【試合結果まとめ(0△0)】2016/4/10(日)13:00 J1リーグ 1stステージ 第6節 横浜F・マリノスvs.浦和レッドダイヤモンズ@日産スタジアム


アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など


横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2016 明治安田J1 1stステージ第6節 横浜F・マリノスvs浦和レッズ

監督コメント

エリク モンバエルツ 監督
「高い強度のゲームでした。両チームとも得点チャンスがありました。我々はカウンターで、そして彼らも何度かいいシチュエーションをつくっていました。
両チームともに、最後、得点につなげることはできませんでした。0-0という結果でしたけれど、私は選手を、特に守備の面で称えたいと思います。特に後半、良かったと思います。
後半は、前半以上にボールをつなぐことができましたし、プレッシャーをかわして相手のブロックを下げることもできました。
最後、フィニッシュのところで、もっと良い判断ができれば良かったのですけれど」

質問:浦和のペトロヴィッチ監督は、今日のF・マリノスはかなり守備的だったのではないかと発言していましたが?
「守備的にやろうとしたわけではないのですけれども、やはり今日は浦和に下げさせられました。彼らがダイレクトなプレーで、長いボールを使って攻撃をしてきました。我々は何度かボールを奪ったのですけれども、低い位置で奪ったとしても、なかなか彼らのプレッシャーをかわしてそこから抜け出していくということができずに、チームとして低い位置に押し込められてしまったという展開だったと思います。
彼らがこんなにダイレクトなプレーをしてくるとは予想していませんでした。ですので、DFラインが背後の最後のスペースを空けないようにするために、下がらざるをえませんでした」

質問:攻撃がカウンター狙いになっていましたが、それはやはり浦和に下げられていたからでしょうか?それとも、若い選手や新加入してまだ時間のたっていない選手がいたためでしょうか?
「両方の理由があると思います。特にカウンターは、遠藤のサイドでした。前半も、何度かいいシチュエーションがつくれていました。たとえば喜田が抜け出してというシーンがあったのですけれども、フリーとなっている遠藤にパスを出すというところでミスがありました。
他にも、遠藤が何度かチャンスになったのですけれども、最後の判断が悪くて得点には結びつけられませんでした。
遠藤はまだ若い選手で、やはりプレッシャーがある中で感情をコントロールしてプレーするというところを、これからもっと伸ばしていくことが必要だと思います。ただ、そうではあってもチャンスにはたくさん絡んでいましたので、そこは評価したいと思います。
そしてもう一つの理由、新しい選手が来てという問題ですが、そこの連携という面でも、確かにもう少しこれから改善をしていくことが必要だと思います。
ただ、今日は攻撃するスペースはありましたので、特に相手の背後ですが、そこをもっとうまく使えるようにしていくことが必要だと思います」

質問:今季2度目の引き分けでしたが、今日の首位・浦和とのこの引き分けについては、どうとらえていますか?
「福岡とも引き分けでしたが、この二つの引き分けはまったく内容が違うものです。福岡戦は、我々が70%ぐらいポゼッションして、福岡が少ないチャンスをものにして引き分けました。
今日は、逆に浦和にずいぶん苦しめられた内容でした。もちろん我々もカウンターで得点を挙げて勝つチャンスはあったのですけれども、やはり浦和もたくさんチャンスをつくり強いチームでした。引き分けで納得のいく内容だったと思います」

選手コメント

飯倉 大樹
「引き分けに持ち込むことができて良かった。
(敵のファーストシュートを止めたシーンなど、好セーブが多かったと思うが?)いや、特別なことはしていないです。これが自分の仕事なので。
全員で無失点にできたことが良かったです」

下平 匠
「ボールを前から取りに行くことは、なかなか難しいとは分かっていました。ブロックをつくってカウンターを狙っても、裏に走る選手が前半は少なかった。後半は押し込む時間帯もあったが、相手も引いて守ってきたので簡単には崩せなかった。そういうところで、コンビネーションを出せれば良かったけど、そこはこれからの課題にしたいと思います」

中村 俊輔
「相手にスペースをつくらせず、ガマンしながら跳ね返して、どこかでチャンスが来るかなという試合展開だった。
自分たちがボールを持った瞬間、そこから攻めるには相当なエネルギーを使わなきゃいけない。ずっと守備していたぶん、ミスも多かった。
見ていたサポーターは歯がゆかったかもしれないが、現時点ではこのやり方がベスト。見ている人にも、今はガマンしてほしいと思います」

