【試合結果まとめ(1○0)】2015/09/19(土)19:00 J1リーグ 2ndステージ 第11節 横浜F・マリノスvs.FC東京@日産スタジアム

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横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2015 明治安田J1 2ndステージ 第11節 vs FC東京 試合レポート

監督コメント

エリク モンバエルツ 監督
「非常にシンプルですけれども、我々が非常に多くボールを持てていました。そして辛抱強く自分たちのプレーを続けました。
東京は、非常に守備が堅いチームでした。ウチのトップも、崩すのが非常に難しい東京のディフェンスでした。だから、スピードアップするために、そこまでボールをポゼッションすることが必要でした。同時に東京はカウンターがいいチームですので、ボールを失った瞬間の注意深さが必要でした。
ですが今日は、ほとんど彼らにカウンターをさせませんでした。ポゼッションとチャンスをつくった回数からしても、今日は勝利というものに値するプレーができていたと思います」

質問:富樫選手の起用については、直感のようなものがあったのでしょうか??
「彼と特別指定選手の契約をしたのは最近のことです。彼は、まだ大学生の選手です。私が感じるのは、彼はテクニックもありますし、ペナルティーエリアの中で非常に強いプレーができるということです。伊藤翔が、交代するまでよく走ってくれましたので、もう少しゴール前でアグレッシブさが必要だと考えていました。サイドでの突破はあったのですが、ゴール前での前へ力が必要だと考えて、富樫へ交代しました。私の考えを、彼が結果で証明してくれたと思います」

質問:富樫選手の加入については、監督自身が決めたのですか?
「正直に言えば、私が彼を目に止めました。彼はF・マリノスのトップチームと同じ敷地内で練習をしていました。トップチームのトレーニングでゲーム形式の練習を行う時にメンバーが足りなくなった場合、彼の大学のチームのメンバーから何人か加わってもらうことがあるのです。
その時に、彼はゴールのセンスを持っていると感じました。非常に面白い雰囲気を持っていると感じました。本物のFWを発見することができたと思っています。なぜなら、この若い選手は、得点するために必要なことをゴール前でやっています。さらに向上していくために、彼はもっと練習を積んでいくと思います」

質問:選手交代などを含め、後半、どのような展開になると読んでいたのでしょうか?
「見ていただいたとおりのような展開です(笑)。前半は自分たちがボールを支配して、得点チャンスがありました。東京は我々よりもチャンスが少なくて、前半は我々がゲームをコントロールできていました。
たしかに後半20分ぐらいまでは、スピードアップする攻撃は、あまりできませんでした。2、3回、サイドからスピードアップして行けたのですが、必ずしも良い判断ができませんでした。だから何かを変えなければならなかったのです。そこで、あまり富樫のことは知られていませんので、そういう意味でも、相手に驚きを与える効果もあったと思います」

質問:東京の監督はイタリア人でもありますので、今日のゲームは、イタリアのリアリズムに、フランスが勝ったと言えるのではないでしょうか?
「相手の監督はイタリア人ということもあって、非常に守備の組織が素晴らしかったです。相手チームは、強い守備というものを中心に置いたチームでした。
私としては、もう少し前にプレスに出て来てくれた方が、スペースが生まれて崩しやすかったのですが…。また東京には、代表選手が何人もいて、強固な守備で難しいゲームでした。
そういう強固な守備に対して、自分たちがしっかりボールをポゼッションしてチャンスをつくれました。そしてこういう展開のゲームでは、一つのミスというものが勝敗を分けるものです。ミスからカウンターを許してピンチを迎えてしまうケースが少なくないのですが、そこのところも今日は非常にコントロールできました。その点も、非常に満足しています」

質問:ハーフタイムで指示していたように、相手のカウンターへの警戒感は、かなり大きかったのでしょうか?
「ですから、注意深さが非常に必要でした。私のチームには非常にインテリジェンスがある選手が何人もいますので、彼らがそのへんは賢くやってくれたと思います。
そして、試合の前にもジャーナリストの方々に、こういう展開になると言っていました。このような展開への準備を、しっかりやってきました。
もう少し相手が前にプレスに出て来る、そういう準備をしてきましたので、そういう意味では、今日はそれがなかったので、それは少し驚きました。
けれど、こういう展開を予測して準備をしてきましたので、選手が今日のゲームプランどおりにプレーしてくれました。あとは集中力、集中して良い組織をつくってやるということでした。非常に難しいことだったのですが…。そして、チャンスをものにするというところですね」

