【試合結果まとめ(3○0)】2017/3/4(土)19:00 J1リーグ 第2節 横浜F・マリノスvs.北海道コンサドーレ札幌@ニッパツ三ッ沢球技場


アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2017 明治安田J1 第2節 vs 北海道コンサドーレ札幌 試合レポート | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

エリク モンバエルツ 監督
「前回の浦和戦とは、全く違うゲーム展開になると予想していました。札幌が、堅い守備ブロックをつくって守ってくるだろうと予想していました。
前半は、あまりいいプレーができませんでした。良い形でのポゼッションができませんでした。我々の中盤の選手が組み立てに参加しようとしたのですが、ポジションが少し低すぎました。ですので、前半はあまり良い形でのゲームコントロールはできませんでした。
ただ、相手がたくさん走ってくるだろうと予想していました。そして、その運動量は徐々に時間とともに落ちてくるだろうということも予想していました。
ハーフタイム、まず自分たちの全体のポジショニングの修正を指示しました。より高い位置へ、そしてラインの間でポジションを取ってコンビネーションをより出せるように、という指示を与えました。
そして我々がまず1点を挙げて、そのあとは、ある程度プレーがしやすくなりました」

質問:新外国籍選手二人が2試合連続ゴールと結果を残しています。
「そうですね。彼らは今日も得点を決めましたし、チームにとって効果的なプレーをしてくれています。これは非常に重要なことだと思います。
ただ私としては、個人名を挙げるよりも、チームとして良いパフォーマンスを出せたと思います。チームのパフォーマンスが素晴らしかったということを言いたいと思います」

質問:前節に続いて、ダイレクトのミドルシュートが先制ゴールになりました。
「幸運にも、我々にはミドルシュートのクオリティーを持っている選手が何人もいます。バブンスキ―、直輝、そして学も前半に良いミドルシュートを放ちました。相手が低い位置で守備を固めてきたときには、ミドルやロングシュートというものが必要な武器になりますので、このような選手がいてくれるのは、チームにとっても非常に良いことだと思います」

質問:新加入の選手たちが、個人の良さも出しながらコンビネーションも機能させています。監督は、どのように働きかけて、このような良さを引き出しているのでしょうか?
「まず我々には明確なプレーモデルというものがあって、それを落とし込むためには練習しかありません。オートマチズムのトレーニングもたくさんやりますし、選手同士の連動性の質を高めていくことも行います。これが自分たちのチームプレーのベースになります。もちろん守備もやりますが、より攻撃の方を、ポゼッションからどう連動させていくか、こういうところを重視してトレーニングしています、その結果だと思います。
そしてビデオ映像をたくさん使っています。選手個人個人に、チームの原則、プレーの原則というもの、タイミングなどをビデオを使って共有していくようにしています。これは攻撃だけでなく、すべての面についてです」

選手コメント

新井 一耀
「貢史さんが出られなかった中で、自分が出ても何ら変わらないようにやらなければいけなかった。貢史さんとは違った特徴を出してチームに貢献しようと思っていたので、それが3-0で勝てたということで自信にもなった。チームも勢いづいたんじゃないかなと思います。
(最後は足を痛めた?)ちょっと相手に削られたあとに足をつりかけていて、そのあとふくらはぎをつっていたんですけど、交代を3枚使っちゃっていたので、『これはやるしかない』と思いました。でも、結構つりながらも走れるタイプなので(笑)、何とかそこはできました。
(サイドバックで出場する心構えはできていた?)去年もサイドバックで出た試合が多かったので、本当にそれは経験として生きてきていると思いますし、準備もしていました」

ウーゴ ヴィエイラ
「すごく難しいゲームでした。相手は守備を固めてきましたが、後半に先制点を挙げ、そのあとにカウンターで決めることができたんですけど、簡単な試合ではなかったです。
(ゴールシーンについては?)ボールポゼッションしていて、学がボールをキープしていて、天野がオーバーラップでクロスを入れて、僕はニアに走り込んで、ドンピシャのボールが来たので、決めるだけでした」

飯倉 大樹
「3-0だったから、今日、自分は何もしていない。ただ、前半に失点していたら難しいゲームになっていた。前半はあまり良くないリズムだったけど、失点しなかったことが後半の3点につながった。
今年は勢いという意味では3点とか入れるけど、もう少しチームとして、リズムだったり流れを読む力をもっともっと付けていくべき。これに満足することなく次に向かっていきたいです」

Jリーグ.jp

横浜FMvs札幌の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2017年3月4日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 12,740人
 └ フォトギャラリー

選手コメント

[ 富樫 敬真 ]
ああいう形のこぼれ球が来るように泥仕事をしているつもり。来るべくして来たのかな。自分でもボールを持ち込めたけど、(齋藤)学くんがいい状態だったので切り替えて、こぼれ球を狙った。

今日は、相手が引いてくるのをどう打開するかがポイントだった。サイドでフリーになるので、タイミングを合わせてクロスに合わせようと思っていた。あと数センチというのを繰り返していて、交代直前にこぼれ球が来て良かった。

いい競争ができている。そして今まで以上に良いコミュニケーションを取って、エネルギッシュにやれている。(ウーゴ ヴィエイラとのポジション争いについて)逆に燃えるものがある。ああやって点の取り方を知っている選手と競争できるのは間違いなくプラスでしかない。(次節の相手の)鹿島には去年の天皇杯で負けて悔しい思いをしている。開幕で2試合勝つことよりも、アウェイで鹿島に勝つことの方が大きいかもしれない。

[ 天野 純 ]
(アシストについて)あの形は去年からずっと練習してきた。(齋藤)学くんとの左サイドでの関係は整理されている。前半、相手は元気で足も動いていたので、なかなか崩せなかった。後半、相手の足が止まった瞬間に、相手の3バックの裏を取りに行った。あの形は引いた相手に対して有効。ただ、前半はあまり満足できる内容ではなかった。相手のプレッシャーを受けて、ボール保持した状態から効果的に崩せなかった。それは去年からの課題。チームとしてもっと引き出しを増やしていきたい。