Jリーグ.jp

横浜FMvs浦和の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ)
 ├ 入場者数 38,382人
 └ フォトギャラリー

選手コメント

[ 中村 俊輔 ]
浦和と広島は特殊なチーム。前から全部追い掛けていたら、やられてしまう。去年のホーム(明治安田J1 2nd第9節)は4-0で、今年は勝てなくて、チームの良さが出なかったかもしれない。でも、去年とは選手が違うし、去年と比べるのはナンセンス。我慢のしどころという意味では、ポジティブな面もあった。攻撃に関しては、サイドバックとサイドMFが連係してズレを作っていくような形がなく、どうしても個に頼っている部分が大きい。シュート数が(5本と)少なくなるのも仕方ない。遠藤(渓太)は、1人であれだけドリブルで持っていって、よくやっている。いろいろ求め過ぎるよりも、良い部分を出させてあげたい。

[ 飯倉 大樹 ]
負けなくて良かった。守備のリズムはある程度できていた。無失点で終わるのは最低限の仕事。(シュートを)止めないと話にならないし、給料ももらえない。負けなくて良かったが、優勝を狙うなら、浦和のように自分たちもスタイルを積み上げないといけない。失点は事故やセットプレーからでもある。初めて無失点で終えたことで、気持ち的には楽になるけど、これを継続しないと意味がない。最少得点でも勝点3を狙えるようにしたい。

[ 小林 祐三 ]
試合開始から前後左右のバランスがバラバラで、相手の時間帯ばかりになってしまった。試合途中で少し修正できたところはあるけど、攻撃の形も守備の形もしっくりこないまま90分が過ぎた。今までの試合で一番押し込まれてチャンスを作られたけど、その試合で今季初めて無失点で終わるから、サッカーは不思議。これ以上の結果を望むのはぜいたくという試合展開になってしまった。

 
 

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【ハイライト】横浜F・マリノス×浦和レッズ「2016 J1リーグ 1st 第6節」
 
  

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

浦和、横浜の上位対決はドロー 決定力欠きスコアレス

 明治安田生命J1第1ステージは10日、各地で第6節の全9試合が行われ、ともに3連勝で前節首位に浮上した浦和と4位横浜の対戦は、0―0の引き分けに終わった。

 試合開始から浦和がボールを保持し優勢に進めるが、決定機にはいたらず前半をスコアレスで折り返す。後半も同様の展開で進むが、浦和はペナルティーエリア近くまでボールを持ち込むが、横浜の守備を崩すアイデア、決定力がなかった。

 横浜は後半4、24分、カウンターからMF遠藤が好機をむかえるが決められず。後半中盤からは攻勢を強めたが、浦和の粘り強い守備を前にゴールを奪えなかった。試合は両チームともに決定力を欠き、0―0のまま終えた。

 横浜の元日本代表MF中村俊輔(37)は自身の持つJ1最多直接フリーキック(FK)記録、通算22本の更新を期待されたが、後半18分狙ったFKシーンもゴールの枠を外れた。

ニッカンスポーツ

横浜と浦和ともに決定機生かせずドロー/横-浦6節

 横浜はホームで浦和と引き分けた。

 前半は両チームともスコアレスで折り返した。浦和が主導権を握り、好機をつくるも決めきることが出来ず、横浜は同12分のFWカイケのミドルシュート1本にとどまった。

 後半もスコアレスの展開が続いた。横浜は同4分、MF遠藤渓太が自陣からドリブルで持ち上がりシュートを放つもGKに防がれた。同15分にもMF中町公祐がスライディングでボールを拾い、そのままペナルティーエリア手前からシュートを放つも枠を捉えることが出来なかった。

 浦和は同21分、ペナルティーエリア手前でFKを獲得。キッカーのMF阿部勇樹が直接ゴールを狙うもGKに防がれた。

 このまま両チームとも得点のないまま試合は終了した。

横浜、今季初の無失点にも中沢辛口「なんとか…」

 横浜は今季初の無失点で浦和に引き分けた。

 MF斎藤学(26)が左太もも裏痛で欠場。代役にはユース上がりのMF遠藤渓太(18)が先発した。立ち上がりから低く守備ラインを引き、浦和の攻撃を耐えしのいだ。被シュートが15本に対し、横浜はシュート5本。コーナーキックは0本、フリーキックもゴール前で獲得出来ず攻撃のチャンスが少なかった。

