【Weblog】2013/08/28 J1第23節 横浜F・マリノスvs.浦和レッドダイヤモンズ@日産スタジアム


こけまり

【俺メモ】2013/08/28 J1第23節 横浜F・マリノスvs.浦和レッドダイヤモンズ@日産スタジアム
 

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

試合レポート | 2013 J1 第23節 横浜F・マリノスvs浦和レッズ
選手コメント

榎本 哲也
「今日は、とりあえず勝たなければいけなかった。やっぱり連敗は避けないと。今後も、負けることはもちろんあると思うけど、それに引きずられない力をウチは持っている。
今日は、フィールド選手が頑張ってくれたおかげで無失点にできた。鹿島戦の修正点も、ほぼ完ぺきにできたと思う。ボランチとセンターバックの距離感を変えた。浦和という特別な相手だったけど、非常にコンパクトに戦えて良かったと思います。コンパクトというのが、今回のポイントだった。それが細かくできていたのが、無失点につながった」

小林 祐三
「完封できて何よりです。チーム全体の距離感とボールに対する集中力が、今日は良かったと思う。相手に劣っていたところは何もなかったと思う。
鹿島戦から特に何かを変えたわけではない。もう1回、立ち返ったというか、細かい修正はしましたけど、大きく何かを変えたわけではないです」

小椋 祥平
「1点目の場面は、相手から上手くボールを取れるとは思っていなかった。簡単にパスを出されていたら、プレスを外されたと思う。けれど、あそこで相手がボールを持ってくれて粘ることができた。何とか俊さんの前にボールをこぼすことができて良かったです。
後半だったり、先制点を取った後、前節のことがあったので、『ここからだぞ』と、みんなでしっかりコミュニケーションをとりながらできた。バランスもマチが考えてくれたし、俊さんも考えながらやってくれていた。やりやすかったです。
今日は3点取れて良かったんですけど、後ろの選手としてはゼロで終えられたことが良かったと思う。
相手は2シャドーにボールが入った時に攻撃の形になると思うので、そこに何とかパスを入れさせないようにと考えながらやってました」

J’s GOAL ゲームサマリー

2013 J1 第23節 横浜FM vs 浦和(日産ス)
選手コメント

●佐藤優平選手(横浜FM):
「トップ下は練習からやっていた。守備では相手の8番に付くのが役目だった。残り時間が少なかったし、集中して試合に入りました。
(アンドリューと一緒に上手くボール奪取した場面については?)(熊谷)アンドリューがうまくプレスを掛けてくれたから、連係という面では迷わずにできました」

●熊谷アンドリュー選手(横浜FM):
「もっと長い時間、試合に出られるように、練習からしっかりやっていくしかないですね。(中盤でボール奪取した場面については?)あの後、フジ(藤田)さんからパスが出てくれば決める気満々でした(苦笑)」

●兵藤慎剛選手(横浜FM):
「先制点がすべてじゃないですか。いい時間帯に取れたし。相手の時間帯になる前に、ウチのスタイルで前で潰せた。1点目は相手のミスというか、オグ(小椋)のいい出足からの潰しからだった。2試合連続でオグは結果を出して、チームが活性化していいと思う」

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2013/8/27 J1第23節 浦和レッズ戦@日産スタジアム


2013 J1 第23節 横浜F・マリノスVS浦和レッズ 08/28/13

ネットニュース・Weblog

[カナロコ]
横浜M:攻守圧倒、ヤマ越える/浦和戦から

 優勝を争う目下のライバルを完膚なきまでに打ちのめした。横浜Mが3位浦和に3-0と攻守で圧倒。前節に失った首位の座に返り咲いた。

 直前の鹿島戦で喫した逆転負けの反省を生かした。中3日の連戦でも、序盤から持ち味のプレスを掛けていく。

 前半27分。ペナルティーエリアでFWマルキーニョスとMF小椋が浦和の那須に襲いかかり、ボールを奪い取る。最後はこぼれ球をMF中村が左足で先制点を決めた。

 勢いは止まらない。その2分後にはFWマルキーニョスが個人技で追加点。そして、圧巻は後半3分の中村だった。

 ペナルティーエリア正面からドリブルでDFとの距離をあけ、右足を振り抜く。ゴール左隅に突き刺した。Jリーグでは14年ぶりの1試合2発で勝利を決定づけた背番号25は「たまたまだよ。良いときは何も考えてない」と笑った。

