【Weblog】2013/12/29 天皇杯準決勝 横浜F・マリノスvs.サガン鳥栖@日産スタジアム


こけまり

【俺メモ】2013/12/29 天皇杯準決勝 横浜F・マリノスvs.サガン鳥栖@日産スタジアム
 

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

| 試合レポート
選手コメント

ファビオ
「頭の傷は大丈夫です(苦笑)。試合中、豊田選手との接触があって、ドクターに見てもらって、最初は分からなかったけど、流れの中で血が出てきて、また傷を見てもらいました。
豊田選手は空中戦が強いので、自分の強みをしっかり生かせるように空中戦でしっかりマーキングした。
(素晴らしい守備でしたね?)そうですね。日々のトレーニングで、セットプレーも含めてマーキングの練習をしています。そういうものを、今日の試合で出せたと思う。
(最初は豊田選手に競り負けるシーンもありましたが、途中で競り方を変えた?)いや、特別に変えていない。途中から入ると相手の方が体が温まっているし、ゲームのリズムに入っているので、どうしてもその差が出る。ただ、少しやっていくなかで、自分もリズムに乗れたかなと思う。
今年はタイトルが懸かった試合で、あとちょっとのところで勝てなかった。名誉挽回というか、そのためにも決勝に行ったからには、勝ってぜひタイトルを獲りたいです」

奈良輪 雄太
「昨日までの練習で、俊さんから、まずトップのフジ君を見て、そこを意識すれば、選択肢も増えるからと言われていた。前半はうまくいかなかったけれど、そこで気持ちを落とさずにやれたからこそ、最後にあの得点の場面にいられたと思います。
学からいいボールが来て、シュートを打とうとしたら、トラップがでかくて、切り返しもでかくなったので、パスにしました。2回もミスが続いたけれど、結果的に点につながったのはラッキーでした。
天皇杯の決勝は、いつもテレビで見ているイメージだけど、今年はそこに行くことができるのでビックリです」

中澤 佑二
「兵藤が決めて、俊が決めて、良かったです。それだけです。今日の試合はもう終わったこと。
僕自身、天皇杯の決勝は初めての経験。ともかく、できることといったら、早く帰って、食事して、風呂に入って、寝て、疲れをとること。
中2日しかないけれど、タイトルを獲るために頑張ります。皆さん、良いお年を!」

J’s GOAL ゲームサマリー


選手コメント

●ドゥトラ選手(横浜FM):
「難しい試合でした。鳥栖もすごく闘ってくるチームで、ロングボールで挑んできた。その中で身体が強い選手もいて、思い通りの戦いをさせてくれなかった。けれども、何とか勝ててよかったです。ここまで来たら、良い形で今シーズンを締めくくれるように、しっかりした試合をして勝ちたいです」

●榎本哲也選手(横浜FM):
「相手はロングボールが多いから、自分が飛び出すとリスクがあると思っていた。とりあえず、DFが競った後のことを、自分は意識していた。本当に4人が全部跳ね返してくれたので、相手のシュートも少なかった。1点取れれば大丈夫だという確信があった」

●藤田祥史選手(横浜FM):
「(最後にイエローカードをもらって決勝戦は出場停止に?)マジでバカです。まあ、しょうがないです。
(得点の場面については?)奈良輪から、ボールが来て、兵藤が見えたので冷静に落とせた。それを兵藤が決めてくれたのでよかったです」

●中町公祐選手(横浜FM):
「後半の途中、相手のストロングポイントであるロングスローやセットプレーが多く、相手の時間というのが長く続きましたけど、そこをしっかりと我慢できた。この時期の午後1時は日差しがあったり難しい部分がある。ある程度想定内とはいえ、前半、なかなかヘッドアップできないことなど、いい意味で割り切って少し我慢しながらやっていました。前半は停滞してたけれど、こんなもので大丈夫だというのも気持ちとしてはありました。豊田選手をめがけてくる相手のハイボールは、1人がしっかり競って、味方の距離感を近くしてセカンドボールを拾おうと。センターバックとカンペーさん(富澤)ががんばってくれて、セカンドを拾える回数が増えたので、相手のサッカーができなかった。気は抜けない試合でしたが、点が入らない間も、やられるかもしれないという圧迫感はあまり感じませんでした」

●齋藤学選手(横浜FM):
「堅い試合で、自分に何度もチャンスは来ると思っていませんでした。自分が持ったとき、相手の枚数がけっこう多く、2人で来られるシーンも多かった。無理しないで取られないようにしながら、行くとこは行こうと思っていた。得点シーンは、マチ(中町)君といいワンツーができ、逆サイドは見えてたんで、そこに奈良輪君がいいタイミングで走ってきてくれた。自分も、もう一度中に入って点を取りに行こうかと思ったら、すごいいい形のパスワークが生まれた。堅い中で、何回かしかないチャンスを作れたのはよかった。いままでJリーグとか苦しい試合の中でそういうものがなかなかできなかったので」