 DF中沢佑二(38)は今季初の無失点に「完全にシャットアウト出来たわけではない。なんとか踏ん張ったイメージが強いので褒められるものではない」と辛口評価だった。

横浜「インスタグラムデー」写真が大型スクリーンに

 横浜は10日、J1横浜-浦和戦(日産ス)で写真共有アプリ「インスタグラム」とコラボし、インスタグラムデーを開催した。

 スタジアムを使った大規模開催は今回が初めて。インスタグラムは、近年スポーツコミュニティーによる活用が目覚ましく、来場者やサポーターが特定のハッシュタグを活用してスタジアムの盛り上がりを伝えたり、憧れの選手のアカウントをフォローするなど活発なコミュニケーションを取ることを目的としている。今イベントでは、試合前にインスタグラムを利用し、フォロワー数の多い“インスタグラマー”が10数名参加。ピッチやロッカールームなどを撮影し、ハッシュタグ(#empty)を付けて投稿し、インスタグラムのオフィシャルフォトグラファーを務めた。また、公式ハッシュタグで共有されたコンテンツを大型スクリーンに映写し、インスタ・ウォールとして展開。来場者とともにサッカー観戦を楽しめる工夫を行った。

 最近ではインスタグラムに投稿できる動画が60秒間になるなど進化し続け、利用者は4億人を超える。今回初来日したインスタグラム共同創始者のケビン・シストロム最高経営責任者は「動画のアップ時間が増え、スポーツの魅力を伝えるには適したメディアになった。映像は言語の壁を越えてコミュニケーションが図れる素晴らしいツールだ」と話した。

サンケイスポーツ

横浜M、手堅い試合運びでドロー 指揮官「納得いく結果」

 明治安田J1第1ステージ第6節(10日、横浜M0-0浦和、日産ス)横浜Mは連勝が3で止まったが、手堅い試合運びで勝ち点1を手にした。中村は「もちろん反省する部分はあるが、プラスに捉えている」と受け止めた。

 数少ない好機は後半25分。中村のパスで18歳の遠藤が抜け出したが、最後はボールタッチが乱れてGK西川に阻まれた。モンバエルツ監督は「守備的にやろうとしたわけではないが、低い位置に押し込められた。引き分けは納得いく結果」と淡々と話した。

スポーツ報知

【浦和】リーグ戦で今季初ドロー、横浜M戦0―0

 5節を終えて首位の浦和が、敵地で横浜Mと対戦して0―0で終了し、今季リーグ戦で初めて引き分けた。浦和・ペトロヴィッチ監督(58)は持病の腰痛のため、今季初めてテクニカルエリア内にパイプイスを持ち出し、足を組んで座りながら身ぶり手ぶりを交えて指揮した。

 この試合を終え、浦和は4勝1分け1敗の勝ち点13、横浜Mは3勝2分け1敗で勝ち点11。

【横浜M】6戦目で今季初無失点、中沢「最後に踏ん張った」

 横浜Mが6戦目で今季初めて無失点に抑えた。DF中沢佑二(38)が「完全にシャットアウトしたというより、最後で踏ん張った感じ」と振り返ったように、自軍の3倍のシュート15本に耐えた。連勝は3で止まるも、5戦負けなしと安定感は増してきた。MF中村俊輔(37)は「現状ではこの戦い方がベスト。プラスに捉えている」と評価した。U―23代表候補合宿に選出されたFW富樫敬真(22)はベンチ入りしたが出番がなかった。

サッカーキング

浦和、決定力欠き横浜FMとの上位対決はスコアレスドロー…互いに4連勝逃す

 2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第6節が10日に行われ、横浜F・マリノスと浦和レッズが対戦した。

 勝ち点差2で迎えた4位の横浜FMと首位の浦和による上位対決。3連勝中の横浜FMはこの試合に勝てば他会場の結果次第で首位に浮上する可能性もあり、ホームで勝ち点3を獲得したい。前節、加入後初ゴールをマークしたMFマルティノス、同じく新加入のFWカイケらが先発に名を連ねた一方、左太ももを痛めているFW齋藤学はメンバー外となった。

 対する浦和も3連勝中と好調を維持。2年連続のファーストステージ制覇に向け、勝って首位を堅守したいところ。5日に行われたAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節の広州恒大(1-0で勝利)から2名を入れ替え、MF梅崎司、FWズラタンに代わってFW李忠成、FW興梠慎三がスタメンに名を連ねている。