 「前から頑張れば後ろも付いてくる。こないだのミスを取り返そう」。試合前だけでなくピッチでも繰り返していた中村のげきに応えるように、名門らしい強さを発揮。本拠地では4年ぶりとなる浦和からの白星に結びつけた。

 正念場の一戦を制しながら「順位は全然気にしない。まだまだ」と中村は言う。トリコロールをまとう男たちは緩むことなく、まず一つの大きなヤマを乗り切った。

[スポニチ]
横浜が再奪首!俊輔 J14年ぶり2発で浦和に完勝

 J1第23節は各地で9試合を行い、横浜が浦和に完勝して首位に立った。MF中村俊輔(35)が前半27分に左足で今季7得点目となる先制弾を叩き込むと、後半3分に右足で追加点。Jリーグでは14年ぶりとなる1試合2ゴールでチームを3―0の勝利に導き、1節で首位の座を奪い返した。

 エース中村がJリーグでは14年ぶりとなる2得点で首位を奪い返した。まずは前半27分、相手のバックパスに3選手が鋭く反応。小椋が那須から奪ったボールを、最後は中村が左足でゴール左隅に流して先制した。さらに2―0の後半3分にゴール中央で右足を振り抜き約20メートルのミドル弾を叩き込んだ。1試合2得点は日本では99年4月10日のC大阪戦以来。だが、セルティック時代の09年2月28日のセントミレン戦でハットトリックを達成しており「14年ぶり?海外でも取ってるからね」と笑顔で振り返った。

 24日の鹿島戦で今季初の逆転負け。だが驚異の修正力で立て直した。ミーティングではVTRで敗因を徹底的に分析。練習中も中村を中心に選手同士が意見をぶつけ合い、課題として浮上したボランチとセンターバックの距離間など守備の連動性の修正を図った。選手の役割がはっきりしたことで、富沢の負傷欠場で先発した小椋は攻守に躍動。再三のスーパーセーブを見せたGK榎本も「何より鹿島でできなかったことをすぐ完璧に修正できた」と胸を張った。

 強敵・浦和相手に負ければ今季初の連敗だったが、終わってみれば力の差を見せつけての完勝。再び首位に浮上した。途中出場の熊谷、佐藤、藤田もきっちり仕事をこなし、中村も「みんな頑張っている」とチーム全体の成長を肌で感じている。04年以来のリーグ優勝について中村は「意識は全くしていない」としながらも「セルティックの優勝の時もそうだったけど、自分も周りもみんな良かった」と優勝へ向かう雰囲気を感じ取っている。中村が9年ぶりのタイトルへと勢いに乗る横浜をけん引する。

[ニッカン]
【横浜】俊輔14年ぶりの2発!/J1

 横浜はMF中村俊輔(35)が14年ぶりとなる1試合2ゴールを決め、快勝で首位に再浮上した。

 前半27分、中村はペナルティーエリア手前でこぼれ球を左足で決めて先制。2-0で迎えた後半3分には、浦和MF鈴木のマークをフェイントでかわし、珍しく右足ミドル弾でダメ押しゴール。

 試合後は「たまたまですよ。ワンフェイントでいったら、うまくいった」と淡々と振り返っていた。

[スポーツ報知]
【横浜M】俊輔J14年ぶり2発!4日で首位奪回

 ◆J1第23節 横浜M3―0浦和(28日・日産スタジアム) 29日の日本代表メンバー発表を前に、1トップを争うストライカーがアピール合戦を繰り広げた。鳥栖はFW豊田陽平(28)が後半40分の決勝弾を含む2ゴールでF東京を3―2で破った。磐田FW前田遼一(31)、柏FW工藤壮人(23)、鹿島FW大迫勇也(23)もそれぞれ2得点。横浜MはMF中村俊輔(35)の2ゴールなど浦和を3―0で下し、甲府に0―2で敗れた広島に代わり首位に立った。

 横浜Mのホーム・日産スタジアムが俊輔劇場と化した。第1幕は0―0の前半27分だ。浦和DF那須がゴール前でもたつき、MF小椋がボールカット。パスを受け取った背番号25は冷静にGKの動きを見ながらゴール左隅にボールを突き刺した。

