF中村憲剛がしびれを切らしたかのように右足ミドルを放つが、GK飯倉大樹がキャッチ。パスをつないでボールポゼッションを高めるが、横浜FMの守備を崩すことはできず、なかなかフィニッシュに持ち込めないまま前半の45分間を終えた。

 すると、スコアレスで折り返した後半立ち上がりの8分に横浜FMが均衡を破る。右サイドからMF天野純が左足で逆サイドへクロス。MFマルティノスが滑り込みながら左足ワンタッチで折り返し、ウーゴ・ヴィエイラが左足ボレーでゴール右隅に蹴り込んだ。

 1点を追う展開となった川崎Fは直後の後半9分に2人を同時交代。DF田坂祐介とMF長谷川竜也を下げ、DF登里享平とFWハイネルを投入した。システムも3バックに変更。登里とハイネルが左右のウイングバックに入り、FW小林悠、MF阿部浩之、MF家長昭博が前線の3枚を形成した。

 後半19分、ハイネルが右足の強烈なミドルシュートを放つが、GKが触ってCKになる。同35分にはPA内左から登里がゴール前に折り返し、阿部が胸で押し込んだが、オフサイドの判定。阿部の4試合連続ゴールは幻となり、直後にMF狩野健太と交代した。

 横浜FMは後半38分に最初のカードを切り、先制点のウーゴ・ヴィエイラに代えてFW富樫敬真を投入。すると直後の39分、カウンターから浮き球をマルティノスがつなぎ、PA内に走り込んだ富樫が右足のチップキックでGKの頭上を抜き、ゴールネットを揺らした。

 富樫の12試合ぶり今季2得点目で2-0とリードを広げた横浜FM。対する川崎Fは試合終了間際の後半44分、中村のシュートがPA内でブロックしたDF金井貢史の手に当たったとしてハンドをアピールするが、ダニエル・ステファスキ主審らポーランドの審判団はこれを認めず、神奈川ダービーは横浜FMが2-0の完封勝利で制した。

(取材・文 西山紘平)

「トレーナーに不味い酒を飲ませられない」故障明けの富樫敬真が1stタッチで復活弾 | ゲキサカ

 ファーストタッチで復活弾だ。左太腿裏肉離れで長期離脱していた横浜F・マリノスのFW富樫敬真が1-0の後半38分から途中出場を果たすと、直後の39分、カウンターからMFマルティノスがつないだボールに反応。PA内に走り込み、前に出てきたGKの頭上を越す右足ループシュートでゴールネットを揺らした。

「マルちゃん(マルティノス)とコンタクトが取れていたし、いいボールが来て、キーパーも出るしかなかった。イメージどおりです」。5月31日のルヴァン杯・広島戦で公式戦復帰は果たしていたが、リーグ戦の出場は3月4日の札幌戦以来、3か月ぶり。「今日のゴールはトレーナーに捧げたい」と感謝した。

「プロに入って、ここまで離脱したのは初めてだった。いろんな不安というか、不甲斐なさが強いときもあったけど、トレーナーを筆頭に最善のケアをしてくれて、今日の結果につながったと思う」

 23歳のストライカーは日暮清チーフトレーナーの名前を挙げ、「僕の太腿の数値のデータを見てお酒を飲むぐらいの変態」と冗談交じりに打ち明けると、「不味い酒を飲ませられない。自分の足がいい状態で試合に出てゴールを決めたら美味い酒を飲めるという話だった」と、ゴールと勝利という“美酒”を届けられたことに安堵した。

「ここまで長引くとは思っていなかったし、その分、チームに迷惑をかけた。ここでまたもう一回スタート。一喜一憂せず、勝っていきたい」。チームは今季3度目の2連勝で4戦負けなし(3勝1分)。暫定7位に順位も上がり、最高の形で中断期間を迎えた。

(取材・文 西山紘平)

“伝説のドラゴン”降臨…横浜FMが神奈川ダービー制す(20枚) | ゲキサカ

不屈の“ケイマン魂”…富樫敬真が復帰即ゴール(8枚) | ゲキサカ

トリコロール復権の象徴…齋藤学は試合後に笑顔(12枚) | ゲキサカ

前節550試合出場達成、39歳の鉄人・中澤はこの日もフル出場(8枚) | ゲキサカ

“扇状”のパスでゲーム組み立てた横浜FM扇原(4枚) | ゲキサカ

いよいよ爆発の時か…“セルビア優勝&MVP男”が2戦3発(8枚) | ゲキサカ

神奈川の覇権巡る白熱ダービー、第1Rは横浜FMに軍配(12枚) | ゲキサカ

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2017マッチレポート | 6月4日 vs 川崎F | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~