 ファーストチャンスはアウェーの浦和。2分、最終ラインからのロングパス1本でディフェンスラインの裏を取った武藤雄樹がエリア手前ゴール正面の位置から右足ハーフボレーで狙ったが、シュートはGK飯倉大樹に弾かれ、枠の左へ逸れた。8分には柏木陽介から浮き玉のパスを受けた武藤がエリア内左にスルーパス。抜け出した興梠が左足でシュートを放ったが、ここはジャストミートすることができす、GKにキャッチされた。

 さらに20分、右サイドをドリブルで持ち上がった関根貴大が右足でクロスを上げると、ファーサイドの興梠が頭で折り返し、最後は中央の李が左足でボレー。しかしシュートは枠の上に外れてしまった。敵陣に押し込む時間が続いた浦和だったが、得点を奪うには至らず、試合はスコアレスで前半を折り返す。

 後半に入り60分、横浜FMは右サイドからのクロスがエリア手前に流れると、このボールを拾った中町公祐が右足でミドルシュート。しかしわずかに枠の右上に外れてしまった。浦和は62分、柏木に代えて青木拓矢を投入する。直後の68分にはゴール前正面の好位置で得たFKを阿部勇樹が右足で狙ったが、枠の右隅を捉えたシュートはGKにキャッチされた。

 横浜FMは70分、自陣から中村俊輔が前線にロングボールを送ると、裏に抜けだした遠藤渓太がエリア内左に侵入したが、ボールコントロールをミスしてしまい、シュートにつなげることができなかった。チャンスを逃した横浜FMは72分にカイケを下げて伊藤翔、77分には遠藤に代えて前田直輝をピッチに送り出す。

 終盤は浦和が相手ゴールに迫る場面を作ったが、最後まで得点は生まれず、試合は0-0で終了。互いに4連勝を逃し、勝ち点1を分け合うこととなった。

 次節、横浜FMは16日に敵地でジュビロ磐田と、浦和は同日にホームでベガルタ仙台と対戦する。

サッカーダイジェスト

【J1】横浜×浦和は不完全燃焼のスコアレス。浦和指揮官は「甲府と試合をしているようだった」

 J1第1ステージは4月10日、各地で9試合を開催。ともにリーグ4連勝を狙う横浜対浦和は、痛み分けのスコアレスドローで終了した。

 前半は浦和が優勢に試合を進め、前線の興梠、李、武藤のコンビネーションを軸にチャンスを作る。立ち上がりには遠藤からのフィードを受けた武藤がエリア内でシュートを放ち、武藤のラストパスから興梠がボレーを放つなど、横浜ゴールを脅かした。

 一方の横浜はCFのカイケが孤立気味で、有効な攻撃の手段を見出せず。放ったシュートもわずか1本と、不完全燃焼で前半を折り返した。

 迎えた後半も浦和ペースが続いたが、ペトロヴィッチ監督は疲労を考慮してボランチの柏木を61分に交代。さらに79分に宇賀神に代えて梅崎を入れた。

 劣勢の横浜も精彩を欠くカイケや判断ミスが目立った遠藤を下げ、伊藤と前田を投入して打開を狙う。

 しかし、両チームとも動きが重く、厚みのある攻撃を仕掛けられない。浦和はさらに86分に武藤に代えて駒井を投入したが、これも奏功しなかった。

 結局、その後は終盤に浦和の関根が惜しいシュートを放ったくらいで、両チームとも目立ったチャンスがないまま、0-0で終了の笛を聞いた。

 浦和のペトロヴィッチ監督は、引いて守備を固めた横浜のプレーを「相手が守備的で、甲府と試合をしているようだった。片方のチームだけがサッカーをしようとしても好ゲームにはならない」とし、「ただ、(浦和の)後ろからの攻撃の質は上がってきている」と自チームの成長に手応えを語った。

【J1採点&寸評】横浜×浦和|中村俊輔と柏木陽介の“10番対決”はどちらもパッとせず※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 5
素早くリトリートして相手にスペースを与えなかった。耐えてワンチャンスをものにするというミッションを実行しようと、時間を消費していった。ただ攻撃面ではほとんどチャンスを作れず、中町の惜しいミドル、遠藤の突破、中村のFK以外に見せ場は訪れなかった。

浦和 5.5
前半に武藤や興梠、後半に青木や関根が決定的なシュートを放ったものの、ことごとくGK飯倉のビッグセーブに阻まれる。主導権を握ったものの、トラップなど細かなミスが目立ち出し、後半はひやりとするカウンターを食らった。