[ 喜田 拓也 ]
前半はボールの奪いどころを定めることを意識していた。奪えなくてもボールにプレッシャーを掛けるところは見せないといけない。後半、相手が前に圧力を掛けてきて守備の人数が足りない場面もあった。そこは遅らせる地味な作業もやった。前半のようにバチッと奪う場面は減ったけど、上がったサイドバックが帰ってこられない場面もあったので仕方ない。

後半は守るスペースが広くなってきたけど、(天野)純くんが前に行きたくなっていたのを感じ取れていた。守備はある程度任せてもらって構わない。後ろを気にしながら上がっていたら、あのダイナミックなプレーは出ない。そういった面でのコンビネーションもできつつある。

 
 

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【公式】ハイライト:横浜F・マリノス vs 北海道コンサドーレ札幌 明治安田生命J1リーグ 第2節 2017/3/4 – YouTube


【公式】ゴール動画:ダビド バブンスキー(横浜FM) 47分 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 明治安田生命J1リーグ 第2節 2017/3/4 – YouTube


【公式】ゴール動画:富樫 敬真(横浜FM) 54分 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 明治安田生命J1リーグ 第2節 2017/3/4 – YouTube


【公式】ゴール動画:ウーゴ ヴィエイラ(横浜FM) 73分 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 明治安田生命J1リーグ 第2節 2017/3/4 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜、開幕連勝で暫定首位 キレッキレ斎藤学が先制アシスト、全3点絡む― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグは4日、各地で第2節が行われ、横浜が3―0で札幌を下して開幕から2連勝をマーク。暫定順位ながら得失点差で首位に立った。今季昇格した札幌は開幕2連敗。5年ぶりのJ1白星は次節以降に持ち越しとなった。

 横浜は後半2分、日本代表MF斎藤が左サイドから出した浮き球のパスにMFバブンスキ―がペナルティーエリア内で左足を合わせるボレーシュートで先制。同9分には、ドリブルで駆け上がった斎藤のシュートのこぼれ球をFW富樫が右足で押し込んで2点をリードすると、同28分にはMF天野が斎藤とのワンツーから左クロスを上げ、途中出場していたFWウーゴ・ヴィエイラが右足で豪快に決めた。斎藤はチームの全3得点に絡む大活躍だった。

 J1第2節の残り2試合は5日に行われ、開幕戦で首位に立った柏はホームでG大阪と、2位発進の川崎Fはホームで鳥栖と、それぞれ対戦する。

バブンスキー、豪快ボレーで2戦連発「素晴らしいボールがきた」と学を称賛― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 今季から横浜に加入したマケドニア代表MFバブンスキーが豪快な一発でチームを開幕2連勝、そして暫定首位へと導いた。

 0―0で前半を折り返したが、後半2分、日本代表MF斎藤が左サイドから出した浮き球のパスにペナルティーエリア内で反応。豪快に左足ボレーを決め先制点をもぎ取ると、これが呼び水となって3点が入り、札幌に快勝した。

 バブンスキーは開幕戦から2戦連発。「難しい試合になるのは分かっていた。相手が下がるのでチャンスをつくるのが難しかったが、いつか必ずチャンスが来ると信じていた。少ないチャンスで素晴らしいボールがきた。集中したことでゴールが生まれたと思う。このままいい雰囲気でやっていければいいと思う」とご機嫌だった。

横浜 開幕連勝3発で首位!“頼れる主将”学がけん引― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 頼れる横浜の主将が先制アシストを含む全3点に絡む活躍で勝利を引き寄せた。後半2分、左サイドの斎藤が出した浮き球のパスにダビド・バブンスキーが左足でボレーシュートを放って先制。さらに後半9分、斎藤が敵陣でボールを奪い、ドリブルで持ち込んでシュート。これはGKに阻まれたが、こぼれ球を富樫が押し込んで追加点を挙げた。後半28分には斎藤から天野へつなぎ、最後はウーゴ・ヴィエイラがダメ押しの3点目。斎藤は「前半の入りは良くなかったけど、勝つことが大事」と笑顔を見せた。

 切れ味鋭いドリブルはこの日も効果的で「自分がドリブルで持ち上がると、相手がついてきてスペースが空くのが分かっていた」と相手守備陣を翻ろうした。チームは開幕からの連勝で首位。「この2戦を乗り越えたことは大きい。鹿島は強いが、力を試せる良い機会」。王者との次節でも力強くチームをけん引する。

ニッカンスポーツ

横浜バブンスキー&ヴィエイラがそろって2戦連発 – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスはMFバブンスキー(23)とFWウーゴ・ヴィエイラ(28)の2戦連発弾とFW富樫敬真(23)の今季初ゴールなどで、今季J1に昇格した北海道コンサドーレ札幌に快勝した。

 前半27分、札幌の右コーナーキックからのチャンスをGK飯倉大樹(30)が好セーブで救い、0-0で前半を折り返した。

 後半に入ると横浜攻撃陣のギアが上がった。後半2分、MF斎藤学(26)の左からの浮き球クロスを、抜けだしたバブンスキーが左足ボレーでネットを揺らし先制。直後の9分、斎藤が高い位置でボールを奪い、相手GKク・ソンユン(22)と1対1のチャンスを迎え、相手GKがセーブ。しかし、そのこぼれ球に反応した富樫が流し込み追加点をあげた。後半28分には、MF天野純(25)のクロスを途中出場のFWウーゴ・ヴィエイラが足で合わせダメ押し点。今季加入の外国人選手の活躍で札幌に格の違いを見せつけた。バブンスキーは「難しい試合になるとは思っていた。いつかチャンスが来ると信じていた。素晴らしいゴールを決められて良かった」と話した。

横浜イケメンFW富樫が今季初弾!斎藤学に感謝 – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスがJ1に昇格した北海道コンサドーレ札幌に快勝し暫定首位に立った。