●中村俊輔選手(横浜FM):
「両チームともお互いのストロングポイントを出し合って、上手く結果を出せたのがウチだったんじゃないかなと。後半15分ぐらいから20分間ぐらいは、向こうの形で押し込まれつつ、セカンドボールを狙われた。そこで点を取られなかったのが大きい。例えばロングスローをファビオが跳ね返してくれた。ファビオが頭をケガしてピッチから出た時も、フジ君(藤田)が下がって防いだりした。ボンバー(中澤)とファビオをはじめ、守備がしっかりしていたと思う。自分の得点の時は、引いて相手のロングボールを受けるというよりかは、前線の選手は前に向かうとした。そうすれば相手は低い位置からボールを蹴るので、DFは高い位置で競れる。だからなるべく前の方でプレッシャーをかけた。それでボールを奪った後、カンペイ(富澤)が絶対にボールを出すなと思ったので、走ってボールを受けて決めることができた。1点だけよりよかったと思う」

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Yokohama F Marinos 2 v 0 Sagan Tosu Emperors Cup 横浜F・マリノス vs サガン鳥栖 天皇杯全日本サッカー


中村俊輔 天皇杯決勝進出を決定付けるスーパーゴール
 
 

ネットニュース・Weblog

[カナロコ]
天皇杯準決勝 横浜M:終盤一気、勝負強く「壁」越える/鳥栖戦から

 歴史が動いた。

 横浜Mが前身の日産FC横浜マリノス以来となる元日の国立切符を獲得。後半ロスタイムに、技ありのダメ押しゴールを決めた主将のMF中村は「サポーターのためだけに、天皇杯は集中してやっている」と胸を張った。

 過去2大会連続で散った準決勝。9年ぶりのリーグ制覇を逃した今、クラブとして越えなくてはならない壁に対して、名門はしたたかな勝負強さを取り戻していた。

 ロングボール主体の相手の攻めを、ボランチ富沢を含めた守備陣が事もなげにはね返す。鳥栖のエース豊田が放ったシュートはわずか1本。守りで主導権を握り、兵藤の先制、中村の2点目に結び付ける試合運びができるチームは、派手さはなくともやはり強い。

 選手にも手応えが戻ってきている。GK榎本は「守備で粘り、少ないチャンスをものにできた」と表情を緩ませた。

 2004年のリーグ制覇以来、今季を含めてナビスコ杯で5度、天皇杯では3度、ベスト4の壁にはね返されてきた。ようやく踏み入れる決勝の舞台でぶつかるのは、リーグ優勝をさらわれた広島。「今シーズン最後の試合。全員で精いっぱいやって、良い結果にしたい」。1993年のJリーグ創設以降、名門が唯一手にしていない天皇杯を獲得するため、キャプテンはそう誓った。

天皇杯準決勝 横浜M:兵藤、執念実った 「国立」呼ぶ決勝弾/鳥栖戦から

 横浜MのMF兵藤が停滞感の漂うゲームを左足で切り裂いた。

 0-0の後半41分。FW藤田からゴール右でパスを受けると、「転がすだけだった」と冷静にネットへ。決勝点となる先制ゴールを決めた殊勲者はスタンドに向けて拳を握り締めた。

 クラブに在籍してもう6年。「まだプロでタイトルを一度も取ったことがない」という中堅は戴冠を渇望している。

 この日、戦ったのは1カ月前に9年ぶりのリーグ優勝を決められなかったホーム、日産スタジアム。「サッカーの悔しさはサッカーでしか晴らせない」。執念がボールに込められていた。

 来夏から改修に入る決勝の舞台、国立競技場には特別な思いがある。長崎・国見高の3年時に全国高校選手権で、早大の4年時には全日本大学選手権で頂点に立った。

 「球児にとって甲子園球場がなくなるようなもの。寂しい」と言う背番号7だが、相性は良いだけに「縁起のいい舞台だし、次も活躍したい。マリノスに優勝をもたらしたい」と奮い立つ。

 攻守両面でハードワークをいとわない28歳は最後の国立を、最高の国立にしてみせる。

[スポニチ]
横浜 ジンクス打ち破った!兵藤&俊輔弾で21年ぶり決勝進出

 天皇杯は準決勝2試合が行われ、横浜は鳥栖を2―0で退け、21年ぶりの決勝進出を決めた。後半41分にMF兵藤慎剛(28)の得点で先制し、同ロスタイムにJ1年間MVPのMF中村俊輔(35)が左足でダメ押しゴール。リーグ戦のリベンジを果たすチャンスを得た。来年元日に国立競技場で行われる決勝はPK戦の末FC東京を破ったリーグ覇者の広島と対戦する。

 横浜がついにジンクスを打ち破った。最後にタイトルを獲得した04年のリーグ優勝以降、ナビスコ杯では今季を含め5度(05、06、07、09、13年)、天皇杯では3度(08、11、12年)、決勝を目前にした4強で敗退。準決勝が大きな壁となっていたが、鳥栖をホームで撃破し、ついに決勝に駒を進めた。均衡を破る殊勲のゴールを決めた兵藤は「ここ2年で4強に勝ち残った経験が生きた」と笑った。

 悔しさを晴らす決勝弾だった。背番号と同じ7ゴールをリーグ戦での目標にしてきたが、今季ようやく達成。優勝は逃したがチームの躍進に貢献した。だが、チームメートを除く各選手投票で決まるJリーグの今季優秀選手賞には、チームの先発11人で唯一選出されなかった。その思いを後半41分、左足に込めた。「どのチームも前には鍵の選手がいて特徴がある。自分は黒子タイプ。でも、その中で点に絡むようにしないといけない。発奮材料になりました」とすがすがしい表情で話した。