鹿島のように、C・ロナウドのように… 横浜FMキャプテン齋藤学が目指すものとは | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ

川崎との“神奈川ダービー”に2-0と快勝、2点目に見えた成長の兆し

 横浜F・マリノスは4日に行われたJ1ファーストステージ第14節で川崎フロンターレをホームに迎え、2-0で勝利を収めた。これで2連勝と徐々に調子は上向いているものの、チームを束ねる主将MF齋藤学は、試合後に満足した表情を浮かべることはなかった。チーム状況を冷静に見つめるキャプテンは、さらなるステップアップにつながる二つのキーワードを挙げている。

 取材エリアに姿を見せた齋藤は、試合内容について「勝ちは勝ちだけど、フロンターレ相手にあれだけ引いて我慢強くサッカーできたことよりも、僕はもう少し攻撃的にサッカーができるチームにしたいと思っている」とコメント。「勝ったからこそ上積みを続けていきたい」と、より攻撃的なチームへの進化を求めた。

 “神奈川ダービー”を制して4試合負けなし(3勝1分)と調子は上向きだが、まだまだ課題が山積み。そのなかでチームの成長の兆しが見えたのは、後半39分のゴールシーンにあったという。GK飯倉大樹のゴールキックを起点に、途中出場のFW富樫敬真が決めた2点目のゴールにつながる一連のプレーを、齋藤はこう振り返っている。

「大樹くんのパスから点を取るっていうのは今まであまりなかったことだし、ああいう“鹿島がやるようなプレー”っていうのは相手の緩さが出た時にやっていきたい。そういう意味では良い点でした」

 齋藤は昨季J1王者になった鹿島をお手本としたプレーが、今の横浜FMには必要だと感じているようだ。若返りを図った今季の横浜FMには、鹿島のような勝負強さやしたたかさが足りていないようだ。

–「もっと結果を残していける選手になりたい」

 さらに自身に対しては、より大きな課題を突きつけている。齋藤の口から飛び出したのは、レアル・マドリードを史上最多12度目の欧州王者に導いた世界最高のストライカーの名前だった。

「改善すべき点はまだまだある。僕自身も、もっともっと結果を残していける選手になりたいと思っている。今日のクリスティアーノ・ロナウドとか見ていても、点取って勝たせるプレーっていうのは一番大事なので、そこに近づけるように。その前の仕事で満足するんじゃなくて、自分が点を取れるようにしていきたい」

 ロナウドは日本時間4日早朝に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝ユベントス戦で2得点。4-1の勝利に大きく貢献し、5季連続で大会得点王となった。今季いまだノーゴールの齋藤は、その決定力に脱帽している。「チームが勝つことが一番の目的なので自分が点を取って負けるよりは、取れないでもこうやって2-0で勝ったほうがいい」と語る一方で、「それよりも点は取りたいけど」と思わず本音もこぼれた。

 今季から主将としてチームを束ねる齋藤は、「まだまだ優勝を狙えるチームには程遠いですけど、少しずつ力をつけて、最後いいチームだったなって思えるようにしていきたいです」と言い残してスタジアムを去った。

【了】

石川 遼●文 text by Ryo Ishikawa

こけまりログ

2017/06/02 今週の「横浜駅みなみ西口」のプロモーションポスターまとめ(第14節 川崎フロンターレ戦)

2017/06/03 【スタジアム観戦情報まとめ】2017/6/4(日)17:00 J1リーグ 第14節 横浜F・マリノスvs.川崎フロンターレ@日産スタジアム

2017/06/03 6・4川崎戦「 #もっとサッカー観戦を楽しもう 」キャンペーンでのツイートまとめ
 
 

今週の他会場など


 
 

 
 

ロコさぬが運営するWebページ

ブログの感想・コメントは、TwitterかFacebookページで。
お問い合わせは、メールでお願いします。

[Twitter]
 ろこ@横浜F・マリノス系ブログ・こけまり
 orerano_yuzo(@orerano_yuzo)さん ※中の人
 hamatra_瀬谷区 @hamatra_sey_yam ※中の人

[Facebookページ]
 横浜F・マリノスサポーターBlog 「こけまり」
 
[ブログ]
 旧こけまり(Seesaaブログ)
 横浜F・マリノスのタオルマフラーをブログで並べてみた。

[Pinterest]
 ろこ (kokemari) on Pinterest

励まし&連絡先メールアドレス

 ろこにすた@ほっとめーる