選手コメント

喜田 拓也
「全員がハードワークできるのが自分たちの強みでもあるし、それをチームとして体現できた結果だと思います。
1試合のなかでは、絶対にいい時間帯もあれば、悪い時間帯もある。そういうとき、チームとしてどうやって戦うかが大事。それを続けていきたい。
戦っているのは選手だけじゃない。監督はじめコーチングスタッフ、あるいはスパイクや水を用意してくれる人たちの力がすごく大きいと思います。最高の環境をつくってくれているので、僕らは結果で恩返しするしかない。クラブに関わる全員が、一つのチームだと思って戦っていけば上の順位にいけると思う。そういう心を大事にしていきたいと思います」

齋藤 学
「競った試合で勝てたことは大きいと思います。敬真が最後に決めてくれたのも、チームの勢いがあったから。前半からガマン強くやってきた成果が出たと思う。
個人的には仕掛ける回数が少なかったけれど、相手を外そうとする動きは大切だと思うので、やり続けたいです」

中澤 佑二
「ヒーローは敬真。今日はそこしかないでしょ!(笑)
大事な試合に特別指定選手として、Jの試合で初出場してゴールを決めましたから。現役の日本代表選手がいる守備の堅いFC東京から点を取れたのは、自信を持っていいと思う。大学生に夢を与えますし、関東学院大の名前も有名になりますね。
彼がトップに合流して、毎日遅くまで居残り練習をやっていた成果が出た。それが彼の持ち味です。
あのボールを上げた俊輔が素晴らしいの一言! 9割5分は俊のゴールですよね。
僕らはチャンピオンシップ出場を目指して、一歩ずつ勝つしかない。とにかく目の前の試合を一つずつ。ただ戦うのではなく、チームのやり方をしっかり出しながら、パフォーマンスを上げたうえで勝っていかなければならない」

Jリーグ.jp

横浜FMvsFC東京の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ)
 ├ 入場者数 30,999人
 └ フォトギャラリー

選手コメント

[ 富樫 敬真 ]
「思い切りやれ」としか言われた記憶がない。あとは練習のときから裏を狙うことを指示されている。僕個人としてはゴールを決めることだけ考えてピッチに入った。後半に入って、相手のディフェンスも少しずつ疲れてきたと思う。そこで自分は常に相手の裏を狙うことを考えていた。

--ゴールシーンについて。
自分の前にいるDFと後ろのDFの間に入ることを狙っていた。ゴール前に入ればシュンさん(中村 俊輔)からいいクロスがくるかなと思って。ドンピシャというか、もう頭に当てるだけのような感じだった。サポーターの方々にこんなに喜んでもらうことはこれまでなかった。その感覚は今も鮮明に思い出せる。自分としてはまだフワフワしている(笑)。もう一度マリノスで試合に出ることがあっても自分のやるべきことは変わらない。自分は足下(の技術)がうまいタイプではないので、何度も動き直して泥臭くゴールを狙うタイプだと思っている。まだ来年のことは何も決まっていないし、関東学院(大)でも結果を残して恩返ししたい。

[ 中村 俊輔 ]
耐えたから、いいことがあった。後半はうちも少し緩くなったというか間が空いたけど、そういうときは個の力かピンポイントのパスで点が入る。自分はどちらかというとピンポイントのプレーだと思う。(富樫)敬真が決めたけど、それまで(伊藤)翔が前で相手DFをかき回していたから、最後のところでフリーになったと思う。敬真とは練習でも一緒に組んでいなかったけど、2トップのような形なので、なるべく相手の最終ラインにいろと言った。サイドでボールを持ったときに相手のボランチがきつく(プレッシャーに)来なかった。そこで顔を上げる時間があったので、ここだなという感じでクロスを蹴った。

[ ファビオ ]
今日は両チームとも似ていた。お互いに力を持っている中で、お互いに出方をうかがって、その中で1点を入れることが目的だった。我慢比べの試合を勝つことができた。今日はチーム全体で守りの意識が高かった。相手の前線には力のある選手がいるし、いいクロスボールも上がってくる。それに対してチーム全員でしっかり守ることができた結果が今日の勝利だと思う。

 
 

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【ハイライト】横浜F・マリノス×FC東京「J1リーグ 2nd 第11節」