 ダメ押し弾の中村にとっても、その思いは同じだった。11月に胆のう炎で緊急入院。欠場は1試合だけだったが、責任感の強い中村はV逸に「勝たせられなかった」と責任を背負い込んだ。だが、その後は徐々に復調し、この日もチームをけん引。後半ロスタイムには富沢のスルーパスに反応し、最後は鋭いフェイントから左足を振り抜き、10月27日の大分戦以来の公式戦ゴールを決めた。

 決勝はこの日1トップで先発した藤田が累積警告で出場停止となる。右足首をひねって前半だけで退いた栗原も出場は微妙。だが、兵藤は「サッカーで味わった悔しさはサッカーでしか返せない」とリーグ戦の優勝をさらわれた広島へのリベンジに闘志を燃やしている。中村も「国立は改修前最後の決勝。自分にとっても思い入れの強い場所なので良い試合をしたい」とキッパリ。V逸の悔しさをリーグ覇者撃破で晴らす。

[ニッカン]
横浜中沢、決戦へ気合「早く寝る」/天皇杯

<天皇杯:横浜2-0鳥栖>◇準決勝◇29日◇日産ス

 横浜のDF中沢佑二(35)が、自身初の元日決戦へ気合を入れた。

 この日はセンターバックでフル出場し、主に鳥栖FW豊田をマークして完封勝利に貢献した。

 21大会ぶりの決勝進出を果たし、中2日で1月1日の広島との決勝(国立)に臨むが「元旦の試合は初めてなので、どういう感じが分からない。国立でいいサッカーを見せたいけど、中2日はオッサン軍団にはきついかな。早く帰って、ご飯を食べて、早く寝る。皆さん、良いお年を!」と言って報道陣を笑わせていた。

「国立男」横浜兵藤がV弾/天皇杯

 横浜MF兵藤慎剛(28)が貴重な先制弾を決めた。後半41分、斎藤から奈良輪と渡り、藤田が返したボールを左足で押し込んだ。国見高時代に全国制覇、早大でも大学選手権で優勝を経験している「国立男」は「元日に国立で試合ができるのは日本で2チームだけ。その幸せを感じながらやりたい」と決勝での活躍を誓った。

俊輔王手弾 広島に雪辱チャンス/天皇杯

 俊輔のリベンジの舞台に、最後の聖地が用意された! 横浜が鳥栖を下し、21大会ぶりの決勝進出を果たした。後半41分にMF兵藤慎剛(28)が均衡を破ると、ロスタイムにMF中村俊輔(35)がダメ押しのゴールを決めた。元日の決勝は、中村が数々の名勝負を繰り広げてきた思い出深い国立競技場。くしくも3週間前、リーグ最終節で優勝を奪われた広島との決戦に挑むことになった。

 最後の最後に、この男が輝いた。1-0で突入した後半ロスタイム。掲示された4分が経過しようとした時、2万人以上の観衆の視線は、中村に注がれた。

 相手GKのロングボールを中央でDF富沢が落とすと、ボールが敵陣の右サイドへ転がる。これを中村が拾い、ペナルティーエリアへ。またぎフェイント2回。相手の足を止めると、すかさず左足を振り抜いた。シュートはDF2人の間をすり抜け、ポスト左に当たってゴールに吸い込まれる。勝利を決定付ける主役の一撃に、サポーターもスタンディングオベーションだ。「もう最後だったし、シュートで終わった方がいいかなと。1-0のまま終わるよりは良かった」。今年を締めくくるゴールを、いつものように静かな口調で淡々と振り返った。

 残り2試合を連敗し、9年ぶりの優勝を逃したリーグ戦から3週間、再びタイトルへの挑戦権を得た。しかも決勝の相手は、最終節で逆転優勝を許した広島だ。「僕らにも、もう1回チャンスがある。リーグでいい思いできなかったので、1つタイトルを取れればいい」と雪辱を誓った。しかも舞台は国立だ。

 中村 改装される前の国立でできるのは2チームしかない。僕にとっては特別な場所なので。五輪予選とか代表でもプレーしたし。いい結果になればいい。

 神奈川・桐光学園時代の高校選手権決勝やシドニー五輪予選、日本代表など、サッカー人生の思い出の詰まったピッチでの決戦に武者震いした。

 リーグ最終節・川崎F戦後はピッチにうずくまり、珍しく号泣した。3日後にはMVPに選ばれたが「タイトルの方がいい」と漏らした。サッカー人生最大とも言える屈辱を味わった「12・7」から22日。必死に気持ちを切り替え、サッカーに打ち込んだ。11月に胆のう炎を患ったが、いまだに腹部に痛みを感じることがある。医者からは手術の選択肢も示されたが、「復帰までに何カ月かかるか分からないから」と食事療法に専念する。それもすべて、目の前に戦いが残っているからにほかならない。

 元日の広島とのリベンジマッチは、1トップのFW藤田が累積警告で出場できなくなった。中村は「オレの1トップもあるし。いや、ゼロトップかな」と笑う。MVPには輝いたが、のどから手が出るほど欲しいのはタイトル。「聖地」で迎える今季のラストゲーム。“忘れ物”を今度こそ、しっかりとつかみ取る。【由本裕貴】

[スポーツ報知]
【天皇杯】横浜M、21年ぶり決勝進出 兵藤が先制弾!俊輔とどめ!!

