月刊 栗原勇蔵(2013年5月号)


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2013/5/30 Googleにて検索

俺たちの勇蔵は、つぶしてナンボ

2013/05/02[Number Web]激しさ戻った横浜FM・栗原勇蔵の、“跳ね返す”力が日本を救う日。

 跳ね返してナンボ、つぶしてナンボ。

 ビルドアップよりもフィードよりも、まずもってボールをペナルティーボックスの中に入れさせない、敵を侵入させないことが自分たちの仕事のイロハのイなんだという強い気持ちが、好調を維持する横浜F・マリノスのセンターバックコンビのプレーからは伝わってくる。

 今、Jリーグでナンバーワンのコンビだと言っていい。

 南アフリカW杯で鉄壁の守備を見せた中澤佑二と、ザックジャパンの常連メンバーである栗原勇蔵。4位に食い込んだ昨季はリーグ最少の33失点だった。今季は第8節終了時点で失点は「9」とそう少なくもないが、高さと強さを誇るコンビの守備力が間違いなく今季のマリノスの強さを支えている。

 スポットライトを当てたいのが、栗原である。

 強くて、高くて、たくましい。

 高校時代にボクシングジムから誘いの声がかかるほど腕っぷしが強く、付いたニックネームは「ハマの番長」。強靭な身体能力を活かして力で相手をねじ伏せてきたが、近年はどちらかと言うと激しい当たりが減って落ち着いたプレーが目立つようになっていた。これにはアルベルト・ザッケローニも「激しさとか若さのあるプレーが少なくなってきた」と直々に苦言を呈したほど。

 だが、今季は番長らしさ、いや、力強さが戻ってきている。

■“ガツガツ行きながらも冷静な部分を失わない”。

 見応えたっぷりだったのが、第2節清水エスパルス戦におけるバレーとの“タイマン勝負”。クロスボールが入ってくればヘディングで跳ね返し、グラウンダーのパスが来れば競り勝って相手のボールにさせない。中澤と協力しながら空中戦、地上戦ともに制した結果、エスパルスの攻撃に手詰まり感を与えたのだ。その流れに乗じてチームはゴールを積み重ねて5-0と勝利している。

 小学3年生から一緒にプレーしてきた同級生のGK榎本哲也もこう舌を巻いた。

「体の大きい外国人相手だろうが勇蔵は平気で止める。バレーに対して仕事をさせなかったのがあの試合は大きかった。ガツガツ行きながらも冷静な部分をアイツは失わないし、さすがだなって思いますよ」

 放り込まれるボールを跳ね返すばかりでなく、激しく相手と競り合ってボールを奪うシーンは明らかに増えた。FC東京戦では調子の良い元同僚の渡邉千真と激しいファイトを繰り広げてもいる。

 そんな印象を当の栗原にぶつけてみると、「激しくいこうとか、別にそこまで意識はしてないんだけど」と苦笑いを浮かつつも、こう語った。

「今年はたとえば、体をぶつけて相手を倒したとしても、厳しくファウルを取られないということも関係しているのかもしれない。これまでは代表の国際試合だとJ(でファウルを取られるの)と同じぐらいの当たりでもノーファウルだったりするから、そのギャップのところでちょっと難しいところはあった。だけどようやくそのギャップが埋まってきたというか、自分としてはやりやすくなってきた」

■Jの笛の世界基準への移行が栗原にとってプラスに。

 栗原に激しさが戻ってきた印象は、Jリーグの笛の世界基準への移行と無関係ではないようだ。

 Jリーグでは、コンタクトプレーで相手が倒れようとも正当なチャージはしっかりと認められなければならないという「ノーマル・フットボールコンタクト」の浸透を図っており、どちらかが倒れただけでレフェリーがすぐに笛を吹くというシーンは明らかに減った。

 栗原としては自分の特長を発揮しやすい、ファイトしやすい環境になったと言える。

 しかしながらそればかりが理由ではない。

 ハイパフォーマンスの裏には、やはり自分の武器とセンターバックとしての“本分”をあらためて見つめ直したことが大きい。

 跳ね返す、つぶし切る――。

 栗原はそこにセンターバックとしてのプライドをのぞかせる。

「跳ね返すことは、ボンバー(中澤佑二)とか俺とか自分たちの一番の売りにしているところ。ここで負けたらうちらじゃないから、そこはこだわってやってる。センターバックにもオフェンスの能力が求められる時代だけど、やっぱ自分にとってそれはプラスアルファの部分というか、プラスアルファもできなきゃいけないけど、ベースに置くところはきっちりとやんなきゃいけないっていうのが俺のなかにはあるから。