2015 J1 2nd 第9節 マリノスvsFC東京 嘉悦社長 勝利の瞬間 ガッツポーズ
 
 

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[ドメサカブログ]【J1.2nd第11節 横浜FM×F東京】特指選手の富樫敬真がデビュー戦で値千金弾!6戦負けなしのマリノスが5位浮上

こけまりログ

2015/09/18 【スタジアム観戦情報まとめ】2015/09/19(土)19:00 J1リーグ 2ndステージ 第11節 横浜F・マリノスvs.FC東京@日産スタジアム
2015/09/19 今週の「横浜駅みなみ西口」のプロモーションポスターまとめ(2ndステージ第11節FC東京戦)
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

五輪世代の“新星”富樫ケイマン、途中出場デビュー戦で千金V弾

 横浜に「超新星」の誕生だ。後半43分、途中出場でJ1デビューしたFW富樫が、中村のクロスに頭を合わせる。「ゴール前に飛び込めば(中村)俊さんからいいボールが来るかなと。ドンピシャでした。うれしくて今でもフワフワしてます」。関東学院大所属。特別指定選手では史上3人目のデビュー戦ゴールが値千金の決勝弾となった。

 母は米国人で父が日本人。名前は敬真と書いてケイマンと読む。「両親が新婚旅行でケイマン諸島に行って素敵な島だったみたい」。一方、4歳までニューヨークで過ごしたが、英語は苦手。「大学で単位を落として親に恥かかせました」と笑わせた。横浜のジュニアユースからユースに昇格できず「サッカーをやめようとも思った」と言うが、横浜のメンバー不足時に大学から数合わせで練習に参加した際、モンバエルツ監督の目に留まり、8月に特別指定となった。指揮官は「私が目に留めました。彼は本物のFW」と言う。リオ五輪世代の22歳。秘密兵器になるかもしれない。

 ◆富樫 敬真(とがし・けーまん)1993年8月10日、米国ニューヨーク生まれ、横浜育ちの22歳。家族は両親と妹。横浜ジュニアユース出身もユースには昇格できず。日大高から関東学院大の人間環境学部に進学。練習参加した昨秋にもFC東京との練習試合でゴール。今年8月から特別指定選手に。身長1メートル78、73キロ。

ニッカンスポーツ

横浜が完封 富樫V弾&俊輔アシスト/横-東11節

 前半から横浜が主導権を握り果敢にゴールを狙った。前半13分、FWアデミウソンからのパスを受けたFW伊藤が、シュートを放つも東京GKに阻まれ0-0で折り返した。

 後半28分に途中出場のFW富樫がリーグ戦初出場を果たすと同43分、MF中村の左クロスに頭で押し込んで先制し、これが決勝点となった。

 横浜は6試合連続負けなし。東京は後半開始と同時にFWバーンズに代えてFW中島を投入。攻撃の活性化を図ったがゴールマウスを揺らすことができず、8試合ぶりに敗れた。

横浜に新戦力、FW富樫敬真がデビュー戦で初ゴール

 横浜は新戦力の活躍で勝ち点3を奪った。0-0で迎えた後半43分、同28分から途中出場した特別指定選手のFW富樫敬真(けいまん、22)がMF中村の左クロスに頭で合わせてゴールマウスを揺らし、これが決勝点となった。

 富樫はデビュー戦で初ゴールを決め「こんなにサポーターの方に応援されたことは人生初めて。まだふわふわした感じ」と喜んだ。

サンケイスポーツ

横浜M・富樫、デビュー戦初シュートが決勝弾!

 明治安田J1第2ステージ第11節第1日(19日、横浜M1-0FC東京、日産ス)8月に特別指定選手に承認され、出場資格を得た関東学院大4年のFW富樫敬真(けいまん)が後半28分から出場。43分に値千金の決勝弾を頭で決めた。デビュー戦初シュートで得点した富樫は「今でも鮮明に思い出す。すごいフワフワしています」と笑顔。母が米国人、父が日本人のハーフで、名前は両親が新婚旅行で訪れたカリブ海のケイマン諸島から付けられたという。

スポーツ報知

【横浜M】イケメン大学生・富樫デビューV弾!