 ◆第93回天皇杯サッカー ▽準決勝 横浜M2―0鳥栖(29日・日産スタジアム) 横浜Mが鳥栖を下して元日の決勝に駒を進めた。

 お互いに攻め合い、いい形を作りながらも決め手を欠いて両チーム無得点で迎えた終盤の後半41分、横浜Mは大きな展開からゴール前で細かくパスをつないで藤田―兵藤とわたり先制ゴール。試合終了間際には中村俊輔が得意の左足で2点目を挙げて突き放した。

 横浜Mの決勝進出は、Jリーグ発足直前の1992年度(1993年元日)以来21年ぶり。鳥栖の初の決勝進出はならなかった。

 横浜M・樋口監督「セカンドボールを拾うことを集中してやってくれた。何としてもタイトルを取って、このシーズンを締めくくりたい」

 鳥栖・尹晶煥監督「ここまで来られていい経験になった。精神的に追い込まれ、落ち着きを失ってしまった」

【天皇杯】横浜M・俊輔、決勝で雪辱弾だ!ラスト国立で因縁の広島戦

 ◆第93回天皇杯サッカー ▽準決勝 横浜M2―0鳥栖(29日・日産スタジアム) 2年連続準決勝敗退中だった横浜MはMF中村俊輔(35)のゴールなどで2―0と鳥栖を下し、21年ぶりの決勝進出。広島はPK戦で日本代表GK西川周作(27)がスーパーセーブを連発し、F東京に5―4と勝利。6年ぶりの決勝進出でリーグと合わせ2冠に王手をかけた。リーグでは最終節で順位が入れ替わり、広島が逆転優勝した因縁の2チームによる最終決戦は来年1月1日、東京・国立競技場で行われる。

 MF中村のタイトル、そして国立競技場への思いが左足に宿った。1―0で迎えた後半ロスタイム4分。MF富沢から右サイドに流れた俊輔にパスが渡る。またぎフェイントで一瞬にしてDFを抜き去ると左足を振り抜いた。ボールは左ポストに当たった後、ゴールネットを揺らした。左腕のキャプテンマークを外して高く掲げた後、2万を超えるサポーターに向かって拍手をしながら喜びを分かち合った。

 リーグ戦では優勝に王手をかけながら連敗で2位に終わり、試合後「ただ、サポーターに申し訳ない」と、泣いた。沈んだ心を再び整えて臨んだこの日、ホームの日産スタジアムで勝利を届け「(リーグ戦後は)サポーターのために天皇杯に集中してきた。もう1回(優勝の)チャンスがある。そういう気持ちでやってきた」。

 樋口靖洋監督(52)が「1か月前の悔しさを晴らそう」と送り出した選手たちは93年のJリーグ発足後で初、92年以来21年ぶりの決勝進出を決めた。プロ17年目の俊輔も元日決戦に臨むのは初めて。「僕にとって国立は特別な場所。高校時代もそうだし、五輪予選だったり、(日本)代表だったり」。桐光学園高時代の全国高校サッカー選手権、シドニー五輪予選、代表戦…。来年7月から改修工事に入るため、思い出が詰まった聖地では最後となる決勝の切符をつかみ取った。

 広島戦はリーグ優勝を譲った無念を晴らす舞台となる。10年に横浜Mに復帰後、いまだ無冠の俊輔は、サポーターが今季から掲げる「俺たちは俊輔と優勝したい」という横断幕に熱い思いを感じている。「みんなのため、タイトルを取りたい」。天才レフティーが2014年最初の試合で、頂点を狙う。

[サンスポ]
横浜M、兵藤&中村がゴール! 21年ぶりの決勝進出決めた/天皇杯

 天皇杯全日本選手権準決勝(29日、横浜M2-0鳥栖、日産ス)93年のJ発足後、チーム初の決勝進出を目指した横浜Mが、準決勝で鳥栖と対戦。前半序盤は相手プレスに苦しめられた横浜Mだが、中盤以降盛り返し、0-0のまま前半終了。後半も一進一退の攻防が続いたが、41分にMF兵藤が先制ゴールを決めた。終了間際には中村がダメ押しの左足シュートで、2-0勝利。21年ぶりの決勝進出を果たした。

 キックオフ直後は、鳥栖が鋭いプレスで中盤を支配。両サイドから早めにゴール前にパスを出すなど、積極的に攻めた。横浜Mは17分に、奈良輪がチーム初シュートもマウスを大きく外れた。20分には、斎藤が右足シュート。22分には左サイドから斎藤の折り返しを、中村が左足ミドルシュートを放ったが、バーを大きく越えた。

 両チーム、決め手を欠き前半は0-0で終了した。横浜M・樋口監督は後半に向けて「相手のサイドの奥を攻めて行きたい」と話した。鳥栖のユン・ジョン・ファン監督は「後半は急ぎすぎないで、落ち着かせたい」と後半に目を向けた。