【横浜|採点・寸評】
GK
MAN OF THE MATCH
21 飯倉大樹 7
開始2分に武藤の鋭いシュートを指先で弾き出し、68分には阿部の枠内に飛んだ直接FK、71分には青木のミドルをしっかりキャッチ。押し込まれる時間が続いたが、ゴールを割らせなかった。終盤、パンチングではなく確実にキャッチをするという選択をしたことが奏功し、無失点に切り抜けた。

DF
13 小林祐三 6
攻撃に関わった機会は限られ、守備に軸足を置いて対応。宇賀神のキック精度の低さに助けられた面もあった。

22 中澤佑二 6
前半は興梠に横に揺さぶられて起点を作られた。ただ、危険なエリアへの侵入は許さないという鉄則を守り続け、後半は逆に主導権を握り返した。

5 ファビオ 6
対峙した李のクイックネスな動きに付き切れない場面もあったが、シュートミスなど相手がリズムを悪くするうちに、対応力も上げていった。

23 下平 匠 5.5
対峙した関根の縦のドリブル突破に苦しみ、何度か危ういクロスを放たれた。

MF
28 喜田拓也 5.5
36分にカウンターで持ち込み絶好のチャンスを作ったが、背後から来た李のスライディングタックルにカットされる。

8 中町公祐 5.5
思い切ったサイドチェンジから小林につないでチャンスを作る。柏木へのチェックも怠らなかった。60分には唯一と言える決定的なシュートを放った。それでも攻撃面の貢献度は物足りなかった。

18 遠藤渓太 6(77分 OUT)
前半は試合に参加できていない時間が続いた。ところが後半に入り、森脇を抜いてシュートまで持ち込むと、徐々にチャンスメーカーとして存在感を発揮。同じようにカウンターを仕掛けて西川との1対1にも持ち込む。唯一、ボールを運べる選手として奮闘した。

10 中村俊輔 5
柏木へのチェックが甘くなった際にピンチを招いた。セットプレーでは常に危険な匂いを放ったが、試合が流れている間は運動量も少なく、パスを受ける機会も限られた。

20 マルティノス 5
浦和の厳しいプレスを受けて、次第にプレーが消極的になった。守備面では宇賀神へのマークが緩くなる場面も。

FW
9 カイケ 5(72分OUT)
一発を狙って常に前線に残っていたが、脅威を与える存在にはなり切れなかった。

交代出場
FW
16 伊藤 翔 5.5 (72分IN)
プレッシングなど守備面ではカイケ以上に稼働。ただしシュートを1本も放てなかった。

MF
25 前田直輝 -(77分 IN)
ハードワークで相手のスタミナを奪う。ただし、期待されたゴール前やチャンスメイクでの“ワンチャンス”は訪れなかった。

監督
エリク・モンバエルツ 5.5
昨季のホームでの浦和戦は前線からのプレッシングスタイルで4ゴールを奪って快勝を収めた。しかし一転、今回は完全なリトリート型の守備で対応。裏をかいた策と言えるが、攻撃面ではほとんどチャンスを作れなかった。

J SPORTS

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横浜F・マリノス 2016マッチレポート | 4月10日 vs 浦和

ゲキサカ

3連勝同士の上位対決!! 横浜FM、浦和ともに譲らずドロー決着

 J1は10日、第1ステージ第6節を開催し、日産スタジアムではともに3連勝中で4位の横浜F・マリノスと首位の浦和レッズによる上位対決が行われた。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半も互いに守備陣が粘り強く対応してスコアは動かずに0-0の引き分けに終わった。

 ホームの横浜FMは4月2日に行われた第5節G大阪戦(○2-1)から先発1人を入れ替え、MF齋藤学に代えてMF遠藤渓太を先発起用。浦和も同様に第5節甲府戦(●2-1)から先発1人を入れ替え、MF梅崎司に代わってMF関根貴大がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半2分に浦和がシュート場面を創出するが、DF遠藤航の縦パス1本から抜け出したMF武藤雄樹のシュートはGK飯倉大樹のセーブに遭い、先制点を奪うには至らなかった。さらに同9分にはMF柏木陽介の縦パスを受けた武藤が最終ラインの裏に送ると、走り込んだFW興梠慎三が左足で狙ったが飯倉の守備範囲に飛んでしまった。