 FW富樫敬真(23)が今季初ゴールを決めた。1-0で迎えた後半9分。高い位置でボールを奪ったFW斎藤学(26)がドリブルでゴールに向かい相手GKと1対1でシュート。GKがセーブし弾いたボールに詰め左足で流し込んだ。後半25分に交代したが、泥くさく得点を奪った。「2戦目で得点を取れたことは大きい。学君にはお礼を言いました」。

 守備でも前線からプレスをかけ献身的な働きを見せており「チームのためにやっていればこぼれ球は来るのかな」と振り返った。

 MFバブンスキー、FWビエイラが2戦連発と結果を残し、チームは開幕から2戦で6発と波に乗っている。

 富樫は「チームの中でいい競争ができていて、今まで以上にいいコミュニケーションが取れている」と話す。次節はアウェー鹿島との対戦。

 チームは開幕から2戦6発と波に乗るが「次は切り替えてチャレンジャーの気持ちで戦う」と見据えていた。

サンケイスポーツ

横浜M、札幌を3-0で下し開幕2連勝!2戦連発のバブンスキー「最高のゴールだった」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第2節第1日(4日、横浜M3-0札幌、ニッパツ) 横浜Mは札幌を3-0で下し開幕2連勝を飾った。後半2分、MFダビド・バブンスキー(23)が2連連発となる先制ゴールを挙げると、9分にはFW富樫敬真(23)が追加点を奪った。28分に途中出場のFWウーゴ・ビエイラ(28)がダメ押しとなる3点目を決めた。

 横浜Mは先月25日の開幕戦で浦和に3-2で逆転勝ちし、J1史上2チーム目の通算400勝を達成していた。

 昨季はリーグ連覇を果たした2004年以降で最低の10位。求心力を失っていたモンバルエツ監督(61)をフロントが続投させ、全試合にフル出場したDF中沢佑二(39)に大幅な減給を提示すると、チーム運営に反発したMF中村俊輔(38)=磐田=が退団。嵐のオフを経験した。

 海外移籍がかなわなかった日本代表MF斎藤学(26)は、中村が長くつけた背番号10を希望し、新主将に就任した。3季ぶりに1ステージ制に戻ったJ1。優勝賞金総額22億円となったJリーグで、横浜Mが群雄割拠の風を吹かせる。

横浜M、3発快勝!バブンスキーが2戦連発「危険なエリアに入ってチャンス得る」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第2節第1日(4日、横浜M3-0札幌、ニッパ)新加入のMFバブンスキーが自身の2試合連続ゴールで、チームを開幕2連勝に導いた。父子2代のJリーガーで、G大阪でプレーした父からは「日本のことをよく聞いていて好印象を持っていた」と言う。マケドニア代表経験もあり、セルビアのレッドスターでプレーしていた23歳。「危険なエリアに入ってチャンスを得るのが、自分の仕事」と新天地で満点のスタートを切った。

スポーツ報知

【横浜M】斎藤学、3点演出連勝発進「乗っていける勝ち方」 : スポーツ報知

 日本代表MF斎藤が全3得点に絡む活躍を見せた。後半2分、浮き球のパスからMFバブンスキーの先制点をアシスト。2、3点目の起点にもなり「チームとして乗っていける勝ち方だったね」と笑顔を見せた。チームは開幕2連勝で、暫定ながら首位に浮上した。

 磐田に移籍したMF中村俊輔(38)から「10番を背負うと、周囲の見方も変わってくるよ」と電話で助言を受けた。チームのイジられ役だったかつての姿は、もうない。バブンスキーは「学さんのサッカーに対する姿勢から勉強になることは多い。彼は僕個人にとってのキャプテンでもあるよ」と全幅の信頼を寄せる。

 2アシストの開幕戦に続き、代表スタッフが見守る前で好調をアピール。頼れる主将は、W杯アジア最終予選のメンバー発表前最後のリーグ戦となる10日の敵地・鹿島戦(カシマ)に向け「鹿島は強い。でも、その中でどれだけのプレーができるか楽しみ」と自信をみなぎらせた。

【横浜M】バルサ出身バブンスキーの衝撃先制弾に学「すごすぎ」 : スポーツ報知

 横浜Mが、昨季J2王者の札幌に3―0で完勝。バルセロナ下部組織出身のマケドニア代表MFダビド・バブンスキーのビューティフルゴールで先制。FW富樫敬真、FWウーゴ・ヴィエイラが追加点を奪った。浦和を破った開幕戦に続く2連勝で、暫定ながら首位に立った。

 0―0で迎えた後半2分、待望の先制点が新・司令塔の鮮やかなボレーから生まれた。左サイドからMF斎藤学がフワリと上げたボールを、MFバブンスキーがペナルティーエリアのライン上から左足でダイレクトボレー。アウトにかかったボールは、逆サイドネットに突き刺さった。近くで衝撃弾を見ていた斎藤は「あれはシュートがすごすぎた。ベストゴールでしょ」と驚きを隠せなかった。

 開幕の浦和戦での“今季J初ゴール”に続き、2試合連続得点。ゴール後にサポーターの元に駆け寄り、もみくちゃにされた勝利のヒーローは「私たちにとって素晴らしい日になりましたね。サポーターが近くて、素晴らしい環境の中で試合が出来ました。ファンの温かさを感じるスタジアム。これからもサポーターのためにがんばります」と語った。

デイリースポーツ

横浜Mが開幕2連勝、新加入バブンスキーが2試合連続の先制弾/サッカー/デイリースポーツ online

 「明治安田生命J1、横浜M3-0札幌」(4日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 開幕戦で浦和を破った横浜Mが札幌に快勝し、2連勝。5年ぶりにJ1で戦う札幌は2連敗となった。