 ただ単に跳ね返すといってもクロスだけじゃなくて、相手のゴールキックとかそういったものをゴールから遠ざけることによって、未然に防げるものも多い。そこを跳ね返す、跳ね返せないでは全然違うと思うんで。そこはうちらの強みだし、こだわりは捨てちゃいけないと思う」

■「サッカー人生のなかで、一番重要な試合」と語る昨年の豪州戦。

 ブラジルW杯本大会出場に王手をかけるザックジャパンは6月4日、埼玉スタジアムにライバルのオーストラリアを迎える。

 日本がホーム戦でW杯出場を決めたケースはいまだない。引き分け以上、他カードの結果次第でも決まる有利な状況は変わらないとはいえ、後がなく、必死でやってくるオーストラリアをホームで倒すことに意義がある。ただ彼らは間違いなく、これまでどおり日本の弱点である「高さ」を突いてくるはずである。

 昨年6月、アウェーのオーストラリア戦で“主役”となったのが、この栗原だった。

 序盤こそ日本キラーのケーヒルに手を焼いたが、ゴールに入りそうになったボールをかき出したり、後半20分にはショートコーナーからのクロスを押し込んで先制点も挙げた。終了間際には2枚目のイエローで退場となったものの、オーストラリアとの力勝負で己の存在感を示した一戦となった。

 栗原自身も「自分のサッカー人生のなかで、間違いなく一番重要な試合になった」と言い切る。

「点も取ったし、退場もした。もちろん自分のパフォーマンス自体に納得していない部分もあるけど、結果的にはやれたという思いが強いし、あの試合で自信もついた。背が高くて体が強いのは別にオーストラリアだけじゃないけど、ああいった相手と対戦する時にもし出番が回ってくるなら結果を残せないといけない。俺みたいなタイプがどれぐらいやり合えるか、どれぐらい戦えるかが、試合のカギを握ってくると思うんで。“仕事人”じゃないけど、出たらピンポイントでそういった仕事をしたい」

■オーストラリアとの“タイマン勝負”まであと1カ月。

 まずはJリーグの戦いだけに集中する。

 マリノスは4月27日のヴァンフォーレ甲府戦で終了間際に追いつかれて2位に後退したものの、2004年のリーグ優勝以来となるタイトル獲得に向けて栗原のモチベーションは高い。

「正直、俺はそこまで力になってないと思うよ。それはチームの力。守備の面も、ボランチがバイタルエリアのいいところにいてくれるから守りやすかったりする。でもチームの調子がいいから、俺もモチベーションを凄く高くしてやれているし、体もいい感じで動く。首位を走ってきて、それを続けたいっていう目標があるのも大きいよね。目の前に、何かがある、ないでは違うから。俺ももっと、チームに貢献していかないといけない」

 ハマの番長、ここにあり。

 オーストラリアとの“タイマン勝負”まであと1カ月。高さと強さに磨きをかける栗原が腕を撫して、来たる日に備える。

俺たちの勇蔵は、引き分けでは満足しない

2013/05/03[J’s GOAL]【J1:第9節 横浜FM vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント

●栗原勇蔵選手(横浜FM):
「先週の甲府戦とは真逆というか、ギリギリで追いついて勝点1を拾った。引き分けという結果には全然、満足していない。2試合で2分けで勝点2しか取れていないから。(勝てない原因は?)攻撃で相手を押し込めていない。チャンスが少ないというのがある。いい時はチャンスをきっちり決めきれていた。今日はシュートがポストに当たったり、マチ(中町)の惜しいシュートがあった。それらが入っていれば、勝てたかもしれない。それだけではないが、そこが勝っていた時との差かなとは思う」

俺たちの勇蔵は熱く、そして観る者も熱く(でも反省します)

2013/05/08[BLOGOLA][横浜FM]1試合出場停止処分の栗原、反省と決意表明

 3日の鹿島戦で行った栗原勇蔵のプレーが後日の映像判定で『乱暴な行為』と判断され、Jリーグから1試合の出場停止が科せられた。対象となったのは鹿島戦での59分、栗原が小笠原満男に対して右ひじを振ったシーンである。

 栗原は「自分がやったことには変わりない」と、その行為を認めている。ここまでリーグ戦にフルタイム出場し、警告もなかっただけに残念な出来事だが、「報復行為はやってはいけないこと」と反省している。ただ、「選手は戦っているわけだから熱くなることはある。これからも見ている人が熱くなるプレーを続けたい」とも話した。