 後半開始から、横浜Mは栗原に代えてファビオを投入。横浜Mは5分にエリア外のゴール中央でフリーでもらった斎藤が、ワントラップから右足シュートを放ったが、バーを越えた。10分には左サイドのドゥトラからの絶妙クロスがエリア内の藤田につながったが、左足シュートはヒットしなかった。

 鳥栖は26分、池田に代えて水沼を投入。交代直後、味方ロングスローから、ゴール前の豊田が頭でつなぎ、水沼がファーストタッチでシュート。27分にも豊田がゴール前のこぼれ球を左足でシュートを放つなど、得点にはならなかったが攻勢を強めた。

 横浜Mは34分、中村の左CKに藤田が頭で合わせたが、相手DFにボールをかき出されゴールならず。

 鳥栖は37分、金に代えて金井をピッチに送った。

 均衡を破ったのは横浜M。41分、斎藤がエリア付近を左から右にドリブルで突破し、右サイドの奈良輪にパス。シュートを打つと見せかけ、ゴール前の藤田に渡すと、藤田からの折り返しを走りこんできた兵藤が、豪快に押し込み先制した。終了間際には、中村がエリア外から自らドリブルで持ち込み、DF2人を交わして左足シュートを決め、2-0で勝利した。

横浜M・藤田、決勝は出場停止「ばかなことをした」/天皇杯

 天皇杯全日本選手権準決勝(29日、横浜M2-0鳥栖、日産ス)横浜Mの藤田が試合終了間際にイエローカードをもらい、決勝は警告累積で出場停止となった。オフサイドの判定後にプレーを続けて警告を受け「本当にばかなことをした」とうなだれた。代役候補は端戸になるが、マルキーニョスが退団したFW陣はさらに手薄となった。

 守備陣でも栗原が右足首を負傷。前半でベンチに退き、決勝の出場は微妙な状況となった。(共同)

俊輔ダメ押し!横浜M、V逸Jのリベンジだ!/天皇杯

 天皇杯全日本選手権準決勝(29日、横浜M2-0鳥栖、日産ス)横浜Mは鳥栖を2-0で破り、21大会ぶりの決勝進出を決めた。1-0の後半ロスタイムに元日本代表の主将MF中村俊輔(35)が左足でとどめを刺した。J1優勝を逃した悔しさを、1993年のJリーグ発足以降初の大会制覇で晴らす。決勝は来年元日に東京・国立競技場で行われる。

 役者が違った。横浜Mの1点リードで後半ロスタイムも4分になろうかというときだ。右サイドでボールを受けたMF中村俊がゴール前へ突進。「シュートで終わりたかったから」と相手DFをかわして左足を振り抜くと、ボールは左ポストを直撃してゴールへ。チーム21大会ぶりの決勝進出を決定付けた。

 「国立が改修される前の最後の決勝は、2チームしか出られない。何とかタイトルを取りたい」

 言葉に力がこもった。桐光学園(神奈川)時代の1996年度高校選手権決勝で市船橋(千葉)に敗れたのも、日本代表で数多くの輝きを放ったのも国立競技場。しかし、「元日は国立でサッカーをしたことも、観戦したこともないんだ」とつぶやいた。

 後半41分に先制ゴールを決めたMF兵藤は、国見(長崎)時代の高校選手権と早大時代の大学選手権で、国立で優勝を経験。「自分には縁起のいい場所。マリノスでもタイトルを取りたい」と鼻息を荒くする。

 一方の俊輔は国立での優勝となると、2001年のナビスコ杯のみ。「国立は特別な場所」と、93年のJリーグ発足以降初の天皇杯制覇へ、意気込んだ。

 圧倒的に有利だったリーグ戦でラスト2試合に連敗。広島に優勝をさらわれ、人目をはばからず号泣した。それから約1カ月。屈辱を晴らすときがきた。

 「リーグ戦はいい思いができなかった。ぼくらにはチャンスがもう一度来たということ」

 21年ぶりの優勝、そして横浜Mとして初の栄冠へ、俊輔が導く。 (宇賀神隆)

[中日スポーツ]

[デイリー]

[ゲキサカ]
横浜FMvs鳥栖 試合記録

横浜FMが終盤の2ゴールで鳥栖に勝利し、21大会ぶり決勝進出!

 天皇杯は29日、準決勝の2試合を行い、日産スタジアムでは横浜F・マリノスとサガン鳥栖が対戦した。互いに手堅いサッカーを展開する中で、後半41分に横浜FMがMF兵藤慎剛のゴールで先制する。後半ロスタイムにもMF中村俊輔がダメ押しゴールを決めた横浜FMが、優勝した第72回大会以来21大会ぶりとなる決勝進出を決めている。

 横浜FMは準々決勝の大分戦(延長2-1)でDF小林祐三が警告を受け、累積警告のため出場停止に。右SBにDF奈良輪雄太が起用された。対する鳥栖は準々決勝の川崎F戦(2-0)と同じスターティングイレブンで、クラブ史上初の決勝進出を賭けた一戦に臨んでいる。
[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤は鳥栖が主導権を握る。前半5分、中央のFW豊田陽平がドリブルでボールを持ち上がり、左サイドのMF金民友にパス。金民友が左足でゴールを狙ったが、シュートは枠を逸れて行った。同13分にも豊田のポストプレーからボールを回し、MF藤田直之からのスルーパスが豊田に出たが、これはパスが長くなり、GK榎本哲也に抑えられた。