 横浜Mは後半2分に先制点。昨季まで中村俊輔(磐田)が付けていた背番号「10」を付ける主将の日本代表MF斎藤学が左サイドから浮かし球でパスを出し、新加入MFのバブンスキーが背中越しにバウンドしたボールを左足でボレーシュート。ボールは右から左へ弧を描くようにゴール右のネットに突き刺さった。

 浦和戦に続く先制ゴールを挙げたバブンスキーは試合後、「難しいゲームになることは分かっていた。相手が下がった部分でチャンスを作るのは難しかったが、自分たちは集中しながら待った。後半に入り少ないチャンスからゴールが生まれたと思う。このままいい雰囲気でやっていきたい。サポーターの皆さんが盛り上げてくれる」と語った。

 後半9分には相手ゴール前へ斎藤が持ち込みシュート。札幌のGK具聖潤が弾いたボールをFW富樫が押し込んで2点目のゴールを挙げた。

 後半28分には細かいパス攻撃からMF天野からの左クロスを、中央へ駆け上がった途中出場のFWヴィエイラが足で合わせて3点目のゴールを奪った。

 前半は0-0。札幌は前半27分にDF横山のヘディングシュートがゴール右のポストに跳ね返り、そのボールを横浜MのGK飯倉にかき出すように防がれて先制のチャンスを逃した。

 横浜Mは前半41分に中盤でのインターセプトからFW富樫が左足で低くシュート。ボールはゴール右へわずかに外れた。

 横浜Mは2月25日の今季開幕戦をホームの日産スタジアムで迎え、浦和に3-2で勝利する白星スタート。札幌は敵地での開幕戦で仙台に0-1で敗戦。この日は昨季まで横浜MでプレーしたMF兵藤が古巣相手に先発した。

サッカーキング

横浜FMが3発完封で札幌に勝利…バブンスキー&ウーゴが2試合連続得点 | サッカーキング

 明治安田生命J1リーグ第2節が4日に行われ、横浜F・マリノスと北海道コンサドーレ札幌が対戦した。

 最初に決定機を迎えたのはアウェーの札幌だった。28分、セットプレーのチャンスを得ると、福森晃斗のキックに横山知伸がヘディングで合わせたが、惜しくもポストに弾かれた。対する横浜FMは41分、喜田拓也のスルーパスに抜け出した富樫敬真がシュートを放つも、わずかに枠を外れた。前半は両チームともにスコアレスで後半へ。

 後半開始早々の47分、齋藤学の浮き球のパスに反応したダビド・バブンスキーがボレーシュートでネットを揺らし、ホームの横浜FMが先制する。54分には齋藤のシュートのこぼれ球を富樫が押し込み追加点。73分には天野純のクロスに、途中出場のウーゴ・ヴィエイラが右足ダイレクトで合わせ、横浜FMがリードを3点に広げる。

 試合は3-0で終了。前節は浦和レッズを撃破した横浜FMが札幌を下し、開幕2連勝を達成した。

 次節、横浜FMはアウェーで鹿島アントラーズと、札幌はホームでセレッソ大阪と対戦する。

こぼれ球に素早く反応した横浜FMの富樫「やっと来たなという感じです」 | サッカーキング

 明治安田生命J1リーグ第2節が4日に行われ、横浜F・マリノスと北海道コンサドーレ札幌が対戦した。

 後半に入りダビド・バブンスキー、富樫敬真、ウーゴ・ヴィエイラが立て続けに得点を奪い、ホームの横浜FMが快勝を収めた。

 試合後、2点目を決めた富樫がインタビューに応じている。

「常にこぼれ球を狙っているので、やっと来たなという感じです」と得点シーンを振り返り、「練習試合では得点が取れていたんですけど、開幕戦はなかなかチャンスが来なくて、じれったい気持ちにもなりましたけど、今日は残り数センチのところを何回も繰り返して、その繰り返しが得点につながったのかなと思います」と要因を語った。

 次節の鹿島アントラーズ戦に向けて、「鹿島には昨年すごく悔しい思いをしているので、その分も絶対に勝ちたいですし、そのために自分も精一杯のことをやるので、皆さん期待しておいてほしいです」と意気込んだ。

2連勝のチームを称えるモンバエルツ監督「ボールを支配して試合を進めることができた」 | サッカーキング

 明治安田生命J1リーグ第2節が4日に行われ、横浜F・マリノスと北海道コンサドーレ札幌が対戦した。

 後半に入りダビド・バブンスキー、富樫敬真、ウーゴ・ヴィエイラが立て続けに得点を奪い、ホームの横浜FMが快勝を収めた。

 試合後、横浜FMを率いるエリク・モンバエルツ監督がインタビューに応えている。

 札幌との一戦について「相手も前半素晴らしい守備をしていたので、我々は忍耐強くやらなければいけませんでした。リードした後は、ある程度ボールを支配して試合を進めることができました」と振り返った。

 リーグ戦2試合で6得点と、前線の選手たちが好調なことについて問われると、「前線の選手もいいプレーをしてくれましたけど、前線の選手たちがいいプレーをするためには、後ろの選手がボールを奪って、コンビネーションをサポートしなければいけません。それがチーム全員のいいパフォーマンスにつながったと思います。センターバックの2人も競り合いなどで、いいプレーをしてくれました」とチーム全員を称えた。

横浜FMを開幕連勝に導くバブンスキー2戦連発弾、齋藤学も「えげつない」と舌巻く | サッカーキング

 4日に開催された明治安田生命J1リーグ第2節、横浜F・マリノスはホームで北海道コンサドーレ札幌を3-0で破り、開幕2連勝を飾った。

 開幕戦同様、この男のゴールでゲームが動いた。後半開始早々の47分、齋藤学のふわりと浮かしたボールがバウントして跳ね返ったところを、ダビド・バブンスキーが左足で豪快に蹴り込んだ。

「あまり考えずに、本当に瞬間的にダイレクトで、皆さんがご覧になったようにワンタッチでシュートを打った」と本人は振り返ったが、「俺は真後ろで見ていたけど、あれはえげつないコースだったね。ベストゴールでしょ?」とパスを出した齋藤も舌を巻く圧巻のシュートだった。