 鹿島戦の次の試合(柏戦)はすでに6日に消化しており、栗原の出場停止は10日に行われる11節の名古屋戦が対象となる。

2013/05/07[Jリーグ]2013Jリーグ J1リーグ戦 第9節 の行為に伴う栗原 勇蔵選手(横浜FM)の出場停止処分について

規律委員会において2013Jリーグディビジョン1 第9節の試合で起きた行為に対し、栗原 勇蔵選手(横浜F・マリノス)の処分を下記のとおり決定いたしました。

【処分内容】1試合の出場停止

【出場停止試合】2013Jリーグディビジョン1
2013年5月11日(土) 開催 第11節 名古屋グランパス vs 横浜F・マリノス

【処分理由】Jリーグ規律委員会は、2013年5月3日(金・祝)2013Jリーグディビジョン1 第9節(横浜F・マリノス vs 鹿島アントラーズ)の試合において栗原 勇蔵選手が鹿島アントラーズの選手に対して悪質な行為に及んだとの報告を基に、同行為について映像を用いて確認・検証した。  
本件について(公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手はボールと関係のないところで相手選手を背後から押し、それに対して振り返った選手に対して腕で打つ行為を行っていることから、「試合中に審判員が確認できなかった極めて悪質な行為」に該当すると判断、「乱暴な行為」に相当すると判定し、1試合の出場停止処分とする。

俺たちの勇蔵は、無失点でスッキリ!

2013/05/16[サッカーキング]横浜FMの栗原勇蔵「久々の無失点ですっきりできた」

 ヤマザキナビスコカップのグループリーグ第6節が、15日に各地で行われた。

 Aグループでは、横浜F・マリノスとジュビロ磐田が対戦。ホームの横浜FMが、マルキーニョスと齋藤学、中村俊輔のゴールで3-0と快勝し、勝ち点12でグループ首位に立った。
 試合後、横浜FMの栗原勇蔵は、以下のように快勝を振り返った。

「意外に風が強くて、前半の立ち上がりとかきつかったけど、失点しないでうちのペースになって2点を決めてくれた。今年は無失点に抑える試合がちょっと少ないので、DFとしてはすっきりしなかったけど、今日はナビスコでも久々にゼロで抑えてすっきりできた」

「勝ったほうが決勝トーナメントに近づく試合で、最初は0-0で進んでいたけど、結果的に3-0で勝って良かった。ただ、他の会場の結果でまだ次に進めるか決まっていないので、次で勝って決勝トーナメントに進みたい。中断までのあと何試合か、前半戦をいい形で締めくくれるように全勝していきたい」

俺たちの勇蔵は勝点にこだわる

2013/05/18[ゲキサカ]「マリノスのサッカーではなかった」横浜FM、公式戦7試合ぶり無得点

「やりづらかった」とは、横浜F・マリノスのDF栗原勇蔵の言葉だ。「終止(ボールが)落ち着かないゲームという印象。(仙台が)最初からロングボールをガンガン蹴ってきて、つき合ってしまった」。まさに、ベガルタ仙台の術中に、ハマってしまった格好だ。
(中略)
「失点が多いと言われていますけど、うちは元々失点が少ないから言われるだけで、特に気にしていません。無失点におさえることより勝つことが一番」。栗原は失点をしなかったことより、勝ち点2を失ったことを悔やんだ。

俺たちの勇蔵say「当ててからが大事じゃね?」

2013/05/22[J’s GOAL]【ヤマザキナビスコカップ 清水 vs 横浜FM】試合終了後の各選手コメント(13.05.22)

●栗原勇蔵選手(横浜FM):
Q:今日はメンバー的にもガチで勝ちにいった試合でしたね。
「そうですね。4勝しているけどまだ決まっていなかったので、引き分け以上が必要だし、自力で決めたかったので、メンバーもそのままで。そんな中、終始うちのペースでやれて結果を出せたことは、(次の鳥栖戦まで)中2日だけど精神的な疲労というのは少なくなると思うので良かったです。次が終われば一度中断になるので、そこまで何とか頑張ってやっていきたいと思います」

Q:今日はバレーに仕事をさせなかったですが、どのあたりを注意してましたか?
「経験もあるし、やっぱり個人で持たせたら一番恐い相手だったので、なるべく前を向かせないとか、良い形でボールが入らないように早めにつぶしに行ったりしてました。90分を通してバレーに良いボールが入ることが少なかったので、恐さが半減できて、そこに関しては前の選手の追いかけ方とかプレッシングがすごく効いていたので、後ろとしては助かりました」