 ボールを保持できなかった横浜FMも、前半18分にようやくシュートシーンをつくる。左サイドのMF齋藤学がドリブルで縦に仕掛ける。これはDFに止められたが、こぼれ球を右サイドに展開、攻撃参加していた奈良輪がボレーでゴールを狙った。ファーポスト際にはFW藤田祥史も詰めていたが、わずかに合わず。ボールはゴールラインを割った。同21分にも横浜FMは、セットプレーの流れから齋藤がループシュートでゴールを狙ったが、ボールは右に切れて行った。

 前半23分にも横浜FMは、中盤でボールを持ったMF兵藤慎剛が左サイドの齋藤に展開。齋藤は縦に持ち込み、ゴール前に密集ができたのを確認すると、PA外でフリーになっていたMF中村俊輔にボールを預ける。中村が左足でゴールを狙ったが、ボールはクロスバーを越えた。

 徐々に横浜FMがボールを持つ時間が長くなるが、1トップの藤田が欲しいタイミングでボールを受けられないこともあり、シュートには至らない。セットプレーから好機をつくりたいところだったが、前半39分の右サイドからのクロスはGK林彰洋にキャッチされる。同45分にも距離のある位置から中村が直接ゴールを狙ったが、シュートは壁に当たった。このまま前半はスコアレスで終了する。

 後半の開始と同時に横浜FMは、DF栗原勇藏を下げてDFファビオを起用する。アクシデントの起きた横浜FMだが、後半の立ち上がりもボールを支配する。後半5分には右サイドからの折り返しを齋藤がPA外で受けてゴールを狙ったが、シュートはクロスバーを越える。同7分にも鳥栖を押し込み、右から兵藤がクロスを入れる。ゴール前で鳥栖のDFが手でボールを扱ったと主張したが、高山啓義主審はファウルを認めずにプレーは続行された。

 後半11分には左サイドからドゥトラが入れたクロスが、PA内の藤田に通る。ボールをコントロールした藤田は左足でシュートしたが、DFにブロックされてチャンスを生かせない。膠着状態が続くなかで、鳥栖は豊田が接触プレーで負傷してしまう。豊田が治療している間に横浜FMはCKを得ると、齋藤がボレーシュートでゴールを狙ったがGK林に枠外へはじき出される。

 後半26分に鳥栖はFW池田圭を下げて、MF水沼宏太をピッチに送り出す。スローインから試合が再開されると、豊田がフリックしたボールに水沼がボレーで合わせたがDFにブロックされて右に逸れる。その直後にも分厚い攻撃を見せ、豊田が左足でシュートしたが、ボールはゴール左へ外れて行った。同30分には鳥栖が左サイドからクロスを入れる。右に流れたボールを水沼が追うと、その動きに対応したドゥトラが転倒。その拍子に水沼と接触し、2人とも倒れたが、この場面でもファウルは認められない。

 水沼投入後、横浜FMを押し込む時間帯の続く鳥栖は、後半33分にも水沼の落したボールをMF早坂良太がミドルシュートで狙ったが、シュートは枠外へ。同35分には横浜FMも中村のCKから藤田が鋭いヘディングシュートを枠に飛ばしたが、ライン上で鳥栖のDFに止められる。鳥栖は37分に金民友を下げて、DF金井貢史を起用した。

 ようやく試合が動いたのは、後半41分だった。左サイドから奈良輪が右サイドにボールを展開。奈良輪が縦に入れたボールを藤田が落とす。これを兵藤が左足で蹴り込み、横浜FMが1点をリードした。

 追う展開になった鳥栖は、DF坂井達弥を下げて、FW岡田翔平をピッチに送り出した。対する横浜FMも齋藤を下げて、MF小椋祥平を起用して守備固めに入る。後半ロスタイム3分、横浜FMはオフサイドとなった藤田がシュートを打ってしまい、遅延行為でイエローカードを受けてしまう。横浜FMは直後に藤田を下げて、FW端戸仁を起用。その直後には、カウンターから中村が狙いすましたシュートを決めて、決勝進出を確定付けた。このまま試合は終了し、横浜FMが21年ぶり8回目となる決勝進出を決めている。

(取材・文 河合拓)

準決勝の壁を打ち破った横浜FM 兵藤「リーグの悔しさを取り返す」

 3大会連続で天皇杯ベスト4まで勝ち進んでいた横浜F・マリノスは、29日のサガン鳥栖戦に2-0で勝利し、元日の決勝進出を決めた。横浜FMが最後に決勝に進出したのは、Jリーグが開幕する前の第72回大会。決勝進出は、実に21年ぶりとなる。

 一進一退の攻防が続く中で、試合を動かしたのはMF兵藤慎剛だった。後半41分、DF奈良輪雄太が入れたくさびのボールをFW藤田祥史が落とす。これを1タッチで兵藤がゴールに蹴り込んだ。