 一方の横浜FMは前半12分にFWカイケがミドルレンジからシュートを放つ場面こそあったものの、浦和の素早い寄せに苦しみ、なかなか攻撃のリズムを作れない。同20分には浦和が好機を生み、右サイドの関根が送ったクロスをファーサイドの興梠がヘッドで折り返し、FW李忠成が左足ボレーで合わせたがボールは枠を捉え切れなかった。その後も浦和がボールを保持する展開となったが、横浜FMが集中した守備で得点を許さず。スコアが動かないまま、前半終了のホイッスルが吹かれた。

 スコアレスのまま後半を迎えると、後半4分にはDF森脇良太のパスをカットした遠藤渓が自陣からPA内まで運んでシュートを放つがGK西川周作に処理され、同15分には右サイドの展開から最後はMF中町公祐が右足で狙ったが枠を捉え切れず。

 スコアが動かないままに試合が進むと、浦和は後半17分にMF柏木陽介に代えてMF青木拓矢を投入。同23分にはゴール前で得たFKをMF阿部勇樹が直接狙ってゴールを脅かすが、ゴールマウスを捉えたボールは飯倉にキャッチされる。直後の同25分にはMF中村俊輔の浮き球のパスから遠藤渓が左サイドを抜け出してPA内まで運んだものの、シュートは距離を詰めた西川に阻まれてしまった。

 ともにフィニッシュまで持ち込む場面を増やし、その後もゴールを狙い、後半45分には李とのパス交換から放った関根のシュートが飯倉に弾かれるなど最後までスコアは動かず。3連勝同士の上位対決は0-0のスコアレスドローに終わり、勝ち点1を分け合った。浦和は勝ち点を13まで伸ばしたものの、他会場の結果により首位の座を明け渡す可能性が出てきた。

(取材・文 折戸岳彦)

ピッチを切り裂く18歳…ルーキーながらも焦り感じる横浜FM遠藤「敬真くんには負けられない」

 自分自身も想像していなかった。今季、横浜F・マリノスの下部組織からトップチームに昇格したMF遠藤渓太は、第3節新潟戦でJデビューを先発出場で飾ると、続く鳥栖戦でも先発の座を射止めた。第5節G大阪戦ではベンチスタートとなったものの、「(齋藤)学くんがケガをして自分に出番が回ってきた」と浦和戦では再びスターティングメンバーに名を連ねた。

 左サイドハーフの位置に入った遠藤だが、前半は守備に追われる場面が目立った。たとえ敵陣深くでボールを呼び込んでも、対面するDF森脇良太にストップされ、好機を生み出すことができなかった。「積極的に行こうと思っていましたが、前半は空回りして全然走れなかった」。しかし、「スピードをもっと活かしていけ」と送り出された後半に入ると、自慢のスピードでピッチを切り裂き始める。

 後半4分には森脇のパスをカットして一気に加速すると、自陣からPA内まで運んでシュートを放つが、GK西川周作にセーブされてしまう。さらに同12分にはFWカイケとのパス交換から抜け出すとトップギアに入れてPA付近まで持ち込み、今度はパスを選択。しかし、これはカイケには届かずにチャンスを演出し切れなかった。

 だが、勢いは止まらない。後半25分にはMF中村俊輔の浮き球のパスからDF遠藤航の裏に抜け出す。絶妙の位置に落とされたボールに反応して決定機になるかと思われたが、「トラップが大きくなってしまった」とコントロールミスをすると、「気付いたときにはコースがなかった」と距離を詰めた西川にシュートを阻まれてしまった。「ファーストタッチがすべてだった。中でマルティノスが呼んでいたのも見えていなかった。もっと余裕を持ってプレーしないといけない」と反省が口を突いた。

 1997年11月22日生まれの18歳。シーズン開幕前には「こんなに試合に出られるとは思っていなかった」。しかし、出場機会をつかみ、J1の舞台でプレーすることで、「自分の武器はドリブルや1対1。スピードでは負けないと思っているし、通じていると思っている」と自信を手にしかけている。その一方で「スピードを生かすために、どの部分でその武器を使うかを考えるのが大事。最後を決め切る力やシュートを打ち切る能力が全然足りていない」と課題も感じているようだ。

 まだ、リーグ戦出場4試合。ルーキーながらも存在感を示しているが、「結果を残せていないし、歯がゆい。結果が早くほしいという気持ちもあって焦りもある」と結果への強いこだわりを見せる。焦りすら感じているには理由がある。同じくルーキーのFW富樫敬真がすでに2得点と結果を残しているからだ。