 浦和レッズとの開幕戦とは対照的に守備ブロックをしっかり形成してくる相手に、前半は手を焼いた。「なかなかスペースが見つけられずに、結構(ゴール前のスペースを)締められて思うどおりにはいかなかった」とバブンスキー。それでもスペースをこじ開けるために「どんどん早くボールを動かしながらやっていった」。そして後半、徐々にスペースができ始めた中で、そのスペースをうまく突いた形からの見事なゴールだった。

 64分にはリスタートから上半身を揺らしながらの巧みなドリブルで相手をかわし、さらにはブロックに来た相手DFをキックフェイントでかわしてパスを出すなど、バルセロナのカンテラ仕込みの高い技術も証明済み。開幕2戦連続ゴールでファン・サポーターの心もがっちりつかんだ。3日前に23歳になったばかりのバブンスキーが、いよいよ本領発揮する。

途中出場で2戦連発、本領発揮迫る横浜FMヴィエイラ「勝利のために」王者・鹿島戦へ | サッカーキング

 4日に開催された明治安田生命J1リーグ第2節、横浜F・マリノスはホームで北海道コンサドーレ札幌を3-0で破り、開幕2連勝を飾った。

 横浜FMのFWウーゴ・ヴィエイラは周囲の期待にしっかりと応えてみせた。開幕戦に続き途中出場となったヴィエイラだったが、この日はピッチに入ったわずか3分後にゴールを決めた。

「ボールポゼッションをして、(齋藤)学がボールをキープしてくれて、(天野)純がクロスを入れてくれた。僕はニアに走り込んで、ドンピシャに来たのを決めるだけだった」と、天野の少し高めの折り返しにジャンプして合わせ、右足で押し込んだ。

 実はこのシーン、走り込む前の段階で相手DFとの激しい駆け引きがあった。ヴィエイラ自身が振り返る。「相手が僕を押していてブロックしていた形だったけど、そこに入る前から駆け引きが始まっていて。相手は押して、僕は引っ張ったりとか。だけどうまく前に入れて良かった」。

 試合前日、エリク・モンバエルツ監督は「正確に言うと、コンディションはだいぶいい。ただ試合のリズムがまだ戻ってきていない。そこを高める必要がある」と指摘していたが、途中出場ながら開幕2試合連続ゴールと結果を残したヴィエイラ。「ゴール前の狭いスペースでのプレーと正確な判断は、ストライカーとして高いモノを持っている」という指揮官の期待にも応えてみせた。

 10日の金曜日には昨年王者、鹿島アントラーズとの一戦が待っている。「僕たちは勝利のために戦っているし、1試合1試合勝つことが大事。難しい試合だとは分かっているけど、勝点3を取りに行く」。期待のストライカーの覚醒も近いはずだ。

「泥仕事をしている」結果の今季初得点、横浜FM富樫「いい競争」に刺激受ける | サッカーキング

 4日に開催された明治安田生命J1リーグ第2節、横浜F・マリノスはホームで北海道コンサドーレ札幌を3-0で破り、開幕2連勝を飾った。

 端正なマスクとは裏腹に、泥臭いプレーをもいとわない。前線に新外国籍選手が加入し、昨年終盤に勝ち取った先発の座も安泰ではなくなった。だからこそ、早くゴールが欲しかった。54分に自身の今季初ゴールを決めると、全身で喜びを露わにしながらも、富樫敬真はどこか安堵めいた表情を浮かべていた。

「交代前に、本当に最後の最後に、ああやってこぼれ球が来て良かったと思います」

 齋藤学がプレスを掛けて相手DFから奪ったボールに、一度は身体を寄せるも、齋藤がキープできると分かるや否や、すかさずボールから距離を取る。しかし、その目はしっかりボールと齋藤の動きを見ていた。そして齋藤がシュートを放った瞬間に反応し、GKが弾いたボールを左足で押し込んだ。

「ああいう形のこぼれ球が来るように泥仕事をしているじゃないですけど、ああいったチームの仕事をずっとやっていると、あんなこぼれ球が来るべくして来たのかなと思いますね。そこは本当に良かったかなと思います」

 相手はJ2から5年ぶりに昇格してきたチーム。引いてくることは、事前のミーティングで聞いて分かっていた。問題は、そこをどうやって打開するのか。「サイドが結構フリーになるので、そこはタイミングを合わせて。相手の人数が多くても、触れるようなコミュニケーションを取っていた」と明かす。そして「あと、ほんの数センチみたいなところを繰り返していて……」、54分の待望のゴールシーンが生まれた。

 チームは開幕2戦連勝で6ゴール。好調なスタートを切っている。その要因を「一つはいい競争ができていること。そして今まで以上にいいコミュニケーションが取れていること。あとはエネルギッシュにやれている部分が多いのかな」と口にした富樫。「ここで一旦切り替えて、またチャレンジャーのつもりでやっていくしかない」と次節に対戦する昨年王者へ挑むつもりだ。

サッカーダイジェスト

【横浜】齋藤とのホットラインで今季2点目! 新トップ下・バブンスキーは“ゴール”で存在価値を証明 | サッカーダイジェストWeb

–バウンドするボールをダイレクトで思い切り叩き――。

 浦和との開幕戦では、左サイドを崩した齋藤のお膳立てから、左足のシュートをねじ込んだ。そして今回の札幌戦でも、ふたりの連係からゴールをこじ開けてみせた。

 後半が始まってわずか2分後、左サイドの齋藤からフワリとしたボールが届く。これに反応したバブンスキーは、バウンドするボールをダイレクトで思い切り叩く――放たれたボールは逆サイドのネットに突き刺さった。