 8月に特別指定されたばかりの横浜Mのイケメン大学生が、初出場で大仕事をやってのけた。0―0の後半43分。FW富樫敬真(けいまん、22)は左サイドのMF中村のクロスに飛び込むと頭で豪快にたたき込み「飛び込めばいいボール来るかなって。ドンぴしゃでした」と劇的V弾となったプロ初ゴールに胸を張った。

 米ニューヨーク生まれの帰国子女という関東学院大4年生。名前のアルファベット表記は“CAYMAN”。日本人の父と米国人の母が新婚旅行で訪れた島が由来だ。チームは2戦ぶりの白星を挙げ6戦負けなし。上位追撃へ望みをつなぎ「もう1回出る機会があってもやることは変わらない」と力を込めた。

デイリースポーツ

横浜M・富樫デビューで劇的ゴール

 「J1、横浜M1-0FC東京」(19日、日産スタジアム)

 横浜Mは、後半途中出場でデビューした特別指定選手のFW富樫が左クロスを頭で合わせて劇的な決勝点を挙げた。関東学院大在学中の22歳は「サポーターが喜んでくれて、うれしい気持ちしかない」と笑顔。母親が米国人で、両親が新婚旅行で訪れたケイマン諸島にちなんで名前は「敬真(けいまん)」。新たなスター候補の登場だ。

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜×FC東京|俊輔の好アシストから特別指定の富樫が決勝点! 横浜がFC東京との接戦を制す※一部抜粋

【試合内容】
 前半は見せ場の少ない内容だった。横浜が優位にゲームを進めながらも、FC東京の組織的な守備の前に攻めあぐねて崩し切れず。一方のアウェーチームは、攻撃になかなか厚みを加えられず、チャンスメイクに苦心した。

 迎えた後半も同じような展開で推移。FC東京が懸命な守備で相手の攻撃を撥ね返していたが、88分、中村のお膳立てから、途中出場の富樫がヘディングシュートを突き刺し、横浜がついに均衡を破る。試合はそのまま1-0でタイムアップ。ホームチームが貴重な勝利を手にした。

【チーム採点・寸評】
横浜 6.5
試合の主導権を握るなか、思うように決定機を作れずにいたが、中村のアシストから途中出場の富樫が決勝点。守備面でも相手に隙を与えず、ラストスパートに向けて弾みがつく完封勝利を収める。

FC東京 5
コンパクトな陣形で相手を苦しめるなど、守備面ではほぼ計算どおりだったが、最後の最後で失点。エリア付近で名手の中村を一瞬、フリーにしたのは痛恨だった。攻撃面では迫力が足りず、シュート3本に終わる。

【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 6
正確で鋭いキックなど巧みなフィードで攻撃陣を後押し。ハイボールの処理も安定しており、クリーンシートを達成。

DF
13 小林祐三 6
本職の守備で大きな破綻はなく、機を見た攻撃参加も悪くなかった。ただ、攻め上がった時に、最後までやり切る力はなかった。

22 中澤佑二 6
最終ラインでマイボールにした時、相手のハイプレッシャーに慌てる場面も。ただ、クリアを丁寧に味方につなげる技術はさすが。

5 ファビオ 6
激しいエアバトルで弾き返すなど、身体の強さを見せた。ビルドアップにも貢献し、フィニッシュにも絡んだ。

23 下平 匠 6
攻め上がるタイミングは抜群で、サイドチェンジを引き出し、同サイドにいるMFの背後から周り込むなどして相手を押し込んだ。

MF
28 喜田拓也 6
細かくポジションを移動して、パスコースを作り、テンポ良くボールを動かす。CKを直接ボレーで狙うも、これはミートできず。

6 三門雄大 6
不用意にスペースを開けず、セカンドボールを拾いながら、中盤の守備力を強化。前に出た時、肝心なところでのコントロールミスを減らしたい。

39 アデミウソン 6
随所に高次元のテクニックを披露し、中村とのコンビネーションも上々。79分にCKをニアで合わせたヘッドは決めたかった。

10 中村俊輔 6.5
サイドチェンジやスルーパスで“らしくない”ミスが散見。しかし、終了間際にはピンポイントクロスから富樫の決勝点をアシスト。

11 齋藤 学 6.5
決定的な仕事はなかったものの、持ち前のドリブル突破など、最後までキレのあるパフォーマンスで相手の脅威になった。

FW
16 伊藤 翔 5.5
ボールを収め、基準点にはなったが、その後が続かず。38分には下平のクロスからヘディングシュートを狙ったが、決めることができなかった。