「(エリク・モンバエルツ)監督に出させてもらっている立場なので、そういう意味では幸せなことだと思っています。ただ、敬真くんが結果を残しているのに、自分は期待に応えるだけの結果を残せていない」

 関東学院大卒で93年生まれの富樫とは年の差があるが、「高卒も大卒も関係ない。同じルーキーとして敬真くんよりも結果を残したいし、負けられない。チャンスをもらったら結果にこだわりたい」とライバルの存在が刺激になっていると力強く語る。まだ、プロとしての歩みを始めたばかりの18歳。しかし、若武者は自らの力を証明するためにも、まずはプロ第1号という結果をどん欲に欲している。

(取材・文 折戸岳彦)

「失うものは何もない」…リオ五輪出場へ巻き返し誓う横浜FM喜田

 チームに無くてはならない存在となっている。今季は開幕から先発出場を続けるだけでなく、6試合中5試合でフル出場を果たす横浜F・マリノスMF喜田拓也は自身のパフォーマンスに手応えをつかみ始めているようだ。

「浦和はボールを握るのがうまいチームなので、持たれているというより、持たせているという意識を全体で持てればと思っていたし、良い意味での割り切りをチーム全体で持てていた部分もあった」。序盤から浦和にボール保持される展開となったが、それは想定内。中盤の底にポジションを取る喜田も体を張った守備で浦和の攻撃に対応した。そして、前半36分にはMF阿部勇樹のパスをカットすると、「カウンターも一つの狙い目だった」と自ら攻め上がって好機を生み出そうとした。

 しかし、喜田の両脇をMF遠藤渓太とFWカイケが猛然と駆け上がるが、2人は並走していてマークもついていた。ボールの出しどころを探している内に後方から守備に戻ったFW李忠成に奪われて、カウンターの好機をつぶしてしまう。「自分が早いタイミングで預けたり、シュートを打つなら打つ場面だったかもしれない」と反省を口にした。

 今季はここまで全試合先発出場を続けていることもあり、「守備面ではバランスを気にしながらやれているし、周りの選手とのコミュニケーションも取れている。攻撃でも速攻と遅攻の使い分けなどで手応えを感じている」と話すと、「より精度を上げていけるように、そういう面では楽しみながら成長したい」と意欲を燃やした。

 もっと、成長したい――。リオデジャネイロ五輪世代となる喜田にとって、五輪出場は一つの大きな目標だ。発足当初から手倉森ジャパンに名を連ねていたものの、15年10月29日に行われた鳥栖との練習試合で全治6週間の負傷。その影響もあり、16年1月に行われたAFC U-23選手権(リオデジャネイロ五輪アジア最終予選)に出場することは叶わなかった。

 当然、「悔しい気持ちはあった」。しかし、アジアの猛者を相手に見事な勝ち上がりを見せる仲間たちをテレビで見ることで、「1試合1試合たくましくなっていくチームを見て、黙っていられないという気持ちにさせてくれた」と大きな刺激を受けていた。そして、仲間たちがアジアの頂点に辿り着き、五輪出場権を獲得したことで、リオ五輪出場のチャンスは喜田にも残されることになった。

 横浜FMでは主力にまで上り詰めたが、U-23日本代表では「簡単な立場ではないと重々承知している」と語るように、絶対的な存在ではない。しかし、「焦っても仕方ない」と落ち着いた表情を浮かべると、「五輪への熱い思いを持ってプレーしていれば、必ず見ている人には伝わるはずです。失うものは何もないという気持ちで全力でぶつかり、本当にがむしゃらにやっていきたい」と力強く語った。自らのプレーを見せ続け、結果を残し続けていれば、リオへの道は必ず開けると信じてピッチ上で戦い続ける。

(取材・文 折戸岳彦)

横浜FM、堅守発揮するもドローで連勝は3でストップ(20枚)
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J SPORTS

2016/04/11「サポーターにも少し我慢してもらいたい」中村俊輔も辛抱を強調した横浜の対浦和守備戦術 : コラム

浦和レッズ、川崎フロンターレ、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノスらで上位争いが繰り広げられている2016年J1第1ステージ。第5節終了時点で首位だった浦和と4位・横浜が10日、日産スタジアムで顔を合わせた。