「奈良輪から、自分の奥にくさびが入った段階で、(ボールが入ったところが)フジくん(藤田)だったので、絶対に落としてくれるなと思っていました。ゴール前でしたし、強いシュートはいらないなと思いましたね。奈良輪が自分を飛ばしたパスを入れた段階から、あのゴールのイメージはありました。チームとしてうまく連動したゴールだと思います。シュートは股下を狙ったわけではありませんけど、ファーが思いっきり空いていたのでいと思います」

 この一撃に加え、後半ロスタイムにもMF中村俊輔が追加点を挙げた横浜FMは、2大会連続で越えられなかった準決勝の壁を乗り越えた。リーグ戦では2節を残し、1勝すればタイトルを獲れる状況になったが、その1勝をつかめなかった。再びタイトルに王手を賭けた今、同じ過ちは繰り返せない。

「リーグ戦のタイトルを逃したショックは、誰もが引っ掛かっていると思う」と話す兵藤は「その悔しさを取り返すのは、天皇杯であったり、来年のリーグ戦を取ることでしか晴らせない。時間が経てば晴れるというものではないので。自分たちで、また新たなタイトルを取って、気持ちが晴れる部分があると思う。そこに向けてチームは一つになれているなと思います」と、タイトルへの強い思いを言葉にした。

(取材・文 河合拓)

痛恨警告で決勝出場停止のFW藤田「本当にバカですね…」

 代償は高くついた。1-0と横浜F・マリノスがリードして迎えた後半ロスタイム3分、FW藤田祥史は、後方からのロングボールに抜け出したが、オフサイドポジションにいたため、高山啓義主審は笛を吹いた。しかし、藤田はプレーを止めずに浮き球をシュート。ボールはゴールネットを揺らしたが、遅延行為により、イエローカードを提示された。

 3回戦の栃木SC戦(3-1)でも警告を受けていた藤田は、これで累積警告2枚となり、決勝のピッチに立つことはできなくなってしまった。警告を受けた直後、FW端戸仁と交代してベンチに下がった藤田は、試合後、「本当にバカですよね…」と、自身の失態を悔やんだ。

「『笛が遅かった?』ってチームメイトにも確認したのですが、みんな『もう鳴っていたよ』って。……まぁ、仕方がないです。決勝まで行けたので。みんなからは『もうフジ、オフかよ?』『決勝は自宅待機?』って、逆に言われましたね」

 天皇杯の準々決勝・大分戦を前に、FWマルキーニョスは退団を発表。藤田が1トップのファーストチョイスとなっていた。しかし、リーグ戦では一緒にプレーする機会も少なく、MF兵藤慎剛らと連係が合わない場面が散見した。ピッチ内で何度も動きについて確認しながらプレーしていた。

「どうしても距離が遠くなってしまうので。ヒョウ(兵藤)とか、(齋藤)学に、できるだけ中に絞ってもらったり、できるだけ近くに来てプレーしてもらったりとか、そういう話をしながらやっていました。なかなか(シーズン中に)一緒にやる機会も少なかったので、試合中にどんどん話をして修正していくしかないかなと思っていました」

 後半41分の先制点の場面では、DF奈良輪雄太からのパスを受けた藤田が、兵藤にボールを落とし、決勝点につながった。チームの21年ぶり決勝進出に貢献したが、その舞台に立てない藤田は「あとは仲間に託します。優勝してほしいです」と言い、「マジ、バカっす」と、ぶつけどころのない悔しさを繰り返した。

(取材・文 河合拓)

初の元日決勝に切り替える横浜FM DF中澤「今からスタートを切りたい」

 大ベテランにとっても、初の舞台になる。横浜F・マリノスは29日の天皇杯準決勝でサガン鳥栖に2-0で勝利し、21年ぶりの決勝進出を決めた。横浜FMで12シーズンにわたってプレーしているDF中澤佑二にとっても、元日決勝は今回が初となる。

 試合の総括を聞かれた中澤は、「兵藤が決めて良かったです。(中村)俊輔が決めてよかったです。それだけですね」と、短く答えた。まだ、何も勝ち取っていないのだという意思が滲む。

 続けて、元日に気持ちは切り替わったかと聞かれた中澤は、「まだ、切り替わっていませんね」と即答。そして「元日は初めてだから。どういう気持ちでいっていいか、わからない。だから、とにかくできることは早く家に帰って、早く飯食って、風呂に入って、コンディションを整えるしかない。2日しかないのでね」と、続けた。

 決勝まで、準備期間は2日しかない。35歳の中澤をはじめ、40歳のDFドゥトラ、35歳のDF中村俊輔と横浜FMにはベテランが多い。中澤はチラリと本音をのぞかせる。

「強いてあげるとすれば、(決勝まで)2日じゃなくて、3日間くらい欲しいな。決勝でお客さんが喜ぶような良い試合をするためには、中2日だとオッサン軍団にはきついかな。それでも良いコンディションにもっていかないといけないので、今から1日に向けてスタートを切りたいと思います」

 そう言い終えると中澤は、「よいお年を」と笑顔で言い残し、足早にスタジアムを後にした。
(取材・文 河合拓)

[サッカーキング]
終盤の2ゴールで鳥栖を撃破…横浜FMが21年ぶりの天皇杯決勝へ

 天皇杯準決勝が29日に行われ、横浜F・マリノスとサガン鳥栖が対戦した。

 立ち上がりは鋭い出足を見せた鳥栖が主導権を握った。5分、中盤でボールを奪うと、ショートカウンターから金民友がゴールに迫る。8分には、セットプレーから最後は菊地直哉がミドルシュートを放った。