交代出場
FW
37 富樫敬真 6.5
Jリーグデビュー戦で初ゴール。中村の正確無比なクロスに思い切り良く飛び込み、完璧なヘッドで決勝点。試合後には「幸せな気持ちでいっぱい」とコメント。

MF
7 兵藤慎剛 -
中村に代わって途中出場し、そのままトップ下でプレー。豊富な運動量を活かして走り回り、試合を確実に終わらせた。

監督
エリク・モンバエルツ 6.5
攻撃面でもうひと工夫が欲しかったが、富樫の投入が当たり、勝点3をゲット。守備ではほとんど危ない場面を作らせなかった。

【横浜】訪れたチャンスに一発回答。大学生FW富樫が決めた決勝弾を多角的に考察

 ミックスゾーンに現われた中澤は開口一番、「ヒーローはもう決まっているじゃないですか」ときっぱりと言い切った。

 横浜の重鎮から“勝利の立役者”として認められたのは、先月に特別指定選手として承認されたばかりの、関東学院大4年のFW富樫だ。

 背番号37を背負う若きストライカーは、前節・新潟戦でベンチ入りを果たすと、今節のFC東京戦では73分に伊藤との交代でピッチに立つ。Jリーグデビューを飾り、迎えた88分、中村のお膳立てから豪快なヘッドでネットを揺らした。

 このゴールが決勝点となり、チームに貴重な勝点3をもたらした富樫はヒーローインタビューで、「幸せな気持ちでいっぱい」とコメント。加入時の「チームに少しでも貢献できるよう努力して参ります」という言葉を早くも実現してみせた。

 中学時代は横浜のジュニアユースでプレー。しかしユースには昇格できず、日大高を経て、関東学院大に進学する。一時はサッカーを辞めようと思ったこともあったが、周囲の人たちの手厚いサポートにより、プレーを続けようと決意。遠回りしたかもしれないが、再びトリコロールを身にまとった富樫は、訪れたチャンスに一発回答で自らの存在価値を示した。

「練習中からずっと『常に裏を狙え』と言われていました。(試合に出たら)ゴールを狙うことだけを考えていた」

 得点シーンでは、的確なポジショニングが勝負を決めた。

 敵陣左サイドでのスローインを起点に、アデミウソンからの落としを受けた下平が中村にパス。エリア内にいた富樫は、これを確認した瞬間、すぐ近くにいる丸山の視界から消えるようにバックステップを踏む。その後ろにも相手の左SB太田がいたが、ちょうどふたりのDFの間に位置取り、スタンバイ。

 この時点でゴールはほぼ約束されていたのだろう。
「あとは、ゴール前に飛び込めば。俊さんからは良いボールが来ると思っていたので」

 富樫の予想どおり、丸山の頭上を越えてくる中村の正確無比なクロスに対し、「ドンピシャ」のタイミングでヘディングシュートを叩き込んだ。

 中村からは「なるべく最終ラインにいろ」と言われていた。その中村も富樫のポジショニングについて「良いポジションを取っていた」と振り返っている。

 試合後、大勢の報道陣に囲まれたこの日のヒーローは、大粒の汗を流しながら、一つひとつの質問に誠実に答える。

 初ゴールの感想を聞かれると、「今でも、ゴールを決めた瞬間を鮮明に思い出せて、すごくフワフワしている感じで(笑)、実感というよりは、本当に嬉しい気持ちしかない」と笑顔を見せた。

 期待の“新人”のパフォーマンスを中澤は次のように評価する。
「現役代表がいて、守備が堅いと言われているFC東京戦で出て、練習している形で、しっかりとクロスボールからヘディングを決める……凄いですね。大学生に夢を与えるゴール。彼自身、そんなに自信があったわけではないと思うけど、トップチームに混ざってからは居残りで練習もしていたし、その成果が出たのかな、と」

 このゴールで即レギュラーを奪えるわけではないが、次の活躍に向けてモチベーションは高い。

「もし、またマリノスで出る機会があったら、やることは変わらないと思いますし、自分の役目をしっかりと果たして、またチームに貢献できるように頑張っていきたい」

 FC東京戦の勝利で、勝点18とした横浜は第2ステージの5位にランクアップ。首位を走る広島との差は7。奇跡の逆転優勝も決して不可能ではない。

 伝統の堅守は健在で、“トップ下・中村”も定着して得点面で大きな改善が見られるなど、遅まきながらチームとしての完成度を高めている今の横浜。そのなかで富樫が、ラストスパートを加速させる存在になり得るか――。さらなる飛躍が楽しみだ。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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横浜F・マリノス 2015マッチレポート | 9月19日 vs FC東京