「難しいゲームになるのは最初から分かっていた。相手が下がって、なかなかチャンスを作れなかったけど、いつかチャンスが来るはずだと信じていた」

 辛抱強くその時を待ちながら、訪れた絶好機を確実にモノにする――中村俊輔がクラブを去り、新たにトリコロールのトップ下を任されている男は、高い得点力でチームの勝利に貢献している。

【横浜】「やっと来たな」。CF富樫の今季初ゴールはいかにして生まれたか? | サッカーダイジェストWeb

–「“あと数センチ”を何回も繰り返していた」

 劇的な逆転勝利を収めた浦和との開幕戦は、悶々とした想いでプレーしていた。

「なかなかチャンスが来なくて、じれったい気持ちもなりましたけど……」

 CFでスタメン出場も、シュートはゼロ。71分にH・ヴィエイラとの交代でピッチを後にした。

 迎えた札幌戦、富樫は再び、CFで先発を果たす。相手が引き気味に構えるなか、浦和戦に比べればゴールに迫る場面が増えた。あと一歩でネットを揺らせるはず――。

「今日は、“あと数センチ”を何回も繰り返していた。それが、あのこぼれ球につながったと思う」

 54分、相手ゴール前で齋藤がDFをかわし、渾身のシュートを放つ。これはGKにセーブされたが、こぼれ球に素早く反応した富樫が確実に流し込んだ。

「常にああいったこぼれ球は狙っているので。やっと来たな、という感じでした」

 ようやく結果を出した男は、次節、王者・鹿島戦に向けて、「自分ができることを精一杯やるので」と力強く語った。

【横浜 3-0 札幌 PHOTO】横浜が札幌を一蹴し3年ぶりの開幕2連勝を飾る | サッカーダイジェストWeb

ゲキサカ

齋藤学が3発演出!バブンスキー&ウーゴの2戦連発弾などで横浜FMが札幌を一蹴

 J1リーグは4日、各地で第2節を行い、ニッパツ三ツ沢球技場では横浜F・マリノスが北海道コンサドーレ札幌を3-0で一蹴し、開幕2連勝を飾った。札幌は2試合連続の無得点で開幕連敗。5シーズンぶりのJ1白星はお預けとなった。

 横浜FMは2月25日に行われた浦和との開幕戦(3-2)から先発1人を入れ替え、DF金井貢史に代わってDF新井一耀が左サイドバックで今季初先発を飾った。札幌は2月25日の仙台戦(0-1)から先発3人を変更。DF進藤亮佑、MF兵藤慎剛、MF田中雄大が今季初先発となり、昨季まで横浜FMに在籍していた兵藤が古巣戦に先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 MF齋藤学、MFマルティノスの両サイドハーフが起点となり、サイドから攻撃を組み立てる横浜FMだが、なかなかシュートまで持ち込めない。対する札幌はFW都倉賢の体を張ったポストプレーからチャンスをうかがい、前半5分に横浜FMのGK飯倉大樹のキックミスからこぼれ球を都倉が左足で狙うが、飯倉がセーブ。同20分にも都倉が左足でミドルシュートを打ったが、枠を捉えられなかった。

 横浜FMは前半26分、齋藤が左サイドからドリブルで中にカットイン。PA手前から右足を振り抜くが、DFに跳ね返された。浦和との開幕戦で2アシストを記録した新10番がこの日もキレのある動きを見せる。一方、DF福森晃斗の精度の高い左足でセットプレーからチャンスをつくる札幌。前半28分には福森の左FKにDF横山知伸が頭で合わせたが、惜しくも右ポストを叩き、跳ね返りも飯倉が右手1本でかき出した。

 前半の終盤は横浜FMが札幌を押し込むが、前半34分、齋藤が左45度から狙った右足ミドルはゴールの枠を越える。同41分にはMF喜田拓也のスルーパスにFW富樫敬真が反応。ゴール中央から左足を振り抜いたが、わずかにゴール右に外れ、前半はスコアレスで折り返した。

 すると後半立ち上がりの2分に横浜FMがスーパーゴールで均衡を破った。新井が左サイドの齋藤に展開し、齋藤はPA左からチップキック気味の横パス。目の前でワンバウンドしたボールを左45度の位置からバブンスキーが左足ダイレクトボレーで叩き、ゴール右のサイドネットに突き刺した。

 バブンスキーは2017シーズンのJリーグ第1号ゴールとなった浦和との開幕戦に続く2試合連続弾。バルセロナの下部組織出身で、セルビアの名門レッドスターから加入したマケドニア代表MFがその実力を見せつけ、横浜FMがリードを奪った。

 さらに後半8分、高い位置から齋藤がプレッシャーをかけ、進藤のバックパスをカット。そのままゴール前までドリブルで運んで右足でシュートを放つと、GKク・ソンユンが弾いたボールを富樫が左足で押し込み、富樫の今季初ゴールで2-0と突き放した。

 2点を追う札幌は後半13分、進藤に代えてFW金園英学を投入。MFキム・ミンテが3バックの右にポジションを下げ、兵藤とMF深井一希のダブルボランチで、前線を都倉、金園、FWジュリーニョの3枚に増やした。

 カウンターから追加点を狙う横浜FMは後半17分、自陣PA内から大きく蹴り出したDF松原健のクリアに齋藤が反応し、最終ラインの背後を突く。ドリブルでPA内に切れ込んだが、GKもかわそうとしたところでGKに阻まれ、シュートは打てず。同19分にはマルティノスに代えてMF前田直輝を投入。札幌も同20分、ジュリーニョに代わってFW内村圭宏がピッチに入った。

 横浜FMは後半25分、富樫に代えてFWウーゴ・ヴィエイラを投入すると、直後にこの交代策が的中する。後半28分、MF天野純が齋藤とのワンツーで左サイドのスペースに抜け出し、ゴール前にクロス。これをウーゴ・ヴィエイラが右足で押し込んだ。ウーゴ・ヴィエイラも途中出場で2戦連発となり、外国人助っ人が2試合連続のそろい踏み。10番を背負う新キャプテンの齋藤も全3得点を演出する活躍を見せ、横浜FMが3-0の完封勝利で開幕2連勝と絶好のスタートを切った。