 鳥栖のプレッシャーに押し込まれていた横浜FMは、18分に最初のチャンスを手にする。齋藤学の突破をきっかけに奈良輪雄太がボレーシュートでゴールを狙ったが、ボールは枠を外れた。

 20分過ぎからは横浜FMが少ないタッチ数でパスを回し、鳥栖のプレッシャーを回避しながら試合を支配する。しかし、中村俊輔を起点にボールをキープしてチャンスをうかがったものの、ゴール前で粘り強い守備を見せる鳥栖を攻略するには至らない。一方、ロングボールが増えた鳥栖も精度を欠いたプレーが目立ち、ゴールを奪えず。互いに無得点のまま前半を終えた。

 後半は横浜FMが積極的に攻撃を仕掛けた。50分に齋藤が、56分にはドゥトラのクロスから藤田祥史がシュートチャンスを迎える。いずれも得点には結びつかなかったが、試合の主導権を握った。

 苦しい戦いを強いられていた鳥栖は藤田直之のロングスローなどから反撃。72分に豊田陽平がゴールを脅かすが、シュートは枠を捉えられない。決め手を欠いた一戦は、スコアレスのまま終盤へ突入した。

 しかし試合終了間際、ついに均衡が破れる。86分、横浜FMは藤田の落としから兵藤慎剛が値千金のゴールを奪うと、アディショナルタイムには中村俊輔の左足シュートが決まる。試合はこのままタイムアップを迎え、終盤に2ゴールを奪った横浜FMが鳥栖に2-0で勝利。1992年以来、21年ぶりとなる決勝進出を決めた。

先制点を挙げた横浜FM兵藤慎剛「ゴールはみんなのおかげ」

 先制点を挙げたMF兵藤慎剛は試合後、以下のようにコメントした。

「鳥栖がシーズンの後半にずっと調子が良くて、乗っているチームだったから嫌な相手だと思っていた。だから厳しい試合になると思っていた。その通りになったけど、僕らの経験のほうが勝っていた。僕らが2年連続ここで負けている経験が生きたかなと」

「前半は僕らのほうが良かったけど、鳥栖はロングボールからセカンドボールを拾うやり方を徹底していたので、サッカーをさせてもらえない時間があったけど、よく我慢できたなと。ここまで失点が続いていたけど、ゼロで抑えてよく勝てたなと思う。リーグ戦の最終節で負けた直後はメンタルが落ちていたけど、サッカーの悔しさはサッカーでしか晴らせないから」

「(ゴールシーンについて)自分の奥にクサビが入った時にフジ君(藤田祥史)がいて絶対に落としてくれると思ったので、ゴール前だったので強いシュートはいらないと思った。奈良輪(雄太)が自分を飛ばした段階で、落としてシュートのイメージがあった。シュートはゴールのファーが空いていたのでそこを狙えば入ると思っていた。落ち着いていたと思うし、みんながここまで運んできたおかげ」

天皇杯決勝進出の横浜FM栗原勇蔵「リーグ戦の借りを返せる」

 先発出場してハーフタイムで交代した横浜FMのDF栗原勇蔵は試合後、以下のようにコメントした。

「(交代について)足が気になってダッシュができなかった。それでハーフタイムで代わった。キム・ミヌのスライディングの時にちょっと。どこでひねったか分からないけど。ちょっと前半やってよくなるかなと思ったけど、痛みが引かなかったので無理しないで代わりました。ただ、試合が終わって痛みも出ないし、感覚的にはちょっとひねった時くらいの感じで。だから次はたぶん大丈夫かなと」

「今日、半分しかやらなかったので、みんなより元気だからね。ここ数年はいつも負けていたから、これで広島が上がってくればリーグ戦の借りを返せるかなと。元旦に試合をするのは初めてだから楽しみ。次、頑張ります」

フル出場した横浜FM奈良輪雄太「僕はいっぱいいっぱい」

 フル出場した横浜FMのDF奈良輪雄太は試合後、以下のようにコメントした。

「(先制点について)ミスからのラッキーな得点。ただ、あそこに入れたことが良かった。昨日、一昨日の練習でも最初にフジ君(藤田祥史)を見て意識することで複数の選択肢ができると、俊さん(中村俊輔)に言われていたので、気持ちを落とさずできたので、結果的にはミスからだけど、ああいうふうに得点につながった。ヒョウ君(兵藤慎剛)は考えていなかったです。パッと見た時に視界はあまり良くなくて、フジ君だけが見えた感じ」

「キム・ミヌがボールをつなげることは知っていたので、意識して入って、そこを抑えるためには高い位置でボールを受けるしかないから。真っ向から勝負しようと思ってやった。うちの選手は前半我慢すれば大丈夫だと思っていたと思う。僕はいっぱいいっぱいだったけど」

[ドメサカ板まとめブログ]
【天皇杯】横浜FMが21年ぶりの決勝進出!兵藤&俊輔ゴールで鳥栖を下す
 
 

今週の他会場など

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(´-`).o0(横浜F・マリノスは「G組」に変更)

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(´-`).o0(速報w)
 
 

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