 第2幕は2―0で迎えた後半3分。左サイドのDFドゥトラからのパスをゴール前でトラップすると、右にドリブル。「たまたま。何も考えてなかった」と、利き足の左ではなく右足を振り抜く。きれいにカーブがかかったボールは左サイドネットへと吸い込まれた。

 リーグ戦での2ゴールはハットトリックを決めたセルティック時代の09年2月28日、セントミレン戦以来。Jリーグでは1999年4月10日のC大阪戦以来、実に14年ぶりの1試合2発。試合後は「海外でハットトリックやっているし、別に」と、そっけなかったが、表情は自然と緩んだ。

 前半29分にFWマルキーニョスが浦和戦4戦連発となるゴールを決めており、試合は3―0と快勝。前節の鹿島戦で敗れて広島に奪われた首位の座を再び取り戻した。今季1度も連敗がないチームに俊輔も手応えを感じてきている。「セルティックのときもそうだけど、優勝する時って、オレも調子よくて、周りも調子がいいんだよね」。05―06年シーズンから3連覇を果たした全盛時の感覚を口にした。

 先制点をアシストした小椋は「シュンさんが(攻守の)バランスのこととか試合中に本当によくアドバイスをくれる」。主将として個人だけでなく常にチームのことを考える司令塔の活躍で4年ぶりにホームで浦和を撃破。「あとはFK決めたいね」と、貪欲な俊輔が横浜Mを04年以来、9年ぶりの優勝へと導く。

[サンスポ]
横浜M・俊輔2発!Jで14年ぶりの複数ゴール

 J1第23節(28日、横浜M3-0浦和、日産ス)浦和を下して首位に再浮上。元日本代表MF中村俊が前半27分に左足で、後半3分には右足でミドル弾を決めた。Jリーグでは1999年4月10日のC大阪戦以来となる複数ゴールにも、「うまくいきすぎただけ。こういうゲームは毎試合はできないし、優勝は意識していない」とキッパリ。31日のアウェー大宮戦に勝って首位固めといきたい。

[デイリー]
俊輔2得点で横浜Mが首位を再奪取

 横浜MがMF中村俊輔(35)のJリーグでは約14年ぶりとなる1試合2得点などで、浦和に3‐0で快勝。前節で広島に明け渡した首位の座を1試合で取り戻した。川崎は得点王争いトップのFW大久保嘉人(31)の今季18得点目などで大宮を2‐1で振り切った。C大阪は仙台と1‐1で引き分け、清水に3‐4で敗れた鹿島とともに勝ち点38で4、5位となった。柏は湘南に5‐2で大勝。大宮は8連敗。名古屋は大分、新潟は磐田、鳥栖はFC東京に競り勝った。

 利き足じゃなくても関係ない。どんな体勢でも今年の俊輔は決める。2‐0で迎えた後半3分、ゴール正面約20メートル。「前を見たら(鈴木)啓太がいるなと思ったから」と、細かい切り返しでマークを振り切ると右足で思い切りよくシュート。芝を切り裂くような弾道で浦和ゴールに突き刺し、キャプテンマークを振り回して狂気乱舞した。

 前半27分にはMF小椋が浦和DF那須からボールを奪ったこぼれ球を流し込んだ先制点と合わせて1試合2得点。J1では99年4月10日のC大阪戦以来、約14年ぶりとなる大爆発だ。「ハットトリックは海外でも決めてるし」と強がったが、気分が悪いはずがない。

 先制しながら逆転負けした前節鹿島戦の失敗を教訓にした。飛ばしすぎての「電池切れ」が敗因だったと分析。同じく先行した浦和戦では、MF小椋に「前(自分)を追いかけるように連動すれば疲れないから」と声をかけ無駄な消耗を防いだ。両かかと、足首に痛みを抱えたまま今季リーグ戦全試合に先発出場する、ベテランの冷静な試合運びが光った。

 今季8得点目でJリーグ1シーズン最多の9得点が射程に入った。後半にFKでハットトリックを狙えるチャンスでGKにキャッチされ顔をゆがめた。登録上はMFだが、「自分もFWだから」と得点への意欲は十分。ザックJ入りを狙うストライカーが競演する中、日本の元背番号10も元気だ。