ゲキサカ

横浜FMvsF東京 試合記録

特別指定FW富樫がJデビューで決勝弾! 横浜FMがF東京に競り勝つ

 J1は19日、第2ステージ第11節を各地で行い、日産スタジアムでは5戦無敗の横浜F・マリノスと6戦無敗のFC東京が対戦した。勝ち点3差で勝てば4位のF東京を上回ることのできる7位の横浜FMは、後半43分に8月に特別指定登録され、JリーグデビューとなったFW富樫敬真がヘディングシュートを決め、1-0で勝利。F東京に7戦ぶり黒星を付け、2試合ぶりの勝利を収めている。

 横浜FMは前節の新潟戦(1-1)と同じ先発メンバーで試合に臨んだ。一方、F東京はMF高橋秀人が2試合の出場停止。MF野澤英之が6試合ぶりにスタメン入り、MF東慶悟は5試合ぶり、MF橋本拳人は第2ステージ初めての先発出場となっている。
[スタメン&布陣はコチラ]

 最初の決定機は前半8分、F東京が高い位置でボールを奪い、ゴール前でMF東慶悟がボレーシュートを放ったがGK飯倉大樹に防がれる。横浜FMも10分にFWアデミウソンの横パスを受けた中村が、PA外からミドルシュートでゴールを狙ったが枠を捉えられなかった。

 F東京は12分にもDF丸山祐市が出足の良い守備でボールを奪い、1タッチで前方にボールをつなげる。そこから攻撃を組み立て、左SB太田宏介がゴール前にクロスを入れたが、FWにはわずかに合わなかった。13分には横浜FMも中村のロングボールからアデミウソンがFW伊藤翔にパス。伊藤がPA内でシュートを放つが、丸山にブロックされて決めきれない。

 その後は互いに攻め切れない時間が続く。ボールを保持する横浜FMは、ゴール前でF東京の守備を崩しきれない。対するF東京は縦パスがカットされてしまい、敵陣までボールを運べない。31分にはMF米本拓司が中盤で中村からボールを奪い、攻め上がるシーンもあったが、左サイドから前田が入れたクロスに走り込む選手がいなく、あっさりと攻撃は終わってしまう。

 ようやく38分に横浜FMは左サイドからDF下平匠のクロスが上がり、FW伊藤がヘッドで合わせたがミートしきれなかった。攻め込む横浜FMは45分にもMF齋藤学が強烈なミドルシュートを放つが、GKブラダ・アブラモフに防がれる。このまま前半はスコアレスで折り返した。

 後半開始と同時にF東京はFWネイサン・バーンズに代えてFW中島翔哉を投入する。中島が入りプレッシングの位置が高くなったF東京だが、なかなかチャンスはつくれない。横浜FMは13分、ロングボールを左サイドで受けたアデミウソンがヒールキックで下平にボールをつなぐ。下平からパスを受けたMF三門雄大がPA外からゴールを狙ったが、シュートは左へ外れた。

 後半19分にも横浜FMは2列目の中村、アデミウソン、齋藤がボールに絡み、F東京の守備を左右に揺さぶる。相手の守備を押し込んだ状態で最後はDFファビオがミドルシュートを放ったが、ボールは大きく枠を外れた。同22分には下平からのクロスに伊藤がヘッドで合わせたが、これも右に逸れて行く。シュート本数の増えて来た横浜FMは、23分にも三門がミドルシュートを放つがクロスバーを越えた。同25分には中村の縦パスを一人がスルーし、その先でボールを受けたアデミウソンが反転してシュートするが、DFにブロックされる。

 F東京は26分に野澤をベンチに下げ、DF松田陸を起用した。横浜FMも29分に伊藤を下げ、8月に特別指定選手となり、Jリーグ初出場となるFW富樫敬真を投入する。後半34分には中村のCKからアデミウソンがヘッドでゴールを狙ったが、これもクロスバーを越えてしまう。F東京は後半42分に中島のボールキープから攻め込む。右サイドでパス交換した中島がゴール前にスルーパスを送る。FW前田遼一が反応し、PA内で倒されたが笛はならなかった。