(取材・文 西山紘平)

「えげつない」横浜FMバブンスキーの芸術ボレーに同僚も敵将も脱帽

 新外国人の芸術弾が膠着状態を打ち破った。横浜F・マリノスはスコアレスで折り返した後半2分、DF新井一耀からパスを受けたMF齋藤学がふわりと浮かしたパスを中央に入れると、ペナルティーエリアライン付近の左45度の位置からMFダビド・バブンスキーが左足を一閃。目前でワンバウンドしたボールをジャストミートし、弾丸ボレーを右のサイドネットに突き刺した。

 札幌の四方田修平監督が「後半立ち上がりに相手の素晴らしいゴールが決まった」と脱帽した一撃。アシストした齋藤も「あれはシュートがすごすぎた。真後ろから見ていたけど、えげつないコースだった。ベストゴールでしょ」と、称賛の言葉を惜しまなかった。

 2月25日の浦和との開幕戦(3-2)でも齋藤のアシストから2017シーズンのJリーグ第1号ゴールを決めたバブンスキー。2試合連続の先制ゴールに「(齋藤)学選手からいいボールが来て、あまり考えずに瞬間の判断でダイレクトで打った。幸い良いコースに行って、良い得点を決められた」と冷静に振り返った。

 2-0の後半28分には途中出場のFWウーゴ・ヴィエイラがダメ押しゴール。今季、レッドスターから加入した2人の助っ人がそろって開幕から2戦連発とチームを牽引している。エリク・モンバエルツ監督は「彼らは得点も決めたし、チームにとって効果的なプレーをしてくれている」と、両外国人選手を称える一方、「私は個人のことを挙げるより、チームのパフォーマンスが素晴らしかったと言いたい」と胸を張った。

 今オフにはMF中村俊輔ら主力の流出に見舞われたが、戦前の下馬評を覆す開幕2連勝。2試合連続の3得点と好調な攻撃陣について「オートマティズムの練習をたくさんしている。ポゼッションからどう連動していくかのトレーニングをしているし、その成果だと思う」と指摘する指揮官は「映像もたくさん使って、個人個人にチームの原則やプレーのタイミングを共有している」と、トレーニングの賜物と強調した。

(取材・文 西山紘平)

開幕2アシストに続いて全3発演出の齋藤学、シュート4本は空砲も「チームの勝利が大事」

 MF齋藤学が止まらない。3-0で札幌を一蹴した横浜F・マリノスの全3得点を演出したのが新10番、新主将の齋藤だ。

 0-0で折り返した後半2分、MFダビド・バブンスキーの先制点を2試合連続アシスト。同8分には積極的なプレッシングから相手のバックパスをカットし、そのままドリブルで持ち込んでシュートを放つと、GKが弾いたボールをFW富樫敬真が押し込んだ。

 後半28分にも齋藤とのワンツーでMF天野純が左サイドのスペースに抜け出し、クロスからFWウーゴ・ヴィエイラが2試合連続ゴール。2月25日に行われた浦和との開幕戦(3-2)で2アシストを記録した齋藤が、この日も1アシストを含む全3ゴールに絡む活躍を見せた。

 齋藤自身にもチャンスはあった。シュート数はチーム最多の4本。前半26分、34分に果敢にミドルシュートを狙うと、後半17分には自陣からのDF松原健のクリアボールに抜け出し、決定機を迎えた。しかし、PA内でかわそうとしたGKにドリブルを止められ、シュートは打ち切れず。今季初ゴールはお預けとなった。

 それでも「今日は3-0で勝って、3点に絡んでいる。チームが勝つことが大事だし、自分が取ることも大事だけど、まずはチームが勝つことが一番。ウーゴも(富樫)敬真も決めて、チームとしてノっていける」と、チームの結果を何よりも最優先している。

 開幕2連勝で迎える次節10日はアウェーでの鹿島戦。今季を占う大一番となるが、「浦和との開幕戦も大事だったし、今日の札幌戦も大事だった。そこを乗り越えているからこそ、次が大事だと言える」と、一戦必勝の姿勢を貫く齋藤は「鹿島は強いから。自分たちの力がどれだけ試せるか楽しみ。練習や過程を大事にして1週間を過ごしたい」と、王者撃破での開幕3連勝を虎視眈々と狙っている。

(取材・文 西山紘平)

「泥仕事」の賜物…今季初ゴールの横浜FM富樫「こぼれ球は来るべくして来た」

 センターフォワードとしての責務を果たした。横浜F・マリノスのFW富樫敬真が開幕2戦目で今季初ゴール。2月25日の浦和との開幕戦(3-2)に続いて4-2-3-1の1トップを任された23歳が結果を残した。

 1-0で迎えた後半9分、相手のバックパスをカットしたMF齋藤学がドリブルで持ち込み、自らシュート。相手GKが弾いたところに富樫が詰め、左足で押し込んだ。「ああいう形のこぼれ球が来るように、泥仕事というか、チームの仕事をしている。こぼれ球は来るべくして来たのかなと思う」。前線からのハードワークにチャンスメイク。攻守に運動量を発揮し、ボールを呼び込んだ。

 前半41分にはMF喜田拓也の絶妙なスルーパスから決定機を迎えたが、左足のシュートはわずかにゴール右へ。決めるべきチャンスを逃した反省は残ったものの、ポジションを争うFWウーゴ・ヴィエイラが途中出場で2試合連続ゴールと結果を出す中、自身の存在感をあらためて示した。

 FW伊藤翔を含め、ポジション争いは熾烈だが、それはどのポジションも同じ。「いい競争ができているし、今まで以上にいいコミュニケーションが取れている。エネルギッシュにできている」。2試合連続の3ゴールで開幕2連勝という結果に手応えを深める新エース候補は「ホーム2連戦で多くの点を取って勝っているけど、次は難しい試合。チャレンジャーの気持ちでやっていきたい」と、次節10日のアウェー鹿島戦に視線を向けた。