[ゲキサカ]
横浜FMvs浦和 試合記録

俊輔が3年ぶり右足ゴール!!横浜FMが浦和に3発快勝で首位再浮上

 J1第23節は28日、各地で9試合を行い、日産スタジアムでは2位横浜F・マリノスが3位浦和レッズに3-0で快勝した。横浜FMは前半27分、MF中村俊輔のゴールで先制すると、同29分にFWマルキーニョスが追加点。後半2分には中村が3年ぶりとなる右足のゴールで試合を決定づけた。この日、首位・広島が敗れたため、2試合ぶりの白星を挙げた横浜FMが1節で首位に返り咲いた。

 中3日の連戦ながら横浜FMは前節・鹿島戦(1-2)、浦和は前節・清水戦(2-0)からメンバーの入れ替えはなく、同じ先発で臨んだ。

 試合開始早々、浦和をアクシデントが襲った。前半5分、DF森脇良太がMF齋藤学との競り合いからピッチに落下し、左腰付近を強打。一度はプレーに戻ったが、同9分にDF坪井慶介との交代を余儀なくされた。

 試合は中盤でのせめぎ合いが続き、両チームともになかなか決定機をつくれない。横浜FMは前半13分、左サイドからドリブルで仕掛けた齋藤がDF2人の間を突破。中央の中村につなぐと、こぼれ球をPA外からMF中町公祐が右足ミドルで狙ったが、わずかにゴール左へ外れた。

 その後もこう着状態が続いた試合は思わぬ形で動いた。前半27分、浦和は自陣で坪井がバックパス。自陣PA内でボールを受けたDF那須大亮はプレッシャーを受けながらもパスをつなごうとしたが、MF小椋祥平に奪われ、中村が冷静に左足でゴールへ流し込んだ。

 相手のミスを突いて先制した横浜FM。2分後の前半29分には中村の左クロスのセカンドボールをつなぎ、最後はマルキーニョスが鋭い切り返しで那須を振り切り、右足ミドルをゴール右隅にねじ込んだ。3分間で2ゴールを奪い、リードを広げると、その後も浦和の反撃に落ち着いて対応し、前半を2-0で折り返した。

 後半立ち上がりにも横浜FMが加点した。左サイドからDFドゥトラがドリブルで駆け上がり、中央に横パス。PA手前でボールを受けた中村はドリブルで右に流れてMF鈴木啓太をかわすと、利き足とは逆の右足を振り抜いた。ゴール左隅に突き刺す弾丸ミドル。中村にとって10年8月29日の新潟戦(3-0)以来、3年ぶりとなる右足のゴールで3-0と突き放した。

 3点ビハインドとなった浦和は後半7分、鈴木に代えてMFマルシオ・リシャルデス、同11分にMF平川忠亮に代えてMF梅崎司を投入。積極的に動いて反撃を狙うが、ゴールが遠い。横浜FMは後半19分、右サイドから仕掛けた中村のマイナスの折り返しを中町がシュート。これも決定機だったが、ゴール上に浮かし、4点目とはならなかった。

 浦和は後半27分、FW興梠慎三が強烈な右足ミドルを放つが、GK榎本哲也が好セーブ。同29分には興梠の浮き球にパスに反応したMF原口元気が右足ボレーで狙ったが、またも榎本が鋭い反応で弾き出した。横浜FMは後半36分、マルキーニョスに代えてFW藤田祥史、同44分には中村に代えてMF佐藤優平を投入。主力をベンチに下げる余裕の試合運びで浦和の反撃を封じ込めた。横浜FMは2試合ぶりの白星で首位に再浮上。浦和は連勝が2で止まり、3試合ぶりの黒星となった。

(取材・文 西山紘平)

3年ぶり右足ゴールに14年ぶり1試合2発でも…俊輔「FKを決めたい」

 俊輔の2発で横浜F・マリノスが首位に返り咲いた。前半27分、相手PA内でDF那須大亮にプレッシャーをかけたMF小椋祥平がボールをカット。こぼれ球をMF中村俊輔が左足で流し込み、先制点を奪った。2-0で折り返した後半3分にはDFドゥトラから横パスを受け、ドリブルで右に流れながらMF鈴木啓太を振り切り、右足を振り抜いた。

「前に(鈴木)啓太がいて、ワンフェイント入れたらうまくいった」。利き足とは反対の右足でゴール左隅にねじ込む弾丸ミドル。10年8月29日の新潟戦(3-0)以来、3年ぶりとなる右足のゴールで3-0と勝利を決定づけた。