浦和は5日にアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で広州恒大との大一番を戦い、1-0で勝利した直後のリーグ戦。梅崎司とズラタンがスタメンを外れ、李忠成と興梠慎三が先発したが、チーム全体に疲労感が残っているのは確か。10日のJリーグヤマザキナビスコカップ・柏レイソル戦でスタメン11人全員を入れ替えた横浜の方がフレッシュな状態で戦えると思われた。加えて横浜は2日の前節・ガンバ大阪戦で中村俊輔のJリーグ新記録となる通算22点目の直接FKがさく裂。新戦力のマルティノスも電光石火のカウンターからゴールを決めて勝利しているだけに、チーム状態は上向いているはずだった。

ところが、試合が始まってみると、横浜は全体のラインを下げて低い位置でブロックを作り、浦和が一方的にボールを回すという展開になった。開始早々の2分には遠藤航の電光石火のタテパスに武藤雄樹が反応。横浜守備陣の裏を抜け出し決定機を迎えるなど、浦和が優位に試合を運ぶ。「最初はもうちょっと前から来るのかなとイメージをしてたんですけど、向こうは結構、引いて来た。それに相手のサイドバックの選手がウガ(宇賀神友弥)君と関根(貴大)へのサイドチェンジのボールを警戒してたんで、そのギャップをうまくつけたかなと思います」と遠藤航も前向きにコメントしていたが、横浜の守備的戦術は浦和の想定を超えたものだったようだ。

こうなると、浦和にしてみれば思うように得点機を作れなくなる。サイドからのクロスを多用したり、槙野智章らDF陣が攻めあがってシュートを放つも、相手の堅守は崩せない。高さと強さを兼ね備えたズラタンがベンチ外ということもあって、ペトロヴィッチ監督も攻撃の変化をつけられない。

指揮官は試合後の会見で「今日の相手は守備的に戦ってきた。マリノスだったが、甲府と戦っているようだった。片方のチームだけがサッカーをしようとしても、好ゲームにはならない。(エリク・)モンバエルツさんはフランス人の監督で、リスペクトしていますが、今日に関してはちょっと守備的過ぎるという印象を受けた」と皮肉交じりのコメントを残したが、ボール支配率では圧倒しても点が取れないのは近年の浦和の1パターン。そこは改善の余地があるだろう。

逆に横浜は、耐えて耐えてワンチャンスからカウンターを狙う戦い方を明確に実践していた。負傷欠場した齋藤学の代役として左MFで先発した18歳の遠藤渓太がカウンターからゴール前へと詰め寄るシーンが2~3回あり、得点につながっていた可能性も少なからずあった。「後半25分のシーンは抜け出した後、トラップが大きくなってしまった。GKの西川(周作)選手が飛び出してくるかなと思ったけど、出てこなかった。西川選手にしてみたらしてやったりだったと思う」とユース上がりのルーキーは悔しさをむき出しにしたが、「この前まで高校生だった選手があれだけよさを引き出せたのは素晴らしい」と中村俊輔も前向きにコメント。この勝ち点1という結果を務めてポジティブに捉えていた。

「僕らにとってはこの戦い方が現時点ではベスト。ずっと守備している分、運動量も多くなるし、メンタル的にもきつくなるから、ミスもしがちで、見ているサポーターも不満が残るかもしれないけど、少し我慢してほしい。反省点もあるけど、この勝ち点1を自分はプラスに捉えています」と37歳の大ベテランは淡々とこう振り返っていた。

確かにチーム完成度を考えると、ペトロヴィッチ体制で何年も成熟度を高めてきた浦和とは違って、横浜は攻撃陣を1から作り直している状況だ。1トップのカイケと右MFで出場したマルティノスはシーズン開幕後の合流でコンビネーションが確立されていない。この日、インパクトを残した遠藤渓太も新人にしては力強さとアグレッシブさを押し出しているが、試合を決定づける仕事を毎試合見せられるわけではない。途中交代で出てきた伊藤翔、前田直輝らも得点に直結するプレーが思うようにできていないし、売出中の富樫敬真もまだモンバエルツ監督の信頼を完全に勝ち取ってはいない状況だ。となると、どうしても攻撃陣の組み合わせが流動的になりがちで、確固たる攻めのパターンを構築しにくい。攻撃の課題改善のスピードをいかに速めていけるかが、横浜のタイトル獲得へのカギになりそうだ。

横浜も浦和もまだまだ修正点は少なくないが、今後も上位争いを繰り広げていくのは間違いない。両者の動向をしっかりと注視し続けていくべきである。

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