(取材・文 西山紘平)

web Sportiva

ひとり別次元のマリノス齋藤学、シビれるプレーで「左サイドを制圧」

小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

「楽しかった」

 2017Jリーグ第2節、コンサドーレ札幌戦後だった。この夜、無双を誇った齋藤学(横浜F・マリノス)はそう洩らしている。簡潔だが、素直な感想だろう。

「サッカーを楽しみたい。自分がピッチで心から楽しめているか。その姿を観ている人に伝えたい」

 齋藤はそれを一番に心がけ、日々を過ごしてきた。おかげで、”人を楽しませる”境地に達しつつある。このレベルの選手をJリーグで拝めることを喜ぶべきだろう。

「札幌はレッズと違って、後ろに人数をかけて守ってくると思うんで、それをどうやって崩すのか。それを考えるのが楽しい」

 齋藤は開幕戦で浦和レッズを打ち破った直後、すでに次節の札幌戦に思いを巡らせていた。浦和戦は左サイドで元日本代表の森脇良太を翻弄。そんな事実に、少しも満足を覚えていなかった。

 その札幌戦の齋藤は、ひとり違うステージに立っていた。

 5-3-2の人海戦術で砦をこしらえた札幌を相手に、まったく焦らない。左サイドにポジションを取り、陣形の外側にこつこつとダメージを与える。密集地帯を、連係を使って縦に破るだけでなく、中に切り込んで右足で巻く際どいシュートを放つ。そうかと思うと、速いタイミングで味方に出すことでディフェンスの判断を絞らせず、守備ラインをたわませていく。

 そして後半2分だった。

 齋藤は左の大外にポジションを取って敵を引きつけると、ボールをキープしながらタイミングを計って左中央に入ったダビド・バブンスキーへパスを送る。エリア内で、ダイレクトで蹴り込むイメージのボールを、バブンスキーが左足で合わせた。齋藤は外に開くことで中を空け、そこに味方を走らせ、絶妙のパスでシュートを演出したのだ。

「練習初日でマナブのクオリティの高さは分かったよ。ドリブル、パス、シュート。どれもね」(バブンスキー)

 お互いが高いレベルで連係した、痺(しび)れるようなプレーだった。

「左サイドを制圧します」

 試合前から齋藤は語っていたが、まさに左サイドが戦術軸になっていた。先制点だけでなく、ほとんどが左で崩す展開。54分には齋藤が相手ディフェンダーから敵陣でボールを奪い、そのままシュートに持ち込み、GKが弾いたところを富樫敬真が抜け目なく押し込んだ。73分には、齋藤が左奥に出したボールを天野純が折り返し、ウーゴ・ヴィエイラが中央で華麗に合わせた。

「学くんは必ず見てくれている。ドリブルをしながら、相手に突っかけながら自然に出したいようなので。そこは信じてポジションを取ってます」(富樫)

 その信頼関係に、横浜の連係のよさが生まれているのだろう。

 今シーズン、横浜は右サイドの攻守のレベルが目に見えて低下した。昨季まで所属していた右SB小林祐三の不在が大きいのは明白だろう。右MFマルティノスはタクティカルスキルが低く、ビジョンが狭いため、ためを作れず、しばしば突っ込むだけ。そのせいで、新加入の右SB松原健も目を覆うようなミスを繰り返している。

 しかし、今シーズンからキャプテンになった齋藤は力強く言う。

「新しく入ったわけだし、若い選手だから、これから。そこは自分が補っていけばいい。みんなのいいところを出しながら、いいチームにしますよ」

 そんな言葉を裏付けるような「左サイドの制圧」だった。左から押し込むことで、右サイドの崩れを最小限にしたのだ。

 そこまで齋藤が進化を遂げられた理由は、やはりサッカーとの向き合い方にあるだろう。自分の身体をいかに思い通り動かせるか。そのために古武術や食事療法など、興味を持ったら積極的に試してきた。たくさんの本を読み、気になる人物とは交流を深めている。

 すべてがサッカーのためで、その点の上昇志向は人一倍強い。

 昨シーズンはあえて20ゴールを目標に掲げ、シュート精度の向上に取り組んだ。居残り練習では、若手選手に付き合ってもらい、パスを受け、GKを相手にシュートを打ち続けた。反復の中で同じところを狙って蹴ったり、逆をつき、角度を見つけ、ポイントを会得する練習に励んだ。

「でも、点を取る作業だけではなくて。そこに行くプロセスも好きなんですよ。ゴールはどう生まれているのかを考えて、継続して練習するのが大事で」

 たゆまぬ日々の積み重ねが、今の爆発を生んでいる。リーダーとして、昨シーズン以上に若手を叱咤するようにもなった。戦う姿勢はチーム内に伝播し、渦になりつつある。

「優勝しているマリノスの姿を見せたい」

 齋藤は個人タイトル以上に、チームタイトルに意欲を見せる。なぜなら、自身が少年時代、Jリーグ王者になったマリノスにあこがれを抱いたからだ。そこで与えてもらった夢を、今度は自分のいるチームで還元するために──。齋藤はピッチで楽しみ続ける。

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横浜F・マリノス 2017マッチレポート | 3月4日 vs 札幌

こけまりログ

2017/03/03 【スタジアム観戦情報まとめ】2017/3/4(土)19:00 J1リーグ 第2節 横浜F・マリノスvs.北海道コンサドーレ札幌@ニッパツ三ツ沢球技場
 
 

今週の他会場など

小池知事にブーイング一転拍手!東京戦で粋な演出 – J1 : 日刊スポーツ
(´-`).o0(緑→青赤)

【鹿島】ペドロジュニオール、ユニホーム到着せず「17」をテープで「1」隠しプレー : スポーツ報知
(´-`).o0(一般発売されていない第3ユニフォームだったとのこと)
 
 

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