Q:終盤は清水がハイボールで攻めてきて、そのほうがやりやすかったですか?
「エスパルスは大きい選手を3人並べて、そこに当ててきましたが、その後の狙いがあまり明確じゃなかったと感じました。だから、うちもセカンドボールを拾えたと思うし、そこに関しては逆に(そう来てくれて)良かったと思います」

俺たちの勇蔵が再びワールドカップ予選の代表に選出

2013/05/23[横浜F・マリノス]栗原勇蔵選手 日本代表メンバー選出のお知らせ

横浜F・マリノス所属の栗原勇蔵選手が、「キリンチャレンジカップ2013 (5月30日(木) vsブルガリア代表)」並びに「2014 FIFAワールドカップブラジル アジア最終予選 (6月4日(火) vsオーストラリア代表)」の日本代表メンバーに選出されましたので、コメントと併せてお知らせいたします。

■栗原勇蔵選手コメント

「ワールドカップ出場決定が懸った大事な試合に向けた日本代表メンバーに選出して頂き大変光栄です。
今回、ホームゲームで沢山のファン・サポーターの方々と一緒にワールドカップ出場決定を喜べるよう、自分の力を最大限発揮し、チームの勝利に貢献できるよう頑張ります。」

俺たちの勇蔵は、選ばれてからが勝負!

2013/05/24[カナロコ]サッカーW杯最終予選メンバー選出:栗原 定位置奪取へ「勝負」

 「選ばれたら、そこからが勝負」。ナビスコ杯で8強入りを決めた23日の清水戦後。代表の話題を振られた横浜MのDF栗原は、短い言葉に覚悟をにじませた。

 今やザックジャパンの常連となった29歳。吉田、今野という不動のセンターバックから、どうポジションを奪い取るのか。指をくわえて待っているつもりはない。

 引き分け以上で5大会連続のW杯出場が決まる6月4日の豪州戦。史上初めてホームで歓喜が訪れる可能性は高い。栗原は「まずはしっかりワールドカップを決めたい」と言葉に力を込める。

 この最終予選は全6試合のうち5試合でベンチ入り。昨年6月8日のヨルダン戦では代表初得点を記録した。

 同12日の豪州戦でもゴールを奪い、チームに貢献した自負はある。「代表のやり方にも慣れてきて、少しかもしれないけど力になれたと思う」

 最終予選の2試合を終えると、今度は各大陸王者などと争うコンフェデレーションズカップが待っている。

 「休みがない」。そう冗談めかすが、世界トップクラスとのゲームに燃えないわけがない。「どこまでやれるか試してみたい」。日本屈指の強じんなフィジカルを持つ、横浜生まれのセンターバックはきっと、世界と戦う上で必要になる。

俺たちの勇蔵は、「個」では負けないよ!

2013/05/25[スポーツ報知]【横浜M】栗原が仮想豪州を完封

◆J1第13節 鳥栖0―2横浜M(25日・ベストアメニティスタジアム) 横浜Mは、日本代表DF栗原が仮想オーストラリアといえる鳥栖FW豊田を完封。DF中沢が左太ももを痛め途中退場する中、得点を許さず「個で負けるつもりはなかった」と胸を張った。昨年6月2日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦では2戦連続弾を決めたうえ、2度の警告で退場と独り舞台。「W杯出場を決めるために貢献したい」と意気込んだ。

俺たちの勇蔵が、A代表フル出場

2013/05/30[ドメサカ板まとめブログ]栗 原 勇 蔵 ス タ メ ン 出 場

2013/05/31[スポーツナビ]栗原勇蔵「センターバック1人みたいな感覚」=サッカー日本代表

 サッカー日本代表は30日、国際親善試合のブルガリア戦(豊田スタジアム)に臨み、0-2で敗れた。日本は前半4分にマノレフの直接FKで先制を許し、後半25分にもFKから長谷部誠がオウンゴールを献上した。

 以下は、試合後の栗原勇蔵(横浜F・マリノス)のコメント。

「3-4-3で慣れてない分、横ずれもあったし、体力使って後半少しバテていました。ブルガリアも強かったが、こういう相手に結果を出さないとダメだと思う。

(次への修正点は?)日にちもないし、あとはメンタルというか、強い気持ち。今やれるところはそこだと思うんで、徐々に上げて行ければいいかなって思ってます。
 
(後ろが余り気味で前の人数が足りない時間が長かったが?)それじゃ意味がない。自分が入ってたポジションだけがセンターバック(CB)で、今ちゃん(今野泰幸)と(吉田)麻也のところはサイドバック(SB)と考えると監督も言ってたから、実質CB1人みたいな感覚でやらないといけない。SBと言われてるところがもっと前に絡んでいかないと攻撃的な3バックは機能しない。