 後半43分、横浜FMは左サイドでボールを回し、中村がゴール前にクロスを入れる。そこに飛び込んだ富樫がヘディングシュートをゴールに決め、リードを奪った。F東京は東を下げ、FWサンダサを起用したが、このまま試合は終了。横浜FMが2試合ぶりの勝利で6戦無敗としている。

(取材・文 河合拓)

デビュー戦で決勝弾の横浜FM FW富樫「まさかこうなるとは」

 相性の良さを感じていたという。昨年9月14日に行われていたFC東京との練習試合で、横浜F・マリノスのFW富樫敬真はヘディングからゴールを決めていた。このゴールが決勝点となり、チームは勝利していたこともあり「出たらもう一回、同じことが起こるかもと、軽い期待はしていました。でも、まさかこうなるとは」と、笑顔を見せた。

 後半28分、富樫はFW伊藤翔と交代でピッチに送られる。エリク・モンバエルツ監督からは「思いっきりやれ」「常に裏を狙え」と指示を受けて最前線に入った。「それは練習中からずっと言われていたことでもあったので。自分は出たらゴールを狙おうと思っていたので、それだけを考えていました」。8月に特別指定選手として登録され、初めてのJリーグの舞台だったが、与えられた役割が明確だったからこそ、そのプレーには戸惑い、躊躇はなかった。

「後半になってくると、相手も結構、ディフェンスは疲れてきていたと思います。そこにフレッシュな自分が入って、常に裏を狙って、相手のDFを引かせたり、スペースをつくったりできればいいと思って、ひたすら裏を狙っていました」

 その走りが生きたのが、後半43分。左サイドからMF中村俊輔が上げたクロスに対して、CBの間に入り込み、フリーとなっていた富樫がヘッドで合わせた。「一つ前の敵の背後と、後ろの敵の間に立って、あとはゴール前に飛び込めば俊さんから良いボールが来るかなと思っていたので。もうドンピシャだったので、当てるだけっていう感じでした」と、富樫は中村のクロスを絶賛する。そして、初ゴールの感想については「こんなにサポーターの方々に、一緒に喜んでもらう機会は人生の中でもなかったので。今もゴールを決めた瞬間を鮮明に思い出す感じで、フワフワしている感じで、実感があるというよりはうれしい気持ちです」と、初々しかった。

 日本のトップリーグであるJの舞台で結果を出したが、横浜FMジュニアユースからユースに昇格できずに、一度はサッカーを辞めることも考えたという。「もともとユースに上がれないどころか、サッカーを辞めるくらいの勢いでした。結構、サッカーがつまらなくなてしまい、高校では本気でやろうと思っていなかったんです。でも、中3のときにお世話になっていたコーチが、もう一度本気でサッカーをやらせてくれる環境をつくってくれた。それがなければ、こうはなっていなかったので、本当にコーチに感謝の気持ちです」。

 スポーツ推薦ではなく、受験勉強をして高校に行こうとした富樫だが、当時の尾上純一コーチは、強豪校に連絡を取り、枠がないかを聞いて回ったという。その結果、富樫はスポーツ推薦で日本大学高に進めることとなった。

「そこからもう一回、サッカーを本気でやるようになったので感謝の気持ちしか浮かんでこない。マリノスのジュニアユースはレベルが高かった。自分は小学生時代、ずっと身体能力に頼ってプレーして来たけど、中学のときは成長期が遅れて身長も前から3番目くらいになって、うまくいかなくなった。そこからもう一回、サッカーを続けて感謝の気持ちでいっぱいです」

 チームの2試合ぶりの勝利に貢献したニューヒーロー。敬真と書いて、『けいまん』と読む。「両親が新婚旅行でケイマン諸島に行って、本当に綺麗な、素敵な島だったから、そこから名前を取ったと聞きました」。4歳まではニューヨークに在住。しかし、「英語はできないですね。できなくて、大学のとき英語の必修を落としたくらい。親に恥をかかせてしまいました」と、頭を掻く。

 そんな愛くるしいエピソードに溢れる関東学院大在学中の22歳。「もし、もう一回、マリノスで試合に出る機会があったら、やることは変わりません。自分の役目をしっかり果たして、もう一回チームに貢献できるようにしたい。足元はうまいタイプではないので、常に泥臭くゴールを狙う。そこが強みだと思います」と、力強く語った。

(取材・文 河合拓)

 
 

今週の他会場など


 
 
[ニッカン]クラマー氏哀悼、J1各会場で試合前に黙とう


 
 

 
 

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