 Jリーグで中村が1試合2得点を記録したのは、99年4月10日のJ1第1ステージ第6節・C大阪戦(6-0)以来、14年ぶり。とはいえ、02年6月から09年までは海外でプレーしており、セルティック時代の06年10月14日にはダンディー・U戦でハットトリックも記録している。

「海外でハットもしているし」と無関心を装う俊輔だが、「FKを決めたいね」と、この日もチャンスのあった直接FKで決め切れなかったことを悔やんだ。「マルキ(ーニョス)もそうだけど、自分もFWだから。貪欲に点に絡めるように」。これで今季通算8得点。リーグ戦でのシーズン最多得点は横浜M時代の98年とセルティック時代の06-07シーズンに記録した9ゴールで、自身初の2ケタ得点も射程圏内に捉えている。

 上位対決となった大一番で3得点の快勝を飾り、1節で首位に再浮上した。「こういうゲームは毎試合毎試合できない」。ビルドアップを重視する浦和に対し、高い位置からのプレッシャーがハマり、セカンドボールや球際の競り合いもことごとく制した。後半に運動量が落ちて逆転負けした前節・鹿島戦(1-2)の反省を生かし、連動した守備でチーム全体がうまくスタミナも温存しながら、最後まで運動量で相手を上回った。

 先制から2分後に追加点を挙げ、後半立ち上がりの3分にダメ押しゴール。「すべてがうまくいきすぎた」という言葉も本音だろう。「こういうときこそ、次に向けて引き締めるように」。次節は中2日で大宮戦。クラブワースト記録となる8連敗中の相手だが、気を緩めることなく、勝ち点3を奪いに行く。

(取材・文 西山紘平)

9戦9発のマルキーニョス、浦和戦4戦連発に「運がいい」

 “浦和キラー”の本領発揮だ。先制から2分後の前半29分、左クロスのセカンドボールをMF齋藤学がつなぎ、PA手前でFWマルキーニョスがボールを受けた。ドリブルで仕掛け、鋭い切り返しでDF那須大亮をかわすと、右足を一閃。鮮やかなミドルシュートをゴール右隅に流し込んだ。

 これで12年に横浜FM加入後、浦和戦は4戦連発。「運がいいですね」と謙遜するが、これで2戦連発の今季16得点目となり、得点ランキングでも2位タイに浮上した。最近9試合で9ゴールの“固め打ち”。得点王に輝いた08年に記録した自己最多の21ゴールも塗り替えようという勢いだ。

「難しい試合だったが、勝ちを求めて全員が集中して入った。質の高い選手が質の高いプレーを見せ、いい試合をしたことが勝利につながったと思う」。横浜FM時代の03年、鹿島時代の07、08、09年にJリーグを制しているJ屈指の助っ人ストライカーが、自身5度目のリーグ制覇と2度目の個人タイトルへゴールを量産し続ける。

(取材・文 西山紘平)

[サッカーキング]
俊輔の2得点などで浦和に快勝の横浜FM、広島かわして首位浮上

 J1第23節が28日に行われ、横浜F・マリノスと浦和レッズが対戦した。

 2位横浜FMと3位浦和の上位対決となった試合は、9分に横浜FMの齋藤学との競り合いで腰から落下した浦和の森脇良太が負傷により、早くも坪井慶介との交代を強いられる。横浜FMは27分に浦和のDFラインでのパス回しのもたつきを見逃さず、小椋祥平が中央の那須大亮にプレッシャーをかけてボールを奪い、こぼれたところを中村俊輔が流し込み、先制点を獲得する。

 2分後にはマルキーニョスが、ペナルティエリアやや外でボールをキープすると、ドリブルでシュートコースを作り、ミドルシュートを決めて追加点を得る。前半を2点のリードで折り返した横浜FMは、48分にも中村が利き足とは逆の右足でミドルシュートを決めて、この日2点目を獲得。試合はそのまま終了し、横浜FMが3-0の快勝を収めた。

 横浜FMは2戦ぶりの勝利で勝ち点を47に伸ばし、同勝ち点で並ぶ首位のサンフレッチェ広島がヴァンフォーレ甲府に敗れたため、首位に浮上した。

首位浮上の横浜FM中村俊輔「気を引き締めて次の試合に臨みたい」

 J1第23節が28日に行われ、横浜F・マリノスと浦和レッズが対戦。横浜FMが、中村俊輔の2得点とマルキーニョスの1ゴールで、3-0と快勝した。

 試合後、中村俊輔は以下のように勝利を振り返った。

「(2点目は)たまたまです。ワンフェイントを入れたらうまくいった。いい時はやっぱり周りも自分もいいプレーができる。前節の鹿島戦での負け方やミスがあって、今日のようないい試合ができた」