(オーストラリア戦を前に2つのシステムをやったことが混乱にならないか?)自分たちがうまくいかなかったとかじゃなくて、オーストラリアも絶対に日本のことはスカウティングしてると思う。なので、ここで試すことで多少はまぎらわすというか、監督は一言も言ってないけど、そういうのもあると思う。引き分け以上でワールドカップが決まるから、何としてもホームで決めて、それでイラク戦でまたチャレンジできればレベルも上がっていくと思う」

2013/05/31[Goal.com]栗原:「こういう相手に結果を出さないと」

3バックは思い通りに機能せず
30日に豊田で行われた国際親善試合ブルガリア戦は、0−2で日本の敗戦となった。この試合3バックで前半を戦った日本代表だったが、確かな手応えを得るまでには至らなかったようだ。フル出場を果たしたDF栗原勇蔵が、試合後に語った。

—今日はフル出場? 

「前半やった3−4−3で慣れてない分、横ずれもあったし、結構体力を使って後半はちょっとバテちゃって、最後の方もきつかった。ブルガリアも強かったけど、こういう相手に結果を出さないとダメだし、次オーストラリア控えてるんで切り替えて、次は結果を出せればいいと思います」

—次への修正点? 

「いつものやり方の時は今まで通りやればいいと思うし、ホントに日にちもないし、あとはメンタルっていうか、強い気持ち。今やれるところはそこだと思うんで、そこはあと何日かありますけど、徐々に上げていければいいかなって思ってます」

—今後3バックを使う時の状況は? 

「あの3バックは守備的じゃなくて攻撃的な3バックだから。後ろが重くなるんじゃなくて、5バックになりがちなんだけど、そういう3バックじゃないから。やっぱりリードされてる時とか追いつきたい時とか、点がほしい時に使うって話はしてました」

—どうしても後ろが余り気味で前の方が人数が足りない時間が長かったが? 

「ホントにそれじゃ意味ないっていうか、自分が入ってたポジションだけがセンターバックで、今ちゃん(今野)と(吉田)麻也のところはサイドバックと考えると監督も言ってたから、実質センターバック1人みたいな感覚でやらないといけない。サイドバックと言われてるところがもっと前に絡んでいかないと攻撃的な3バックは機能しないと思うから、そこをもっとこれからどんどんやって、実戦で使えるようになっていければと感じました」

—右の方に大きなスペースがあって内田も吉田も前に行けず、左は多少行けたが、そのバランスは? 

「相手の左の方が起点になる人がいたりしたから、うまいことやられたってのもあるし、そこは相手に関係なく自分たちの形に持っていかないとダメだと思うし、ちょっと今日はやってる中ではきつくて、そこまで感じることはできなかったけど」

—4バックに戻してからは普通にやれた? 

「うん、やっぱりいつやってるからスムーズだし、距離感もパッと顔を上げた時にどこにいるとかっていうのが感覚的に分かってるから、それだけでも全然違うし、そういうふうになっていくにはやっていかないとダメだと思うし、今日よくなかったかもしれないけど継続して。最初の方はうまくいかないし、そんなにすぐうまくいくもんじゃないと思うから。でもなかなか継続的にやれることがなかったからホントに挑戦だと思うし、これからオプションもどんどん増えた方がいいに決まってるから。監督が決めることだけど、自分たちはそれをやれるようどんどん吸収してこれから使い分けられればいいかなと」

—オーストラリア戦という重要な試合の前に2つのシステムをやったことが混乱にならないか? 

「自分たちがうまくいかなかったとかじゃなくて、オーストラリアも絶対にスカウティングしてると思うし、そこで多少はまぎらわすというか、そういうのも絶対あると思う。監督はひと言もそんなこと言ってないけど、そういうのもあると思うし、そこはまったく別で、ホントにオーストラリアの場合は相手もすごい強い気持ちで来ると思うし、ウチも引き分け以上でワールドカップが決まるから、そこは気持ちの勝負になると思うから、何としてもホームで決めて、それでまたイラク(戦)とかでチャレンジできればレベルも上がっていくと思うから」

 
 

今月の俺たちの勇蔵の思い出のアルバムは、ピンタレストにて

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