「先制点を取れたことが大きかったし、2点目のマルキ(マルキーニョス)の個人技でのゴールも良かった。浦和は大分戦でもそうだったけど、3点取られても4点取れるチームだから、後半も3点目を狙いにいって実際に決めることができた。今日はうまくいきすぎた部分もあるから、こういう時こそ気を引き締めて次の試合に臨みたい」

 横浜FMは勝ち点47となり、首位に浮上した。

横浜FMマルキーニョス「3点目を狙いにいく姿勢が結果に表れた」

 試合後、マルキーニョスは以下のように勝利を振り返った。

「難しい試合だったけど、自分たちは勝利を求めてしっかり集中してピッチに入り、チームとして質の高いプレー、いいゲームができた。前節敗れた反省から、1点目を取ってからも2点目を取りにいき、さらに3点目を狙いにいくという姿勢が今日の結果に表れたと思う」

「(ゴールは)はっきり覚えていないけど、味方からパスを受けてうまく振り向いていいシュートが打てた」

首位浮上の横浜FM榎本哲也「前節の修正が完璧にできた」

 試合後、横浜FMのGK榎本哲也は以下のように勝利を振り返った。

「今日は勝たなくちゃいけない試合。連敗は避けたかった。この先、負けることはあるかもしれないけど、ひきずらないでいければ。フィールドプレーヤーが頑張ってくれたおかげで勝つことができた」

「前回の鹿島戦でできなかったことの修正が完璧にできた。ボランチとセンターバックの距離感を、僕らも監督も話していたけど、そこら辺ができた。コンパクトにできたことが良かった。そこが今日のポイントだった」

浦和に快勝した横浜FMの兵藤慎剛「いい勝ち方ができた」

 試合後、横浜FMの兵藤慎剛は以下のように勝利を振り返った。

「今日は先制点。相手の時間帯になる前にうちらが前でつぶせた。結果を出しているので、そういう意味ではチームを活性できていいんじゃないかな」

「無失点で終わったし、3点目も取れたし、いい勝ち方ができた。今日は良かったけど、次の試合に向けてコンディションを上げていきたい」

浦和撃破の横浜FM中町公祐「前線からのプレスがうまくハマった」

 試合後、横浜FMの中町公祐は以下のように勝利を振り返った。

「前節の鹿島戦でマリノスらしくない負け方をしたので、ロッカールームでも『今日はゼロに抑えられて良かった』という話が出ていました。チームとして『相手の良さを出させないで、自分たちの良さを出す』ということを念頭に置いてプレーしたんですけど、そういう意味では90分間その通りにできたと思います」

「レッズの2シャドーにどう対応するかというのを考えていく中でも、前線からのプレスがうまくハマった。チームも1点、2点と点が取れて大きな問題もなく勝つことができました」

[スポルティーバ]セットプレイなしでも強い。「変身」した横浜F・マリノス

 首位・広島を追う2位と3位の直接対決となったJ1第23節、横浜F・マリノス(FM)対浦和。接戦が予想された試合は、しかし、横浜FMが3-0で圧勝した。

 それにしても現在、横浜FMが強い。試合を重ねるごとに強さを増している。

 今季の横浜FMは、開幕6連勝でスタートした。とはいえ、内容的に見れば驚きに値するものはなかった。大黒柱であるMF中村俊輔が引いてボールを受け、チャンスに直結する一発のスルーパスを狙う。そんな”中村頼み”のサッカーだったのである。

 樋口靖洋・横浜FM監督が「セットプレイで点が取れるのは武器であり、強み」と語っていたように、確かにセットプレイでは圧倒的な強さを見せていた。事実、6連勝目となる第6節の川崎戦ではCKからの2ゴールで2-1と勝利している。

 Jナンバー1のキッカーである中村に加え、DF中澤佑二、栗原勇蔵というヘディングに圧倒的な強さを見せる選手を備えていることが、横浜FMの大きな武器となっていた。

 だが、言い換えれば、それだけだった。流れのなかから安定してチャンスを作り出すことはできず、6連勝の後は4試合連続で勝利から遠ざかった(2敗2分け)。ベテランの多い横浜FMだけに、早くも息切れしてしまったかにも見えた。

 実際、新旧の日本代表クラスの選手を揃え、戦力的には充実していながら、横浜FMのシーズン開幕前の評価が芳しくなかった理由のひとつは、主力選手の高齢化。長いシーズンを乗り切るのは難しいだろうというのが、多くの見立てだったからだ。

 ところが、夏を迎え、徐々に暑さが厳しくなってくると、横浜FMは失速するどころか、むしろ勢いを増していった。

 その最大の要因が、「ボールポゼッションの強化」にある。

 開幕当初の横浜FMはボールがうまく回らないと中村がボールを受けに下がってしまい、その結果、チーム全体の重心も後ろに下がり、攻撃に厚みを作ることができずにいた。

 しかし、現在は「2ボランチと俊輔の三角形のバランスが取れている。いい関係を築けている」と樋口監督。中村が下がったときには、ボランチの中町公祐が前に出るというバランスが取れており、パスをつなぎながらボールを前に運び、相手を押し込むボールボゼッションができているのだ。MF兵藤慎剛は言う。

「立ち位置(ポジショニング)とサポートがよくなってきている。シーズンのはじめより、ビルドアップが安定してきた」

 しかも、中村が「ボールを回しながら常に(縦パスやスルーパスを)狙っている」と語るように、ボールポゼッションを意識しすぎるあまり攻撃が停滞することもなく、かといって、やたらと攻め急ぐこともない。

 遅攻と速攻。横浜FMは中村という優れたコンダクターを中心に、緩急の使い分けが抜群にうまくなっている。

 と同時に、横浜FMの勢いを補強しているのが、高い位置からの積極的なプレスである。

 ボールポゼッションで相手を押し込んだうえに、ボールを失ってもすぐに高い位置からボールを奪い返しにいく。そうすることで、相手が苦し紛れに前方へ蹴り出したとしても、DFやボランチが易々(やすやす)とセカンドボールを拾えるわけだ。

 以前、中町が「自陣で力を使って守備をするのはきつい。敵陣で自分たちから(ボールを)奪いに行くほうがいい」と話していたが、一見、飛ばし過ぎにも見えるほどの果敢な姿勢は、酷暑の夏が終わりに近づいてもなお、衰えをまったく感じさせない。

 圧勝した浦和戦の先制点も、そうした積極的な守備から生まれたものだ。浦和DFの那須大亮が自陣ゴール前でボールを持ったところを一気に襲いかかり、ボランチの小椋祥平がボールを奪い取ると、フリーの中村が楽々とゴールを陥れた。兵藤が振り返って言う。

「前からうまく(プレスを)ハメられた。それから浦和はボール回しをビビりながらやっていたように見えた」

 こうなると、横浜FMの思うつぼである。ペトロヴィッチ・浦和監督が「3バックと2ボランチのところでうまく組み立てができなかった」と語る浦和は、まったくボールを前に運べなくなり、さらに2失点。ほとんどサッカーをやらせてもらえないままに、大勢は決したのである。

 しかも横浜FMの強さの秘密は、それだけではない。マルキーニョス、中村、齋藤学といったゴール前で決定的な仕事のできる選手がいるのも、横浜FMの大きな強みだ。

 どんなにボールポゼッションに優れ、多くのチャンスを作り出そうとも、それを得点にしてくれる選手がいなければ勝利は近づかない。その点においても、今の横浜FMには穴がないのだ。ペトロヴィッチ監督の「中村俊輔のように、“何もないところから得点できてしまう選手”は我々のチームにはいない」という言葉が、横浜FM攻撃陣の価値の高さを裏づける。

 今節、広島が甲府に敗れたことで、2節ぶりに首位に返り咲いた横浜FM。それでも中村は「こういう試合はいつも続かない」と気を引き締め、「優勝は意識していない」と無欲を強調する。

 だが、試合を重ねるごとに完成度を高めていく様子を見る限り、横浜FMの強さは本物。このまま逃げ切ったとしても何ら不思議ではない。

 ボールポゼッション、ハイプレス、そして決定力。横浜FMは、優勝するに十分すぎるほどの条件を揃えている。

[ドメサカ板まとめブログ]
【J1第23節】俊輔2発!横浜FMが浦和下し首位奪回 首位広島は甲府に敗れ3戦勝利なし 他…各チームスレまとめ(その1)

今週の他会場など

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